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第28話 エナジーの秘密
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第28話 エナジーの秘密
北海道某所。
北海道の山奥に作られた秘密基地にカレンは保護されていた。
ダークネスシャドーによる公開レイプによって死亡したカレン。
彼女の魂は深い昏睡状態にある。
AI・マシロによって肉体と魂を分離した事で完全な死を免れることは出来たが肉体的には死亡し、カレンの魂が戻る場所はない。
「……酷い状態ね」
そう呟いたのは雛月カレンの父親である雛月博士の愛弟子だった神威由紀。
まだ20代前半の女性でショートボブの髪型と知的を思わせる瞳、端正で優しそうな顔立ちをしている。
彼女は白衣を身にまとい、ガラスケースのような医療ポッドに入れられた雛月カレンの様子を観察している。
カレンは一糸まとわぬ姿で治療ポッドに入れられていた。
全身に治療用のアームが取り付けられ現代医学をはるかに超えた治癒行為が行われている。
カレンの肉体は完全に心臓が止まっており損傷が激しい。
血液が止まった為にあちこちが壊死しそうになっている。
特に脳の損傷は重症だ。
常識では間違いなく脳死と診断されるだろう。
今は心臓も強制的に動かされており、壊死した脳も治療不可の部分は切り取られ未だ残っていた生存した部分を元に脳細胞の培養が行われている。
培養が終わり次第、切り取られた部分と培養した部分を取り換えて接合する。
現代医療をはるかに超えた治療が行われていた。
「姉さん。カレンさんの様子はどう?」
その姉の後ろから青いバスタースーツを着た少年が顔を出す。
カレンと同い年くらいの少年は全身に鎧をつけられた一見騎士のように見える姿で立っていた。
「出撃おつかれさま。でもヒロ、女の子の裸をみるのは感心しないわね」
「冗談を言っている場合じゃないよ。カレンさんは助かるの?」
ヒロと呼ばれた少年は神威ヒロ。
神威由紀の弟でカレンが愛した人類を守る為に戦っている。
ブルーバスターヒロ。
雛月博士の作り上げたバスタースーツを神威由紀が改良したスーツに身を纏い、人類の為に戦っている正義のヒーロー。
カレンが戦っている間に雛月博士のチームは秘密裏に集まりダークネスシャドーに対抗する為の組織ソシアルナイツを作り上げた。
ダークネスシャドーの侵略を人類に警告し一笑され非業の死を遂げた雛月博士の弟子たちはまだ戦いを諦めてはいない。
神威ヒロことブルーバスターヒロはレッドバスターカレンの死で油断したダークネスシャドーの秘密基地を襲撃し多数の怪人を屠っている。
だがヒロ一人では時間稼ぎにしかならない。
バスタースーツはもっとも生命活動が活発でエナジーを大量供給できる10代の健康的な少年少女かつ遺伝子適合した者にしか着用できず現在は神威ヒロ只一人。
このままだとヒロも遠からず殺され完全に希望は消えてしまう。
カレンと同じ技術で開発されたのでヒロもAI・マシロと意識を繋ぐことができる。
AI・マシロがこの基地の存在を知りカレンが死亡した直後に救援を呼ぶことが出来たのはこのおかげだ。
(AI・マシロさん。カレンさんの様子は如何ですか?)
(魂の定着できる肉体が再生されても傷ついた心は修復できません。最悪もう戦いを拒否するかもしれません)
(……カレンさん辛かっただろうな)
神威ヒロもカレンがいかに凄惨な戦いに身を投じ、酷い凌辱を受けたか知っている。
もっと早く僕が戦えたら。
そう願わない日は無かった。
もしカレンが戦いを拒否したら自分が死ぬまで戦う以外の選択肢は無い。
バスタースーツは人々の希望と正義の心の拠り所。
正義のエナジーが無ければ着用する事は出来ないのだ。
(あんな戦いにカレンさんを巻き込みたくはないよ。でも僕一人じゃ時間稼ぎしか出来ない)
(カレンには心の休養が必要です。カレンが立ち直るまで時間を稼いでください)
(わかっています。僕にできる事はなんでもします)
その言葉にAI・マシロはある事を思いついた。
だがそれはヒロに強制出来る事ではない。
(本当になんでもしてくれるなら)
(え?)
