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第14章 転生者達
第102話 フミン族の苦難
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第102話 フミン族の苦難
僕達は冒険者ギルドに戻るとみんなにマナジ教の存在と皇帝がマナジ教に操られている事などを伝えた。
そしてフミン族の虐殺についてもだ。
みんなは僕の話を聞いて驚いている。
無理もないだろう。
僕達が生まれたのは戦争が終わったあとだから、その時代の事は知らないんだ。。
でも歴史書はアルスラン帝国がどうしてフミン族を虐げているのかを語っていた。
それは恐怖と罪悪感の裏返しだ。
フミン族を殺戮し彼らの文化を破壊して作り上げたアルスラン帝国。
正当な所有者の血で満たした大地に自分たちが住んでいるという罪悪感がフミン族への差別と偏見を産んでいた。
僕がフミン族について説明すると、みんなもマナジ教の事を調べてみてくれることになった。
セシルさんは暗殺者らしき直接集団を見つけるのが手っ取り早いという。
「まずマナジ教というのを見つけないといけないんだろ?それならあたいの出番だね」
「それはそうですけど直接は危険じゃありませんか?」
「でも早く見つけて皇帝を自由にしないと駄目なんだろ?下手にマナジ教を嗅ぎまわっている輩がいるって勘付かれるより先に見つけないとね」
でもそれは危険を伴うので僕達は反対したけど、結局押し切られてしまった。
確かに僕たちには情報が足りないし、戦争を止める為にマナジ教を見つけなくてはいけない。
そのあとどうするのだろう。
今回皇帝を操っているマナジ教の陰謀を阻止したとして、老いたアルスラン帝国がかつての栄光を取り戻そうと臣民に重税を課し再び戦争をしようとすることを僕達は止める事ができない。
火の無い所に煙は立たないというけれど、マナジ教が易々と皇帝を焚きつける事に成功したのはアルスラン帝国にもその意志があるからだ。
そんな事を考えても仕方が無いことはわかっている。
僕は剣を振るい勇者ミレーヌと共に歩む事は出来るけど政治家じゃないし官僚でもない。
それはアルスラン帝国の人々が考える事で僕達がどうこうできる問題じゃない。
かつての日本も拡大政策の果てに敗戦し350万人が死亡し平和国家へと舵を切った。
このアルスラン帝国は日本のように無謀な拡大政策の果てに何を得るのだろう。
その過程で犠牲になる人々の事を考えると僕の心は曇った。
翌日から僕たちはそれぞれマナジ教に関係がありそうな情報を集める事にした。
シグレさんとセシルさんは裏社会からマナジ教を調べるため盗賊ギルドや乞食の集まりに向かう。
乞食は街の情報通で裏の世界で彼らが知らない事は無い。
アルスラン帝国の闇を最も知っている彼らからなら有益な情報を得られるだろう。
僕とミレーヌとロッテとクヌートとフェリシアの5人はフミン族について調べる事にした。
フミン族の迫害の歴史とか過去の事件を調べれ何かヒントがあるかもしれない。
僕達は残されたフミン族の数少ない遺跡を巡る事にする。
勿論観光じゃない。
遺跡を巡れば当時の事を知る人に出会えるかもしれないし、直接見れば何かヒントが手に入るかもしれないからだ。
フミン族の遺跡を巡る為、僕達は帝都のはずれにある湖に向かった。
この湖は5千年前の大洪水によって川の水があふれて出来たそうだ。
この湖にはかつてフミン族が暮らしていた遺跡があったらしいけど、今は見る影もない。
僕達は湖に浮かんでいた筈の遺跡を探し歩いて回ると、1人の老人に出会った。
彼は泥だらけになり、やせ細り今にも死にそうな様子だ。
僕達が声をかけようとすると老人は悲しげな顔をして首を振った。
まるで喋るなと言っているようだ。
僕とミレーヌは顔を見合わせて首をかしげる。
そんな様子を見たロッテは老人に近づいて話しかける。
僕は止めようと思ったけどロッテは流暢なフミン族の言葉で老人と会話をはじめた。
「お爺さんが言うにはこの湖の下にフミンの神殿があってそこに巡礼に来たと言っています」
