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人外ヒーローって憧れるし、一度くらいチヤホヤされたい。でもやっぱり一人の一途な男がいいと思った私にこんなことが⁉︎※(過去限定)

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* 人外巨根ヒーローです。少々登場人物に神話のパロディが入っています(諸説あり)あほエロです、♡も飛ぶのでご注意下さい。人によっては複数プレイに感じるかもしれませんが1人です。ファンタジー風味。エロ薄めですが苦手要素ある方はバックしてください。
* 新春あほエロその2、正月限定公開していたものをGWということで公開のままにすることにしました。







******


「ごめん……俺、そういうシュミ理解できない」

 そう言ってフラれたのは三日前。
 二十歳になったばかりだった。
 元カレはミリタリーオタクだったし、週末は森に入って戦ってたくせに。

 男同士なんて生理的に受けつけないって、私がBL好きなのが許せないなんて意味がわかんない。
 つき合って一年経ったし、そろそろ腐女子だって打ち明けてもいいと思ったんだ。

 女子になんか夢見てたの?
 そういえば白いワンピとか、清楚系の服でデートするとめっちゃ喜んでくれたし、男兄弟で育って、お母さんはいつもお化粧していておならもしたことないらしい。

 だけどさ。
 触手好きじゃないのー?
 そういうアニメ観てるの知ってるんだからー。
 BLはファンタジーなんだから、人外ヒーローいいじゃない!
 二次元なんだからさぁ、勝手に理想を押しつけないで!

 フラれたショックから、怒りに変わった今は、二個目のアイスを完食した。

「あまーい、おいしー。……はぁ。趣味も丸ごと受け入れてくれる一途な人とつき合いたいな」

 元カレが悔しがるくらいモテモテになって見返したいけど、ならないってわかってるし。
 そりゃあ、人生一度くらいは男達に奪い合いとかされてみたいけど!

「うんうん♡ そういうのいいわよねぇ♡」

 突然部屋に美人のお姉さんが現れた。

「不法侵入……どちら様ですか?」
「いやあねぇ♡ 私はいわゆる縁結びの女神なの♡ あなたにぴったりの相手がいるのよ。一途で、やきもち焼きで、余所見させてくれない男よ」

 縁結びの女神……?
 言われてみれば後光が差してる!
 本物なんだ‼︎

「ふふ♡ 元カレなんてちっちゃい男、早く忘れてあなたを幸せにしてくれる男にしなさいよ♡ これから一生ハッピッピよ~♡」

「……私、一途だからってヤンデレは無理ですよ。余所見させないって、ちょっと怖いじゃないですか」

「安心して、ちゃんとあなたを尊重してくれるわよ♡ ヤンデレスイッチもないし、あなたを愛して甘やかしてくれるから♡ ね? 行こう?」

 別の世界らしいけど、パラレルの世界の私と交代だって。
 
「女王様気質だから、あなたの代わりに元カレをぎゃふんと言わせてくれるから! 両親ともうまくやるわよ♡」
 
「縁結びの女神様。信じていいんですね?」
「もっちろん♡ あなたの幸せを約束するわ♡ あっちの世界にもBLはあるし、あなたの相手はそんな小さなことも丸ごと受け入れてくれるから♡」

 こうして私は、運命の相手の元へ――。
 







「ようこそ。俺はヒュー」

 キッラキッラしたイケメンで、緑の瞳だ。

「君を歓迎するよ。俺はドー」

 こちらもイケメン、瞳の色が青い。

「待っていたよ。俺はラー」

 こちらもイケメンで、瞳は青緑?
 いや、みんな顔は一緒なんだ。
 だけど――。

「……はじめまして。あの、平良へらです。BLが好きです」

 どうしていいかわからなくてとりあえず自己紹介。名前はあまり好きじゃないから言わなくていいかな。

「ヘラ……マコトの名か?」

 真ん中のイケメンさんが目をしばたく。
 
「はい、まぁ」

 苗字ですけど。

「ヘラか……なるほど」
「親近感が湧くわけだ」
「ヘラ……愛さずにはいられないな」

 よくわからないけど、身近にいる名前なのかも。BLは気にならないのかな。

「BL? ささいなことだ、好きなものがあるのはいいことだ。さて、俺の妻になるよな」
「何を言ってる! 俺の妻だ!」
「いや、俺を選ぶだろう? 俺を選べ」

 みんな俺様かな?
 ちょっと取り合いされてるみたいな気にはなる。

 人外ヒーローに憧れたけどさ、目の前の彼らはかなり特殊だと思うんだ。
 ゴリゴリのマッチョなイケメンだけどさ。

「ヘラ、誰がいい? 俺達の中から選んでほしい」
「あの……」

 これって、モテ期?
 嬉しいけど困惑する。

「俺にしておけ。苦労させないから」
「いや、俺だ。俺が一番幸せにできる」
「ヘラ、いつまでも一緒にいるよ。だから俺しか選択肢はない」

 瞳の色は違うけど、同じ顔の俺様イケメン達。

「誰か一人選んだら、気まずくないの……?」

 それが気になる。
 どうやら私が誰も選ばないとは思っていないらしい。

「俺が選ばれるとわかっているから、気まずくなどならん!」

 三人が同時に言った。
 でもさ。
 マッチョな体に三つの頭がのっていて、一人選べって無理じゃない?

 本来なら生理的に受け付けなくてもおかしくないのに、イケメンが三倍と思えば、目の前の彼らを嫌いになれない。
 むしろ三倍ちやほやしてくれるから、すごく心地いいんだけど!

「私には選べないわ……」

 やだ。ちょっとモテ女みたいなこと言っちゃった。こんな日が来るなんてね!

「それなら、選ばなくていい。俺達がヘラを愛する!」

 寝室に運ばれながら、ヒューが私の唇にキスをして。ドーが耳に、ラーが胸にキスをする。
 なんだか複数プレイみたいな背徳感!
 しかも、可愛いだの、好きだの、愛の言葉も三倍ささやいてくれる!

「ヘラ……経験ある?」
「えっと、その……ごめんなさい。はい、初めてじゃないの」

 そう答えると、みんなが嬉しそうな顔をした。不思議。

「よかった。俺達のアレは少し大きいんだ。だから……ヘラ、力を抜いていて」

 なるほど。
 人外だしね。ちょっと期待しちゃう。

「さわって」

 全裸になった彼の股間には、あり得ないほどの大きな物体が‼︎
 大根より大きいかもしれない!

「ごめん……無理だと思う」
「女神様がヘラを運命の女性だと言ったんだ。大丈夫だ。これは、三人分で一本だからその分育ってしまったらしい」

 一人十二センチで三人分の合計、三十六センチだって⁉︎
 たくましすぎて、まじまじと見てしまう。
 これは芸術作品かな?
 オブジェにしたらいいんじゃないのー?

「一人分は大したことのない大きさだし、太さも大したことはない」

 三頭が私の全身を愛撫する。
 ドーが唇にキスしてるのに、ヒューとラーに両胸を舐められたり、脚の間にキスされたり、両手もいたずらに触れてくるからぐずぐずに溶かされた。

 全部は無理だろうけど、トライしてみてもいいかも。
 女は度胸、って昔ばあちゃんが言ってた!

「ヒュー、ドー、ラー……お願い♡」

 脚の間に巨根が押し当てられる。
 つるんとすべって、それからめりめりっと挿入された。

「ああん♡ おっきすぎ~♡ まって♡ ゆっくり、ゆっくりして♡」

 ふー、はー、言いながら受け入れたけど、半分も入らない。
 口からなんかでそうだし、でも、でも。
 ぶっ刺さってる視覚がやばい!
 こんなエロ知らないっ。
 
「全部、は無理だと思う……あ♡」

 私の言葉に三人がざわつく。
 なんかめっちゃ感動してるみたい。

「ヘラは俺達の女神だ……!」
「気持ちいい。俺が一番ヘラを好きだ」
「いや、俺の愛が一番深い。だから、俺が一番ヘラを気持ちよくさせられる!」
「……下手くそッ! そうじゃない、こうだ!」
「いやいや、違う」

 口喧嘩しながらそれぞれのやり方で揺らされて、声が抑えられない。

「ああん♡ それ♡ すき♡ それもっ♡ すきっ♡ すき♡ いいっ♡」

 ヒューは荒々しくて、ドーはねっとり、ラーはリズムにノって♪

「あ♡ いいっ♡ すごっ♡♡ これ♡ いい♡ すきっ♡♡♡」

 こんな感覚知らないっ。
 人外サイコー!
 三倍楽しめる!

「くっ……、もたないっ、子種を受け取れ!」
「ああぁんんっっ……♡♡♡」

 びゅう、びゅるびゅるびゅるうぅ~。

「あっつ♡ まだっ♡ でてる♡♡」
「三人分だからなっ!」
「しゅごーい♡♡♡」

 私、この世界で楽しく生きていけそう!
 いつか、ぜーんぶ受け入れてみたいな♡








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 お読みいただきありがとうございます。ファンタジーです。36センチ……ファンタジーです。
 
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