(いえなんでもありません)
AI・マシロの言葉に疑問を感じつつヒロは変身を解いて自室に戻る。
ダークネスシャドーの基地が発見されたらすぐに戦いに赴かなければいかない。
一秒でも多く寝ておかなくては。
そう思ってヒロはベッドにもぐりこんだ。
◆◆◆
カレンの身体が修復を終えて魂の定着が終わったのは一週間後だった。
生まれ変わったというべきか。
魂の消滅が無い限り生物は何度も新しい肉体を得て生を送り、肉体が滅びたらまた次の肉体に定着する。
それがエナジーという存在。
前世の記憶というものは当たっているようで間違えている。
魂はエナジーが尽きるまで何度も肉体を得て生の意識を経て再び立ち上がる。
カレンが何度も死の淵から蘇ったのは、カレンのエナジーが常人をはるかに上回る強さを持っているからだ。
そうでなければあれだけ何度も精神的肉体的な苦痛を与えられて魂が消滅していただろう。
カレンが目を覚ますとそこは見慣れない部屋だった。
壁は真っ白でカーテンから美しい山々や森が見える。
カレンが生まれ育った東京ではない事はすぐわかった。
(カレンさん気が付きましたか。よかった。本当によかった)
(AI・マシロ。ここは天国なの?)
(天国ではありません。ここは北海道の山奥に作られた秘密基地でカレンのお父さん。雛月博士の関係者が作り上げた場所です。ここなら安全ですよ)
地球上に安全な場所があるなんて思いもしなかったカレンはしばらく茫然としていた。
肉体の修復が済んだとはいえカレンの魂が完全に定着するには少し時間がかかる。
身体がだるくて眠い。
(AI・マシロ。ボクあの後どうなったの?)
(カレンさんは肉体的に死亡しましたが、肉体と魂の分離に成功しました。ここにいる人たちがカレンさんの肉体を治療したのち、魂を定着させたのです)
(……意味わかんない)
(雛月博士の研究チームは人間の魂がどこに存在するのかという事を研究していました。今まで肉体の死は生命活動の停止で魂も消滅すると思われていたのですが、肉体は入れ物で魂は別の存在だと突き止めたのです。それがエナジーと呼ばれる存在でカレンさんは人一倍エナジーが強いから変身という肉体変化を行う事ができるのです)
(ますますわかんないよ。つまりボクは身体は死んだけど心は生きていて壊れた身体を直したから生き返れたって事でいいの?)
(概ねそういう認識で合っています)
生き返った途端よくわからない単語の羅列に晒されたので混乱したが、カレンの父親は世界を一変させる発見をした事になる。
肉体の消滅は厳密に言うと死ではなく魂が定着する肉体があれば、その肉体に宿って別の生を生きることができる。
つまり完全な死とは魂がエナジーを失った時に訪れる。
(AI・マシロはその事を知っていたの?)
(知っていました。そしてダークネスシャドーの目的は全人類の魂の源であるエナジーを集める事。それも知っていました)
(どうして教えてくれなかったの?)
(カレンさんが知るとバスターに変身できなくなるからです。最初の頃のカレンさんは精神的にまだ未成熟で不安定でした。その状態のカレンさんにこのような事を告げれば精神のバランスが崩れます)
(今のボクに聞かせても大丈夫って事?)
(それはわかりませんがここまで来たら知らない方がリスクが大きいと判断しました)
カレンがAI・マシロとの会話を行っているとカレンの部屋のドアがノックされた。
電子キーの解除音が鳴る。
「カレンさん入ってもいいかしら?」
聞き覚えの無い声に身構えるがAI・マシロが警告しないという事は危険人物ではないはず。
そう判断してカレンは立ち上がりドアのロックを解除した。ドアの向こうにいたのは短い銀髪の女性だった。
北海道某所。
北海道の山奥に作られた秘密基地にカレンは保護されていた。
ダークネスシャドーによる公開レイプによって死亡したカレン。
彼女の魂は深い昏睡状態にある。
AI・マシロによって肉体と魂を分離した事で完全な死を免れることは出来たが肉体的には死亡し、カレンの魂が戻る場所はない。
「……酷い状態ね」
そう呟いたのは雛月カレンの父親である雛月博士の愛弟子だった神威由紀。
まだ20代前半の女性でショートボブの髪型と知的を思わせる瞳、端正で優しそうな顔立ちをしている。
彼女は白衣を身にまとい、ガラスケースのような医療ポッドに入れられた雛月カレンの様子を観察している。
カレンは一糸まとわぬ姿で治療ポッドに入れられていた。
全身に治療用のアームが取り付けられ現代医学をはるかに超えた治癒行為が行われている。
カレンの肉体は完全に心臓が止まっており損傷が激しい。
血液が止まった為にあちこちが壊死しそうになっている。
特に脳の損傷は重症だ。
常識では間違いなく脳死と診断されるだろう。
今は心臓も強制的に動かされており、壊死した脳も治療不可の部分は切り取られ未だ残っていた生存した部分を元に脳細胞の培養が行われている。
培養が終わり次第、切り取られた部分と培養した部分を取り換えて接合する。
現代医療をはるかに超えた治療が行われていた。
「姉さん。カレンさんの様子はどう?」
その姉の後ろから青いバスタースーツを着た少年が顔を出す。
カレンと同い年くらいの少年は全身に鎧をつけられた一見騎士のように見える姿で立っていた。
「出撃おつかれさま。でもヒロ、女の子の裸をみるのは感心しないわね」
「冗談を言っている場合じゃないよ。カレンさんは助かるの?」
ヒロと呼ばれた少年は神威ヒロ。
神威由紀の弟でカレンが愛した人類を守る為に戦っている。
ブルーバスターヒロ。
雛月博士の作り上げたバスタースーツを神威由紀が改良したスーツに身を纏い、人類の為に戦っている正義のヒーロー。
カレンが戦っている間に雛月博士のチームは秘密裏に集まりダークネスシャドーに対抗する為の組織ソシアルナイツを作り上げた。
ダークネスシャドーの侵略を人類に警告し一笑され非業の死を遂げた雛月博士の弟子たちはまだ戦いを諦めてはいない。
神威ヒロことブルーバスターヒロはレッドバスターカレンの死で油断したダークネスシャドーの秘密基地を襲撃し多数の怪人を屠っている。
だがヒロ一人では時間稼ぎにしかならない。
バスタースーツはもっとも生命活動が活発でエナジーを大量供給できる10代の健康的な少年少女かつ遺伝子適合した者にしか着用できず現在は神威ヒロ只一人。
このままだとヒロも遠からず殺され完全に希望は消えてしまう。
カレンと同じ技術で開発されたのでヒロもAI・マシロと意識を繋ぐことができる。
AI・マシロがこの基地の存在を知りカレンが死亡した直後に救援を呼ぶことが出来たのはこのおかげだ。
(AI・マシロさん。カレンさんの様子は如何ですか?)
(魂の定着できる肉体が再生されても傷ついた心は修復できません。最悪もう戦いを拒否するかもしれません)
(……カレンさん辛かっただろうな)
神威ヒロもカレンがいかに凄惨な戦いに身を投じ、酷い凌辱を受けたか知っている。
もっと早く僕が戦えたら。
そう願わない日は無かった。
もしカレンが戦いを拒否したら自分が死ぬまで戦う以外の選択肢は無い。
バスタースーツは人々の希望と正義の心の拠り所。
正義のエナジーが無ければ着用する事は出来ないのだ。
(あんな戦いにカレンさんを巻き込みたくはないよ。でも僕一人じゃ時間稼ぎしか出来ない)
(カレンには心の休養が必要です。カレンが立ち直るまで時間を稼いでください)
(わかっています。僕にできる事はなんでもします)
その言葉にAI・マシロはある事を思いついた。
だがそれはヒロに強制出来る事ではない。
(本当になんでもしてくれるなら)
(え?)
