6 / 84
第二章 ブレイメン公国の人々
第六話 クリスのパパは猛将でした。
しおりを挟む
第六話 クリスのパパは猛将でした。
「姉さまおかえりなさい!!」
「只今フリッツ」
裏庭に着陸した俺たちを館の兵に守られた40代の男性と、家族と思われる女性と男の子が出迎えてくれた。
兵士は先程の砦と同じ軍装で主武器は弓のようだ。
クリスに駆け寄って胸に飛び込んだのは女の子のような可愛らしい顔立ちの赤髪を短く整えた男の子。
年齢は高校生くらいで、この世界の人間が日本人と同じならだがまだ少年と言っていい男の子がクリスの事を姉様と呼んでいる。
この人達がクリスの家族のようだ。
兵士に守られた男性は赤地に染められた羊毛の長いマントのある服を着て、胸には白い綿の服を着用している。
てっきり金の冠でも被っているのかと思ったが、絹で作られたと思われる刺繍を施され緑の宝石、多分エメラルドを縫い付けた帽子を被っている。
服の上からもわかる贅肉の欠片も見当たらない鍛えられた体躯を持ち、赤色の髪とヒゲが綺麗な威厳のある顔立ち。
腰には金色の彫りが施された鞘に収まった長剣をさしている。
「うわ武力高そう」
どこから見ても強そうな大公がクリスのお父さんだった。
先程クリスが抱擁していたフリッツという男の子も同じ帽子を被っているから、多分クリスの弟で公子様なんだろう。
まだ子供だというのに自分の腕ほどもある鞘に彫刻が施された剣を腰にさしている。
どうやらこの国の人々はガチガチの戦闘民族のようだ。
間違えてもお嬢さんをくださいなんて言おうものなら問答無用で叩き切られそうだ。
というかフリッツ君にも勝てる気がしない。
その隣には刺繍が施された身体にフィットした赤色のドレスを着ている女性。
多分四〇代くらいの上品そうな人。
クリスとよく似ているから多分クリスのお母さんで公妃なのだろう。
クリスがお母さんに似て良かったなと思うと同時に、この可愛いフリッツ君が大公みたいになるのだろうかと考えるとDNAに異議を唱えたい。
そんな事を考えていると護衛の兵士が近づいてきた。
「武器をお持ちでないか調べさせていただきます」
「どうぞどうぞ遠慮なく」
こちらも王様に負けず劣らず体格の良い兵士が俺の身体に触って、俺が武器を隠し持っていないか確認する。
この兵士にも愛想笑いを浮かべたがスルーされたので俺は悲しい。
どうもこの国の人達には冗談が通用しないらしい。
こういう連中は性に合わないからさっさと日本に帰りたい。
俺が色々役に立つから携帯していた十二徳ナイフが見つかったので没収されたが、それ以外は特に武器の類は無かったので検査は済んだ。
俺の検査が済むとクリスの父親の大公がおれに近づいてくる。
「事情は把握した。変わった乗り物に乗っているとクリスから聞いているが、あれがそうなのか?」
大公が俺の乗っていた熱気球を指差す。
まだ気嚢は膨らんでいるので巨大な化け物にしか見えないだろう。
いざとなったら逃げようと思っているが、竜騎士に弓で撃たれたらひとたまりもない。
先程からの様子から察するに愛想笑いなんて浮かべたら間違いなく不審者にされてしまう。
だから俺は出来るだけ堂々と胸をはる。
背中は冷や汗でびっしょりだが。
だってクリスぱぱんすげー怖いんですよ。
クリスぱぱんの隣りにいるフリッツ君が好奇心旺盛に笑顔で目をキラキラさせながら気球を見ている。
子供はこうでなくちゃなって思い見ていると、フリッツ君が俺をみてニッコリと笑ってくれた。
俺は子供好きなので気球を見て驚く観光客に子供がいるとやる気ゲージが上がるのだ。
「クリスの客人なら私達の客人。もうすぐ日が暮れるから晩餐を共にしたい」
クリスぱぱんこと大公がぎこちなく笑みを浮かべると、悪い人じゃないけど笑顔になるのは苦手なんだろうなと思った。
それとも容易に笑みを見せられないほど国内に不穏分子がいるのかもしれない。
厄介ごとに巻き込まれる前に日本に帰りたい。
その後クリスに案内された部屋はベッドと机と椅子という簡素な作りだが、日の入りがよく明るい。
机の上には高原の花。
エーデルワイスみたいな花が沢山いけられた花瓶と山の果物とクルミが沢山乗せられた大皿が置かれていた。
毒とか入ってないだろうなと考えてしまうのは俺が小心者だからだ。
「ここで着替えるといい。ハヤトの服は後で父上に見せたいから脱いでくれ。あと毒など入っていないぞ」
クリスぱぱんなら毒殺なんてまどろっこしい事するより無言で俺を三枚おろしにするだろう。
だから毒殺の心配はあんまりしていない。
いやちょっとは心配しているけど。
