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第44話 滅亡へのカウントダウン
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第44話 滅亡へのカウントダウン
カレンとヒロは残酷に殺された。
世界はダークネスシャドーの手に堕ちたのだ。
これからは彼らの好きなように出来るのだがその前にやらねばならない事がある。
最終目的。
全人類を死滅させその生体エネルギーであるエナジーを全て奪う事。
「さあ、お前達、次の仕事だ」
女首領アイズの言葉にその場にいる全員が頭を下げる。
そして蜘蛛怪人を先頭に次々と部屋を出ていった。
その後、残された女首領アイズはゆっくりと立ち上がると奥の部屋へと入っていき、そこにあったボタンを押した。
すると床の一部が開き地下へと続く階段が現れる。
階段を降りていくとそこには巨大なコンピュータールームになっていた。
「人間を一匹ずつ殺すのは面倒だからな。奴らの武器で絶滅させる事にしよう」
そう言って女首領はボタンを押すと世界中の核ミサイルのプログラムが稼働する。
勿論コンピュータージャックされた軍人たちが慌てて核ミサイルの発射を阻止しようとするが制御は出来ない。
「一匹残らず死ね人間ども」
女首領アイズがもう一度ボタンを押すと世界中に核ミサイルが発射された。
☆☆☆
其のころカレンとヒロの首を見つめていたアリシアはつまらなそうに呟いた。
「あと30分もしないうちに世界は終わり人類や他の動物たちも死滅する。つまんない終わり方ニャ」
そう言ってカレンとヒロの首を床に並べた。
「こんな終わり方でいいのかニャ?あなた達正義のヒーローとヒロインでしょ?」
そう言ってカレン達の身体を蹴り飛ばすアリシア。
彼女の言葉に答える者は誰もいない。
アリシアはそれを知っている。知っていてなおこんな事をしている理由はただ一つ、彼女がカレンとヒロを直接殺せなくなったからだ。
「ねえ聞いてるニャ?」
そう言いながら再びカレンとヒロを蹴りつけるアリシア。
しかしそれでも反応がない事に痺れを切らしたのか今度は拳を振り上げてきた。
次の瞬間アリシアのパンチがカレンの顔面に炸裂した。
その衝撃で吹き飛ばされるカレンの首。
☆☆☆
その光景を魂だけの存在になったカレンは宙から見ていた。
ボクは既に肉体から切り離されてエナジーだけの存在になっている。
今のボクは魂だけの存在。
身体は床に転がっていて、それでも意識はあるから不思議だ。
もしかしたら死ぬ前に見た走馬灯なのかもしれないけど……。
(いつまで死んでるつもりですか)
魂だけになったボクの心にAI・マシロの声が聞こえる。
(このままだと本当に人類は滅亡してしまいますよ)
(そんな事言われたって死んでしまったらどうしようもないよ)
(いえ、まだ手はあります)
(どういう事?)
(簡単な話です。生き返ればいいんですよ)
(どうやって)
(私と融合すれば良いんです)
(君と合体!?)
(そうです)
(でも君はAIでボクは魂だよ)
(問題ありません。私を体内に取り込めば一時的にですが私の意思でヒロさんとカレンさんは蘇ります。ですがその場合私は完全に消滅しますが)
(そんな!!それじゃあAI・マシロが死んじゃうじゃないか!)
(ええ、ですからお二人が蘇生したらすぐに私も消滅します)
(ダメだそんなの!!)
(そんな事はありません。その為に私はこの過去の世界に来たのです)
(え……?)
(私は元々この世界のエナジーでもサポートAIでもないのです)
(それってどういう……)
(言葉通りの意味ですよ。私は未来の地球から来た存在なのです)
(未来の地球?)
(はい貴方達の死んだ後の未来の地球。私は未来の地球に住んでいました。未来の地球は悪の組織ダークネスシャドーに征服され、生き残った人類は地下に潜ってタイムマシンを作り、過去を変えるために私を送り込みました。ですが私の身体は時空のはざまで消滅し魂だけが過去の地球にタイムスリップしたのです。それからずっと一人で彷徨っていましたがようやくカレンの魂に融合できました。でも過去を変える事は出来なかった。レッドバスターカレンのこんな結末を私は望まない)
(じゃあどうすればいいの?)