「巡礼ってフミン族の生き残りが他にいるって事?」
「東の荒野に細々と暮らすフミン族の集団があるらしいです」
僕はロッテと話をしながら湖を見つめる。
湖は広く恐竜が潜んでいても驚かないくらい水深がありそうだ。
この湖の底に神殿があるという事か。
「神殿があるという事は何かの宗教があったという事だよね。ボク泳ぐのは得意だけどこんな広い湖の下じゃ探しようがないよ。みんなどうしよう?」
ミレーヌがそう言って水泳の準備体操をする。
泳ぐ気満々の恋人に苦笑しながら僕も準備体操をする。
「俺たちも泳ぐ準備をするか」
「そうですね」
クヌートとフェリシアもそう言って準備体操を行う。
そんな僕達を老人は不思議そうな顔をして見ている。
「そろそろいくか」
そう言ってクヌートとフェリシアが水の精霊を呼び出すと水中でも呼吸が出来る精霊魔法を唱えた。
古代魔法に通常の魔法と精霊魔法が使えるチート兄妹に感謝したあと僕たちは湖に飛び込んだ。
初めて見る水中にロッテは最初恐怖を感じていたが好奇心が勝ったようだ。
「すごいですすごいです!!私こんなの初めてです!!」
ロッテが年相応に喜んでいるのを見てクヌートが優しく微笑む。
普段は不愛想なクヌートだけど本当はとても優しい人だとみんな知っている。
湖は少し潜るとすぐ暗くなりしばらく底へと泳いでいく。
視界はほぼ真っ暗なはずだけどちゃんと見えるのはクヌートとフェリシアの魔法のお陰だ。
そして湖の底へ達すると深い泥が広がっている。
あまり近づくと泥を舞い上げ視界が悪くなりそうなので底から少し離れた場所で相談する
「この泥を土の精霊魔法でどけるとか出来ない?」
「無論出来るが俺とフェリシアが死んだら魔法が切れてトンネルが塞がれて泥で圧死されるぞ。それに出来るだけ魔力は節約したい」
冒険者は常に危険が伴う。
パーティ全員が無傷でいられると想定するのは希望的観測に過ぎない。
僕とクヌートが頭を捻っているとフェリシアが手を上げて発言する。
「私とクヌート兄様が神殿の場所を探って魔法で泥を吹き飛ばすというのは駄目でしょうか?」
「それは俺も考えたが堆積された泥は相当な量だぞ。俺とフェリシアの魔力量だって無限じゃない」
クヌートとフェリシアがため息をついた時だった。
僕は一つの方法を思いついた。
「僕とミレーヌならなんとか出来るかもしれないよ」
「どういうこと?」
頭を捻るミレーヌの前で僕は愛剣の青龍氷牙を抜いて掲げた。
白銀色に輝いており柄の部分には青い宝石が埋め込まれている。
「ミレーヌも赤龍雷牙を抜いて」
「わかったよ??」
ミレーヌがそう言うと雌雄一対の剣の一つ赤龍雷牙を抜いて天に掲げた。
その剣は白銀色に輝いており柄の部分には赤い宝石が埋め込まれている。
「僕の青龍氷牙で泥を凍らせてミレーヌの赤龍雷牙の炎で加熱すればいいんだよ。脆くなった泥をクヌートとフェリシアの魔法で吹き飛ばす」
「なるほどな。多少荒っぽいがそれならなんとかなるだろう」
僕がそういうとクヌートも頷いてくれる。
早速クヌートが地面に土の精霊を呼び出して神殿に位置を探った。
神殿はかなり深くにあるらしい。
作戦はこうだ。
まず僕が泥を凍らせて固める。
そのあとミレーヌが炎で凍った泥を脆くする。
クヌートとフェリシアが土の精霊を使役して泥を吹き飛ばす。
この工程の繰り返しをすれば時間はかかるけど神殿の入り口までたどり着ける。
僕達は早速準備に取り掛かった。
泥まみれにならないようにフェリシアに浄化の魔法をかけてもらう。
吹き飛ぶ泥の塊はクヌートが土の精霊を使役して離れた場所に堆積するようにする。
勇者一行にしては文字通り泥臭い方法だけど他の方法を思いつかない。
そして神殿を覆うように泥を吹き飛ばしていくと湖の底に神殿が現れた。
その神殿を発見した時、僕は息を飲んだ。
だってこの世界には存在しないはずの建築物だったからだ。
前世で見慣れた鳥居。
赤色をした朱塗りの柱と瓦葺の屋根。
通路は板葺きになっている。
元気な時に父母に連れて行ってもらった広島県にある神社がそこにあった。
「───厳島神社」
恐れおののく僕を見てミレーヌが不安そうに僕を見つめていた。
僕達は冒険者ギルドに戻るとみんなにマナジ教の存在と皇帝がマナジ教に操られている事などを伝えた。
そしてフミン族の虐殺についてもだ。
みんなは僕の話を聞いて驚いている。
無理もないだろう。
僕達が生まれたのは戦争が終わったあとだから、その時代の事は知らないんだ。。
でも歴史書はアルスラン帝国がどうしてフミン族を虐げているのかを語っていた。
それは恐怖と罪悪感の裏返しだ。
フミン族を殺戮し彼らの文化を破壊して作り上げたアルスラン帝国。
正当な所有者の血で満たした大地に自分たちが住んでいるという罪悪感がフミン族への差別と偏見を産んでいた。
僕がフミン族について説明すると、みんなもマナジ教の事を調べてみてくれることになった。
セシルさんは暗殺者らしき直接集団を見つけるのが手っ取り早いという。
「まずマナジ教というのを見つけないといけないんだろ?それならあたいの出番だね」
「それはそうですけど直接は危険じゃありませんか?」
「でも早く見つけて皇帝を自由にしないと駄目なんだろ?下手にマナジ教を嗅ぎまわっている輩がいるって勘付かれるより先に見つけないとね」
でもそれは危険を伴うので僕達は反対したけど、結局押し切られてしまった。
確かに僕たちには情報が足りないし、戦争を止める為にマナジ教を見つけなくてはいけない。
そのあとどうするのだろう。
今回皇帝を操っているマナジ教の陰謀を阻止したとして、老いたアルスラン帝国がかつての栄光を取り戻そうと臣民に重税を課し再び戦争をしようとすることを僕達は止める事ができない。
火の無い所に煙は立たないというけれど、マナジ教が易々と皇帝を焚きつける事に成功したのはアルスラン帝国にもその意志があるからだ。
そんな事を考えても仕方が無いことはわかっている。
僕は剣を振るい勇者ミレーヌと共に歩む事は出来るけど政治家じゃないし官僚でもない。
それはアルスラン帝国の人々が考える事で僕達がどうこうできる問題じゃない。
かつての日本も拡大政策の果てに敗戦し350万人が死亡し平和国家へと舵を切った。
このアルスラン帝国は日本のように無謀な拡大政策の果てに何を得るのだろう。
その過程で犠牲になる人々の事を考えると僕の心は曇った。
翌日から僕たちはそれぞれマナジ教に関係がありそうな情報を集める事にした。
シグレさんとセシルさんは裏社会からマナジ教を調べるため盗賊ギルドや乞食の集まりに向かう。
乞食は街の情報通で裏の世界で彼らが知らない事は無い。
アルスラン帝国の闇を最も知っている彼らからなら有益な情報を得られるだろう。
僕とミレーヌとロッテとクヌートとフェリシアの5人はフミン族について調べる事にした。
フミン族の迫害の歴史とか過去の事件を調べれ何かヒントがあるかもしれない。
僕達は残されたフミン族の数少ない遺跡を巡る事にする。
勿論観光じゃない。
遺跡を巡れば当時の事を知る人に出会えるかもしれないし、直接見れば何かヒントが手に入るかもしれないからだ。
フミン族の遺跡を巡る為、僕達は帝都のはずれにある湖に向かった。
この湖は5千年前の大洪水によって川の水があふれて出来たそうだ。
この湖にはかつてフミン族が暮らしていた遺跡があったらしいけど、今は見る影もない。
僕達は湖に浮かんでいた筈の遺跡を探し歩いて回ると、1人の老人に出会った。
彼は泥だらけになり、やせ細り今にも死にそうな様子だ。
僕達が声をかけようとすると老人は悲しげな顔をして首を振った。
まるで喋るなと言っているようだ。
僕とミレーヌは顔を見合わせて首をかしげる。
そんな様子を見たロッテは老人に近づいて話しかける。
僕は止めようと思ったけどロッテは流暢なフミン族の言葉で老人と会話をはじめた。
「お爺さんが言うにはこの湖の下にフミンの神殿があってそこに巡礼に来たと言っています」
「巡礼ってフミン族の生き残りが他にいるって事?」
「東の荒野に細々と暮らすフミン族の集団があるらしいです」
僕はロッテと話をしながら湖を見つめる。
湖は広く恐竜が潜んでいても驚かないくらい水深がありそうだ。
この湖の底に神殿があるという事か。
「神殿があるという事は何かの宗教があったという事だよね。ボク泳ぐのは得意だけどこんな広い湖の下じゃ探しようがないよ。みんなどうしよう?」
ミレーヌがそう言って水泳の準備体操をする。
泳ぐ気満々の恋人に苦笑しながら僕も準備体操をする。
「俺たちも泳ぐ準備をするか」
「そうですね」
クヌートとフェリシアもそう言って準備体操を行う。
そんな僕達を老人は不思議そうな顔をして見ている。
「そろそろいくか」
そう言ってクヌートとフェリシアが水の精霊を呼び出すと水中でも呼吸が出来る精霊魔法を唱えた。
古代魔法に通常の魔法と精霊魔法が使えるチート兄妹に感謝したあと僕たちは湖に飛び込んだ。
初めて見る水中にロッテは最初恐怖を感じていたが好奇心が勝ったようだ。
「すごいですすごいです!!私こんなの初めてです!!」
ロッテが年相応に喜んでいるのを見てクヌートが優しく微笑む。
普段は不愛想なクヌートだけど本当はとても優しい人だとみんな知っている。
湖は少し潜るとすぐ暗くなりしばらく底へと泳いでいく。
視界はほぼ真っ暗なはずだけどちゃんと見えるのはクヌートとフェリシアの魔法のお陰だ。
そして湖の底へ達すると深い泥が広がっている。
あまり近づくと泥を舞い上げ視界が悪くなりそうなので底から少し離れた場所で相談する
「この泥を土の精霊魔法でどけるとか出来ない?」
「無論出来るが俺とフェリシアが死んだら魔法が切れてトンネルが塞がれて泥で圧死されるぞ。それに出来るだけ魔力は節約したい」
冒険者は常に危険が伴う。
パーティ全員が無傷でいられると想定するのは希望的観測に過ぎない。
僕とクヌートが頭を捻っているとフェリシアが手を上げて発言する。
「私とクヌート兄様が神殿の場所を探って魔法で泥を吹き飛ばすというのは駄目でしょうか?」
「それは俺も考えたが堆積された泥は相当な量だぞ。俺とフェリシアの魔力量だって無限じゃない」
クヌートとフェリシアがため息をついた時だった。
僕は一つの方法を思いついた。
「僕とミレーヌならなんとか出来るかもしれないよ」
「どういうこと?」
頭を捻るミレーヌの前で僕は愛剣の青龍氷牙を抜いて掲げた。
白銀色に輝いており柄の部分には青い宝石が埋め込まれている。
「ミレーヌも赤龍雷牙を抜いて」
「わかったよ??」
ミレーヌがそう言うと雌雄一対の剣の一つ赤龍雷牙を抜いて天に掲げた。
その剣は白銀色に輝いており柄の部分には赤い宝石が埋め込まれている。
「僕の青龍氷牙で泥を凍らせてミレーヌの赤龍雷牙の炎で加熱すればいいんだよ。脆くなった泥をクヌートとフェリシアの魔法で吹き飛ばす」
「なるほどな。多少荒っぽいがそれならなんとかなるだろう」
僕がそういうとクヌートも頷いてくれる。
早速クヌートが地面に土の精霊を呼び出して神殿に位置を探った。
神殿はかなり深くにあるらしい。
作戦はこうだ。
まず僕が泥を凍らせて固める。
そのあとミレーヌが炎で凍った泥を脆くする。
クヌートとフェリシアが土の精霊を使役して泥を吹き飛ばす。
この工程の繰り返しをすれば時間はかかるけど神殿の入り口までたどり着ける。
僕達は早速準備に取り掛かった。
泥まみれにならないようにフェリシアに浄化の魔法をかけてもらう。
吹き飛ぶ泥の塊はクヌートが土の精霊を使役して離れた場所に堆積するようにする。
勇者一行にしては文字通り泥臭い方法だけど他の方法を思いつかない。
そして神殿を覆うように泥を吹き飛ばしていくと湖の底に神殿が現れた。
その神殿を発見した時、僕は息を飲んだ。
だってこの世界には存在しないはずの建築物だったからだ。
前世で見慣れた鳥居。
赤色をした朱塗りの柱と瓦葺の屋根。
通路は板葺きになっている。
元気な時に父母に連れて行ってもらった広島県にある神社がそこにあった。
「───厳島神社」
恐れおののく僕を見てミレーヌが不安そうに僕を見つめていた。
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