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5.嫉妬*
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ようやく俺の涙が収まって呼吸が落ち着く。
馬鹿みたいに泣いたせいで目元がすこし熱っぽい。
こんなに泣いたのはいつぶりだったっけと考えて、そう言えば伊佐島さんと付き合た夜も俺は大泣きしていたと思い出した。
それに初めて彼とヤった日もちょっと泣いたし、最近は辛くて夜よく一人で泣いていた。
きっと子供だってこんなに泣かないだろう。
自分で自分があまりにも情緒不安定でやばい奴で嫌になる。
しかもそれが全部伊佐島さんが原因なんだから本当に彼に心を持っていかれすぎている。
この後、あっさり振られでもしたら俺はショックで壊れてしまうんじゃないかと少し本気で思っていたら、体に回された腕がなぜか更に力強く俺の体を締め付けた。
「……伊佐島さん?」
苦しいくらいに締め付けられた腕から抜け出そうと、俺はもぞもぞと体を動かした。
だけど伊佐島さんは俺を逃がしてくれる気はないらしく俺の上に体重をかけたままぼそぼそと呟きはじめた。
「そう言えばお前がバイト先にいない理由、聞いてないな。……まさか、あの店長に事務所でエロいことでも……」
「は?」
「あと店員、若いのいたよな。お前よりずっとガタイいいし押し倒されたら逃げられないよな」
「っ! いやいや、だから! 俺、伊佐島さんにしか抱かれたことないっていってるじゃないですか!」
何を言っているんだ。
この期に及んで俺が他の相手と浮気しているとでも言いたいのか。
俺の涙を返せと思いながら彼の体を引っぺがそうとすると、一瞬離れた手が今度は俺の後頭部を掴んで一気に引き寄せられた。
「んっ、」
強引に口づけられる。
そのまま舌先が唇をなぞり口を割り拓き中に潜り込んでくる。
口蓋をくすぐるように舐められて、ぞくぞくした快感が俺の背筋に這い上がってきて体を震わせた。
ちゅ、と音を立てて唇が離れた時には、俺の息はすっかり上がってしまっていた。
赤くなった顔で伊佐島さんを見上げる。
彼の真っ黒な瞳にはうっすらと獣欲が灯っていて、闇が俺を飲み込もうとしているようだった。
大きな手が俺の頬を包んで、それから首筋をなぞって降りていく。
そのまま胸元を撫でて着古した薄っぺらいTシャツがまくり上げられる。
指先が戯れるように素肌を滑る。
肉なんて全然ついていないのに胸元を何度か撫でた掌は、俺の尻をズボンの上から強引に揉んだ。
「一番はじめにヤった時、慣れてただろ。ここ、誰かに教えられたんじゃないのか?」
尻を片手で揉みながら、もう一つの手が俺のベルトを器用に抜き去って前立てを開く。
さっきのキスでちょっと勃ってしまっていたのが恥ずかしい。
しかも『どうなんだ?』と畳みかけるように問いかけられて俺は羞恥に顔を染めた。
「……ビデオ見て勉強しました。あと、家で自分で拡げたりも……」
「自分で」
当たり前だ。
他に誰がやってくれるっていうんだ。
確かに一番最初に彼と寝たかった時は色々考えた。
伊佐島さんは女しか抱いたことないだろうし、俺も誰にも抱かれたことなんてない。
上手くいかなくてそれで面倒だと捨てられるのは嫌だから、ゲイ風俗か何かで経験してこようかとも思った。
少なくとも一度くらい入れられたことがあれば、力の抜き方とかマナーとか分かるだろう。
そう分かってはいたけど……だけどできなかった。
俺は伊佐島さんが好きで好きで、彼のためなら何でも変えようと思っていたけど、それでも踏み出せなかった。
結果、俺はネットで仕入れた知識と玩具で拡げただけの後ろで伊佐島さんの前で慣れたふりをすることになったんだ。
恥ずかしいからあまり聞かないでほしい。
そう思って顔を背けると。
「どうやってやった?」
「え、ちょ、ちょっと待っ!」
伊佐島さんの手が急に俺のズボンを掴んで性急にずりおろしてくる。
引き摺られてパンツまで剥ぎ取られて、ぶるりと性器が彼の眼前に晒された。
情けない姿に前を隠そうとする。
だが俺のささやかな抵抗を気にもしない彼は、俺の膝裏に手をかけると大きく足を割り拓いてくる。
「見せろよ。お前が慣れてる風だったからな、随分嫉妬させられたんだ。それくらいいいだろ」
靴下を脱がされて、脛にキスをされる。
「お前が誰に仕込まれたんだって、聞けもしねぇくせに苛ついて、酷いことしそうだった」
かり、と歯を立てられてその甘い痛みに痺れるようだ。
俺の脛をもう一度ちゅ、と音を立てて吸った伊佐島さんは、ベッドサイドから真新しいジェルを取り出す。
前回来た時はもうそろそろなくなりそうだったのに、新しいものがあるということは……彼もヤる気だったのだ、俺を抱くために準備していたのだと胸に落ちて来て羞恥に体が赤くなる。
そんな俺の胸中を知らない彼はとろりとしたそれを手に取って少し温める。
「手、どかせ」
まるで俺が絶対言うことを聞くって分かっているかのような口調。
なのに視線はどこか甘くていやらしくて、俺はそろそろと手をどかしてしまう。
性器もその後ろの窄まりも全てが彼の目の前に露わになって酷く恥ずかしい。