(決まっています。このまま滅びを待つか、それとも未来を変えて新たな世界を作るか、二つに一つです
(わかった、君を信じるよ)
その言葉にマシロが嬉しそうに微笑んだような気がした。
(ありがとうございます。それでは始めましょう)
(AI・マシロ……なんていえばいいのか言葉が出てこないよ)
(いいんです。私もカレンと出会えて幸せでした。絶対に地球と人類を守って未来を変えてください。約束ですよ)
(ボクは絶対にAI・マシロのいた未来の地球を救ってみせるよ。今まで本当にありがとう)
(私の方こそありがとうです。カレンと過ごした日々はとても楽しかったですよ)
☆☆☆
そう言うとマシロの魂が光りカレンとヒロの身体が光に包まれた。
切断された筈の首は胴体に戻っていて外傷は無い。
ただ二人ともバスタースーツを着用してはいなかった。
「あらなんてご都合主義。流石正義のヒーローとヒロインだニャ」
呆れた様子で蘇ったカレンとヒロを見下ろすアリシア。
アリシアの傍らに座る和美がカレンとヒロに手をかざすと和美のお腹に刻まれた淫紋がピンクに光り、和美の胎内にため込まれたエナジーが光のシャワーのようにカレンとヒロに降り注ぐ。
カレン達はエナジーを注がれるとバスタースーツを再生して着用した。
「どういうつもり?」
カレンの問いにアリシアは微笑みながら答える。
「別に、ただムカついたから今度は私が直接殺してやろうと思っただけニャ」
そう言ってアリシアはカレン達に背を向けた。
そして和美が残る。
「和美」
「カレン。急がないと核ミサイルが世界中に落下するわ。私が首領の部屋まで案内するから急いで」
「ここは一体……そうだ僕は奴らに殺されて……」
「説明はあと。ヒロさんも急いで!!あとさっきはごめんなさい」
ぺこりとヒロに頭を下げる和美。
ヒロは何を言われてるのか思い出して赤面したが事態は一刻を争う。
カレンとヒロは互いに頷き合うとその場から駆け出した。
目指すは地下にある巨大なコンピュータールーム。
そこに全ての核兵器を管理するメインサーバーがあるはずだ。
そしてカレン達は和美の案内で迷うことなくたどり着いた。
部屋の中央には巨大モニターがあり、そこには世界中の主要都市の様子が映し出されていた。
人々は突然の事態に逃げ惑っている。
その中には当然、日本やアメリカなどの先進国の姿もあった。
「カレン急がないと間に合わないぞ!!」
「わかってるよ!!」
そうしてボク達がモニターの前に現れると女首領アイズが立ちはだかった。
「貴様たちなぜ生きている!?」
驚く女首領アイズに向かってカレンは答えた。
「正義の味方は何度だって蘇って悪を倒すって決まってるからね」
カレンの言葉を聞いた女首領アイズの顔が怒りで歪む。
「まあいい、どのみち貴様らには消えてもらうつもりだったからな」
女首領アイズはそう言って怪人達をカレン達にけしかけた。
蜘蛛怪人を筆頭に戦闘員達が襲い掛かってくる。
だけど負けるわけにはいかない!!
カレンは蜘蛛怪人に飛び掛かるとその胸にレーザーブレードを突き立てた!!
ズブリという音と共に蜘蛛怪人の胸に深々と突き刺さる剣。
「馬鹿な…この体はレッドバスターの剣では貫けぬはず」
蜘蛛怪人が信じられないと言った顔で呻く。
カレンの剣は今までの剣とは違い炎を纏っていた。
「ぐぎゃあああ!!」
隣ではヒロのMP5が打ち出した弾丸で蜘蛛怪人がハチの巣にされていた。
ヒロの持っている銃も青く光り輝いていた。
だが蜘蛛怪人はその程度では死なないようで腕を振り回して暴れ回る!!