俺は卑屈で小心者なんだ。
俺の心が読めるのかクリスは笑いながら大皿からブドウのような実をつまみ口に入れる。
そのあとクリスに勧められてブドウを食べる。
甘さは控えめだが美味しい。
日本のブドウは糖分が多いので甘酸っぱいブドウは久しぶりに食べた。
「美味しいだろう?」
「甘酸っぱくてうまいな。好みの味だ」
「よかった」
クリスの笑顔に俺の鼓動が高まる。
まてまてまて俺。
俺は日本に帰るんだ。
それにこんな美人と恋人になれるわけがないし、なれたとしても義理の父はさっきのパパんだぞ。
クリスを泣かせたら三枚おろしは覚悟せねばなるまい。
「なんだ汗で濡れているじゃないか。父上たちと会うのはそんなに緊張したか?」
「だってクリスのお父さん怖いもん」
「よく言われるが、父上は民を慈しみ兵の先頭に立って戦う優しくて立派な騎士なのだぞ」
確かに怖いけど、怖いけど悪い人じゃなさそうだ。
自国の民が貧しいと涙を流したクリスを見ていると、貴族は傲慢だという先入観が無くなる。
貧しい国だからなのか金の冠とか贅沢品を普段はつけず、宝石をあしらった帽子を被っているのだろう。
第一印象はすっげー怖いヤクザが裸足で逃げ出すような威厳を持った人だけど、クリスの父親だからか見慣れると魅力的な王様なのだろう。
「武力だけでなく魅力も高そうだな」
「なんだそれは?」
「いや俺のいた国だとこういうんだ」
俺のいた世界でも一般人はこんな事言わないけど、ゲーム換算すると武力と魅力が高いと思う。
クリスぱぱんは武力95魅力87といったところか。
これで知力が高かったら理想的なのだが。
「ようするに強くて魅力的な王様だと思ってな」
「そうだろうそうだろう」
クリスがとても嬉しそうに頷いた。
クリス達は家族仲が良さそうだ。
その笑顔を見ていると日本にいる家族を思い出す。
はやく日本に帰りたい。
「姉さまおかえりなさい!!」
「只今フリッツ」
裏庭に着陸した俺たちを館の兵に守られた40代の男性と、家族と思われる女性と男の子が出迎えてくれた。
兵士は先程の砦と同じ軍装で主武器は弓のようだ。
クリスに駆け寄って胸に飛び込んだのは女の子のような可愛らしい顔立ちの赤髪を短く整えた男の子。
年齢は高校生くらいで、この世界の人間が日本人と同じならだがまだ少年と言っていい男の子がクリスの事を姉様と呼んでいる。
この人達がクリスの家族のようだ。
兵士に守られた男性は赤地に染められた羊毛の長いマントのある服を着て、胸には白い綿の服を着用している。
てっきり金の冠でも被っているのかと思ったが、絹で作られたと思われる刺繍を施され緑の宝石、多分エメラルドを縫い付けた帽子を被っている。
服の上からもわかる贅肉の欠片も見当たらない鍛えられた体躯を持ち、赤色の髪とヒゲが綺麗な威厳のある顔立ち。
腰には金色の彫りが施された鞘に収まった長剣をさしている。
「うわ武力高そう」
どこから見ても強そうな大公がクリスのお父さんだった。
先程クリスが抱擁していたフリッツという男の子も同じ帽子を被っているから、多分クリスの弟で公子様なんだろう。
まだ子供だというのに自分の腕ほどもある鞘に彫刻が施された剣を腰にさしている。
どうやらこの国の人々はガチガチの戦闘民族のようだ。
間違えてもお嬢さんをくださいなんて言おうものなら問答無用で叩き切られそうだ。
というかフリッツ君にも勝てる気がしない。
その隣には刺繍が施された身体にフィットした赤色のドレスを着ている女性。
多分四〇代くらいの上品そうな人。
クリスとよく似ているから多分クリスのお母さんで公妃なのだろう。
クリスがお母さんに似て良かったなと思うと同時に、この可愛いフリッツ君が大公みたいになるのだろうかと考えるとDNAに異議を唱えたい。
そんな事を考えていると護衛の兵士が近づいてきた。
「武器をお持ちでないか調べさせていただきます」
「どうぞどうぞ遠慮なく」
こちらも王様に負けず劣らず体格の良い兵士が俺の身体に触って、俺が武器を隠し持っていないか確認する。
この兵士にも愛想笑いを浮かべたがスルーされたので俺は悲しい。
どうもこの国の人達には冗談が通用しないらしい。
こういう連中は性に合わないからさっさと日本に帰りたい。
俺が色々役に立つから携帯していた十二徳ナイフが見つかったので没収されたが、それ以外は特に武器の類は無かったので検査は済んだ。
俺の検査が済むとクリスの父親の大公がおれに近づいてくる。
「事情は把握した。変わった乗り物に乗っているとクリスから聞いているが、あれがそうなのか?」
