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その後11
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「……、…さん! 藤沢さん!」
「竜一!」
会社の定期報告会に出た。会議が終わり、休憩スペースで1人ぼうっとしてたら同僚に声を掛けられた。1人、知らない女がいる。
「あ、悪い。ぼうっとしてた。」
「体調悪いのか?」
「いや…」
見慣れない女が給茶機から薄いプラスチックのカップにコーヒーを持ってきてくれた。
カフェを出している会社として、このオフィス用の給茶機のコーヒーってどうなんだ。中の豆だか粉だかは自社のものなのか?
翠が退職間近になって、また調子を崩している。食事が偏って、やたらと甘いものや辛いものを食べたがったり、夜中にハッと起きてしまったり。まだやっぱり年末のことが尾を引いているのか? 行為はなくとも触れ合い、抱きしめ合う。心臓の音を聞かせるように、胸元に抱き寄せ髪を撫でると、彼女はまた眠りにつく。
肌の触り心地が微妙に、なんというか違う。冬だから?
「おーい、やっぱ熱でもあんのか?」
また翠の事を思い出して、話を聞いてなかった。
「大丈夫だ、熱はない。考え事してて。」
「前のミーティングの時、飲みに行く話しただろ、覚えてるか?」
「先月はスケジュール合わなかったし、その前は気がついたら竜一、帰っちゃってたし。」
「美味しい鍋物のお店があるんです。藤沢さんも行きませんか?」
「鍋か……」
「具合悪いなら、また今度にするか?」
「俺の体調は悪くない。」
「え、じゃあ、私、急いで準備してきます!」
鍋なら野菜もたっぷり摂れるし、翠の食欲も湧くかな。あいつの、創作和食の店なら、美味い鍋食えそうだな。
ふと、彼女の美味しそうに食べる姿を想像し、うっかり顔が緩む。
「なんか、すごいレアなもの見たな。」
「え?」
「菊池には残念だが、今思い浮かべてたの、女じゃねえか? あいつ以外の」
「菊池? 誰? アイツ?」
「あー、脈なしだなこりゃ。今居たやつだよ。」
年上の上司は柔らかい視線を向け、同僚の1人はニヤニヤしてる。
「まだ竜一に粉かけようとする女、居たんだな。」
「まだ? なんだそれ。あれ初めて見る顔だったけど、転職してきた人?」
「半年程前にな。先月もその前も会議に居たぞ?」
「へえ、知らなかった。まあ、俺は帰るから、良い店あったら今度教えてください。」
「いいのか? アイツお前目当てだぜ?」
「だからなんだよ。それならますます行きたくねえ。」
面倒事に捕まる前にとっとと会社を出て駅に向かう。店をやってる友人に連絡を入れれば、今朝いい白菜が入ったから、ぜひ食いに来いと返ってきた。早速翠を誘う。
「いらっしゃい。悪い、カウンターの端しか取れなかった。」
「いや、いい。ありがとう。翠、こいつ、ここの店主、ガキの頃からの友人、幼馴染ってやつ。」
「こんばんは。金曜日なのに席おさえていただいて、ありがとうございます。」
翠が綺麗な動作でお辞儀をした。椅子を引いて座らせてやれば、すうっ背筋を伸ばして座る。
「へえ~」
「なんだよ」
幼馴染の店主が、ニヤニヤしている。
「んー、なんていうか、予想外のタイプの女性を連れてきたなーっと。」
「なんだそれ。」
「ああそうだな、むしろ今まではお前が連れて来られる側だな。」
俺と店主のやり取りを聞いて、年末から沈みがちな翠は、触れていた手からズーンと沈むのが分かった。
しかし、お通しで出された、オレンジ色の白菜を一口食べて顔を輝かせた。切って、少量の塩と柚子を振っただけのもの。
「美味しい~!」
くぅ~と噛み締めて、ぱあっと満面の笑みを浮かべた。最近なかなか見れなかった彼女の笑みに心が温かくなる。ショリショリと熱心にウサギのように食べている姿が可愛らしくて、思わず目を細めて眺めてしまった。
「でしょう?その柚子も無農薬のものだよ。」
「ここのお野菜、ホント美味しいですよね。農家さんと契約してるんですか?」
「そう。うちの義理の姉が南関東の農家に嫁いで、農協に卸す以外、直販してくれてね。」
「やっぱり! 私、育ちが田舎で子供の頃自宅で食べる野菜は家庭菜園のものばかりだったので、一人暮らし始めてスーパーで買った野菜があまりにも美味しくなくてビックリしたんですよ。」
「あー、そういうの食べ慣れちゃってるとそうだろうね。」
「ヘタの産毛が痛くないナスとか、生じゃ食べられたもんじゃないオクラとか、そんなの知りませんでした。」
「オクラ?」
「輪切りにしておかかと醤油をまぶしていただくんです。断面が星形で可愛いんですよ? でも、スーパーで買ったのでそうやって食べようとしたら、渋くって、不味くて、腐ってると勘違いしちゃいました。」
「大抵は茹でるんだよ。」
「新鮮なのはどうなの?」
「味は、茹でたのと変わらない。けど、食感が美味しい。サクサクパリパリ、噛むと独特の粘りというかトロミが出て、プチプチしたタネの歯ざわりが楽しいの。」
「へえ本当に採りたてだったんだね」
「だから、スーパーの野菜しか食べたことのない子供達が野菜嫌いになるのも無理ないなって思います。」
「うまいの食べたことないなら、そうなるだろうなあー」
「でもここのは、実家で食べていたのと同じくらい美味しいです。」
「ありがとう、嬉しいね。」
「料理してないものを褒められるって、料理人としてどうなんだ?」
ニコニコと愛想良く友人と話す翠に嫉妬し、思わずツッコミを入れる。
「目利きを褒められたってことだろ。店で出してるもん褒められてんだから嬉しいだろ。」
「そうかよ。」
「拗ねんな。ほら、お待たせ。牡蠣の土手鍋。固形燃料に火入れるから、そこ空けて。」
台座と、固形燃料の入った小皿をカウンターの向こうから置かれる。翠と体を少し離すと、後ろから小さな土鍋を持った店員が、すっと土鍋をセットし、固形燃料に火を入れた。
程なく、クツクツと小気味いい音が聞こえ、美味しそうな香りが立ち上る。
「……いい匂い。」
後ろの団体客がやいやい盛り上がり、友人や店員が対応に向かうのを見て、尋ねる。
「翠、ごめん。牡蠣苦手だった?」
「え、…なんで?」
「土手鍋って言った瞬間、ほんの一瞬固まってた。」
「牡蠣の旨みが出たスープは美味しいですよね、好きですよ。ネギも程よくとろけて、ほら、食べごろですよ?」
土鍋の蓋を取り、小鉢に野菜と牡蠣をバランスよく取り分けてくれる。彼女がスープをすすり、ほうっと息を吐く。
「刺身も、イカやホタテも普通にうまそうに食べてたから、平気かと思ったんだけど」
「味は好きなんです。」
「食感が苦手?」
小さく、コクリとうなずく。
「生の岩牡蠣とか、レモン絞ってちゅるって食べるの贅沢ですよね。」
「うん。」
「でも、ダメなんです。にゅるって口に入ってきて、プツって歯が当たった瞬間ドロ~って中身が出てくるあれが…」
「それが苦手って人、少なくないよね。」
「でも味は好きなんです。美味しいと思うんです。だから、火が通って、固まってれば平気かなって思うんですけど、カキフライとか食べても、歯が当たって身が弾けて強烈な香りが広がった瞬間、思い出しちゃって……」
ゾワワ~っと背筋を震わせ、半泣き状態で力説する。普段好き嫌いのない彼女がここまで力説するとは意外で、でもそれが可愛らしいと思えて、思わず目を細め頭を撫でてやったら怒られた。
「あー、もう! バカにしてる!」
「ごめん、そんなつもりはなかったんだけど…」
プリプリしながら、もぐもぐ野菜を食べ始める。スープを啜って満足げに吐息を漏らしたり、椎茸を齧って熱さに目を白黒させたり、見ているこっちが楽しい。苦手なのは本当に食感だけなんだろうなと思えた。
固形燃料も燃え尽き、俺も焼酎から日本酒に切り替えてちびりちびりやっている頃、いつの間にか団体客はいなくなり、客は俺と翠くらいになる。
団体客を見送りに、店主がいなくなった隙に、翠が耳元でそっと囁いた。
「本当? いいの?」
「はい」
にっこり笑って、空のお猪口を掴んだままの俺の手に触れる。
「お、いい頃合い? 締めの雑炊は?」
カウンターに戻ってきた店主が聞く。翠はそっと何気無い動作で手を離す。別に離さなくてもいいのに。
「あ、しまった。それがあったの忘れてました。」
「俺はもらう。」
食べたいけどどうしようかと難しい顔をしてる翠を見る。小鉢に雑炊を取り分け、一匙すくう。ふうーっと冷まして、翠を見る。
「はい」
匙を差し出せば、何のためらいもなくパクリと口にする。
「恥ずかしがるかと思ったのに、サクッといったね。」
「え?」
熱いものを食べて温まって、ぽわっと上気した頬が愛らしい。数時間後にはベッドの上で、違う理由で上気するんだろうなと思うとたまらなくなってきた。
「竜一!」
会社の定期報告会に出た。会議が終わり、休憩スペースで1人ぼうっとしてたら同僚に声を掛けられた。1人、知らない女がいる。
「あ、悪い。ぼうっとしてた。」
「体調悪いのか?」
「いや…」
見慣れない女が給茶機から薄いプラスチックのカップにコーヒーを持ってきてくれた。
カフェを出している会社として、このオフィス用の給茶機のコーヒーってどうなんだ。中の豆だか粉だかは自社のものなのか?
翠が退職間近になって、また調子を崩している。食事が偏って、やたらと甘いものや辛いものを食べたがったり、夜中にハッと起きてしまったり。まだやっぱり年末のことが尾を引いているのか? 行為はなくとも触れ合い、抱きしめ合う。心臓の音を聞かせるように、胸元に抱き寄せ髪を撫でると、彼女はまた眠りにつく。
肌の触り心地が微妙に、なんというか違う。冬だから?
「おーい、やっぱ熱でもあんのか?」
また翠の事を思い出して、話を聞いてなかった。
「大丈夫だ、熱はない。考え事してて。」
「前のミーティングの時、飲みに行く話しただろ、覚えてるか?」
「先月はスケジュール合わなかったし、その前は気がついたら竜一、帰っちゃってたし。」
「美味しい鍋物のお店があるんです。藤沢さんも行きませんか?」
「鍋か……」
「具合悪いなら、また今度にするか?」
「俺の体調は悪くない。」
「え、じゃあ、私、急いで準備してきます!」
鍋なら野菜もたっぷり摂れるし、翠の食欲も湧くかな。あいつの、創作和食の店なら、美味い鍋食えそうだな。
ふと、彼女の美味しそうに食べる姿を想像し、うっかり顔が緩む。
「なんか、すごいレアなもの見たな。」
「え?」
「菊池には残念だが、今思い浮かべてたの、女じゃねえか? あいつ以外の」
「菊池? 誰? アイツ?」
「あー、脈なしだなこりゃ。今居たやつだよ。」
年上の上司は柔らかい視線を向け、同僚の1人はニヤニヤしてる。
「まだ竜一に粉かけようとする女、居たんだな。」
「まだ? なんだそれ。あれ初めて見る顔だったけど、転職してきた人?」
「半年程前にな。先月もその前も会議に居たぞ?」
「へえ、知らなかった。まあ、俺は帰るから、良い店あったら今度教えてください。」
「いいのか? アイツお前目当てだぜ?」
「だからなんだよ。それならますます行きたくねえ。」
面倒事に捕まる前にとっとと会社を出て駅に向かう。店をやってる友人に連絡を入れれば、今朝いい白菜が入ったから、ぜひ食いに来いと返ってきた。早速翠を誘う。
「いらっしゃい。悪い、カウンターの端しか取れなかった。」
「いや、いい。ありがとう。翠、こいつ、ここの店主、ガキの頃からの友人、幼馴染ってやつ。」
「こんばんは。金曜日なのに席おさえていただいて、ありがとうございます。」
翠が綺麗な動作でお辞儀をした。椅子を引いて座らせてやれば、すうっ背筋を伸ばして座る。
「へえ~」
「なんだよ」
幼馴染の店主が、ニヤニヤしている。
「んー、なんていうか、予想外のタイプの女性を連れてきたなーっと。」
「なんだそれ。」
「ああそうだな、むしろ今まではお前が連れて来られる側だな。」
俺と店主のやり取りを聞いて、年末から沈みがちな翠は、触れていた手からズーンと沈むのが分かった。
しかし、お通しで出された、オレンジ色の白菜を一口食べて顔を輝かせた。切って、少量の塩と柚子を振っただけのもの。
「美味しい~!」
くぅ~と噛み締めて、ぱあっと満面の笑みを浮かべた。最近なかなか見れなかった彼女の笑みに心が温かくなる。ショリショリと熱心にウサギのように食べている姿が可愛らしくて、思わず目を細めて眺めてしまった。
「でしょう?その柚子も無農薬のものだよ。」
「ここのお野菜、ホント美味しいですよね。農家さんと契約してるんですか?」
「そう。うちの義理の姉が南関東の農家に嫁いで、農協に卸す以外、直販してくれてね。」
「やっぱり! 私、育ちが田舎で子供の頃自宅で食べる野菜は家庭菜園のものばかりだったので、一人暮らし始めてスーパーで買った野菜があまりにも美味しくなくてビックリしたんですよ。」
「あー、そういうの食べ慣れちゃってるとそうだろうね。」
「ヘタの産毛が痛くないナスとか、生じゃ食べられたもんじゃないオクラとか、そんなの知りませんでした。」
「オクラ?」
「輪切りにしておかかと醤油をまぶしていただくんです。断面が星形で可愛いんですよ? でも、スーパーで買ったのでそうやって食べようとしたら、渋くって、不味くて、腐ってると勘違いしちゃいました。」
「大抵は茹でるんだよ。」
「新鮮なのはどうなの?」
「味は、茹でたのと変わらない。けど、食感が美味しい。サクサクパリパリ、噛むと独特の粘りというかトロミが出て、プチプチしたタネの歯ざわりが楽しいの。」
「へえ本当に採りたてだったんだね」
「だから、スーパーの野菜しか食べたことのない子供達が野菜嫌いになるのも無理ないなって思います。」
「うまいの食べたことないなら、そうなるだろうなあー」
「でもここのは、実家で食べていたのと同じくらい美味しいです。」
「ありがとう、嬉しいね。」
「料理してないものを褒められるって、料理人としてどうなんだ?」
ニコニコと愛想良く友人と話す翠に嫉妬し、思わずツッコミを入れる。
「目利きを褒められたってことだろ。店で出してるもん褒められてんだから嬉しいだろ。」
「そうかよ。」
「拗ねんな。ほら、お待たせ。牡蠣の土手鍋。固形燃料に火入れるから、そこ空けて。」
台座と、固形燃料の入った小皿をカウンターの向こうから置かれる。翠と体を少し離すと、後ろから小さな土鍋を持った店員が、すっと土鍋をセットし、固形燃料に火を入れた。
程なく、クツクツと小気味いい音が聞こえ、美味しそうな香りが立ち上る。
「……いい匂い。」
後ろの団体客がやいやい盛り上がり、友人や店員が対応に向かうのを見て、尋ねる。
「翠、ごめん。牡蠣苦手だった?」
「え、…なんで?」
「土手鍋って言った瞬間、ほんの一瞬固まってた。」
「牡蠣の旨みが出たスープは美味しいですよね、好きですよ。ネギも程よくとろけて、ほら、食べごろですよ?」
土鍋の蓋を取り、小鉢に野菜と牡蠣をバランスよく取り分けてくれる。彼女がスープをすすり、ほうっと息を吐く。
「刺身も、イカやホタテも普通にうまそうに食べてたから、平気かと思ったんだけど」
「味は好きなんです。」
「食感が苦手?」
小さく、コクリとうなずく。
「生の岩牡蠣とか、レモン絞ってちゅるって食べるの贅沢ですよね。」
「うん。」
「でも、ダメなんです。にゅるって口に入ってきて、プツって歯が当たった瞬間ドロ~って中身が出てくるあれが…」
「それが苦手って人、少なくないよね。」
「でも味は好きなんです。美味しいと思うんです。だから、火が通って、固まってれば平気かなって思うんですけど、カキフライとか食べても、歯が当たって身が弾けて強烈な香りが広がった瞬間、思い出しちゃって……」
ゾワワ~っと背筋を震わせ、半泣き状態で力説する。普段好き嫌いのない彼女がここまで力説するとは意外で、でもそれが可愛らしいと思えて、思わず目を細め頭を撫でてやったら怒られた。
「あー、もう! バカにしてる!」
「ごめん、そんなつもりはなかったんだけど…」
プリプリしながら、もぐもぐ野菜を食べ始める。スープを啜って満足げに吐息を漏らしたり、椎茸を齧って熱さに目を白黒させたり、見ているこっちが楽しい。苦手なのは本当に食感だけなんだろうなと思えた。
固形燃料も燃え尽き、俺も焼酎から日本酒に切り替えてちびりちびりやっている頃、いつの間にか団体客はいなくなり、客は俺と翠くらいになる。
団体客を見送りに、店主がいなくなった隙に、翠が耳元でそっと囁いた。
「本当? いいの?」
「はい」
にっこり笑って、空のお猪口を掴んだままの俺の手に触れる。
「お、いい頃合い? 締めの雑炊は?」
カウンターに戻ってきた店主が聞く。翠はそっと何気無い動作で手を離す。別に離さなくてもいいのに。
「あ、しまった。それがあったの忘れてました。」
「俺はもらう。」
食べたいけどどうしようかと難しい顔をしてる翠を見る。小鉢に雑炊を取り分け、一匙すくう。ふうーっと冷まして、翠を見る。
「はい」
匙を差し出せば、何のためらいもなくパクリと口にする。
「恥ずかしがるかと思ったのに、サクッといったね。」
「え?」
熱いものを食べて温まって、ぽわっと上気した頬が愛らしい。数時間後にはベッドの上で、違う理由で上気するんだろうなと思うとたまらなくなってきた。
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