蜘蛛怪人の腕がカレンの身体にぶつかる度に激しい痛みが襲ってくるけど耐えるしかない。
そのまま何度も殴り続ける蜘蛛怪人だったがヒロに受けたダメージの為に力尽きたのかバタリと倒れ動かなくなった。
カレンとヒロは残酷に殺された。
世界はダークネスシャドーの手に堕ちたのだ。
これからは彼らの好きなように出来るのだがその前にやらねばならない事がある。
最終目的。
全人類を死滅させその生体エネルギーであるエナジーを全て奪う事。
「さあ、お前達、次の仕事だ」
女首領アイズの言葉にその場にいる全員が頭を下げる。
そして蜘蛛怪人を先頭に次々と部屋を出ていった。
その後、残された女首領アイズはゆっくりと立ち上がると奥の部屋へと入っていき、そこにあったボタンを押した。
すると床の一部が開き地下へと続く階段が現れる。
階段を降りていくとそこには巨大なコンピュータールームになっていた。
「人間を一匹ずつ殺すのは面倒だからな。奴らの武器で絶滅させる事にしよう」
そう言って女首領はボタンを押すと世界中の核ミサイルのプログラムが稼働する。
勿論コンピュータージャックされた軍人たちが慌てて核ミサイルの発射を阻止しようとするが制御は出来ない。
「一匹残らず死ね人間ども」
女首領アイズがもう一度ボタンを押すと世界中に核ミサイルが発射された。
☆☆☆
其のころカレンとヒロの首を見つめていたアリシアはつまらなそうに呟いた。
「あと30分もしないうちに世界は終わり人類や他の動物たちも死滅する。つまんない終わり方ニャ」
そう言ってカレンとヒロの首を床に並べた。
「こんな終わり方でいいのかニャ?あなた達正義のヒーローとヒロインでしょ?」
そう言ってカレン達の身体を蹴り飛ばすアリシア。
彼女の言葉に答える者は誰もいない。
アリシアはそれを知っている。知っていてなおこんな事をしている理由はただ一つ、彼女がカレンとヒロを直接殺せなくなったからだ。
「ねえ聞いてるニャ?」
そう言いながら再びカレンとヒロを蹴りつけるアリシア。
しかしそれでも反応がない事に痺れを切らしたのか今度は拳を振り上げてきた。
次の瞬間アリシアのパンチがカレンの顔面に炸裂した。
その衝撃で吹き飛ばされるカレンの首。
☆☆☆
その光景を魂だけの存在になったカレンは宙から見ていた。
ボクは既に肉体から切り離されてエナジーだけの存在になっている。
今のボクは魂だけの存在。
身体は床に転がっていて、それでも意識はあるから不思議だ。
もしかしたら死ぬ前に見た走馬灯なのかもしれないけど……。
(いつまで死んでるつもりですか)
魂だけになったボクの心にAI・マシロの声が聞こえる。
(このままだと本当に人類は滅亡してしまいますよ)
(そんな事言われたって死んでしまったらどうしようもないよ)
(いえ、まだ手はあります)
(どういう事?)
(簡単な話です。生き返ればいいんですよ)
(どうやって)
(私と融合すれば良いんです)
(君と合体!?)
(そうです)
(でも君はAIでボクは魂だよ)
(問題ありません。私を体内に取り込めば一時的にですが私の意思でヒロさんとカレンさんは蘇ります。ですがその場合私は完全に消滅しますが)
(そんな!!それじゃあAI・マシロが死んじゃうじゃないか!)
(ええ、ですからお二人が蘇生したらすぐに私も消滅します)
(ダメだそんなの!!)
(そんな事はありません。その為に私はこの過去の世界に来たのです)
(え……?)
(私は元々この世界のエナジーでもサポートAIでもないのです)
(それってどういう……)
(言葉通りの意味ですよ。私は未来の地球から来た存在なのです)
(未来の地球?)
(はい貴方達の死んだ後の未来の地球。私は未来の地球に住んでいました。未来の地球は悪の組織ダークネスシャドーに征服され、生き残った人類は地下に潜ってタイムマシンを作り、過去を変えるために私を送り込みました。ですが私の身体は時空のはざまで消滅し魂だけが過去の地球にタイムスリップしたのです。それからずっと一人で彷徨っていましたがようやくカレンの魂に融合できました。でも過去を変える事は出来なかった。レッドバスターカレンのこんな結末を私は望まない)
(じゃあどうすればいいの?)