大公が俺の乗っていた熱気球を指差す。
まだ気嚢は膨らんでいるので巨大な化け物にしか見えないだろう。
いざとなったら逃げようと思っているが、竜騎士に弓で撃たれたらひとたまりもない。
先程からの様子から察するに愛想笑いなんて浮かべたら間違いなく不審者にされてしまう。
だから俺は出来るだけ堂々と胸をはる。
背中は冷や汗でびっしょりだが。
だってクリスぱぱんすげー怖いんですよ。
クリスぱぱんの隣りにいるフリッツ君が好奇心旺盛に笑顔で目をキラキラさせながら気球を見ている。
子供はこうでなくちゃなって思い見ていると、フリッツ君が俺をみてニッコリと笑ってくれた。
俺は子供好きなので気球を見て驚く観光客に子供がいるとやる気ゲージが上がるのだ。
「クリスの客人なら私達の客人。もうすぐ日が暮れるから晩餐を共にしたい」
クリスぱぱんこと大公がぎこちなく笑みを浮かべると、悪い人じゃないけど笑顔になるのは苦手なんだろうなと思った。
それとも容易に笑みを見せられないほど国内に不穏分子がいるのかもしれない。
厄介ごとに巻き込まれる前に日本に帰りたい。
その後クリスに案内された部屋はベッドと机と椅子という簡素な作りだが、日の入りがよく明るい。
机の上には高原の花。
エーデルワイスみたいな花が沢山いけられた花瓶と山の果物とクルミが沢山乗せられた大皿が置かれていた。
毒とか入ってないだろうなと考えてしまうのは俺が小心者だからだ。
「ここで着替えるといい。ハヤトの服は後で父上に見せたいから脱いでくれ。あと毒など入っていないぞ」
クリスぱぱんなら毒殺なんてまどろっこしい事するより無言で俺を三枚おろしにするだろう。
だから毒殺の心配はあんまりしていない。
いやちょっとは心配しているけど。
俺は卑屈で小心者なんだ。
俺の心が読めるのかクリスは笑いながら大皿からブドウのような実をつまみ口に入れる。
そのあとクリスに勧められてブドウを食べる。
甘さは控えめだが美味しい。
日本のブドウは糖分が多いので甘酸っぱいブドウは久しぶりに食べた。
「美味しいだろう?」
「甘酸っぱくてうまいな。好みの味だ」
「よかった」
クリスの笑顔に俺の鼓動が高まる。
まてまてまて俺。
俺は日本に帰るんだ。
それにこんな美人と恋人になれるわけがないし、なれたとしても義理の父はさっきのパパんだぞ。
クリスを泣かせたら三枚おろしは覚悟せねばなるまい。
「なんだ汗で濡れているじゃないか。父上たちと会うのはそんなに緊張したか?」
「だってクリスのお父さん怖いもん」
「よく言われるが、父上は民を慈しみ兵の先頭に立って戦う優しくて立派な騎士なのだぞ」
確かに怖いけど、怖いけど悪い人じゃなさそうだ。
自国の民が貧しいと涙を流したクリスを見ていると、貴族は傲慢だという先入観が無くなる。
貧しい国だからなのか金の冠とか贅沢品を普段はつけず、宝石をあしらった帽子を被っているのだろう。
第一印象はすっげー怖いヤクザが裸足で逃げ出すような威厳を持った人だけど、クリスの父親だからか見慣れると魅力的な王様なのだろう。
「武力だけでなく魅力も高そうだな」
「なんだそれは?」
「いや俺のいた国だとこういうんだ」
俺のいた世界でも一般人はこんな事言わないけど、ゲーム換算すると武力と魅力が高いと思う。
クリスぱぱんは武力95魅力87といったところか。
これで知力が高かったら理想的なのだが。
「ようするに強くて魅力的な王様だと思ってな」
「そうだろうそうだろう」
クリスがとても嬉しそうに頷いた。
クリス達は家族仲が良さそうだ。
その笑顔を見ていると日本にいる家族を思い出す。
はやく日本に帰りたい。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
気付いたら異世界の娼館に売られていたけど、なんだかんだ美男子に救われる話。
sorato
恋愛
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。
気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。
※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。
!直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。
※小説家になろうさんでも投稿しています。
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる