異世界でパクリと食べられちゃう小話集

能登原あめ

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ヒロインのライバルに逆ハーはいらない①[改稿版]小学生向け乙女ゲーの最後の告白シーンから始まる物語

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* 単独であげていたものの改稿版です。逆ハーにはなりません。深夜三時に少女漫画の世界風のものが書きたくなりました。話の筋は大きくは変わっていません。全二話です。
少し天然&うかつな女主人公です。







******


「ルィボン様、お慕いしております! どうか、私のレディになってください」

 騎士に跪かれ、その手を取ったルィボンは小さな顔を真っ赤に染めて頷いた。

「私もお慕いしております……ジャン様」


 やりきった!
 ヒロインへの告白イベントが成功するのを目の当たりにして、私は感動していた。

 王宮のホールで行われているダンスパーティー。
 十八歳になった私たちの成人を祝う最高で最大のイベント。

 可愛くてけなげでパラメータもマックスのはずのヒロインに攻略対象が一人しか告白しにこないのが惜しいけど、ライバルとしてお互いを磨き合い、この日を迎えた。

 もう何も悔いはない。
 さあ、帰って自分の人生始めようとホールに背を向けたところで呼び止められた。

「メイジー様、お待ち下さい。……私と一緒に国へ来てください。私のレディとなってほしいです」

 何のバグかと振り返れば、異国から留学中のジンが立っている。
 ホールがざわついた。
 私が口を開く前に、第三王子のサンディール、王立図書館の次期館長といわれるエイスも目の前に現れた。

「メイジー、どうか私のレディになって。メイジーならすぐに王族の一員として迎えられる」
「メイジー様、どうか私のレディになって下さい」

 ん?
 ヒロインどこいった?

 ルィボンはジャンと手を繋いで、キッラキッラした目で私を見ていた。

 はじめから誰かを選ぶつもりはない。
 みんな子どもだよ?
 同じく十八だけど。


 前世の最期の記憶はないけど、この世界が小学生の妹がお気に入りの、全年齢対象の乙女ゲームと気づいてからヒロインのルィボンを全力で応援してきた。

 伯爵令嬢がレディを目指して、最終的に告白されて結婚するストーリー。
 ダンス、ピアノ、歌に会話術、礼儀作法、知識におしゃれを学んで攻略対象に添ったパラメータをあげる。

 ハッピーエンドは恋人になり、シルエットでキスした後、説明文で結婚して幸せになりました♡と書かれていた。
 誰と結ばれても……それ。

 ノーマルエンドは家庭教師に王宮勤め、ダンサーにピアニスト、あとは修道女。
 職業豊富でむしろノーマルのほうが生き生きしていた。

 バッドエンドは領地で隠居だったかな。

 ライバルはおめでとう、これからもよろしくね、あなたにお似合いよ、のどれかを言うだけだし、働いていた私にはくっっそおもしろくなかったけど、綺麗な絵と夢みる女の子が言われて嬉しい言葉がいっぱい、のゲームだったと思う。
 
 攻略対象は四人。
 メインのジャンは平民から努力と根性で騎士になった熱血系。
 友人のために全力を尽くす姿がかっこいい、らしい。

 ジンは異国の留学生で、金持ち貴族。  
 ラッキースケベイベントが多くて、その反応から私はむっつりスケベと思っている。

 サンディールは王位継承に関わらない王子で、にこやかだけど裏があるのが怖い。
 妹は自分だけにみせてくれる素顔がいいと言ってたけど。

 エイスは図書館に住んでるのかというくらい知的好奇心が高くて、サブカル系っていうのかな。
 時々何言ってるか分からなくて理解できなかったのは私が体育会系だったからかも。

 そんなわけでライバルとして生まれた私は、いじめたこともないし、今では親友と呼べるくらいの友情を築いている。

 ルィボンが確実にジャンを落とせるよう私もパラ上げしすぎた?
 ルィボンが初めからジャン推しだったから他の攻略対象にバグでも起こった?
 彼らと一つもイベントこなしてないよ?

 とにかく誰かの手を取ることはできない。
 こんな、ホールの目立つ場所で、乗り切るにはこれしかない。
 ちらりと後ろを見る。

「……わたくし……めまいが……」

 ふらふらしてみせてから迷いなく後ろに倒れる。
 
「メイジー!」
「メイジー様!」

 ざわめきが大きくなる。
 床に着く前に私の従者が抱きとめた。
 そのまま意識を失ったフリを続ける。

「大変申し訳ございません。お嬢様は主治医にしか掛かりませんので、失礼させていただきます」

 誰にも口を出される前にその場をさっと連れ出された。








 さてどうしよう。
 明日にはこの出来事が噂になるだろうな。
 馬車が動き出したところで、パチリと目を開けるとゆっくり身体を起こして口を開いた。
 向かいに静かに座る従者に話しかける。

「ゼノ、観てた? なんなのあれ? 私あの三人から選ぶなんて無理」

 ゼノは私が小さい頃からそばにいて、今でこそ従者をしているが、本当は遠縁の貧乏な子爵家の三男で行儀見習いという名目でやってきた。
 ホールに入ることができたのも、身分があったからだけど、不測の事態に備えてもらって本当に良かったと思う。

「では、どうするおつもりですか?」
「わからない。領地に戻って、うやむやにしようかな……」
「伯爵様がお許しにならないでしょうね、きっとサンディール様あたりと」
「うーん、裏の顔が怖くて無理だわ」

「ではエイス様は?」
「わかり合えないと思う。言ってることがまっったく、わからない」

「ジン様は?」
「いやーっ、一番嫌! あんなムッツリ……」
「ムッツリ……? 何かされたことが?」

 じろりとみつめてくる。
 本来なら不躾と叱るところだろうけど、従者とはいえ子爵令息だし、その前に私は伯爵令嬢であることより前世の価値観が勝っているのかもしれない。

 私は細かいことは気にしない。
 だってもうずっと一緒にいるから。

「では……誰かお慕いしている方はいらっしゃいますか?」
「いないなぁ」
「そう、ですか……。ではおやすみの時に目立たぬよう、一つ案をお持ちしますのでお訪ねしてもよろしいですか?」
「わかったわ、一刻を争うものね。ゼノ、よろしくね」

 





 私が眠る頃、ゼノは静かにやって来た。

「誰にも見られなかった?」
「はい。……伯爵令嬢に未練はありますか?」

 神妙な顔をしたゼノが言った。

「全くないよ」
「……ご家族と会えなくなってもよろしいですか?」
「あの三人と結婚するよりマシじゃない?」

 両親との縁は薄い。
 たまに食事をするだけで、両親ともに他に恋人がいる。
 政略結婚した貴族の典型だ。
 私が幼い頃懐いていた屋敷の者たちは結婚や歳を取って退職し、今ではゼノが一番近しいと思う。

「わかりました。では逃げましょう」
「あてがあるの?」
「お任せください」

 両親に、療養に出るから探さないで、迷惑かけてごめんなさいと置き手紙を残し、その夜私はあっさり家を出た。








 途中で馬を替えながらゼノが一晩中馬車を走らせる。
 次の日は御者を雇って、二人でかわりばんこに睡眠をとっているうちに、ある館にたどり着いた。
 
 ゼノが副業にしている輸入業がうまくいき、購入したのだと言う。
 知らなかった。
 誰にも言ってませんから、とゼノが答えたけど。

「まだ人は揃ってませんが、不自由にはさせませんので」
「ゼノ、ありがとう。私、もう伯爵令嬢として生きていくつもりないし普通に話して。そのうち自力で暮らしてみせるから!」

「……自力で?」
「一番現実的なのは商家の娘の家庭教師とか? 需要はあると思うんだよね。それに、売り子もできると思う」

 私のパラメータも最大近くまで上がってるはずだし、ダンスやピアノを教えてもいいかも。
 売り子は前世でコンビニバイトしたことあるからね。

「……なるほど」

 唸るような返答に私は固まった。
 これ、叱られる前?
 恐る恐るゼノの顔を見ると意外にもさわやかな顔で笑っている。

 おかしい。絶対、怒ってると思ったのに。

「まず旅の疲れをとってから今後を考えましょう」

 そこは普段から老夫婦が切り盛りしているそうで、夕食を用意してもらう。
 昨日からパンにチーズ、りんごに水といった簡素なものしか口にしてなかったからとても楽しみ。

 その間に浴室を使った。バスタブにシャワーもついて蛇口をひねればすぐに使えるのは日本の小学生向けゲームの世界だから。
 中世とか世界観に合わせた仕様だったら大変だったと思う。

 だけどドライヤーはないから、長い髪をタオルに挟んで水気を移す。
 地味に時間のかかる作業にまとめ髪にしようかと悩んでいたらゼノが現れた。

「お手伝いします。幼いころ以来ですね」

 優しく笑って、私の背後に立つとタオルでそっと髪を包み、根気よく乾かしてくれる。
 時々手櫛でとかれ、気持ちいい。

「ゼノは私の従者をしなくても暮らせるじゃない、こんな素敵な家まで手に入れて」

 ちょっと拗ねた口ぶりになったかも。
 ずっとそばにいるのが当たり前で、でも知らなくて複雑な気分。

「メイジー様があの家を出るまでと伯爵様とも取り決めていましたので」
「もう、言葉遣い! 今では私が平民なのに!」
「ではメイジー様こそ言葉遣いを改めなければなりませんよ?」

 そんなの十年近く礼儀作法を習ったし、日本で社会人経験も……多分何年、だろう? 
 これ、考えちゃダメなやつか。 
 とにかく経験あるし、大丈夫。

「ゼノ様、恐れ入りますが私にかしこまる必要はございません。メイジーとお呼びくださいませ」

 どうだ、と得意げに顔を上げると、珍しく顔を赤くして口元を押さえるゼノがいた。
 うん、何かが心に引っかかったみたい。

「ゼノ様は子爵令息なのですから、メイジーで」
「厳密にはまだ伯爵令嬢ですからね、メイジー」

 もう従者じゃないなら、そう呼びましょう、と最後まで言い切る前にゼノが耳元でささやいた。

 くすぐったさに身をよじるとうなじに口づけを落とされる。
 驚いて見上げれば何事も無かったかのように手を取られた。

「食事にしましょう」

 私は無言で頷いて部屋を出た。







 食事は二人きりだけど、老婦人のクインさんが給仕してくれて和やかな空気だった。
 さっきのは何だったんだろう、気のせいかと表情には出さないけどゼノの表情を探る。

 わからない。
 そもそも顔に出ない。
 もう十四年一緒にいるのに。
 ゼノは、いくつだろう。
 私が四歳の時に見上げるくらい大きくて、散歩して疲れたら抱っこしてもらっていたっけ。

「ゼノ、いくつになるの?」
「メイジー様より大人です」

 そうこれ!
 いつもこう言われてごまかされてきた。

「もう教えてくれてもいいんじゃない?」
「わかりました。おやすみの挨拶の時にお伝えします」
「絶対よ!」

 




 それから寝室に用意されていた寝巻きを見て私は固まった。
 急に来たから用意がないのもわかる。
 もしゼノの寝巻きが置かれていたら遠慮なく着ていたと思う。
 
「これは、どういうつもり……?」

 日本で言ったらキャミワンピ。
 この世界の良家の娘は着ないだろうけど、かわいいとは思う。

 ゼノのお客様用なの?
 恋人とか?

 そう思うとなぜかもやもやする。
 ゼノだって男だし、恋人がいてもおかしくない。
 考えたことなかったけど、そんなふうに考えたら、こんなの着たくない。
 
 ちょうどそんな時にノックがあった。
 ゼノが一声かけてから入ってくる。

「メイジー……?」

 ゼノに背を向けたまま、ベッドの上のキャミワンピを睨む。

「……気に入りませんでしたか? 着なくてもいいんですよ」
「まだ、ゼノの寝巻きのほうがよかった」

 呟きながら振り向いた。
 思ったより近くにいたから驚く。

「無自覚にもほどがあります。これは街の女性に人気があるらしいですよ。先ほどドレスと一緒に届けてもらいました」
「そうなの?」
「平民になるなら、明日から着るものに困るでしょう」
「そうだね……色々とありがとう」

 何も着ないで私を待っていて欲しいですけどね、と聞こえて空耳じゃないかと私はゼノの顔をのぞき込んだ。

 これは聞き返したら自爆する。
 前世に少しはおつきあい経験があってよかった。
 こういう時は話題を変えないと。

「ゼノは……いくつなの?」
「メイジーの九つ上です」
「あれ? 思ったより若い? 今二十七なの?」
「若いですか? 今でも中年層が好きですか?」

 それは前世で社会人だった影響かも。
 あの攻略対象たちが子供にみえて、その父親たちを目で追っていたから……。
 気づかれていたのは恥ずかしい。

「そういうわけではないけど、小さい頃から一緒にいたし、教えてくれないから実はすごく年上なのかと思って」
「そういうことですか……わかりました。それではもう遠慮はしません」

 そう言うと、私を抱きしめた。

「えっ……?」

 顔を上げると唇が塞がれる。
 キスだ。
 角度を変えながら何度も唇を啄んでくる。
 ゼノの唇がやわらかい。
 それと嫌じゃない。

「ゼノ」

 恋人いないよね?
 私にキスするくらいだもんね?
 訊きたいのに息つく暇もないくらい私を翻弄する。
 話そうとしたことで、開けた唇に舌が滑り込む。
 
「んっ、……あっ、ゼノっ……」

 口内の奥深くまで私を知ろうとする舌に、なすすべもなくただゼノの服に捕まることしかできない。
 
「メイジー、今夜あなたのすべてを私のものにします」
「ゼノ、恋人いないよね……?」
「今頃訊きますか……いませんよ。ずっとあなただけ見てましたから」

 それって童貞ってこと?
 訊けないけど。
 きっと教育は受けているだろうし、素人童貞という認識でいいのかな。

 勝手に過去に恋人がいないことにしたのは、ゼノのことを自分のものだとずっと思ってきたからかも。

 それって好きとは違うのかな?

 ゼノにキスされたことも、その先に進むことも嫌じゃない。
 思い切って私から舌を絡めてみた。
 一瞬動きの止まったゼノだけど、力強く抱きしめられて舌を絡め合い、唾液を流し込まれて飲み込むよう、喉を撫でられた。
 嚥下すると、今度は舌を吸いあげられる。

「メイジー……いたずらは命取りですよ」

 そう笑って首筋に強く吸いついて痕を残す。

「ゼノ、見えるところにつけないで」

 私の言葉に眼差しを鋭くする。

「見えないところにつけられたことが?」
「ないです」

 思わずかしこまって答える。
 前世はカウントしない。
 
「友だちで! バルコニーでそれを恋人につけられた子がいて、見てて恥ずかしかったから」
「なるほど。ルィボン様が? それとも他に仲の良いお友達がいらっしゃったんですか。……知りませんでした」
「……えっと……シャオ様ですよ……?」
「あなたを一方的に敵視していた、あの?」

 パラメータ上げに忙しくて社交はルィボン以外、表面上のおつきあいだったのを思い出す。
 シャオとは社交範囲が重なっていて、お茶会など一緒になることが多かった伯爵令嬢だ。

 何かと私とルィボンをライバル視するのは困ったけど、遠まきにしている分には明るくてわがままなところさえかわいい女の子だと思う。
 まあ、とにかく、これ以上話すと墓穴を掘りそう。
 
「……そうですか、では見えないところに遠慮なくつけさせてもらいますね」
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