(決まっています。このまま滅びを待つか、それとも未来を変えて新たな世界を作るか、二つに一つです
(わかった、君を信じるよ)
その言葉にマシロが嬉しそうに微笑んだような気がした。
(ありがとうございます。それでは始めましょう)
(AI・マシロ……なんていえばいいのか言葉が出てこないよ)
(いいんです。私もカレンと出会えて幸せでした。絶対に地球と人類を守って未来を変えてください。約束ですよ)
(ボクは絶対にAI・マシロのいた未来の地球を救ってみせるよ。今まで本当にありがとう)
(私の方こそありがとうです。カレンと過ごした日々はとても楽しかったですよ)
☆☆☆
そう言うとマシロの魂が光りカレンとヒロの身体が光に包まれた。
切断された筈の首は胴体に戻っていて外傷は無い。
ただ二人ともバスタースーツを着用してはいなかった。
「あらなんてご都合主義。流石正義のヒーローとヒロインだニャ」
呆れた様子で蘇ったカレンとヒロを見下ろすアリシア。
アリシアの傍らに座る和美がカレンとヒロに手をかざすと和美のお腹に刻まれた淫紋がピンクに光り、和美の胎内にため込まれたエナジーが光のシャワーのようにカレンとヒロに降り注ぐ。
カレン達はエナジーを注がれるとバスタースーツを再生して着用した。
「どういうつもり?」
カレンの問いにアリシアは微笑みながら答える。
「別に、ただムカついたから今度は私が直接殺してやろうと思っただけニャ」
そう言ってアリシアはカレン達に背を向けた。
そして和美が残る。
「和美」
「カレン。急がないと核ミサイルが世界中に落下するわ。私が首領の部屋まで案内するから急いで」
「ここは一体……そうだ僕は奴らに殺されて……」
「説明はあと。ヒロさんも急いで!!あとさっきはごめんなさい」
ぺこりとヒロに頭を下げる和美。
ヒロは何を言われてるのか思い出して赤面したが事態は一刻を争う。
カレンとヒロは互いに頷き合うとその場から駆け出した。
目指すは地下にある巨大なコンピュータールーム。
そこに全ての核兵器を管理するメインサーバーがあるはずだ。
そしてカレン達は和美の案内で迷うことなくたどり着いた。
部屋の中央には巨大モニターがあり、そこには世界中の主要都市の様子が映し出されていた。
人々は突然の事態に逃げ惑っている。
その中には当然、日本やアメリカなどの先進国の姿もあった。
「カレン急がないと間に合わないぞ!!」
「わかってるよ!!」
そうしてボク達がモニターの前に現れると女首領アイズが立ちはだかった。
「貴様たちなぜ生きている!?」
驚く女首領アイズに向かってカレンは答えた。
「正義の味方は何度だって蘇って悪を倒すって決まってるからね」
カレンの言葉を聞いた女首領アイズの顔が怒りで歪む。
「まあいい、どのみち貴様らには消えてもらうつもりだったからな」
女首領アイズはそう言って怪人達をカレン達にけしかけた。
蜘蛛怪人を筆頭に戦闘員達が襲い掛かってくる。
だけど負けるわけにはいかない!!
カレンは蜘蛛怪人に飛び掛かるとその胸にレーザーブレードを突き立てた!!
ズブリという音と共に蜘蛛怪人の胸に深々と突き刺さる剣。
「馬鹿な…この体はレッドバスターの剣では貫けぬはず」
蜘蛛怪人が信じられないと言った顔で呻く。
カレンの剣は今までの剣とは違い炎を纏っていた。
「ぐぎゃあああ!!」
隣ではヒロのMP5が打ち出した弾丸で蜘蛛怪人がハチの巣にされていた。
ヒロの持っている銃も青く光り輝いていた。
だが蜘蛛怪人はその程度では死なないようで腕を振り回して暴れ回る!!
蜘蛛怪人の腕がカレンの身体にぶつかる度に激しい痛みが襲ってくるけど耐えるしかない。
そのまま何度も殴り続ける蜘蛛怪人だったがヒロに受けたダメージの為に力尽きたのかバタリと倒れ動かなくなった。
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