(いえなんでもありません)
AI・マシロの言葉に疑問を感じつつヒロは変身を解いて自室に戻る。
ダークネスシャドーの基地が発見されたらすぐに戦いに赴かなければいかない。
一秒でも多く寝ておかなくては。
そう思ってヒロはベッドにもぐりこんだ。
◆◆◆
カレンの身体が修復を終えて魂の定着が終わったのは一週間後だった。
生まれ変わったというべきか。
魂の消滅が無い限り生物は何度も新しい肉体を得て生を送り、肉体が滅びたらまた次の肉体に定着する。
それがエナジーという存在。
前世の記憶というものは当たっているようで間違えている。
魂はエナジーが尽きるまで何度も肉体を得て生の意識を経て再び立ち上がる。
カレンが何度も死の淵から蘇ったのは、カレンのエナジーが常人をはるかに上回る強さを持っているからだ。
そうでなければあれだけ何度も精神的肉体的な苦痛を与えられて魂が消滅していただろう。
カレンが目を覚ますとそこは見慣れない部屋だった。
壁は真っ白でカーテンから美しい山々や森が見える。
カレンが生まれ育った東京ではない事はすぐわかった。
(カレンさん気が付きましたか。よかった。本当によかった)
(AI・マシロ。ここは天国なの?)
(天国ではありません。ここは北海道の山奥に作られた秘密基地でカレンのお父さん。雛月博士の関係者が作り上げた場所です。ここなら安全ですよ)
地球上に安全な場所があるなんて思いもしなかったカレンはしばらく茫然としていた。
肉体の修復が済んだとはいえカレンの魂が完全に定着するには少し時間がかかる。
身体がだるくて眠い。
(AI・マシロ。ボクあの後どうなったの?)
(カレンさんは肉体的に死亡しましたが、肉体と魂の分離に成功しました。ここにいる人たちがカレンさんの肉体を治療したのち、魂を定着させたのです)
(……意味わかんない)
(雛月博士の研究チームは人間の魂がどこに存在するのかという事を研究していました。今まで肉体の死は生命活動の停止で魂も消滅すると思われていたのですが、肉体は入れ物で魂は別の存在だと突き止めたのです。それがエナジーと呼ばれる存在でカレンさんは人一倍エナジーが強いから変身という肉体変化を行う事ができるのです)
(ますますわかんないよ。つまりボクは身体は死んだけど心は生きていて壊れた身体を直したから生き返れたって事でいいの?)
(概ねそういう認識で合っています)
生き返った途端よくわからない単語の羅列に晒されたので混乱したが、カレンの父親は世界を一変させる発見をした事になる。
肉体の消滅は厳密に言うと死ではなく魂が定着する肉体があれば、その肉体に宿って別の生を生きることができる。
つまり完全な死とは魂がエナジーを失った時に訪れる。
(AI・マシロはその事を知っていたの?)
(知っていました。そしてダークネスシャドーの目的は全人類の魂の源であるエナジーを集める事。それも知っていました)
(どうして教えてくれなかったの?)
(カレンさんが知るとバスターに変身できなくなるからです。最初の頃のカレンさんは精神的にまだ未成熟で不安定でした。その状態のカレンさんにこのような事を告げれば精神のバランスが崩れます)
(今のボクに聞かせても大丈夫って事?)
(それはわかりませんがここまで来たら知らない方がリスクが大きいと判断しました)
カレンがAI・マシロとの会話を行っているとカレンの部屋のドアがノックされた。
電子キーの解除音が鳴る。
「カレンさん入ってもいいかしら?」
聞き覚えの無い声に身構えるがAI・マシロが警告しないという事は危険人物ではないはず。
そう判断してカレンは立ち上がりドアのロックを解除した。ドアの向こうにいたのは短い銀髪の女性だった。
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