何度も見られたことがあるし彼のを咥え込んだこともあるのに。
「ひ、っ、」
ぬめりを帯びた手が俺の陰茎を撫でる。
そのまま粘液を窄まりに塗り込まれて俺の体は小さく跳ねた。
「で……どうやって拡げたんだ?」
緩く緩く窄まりを指先で押しながら、体をかがめた伊佐島さんが俺の耳元で囁かく。
笑いを含んだような吐息に俺は子供のように嫌だと首を横に振る。
でも彼は許してくれなくて手を掴まれると指先をそこへ誘導された。
「んっ……」
「手伝ってやるから、な?」
緩く押されていたそこは、俺の指先をずぶずぶと飲み込んでいく。
この部屋に来る前に今日もセックスするつもりだったから少し慣らしてきていたのだ。
柔らかく俺の指を一本飲み込んだ後孔に、今度は伊佐島さんが自分の指を潜り込ませてきた。
「っえ、あ、あっ、」
「ほら、ただ指入れてるだけじゃねぇだろ?」
言いながら伊佐島さんの指先はくちゅくちゅと粘ついた音を立てながら内壁を擦る。
気持ちのいいところを指先で突かれて俺の喉から甲高い悲鳴が漏れた。
わざと俺の指を内側に擦り付けるように抑えられて堪らない。
「やっ、ああ、んっ、あ、」
散々苛められて、いつの間にか俺の指は後孔から抜け落ちると陰茎を握りしめていた。
伊佐島さんの指の動きに合わせてぷるぷると震えるのも恥ずかしいし、強すぎる刺激に射精しないように根元を持って堰き止める。
だけどそんな俺に気が付いた伊佐島さんは悪い顔をして笑うと唇を舐めた。
「は、なんだ。そっちも弄ってほしくなったのか」
そう言うが早いか、彼の体がずり下がって。
べろりと赤い舌が性器の先を舐めた、と思ったら口に含まれていた。
「ひ、ぁ、あ!あ、やめ……だ、だめ、伊佐島さ、」
唾液と俺の先走りでぬめる咥内。
熱くて柔らかくて気持ちいい。
根本まで口に咥えて喉の奥で吸い上げる。
その間ですら後孔をかき回されておかしくなりそうだ。
放して欲しいと彼の頭を押すけれど余計に強く吸い上げられるだけで。
だめだ。
このままだと口に出してしまう。
そんなこと、したことないのに。
男のものなんて咥えたくないはずなのに。
でも、でも腰の奥から痺れるような圧倒的な快楽に我慢ができない。
経験不足で堪え性のない俺の体は、快感を前にあっさりと白旗を上げた。
「や、ああ、あ……っ、イく、イっちゃう、あ、あ、ゃあ、あ、ああ゛!」
体がびくびくと跳ねる長い射精の後にぐったりとベッドに倒れ込んだ。
涙声で『だめって言ったのに』とぼやく俺を見下ろして、なぜか伊佐島さんは満足げな笑みを浮かべていた。
ようやく俺の涙が収まって呼吸が落ち着く。
馬鹿みたいに泣いたせいで目元がすこし熱っぽい。
こんなに泣いたのはいつぶりだったっけと考えて、そう言えば伊佐島さんと付き合た夜も俺は大泣きしていたと思い出した。
それに初めて彼とヤった日もちょっと泣いたし、最近は辛くて夜よく一人で泣いていた。
きっと子供だってこんなに泣かないだろう。
自分で自分があまりにも情緒不安定でやばい奴で嫌になる。
しかもそれが全部伊佐島さんが原因なんだから本当に彼に心を持っていかれすぎている。
この後、あっさり振られでもしたら俺はショックで壊れてしまうんじゃないかと少し本気で思っていたら、体に回された腕がなぜか更に力強く俺の体を締め付けた。
「……伊佐島さん?」
苦しいくらいに締め付けられた腕から抜け出そうと、俺はもぞもぞと体を動かした。
だけど伊佐島さんは俺を逃がしてくれる気はないらしく俺の上に体重をかけたままぼそぼそと呟きはじめた。
「そう言えばお前がバイト先にいない理由、聞いてないな。……まさか、あの店長に事務所でエロいことでも……」
「は?」
「あと店員、若いのいたよな。お前よりずっとガタイいいし押し倒されたら逃げられないよな」
「っ! いやいや、だから! 俺、伊佐島さんにしか抱かれたことないっていってるじゃないですか!」
何を言っているんだ。
この期に及んで俺が他の相手と浮気しているとでも言いたいのか。
俺の涙を返せと思いながら彼の体を引っぺがそうとすると、一瞬離れた手が今度は俺の後頭部を掴んで一気に引き寄せられた。
「んっ、」
強引に口づけられる。
そのまま舌先が唇をなぞり口を割り拓き中に潜り込んでくる。
口蓋をくすぐるように舐められて、ぞくぞくした快感が俺の背筋に這い上がってきて体を震わせた。
ちゅ、と音を立てて唇が離れた時には、俺の息はすっかり上がってしまっていた。
赤くなった顔で伊佐島さんを見上げる。
彼の真っ黒な瞳にはうっすらと獣欲が灯っていて、闇が俺を飲み込もうとしているようだった。
大きな手が俺の頬を包んで、それから首筋をなぞって降りていく。
そのまま胸元を撫でて着古した薄っぺらいTシャツがまくり上げられる。
指先が戯れるように素肌を滑る。
肉なんて全然ついていないのに胸元を何度か撫でた掌は、俺の尻をズボンの上から強引に揉んだ。
「一番はじめにヤった時、慣れてただろ。ここ、誰かに教えられたんじゃないのか?」
尻を片手で揉みながら、もう一つの手が俺のベルトを器用に抜き去って前立てを開く。
さっきのキスでちょっと勃ってしまっていたのが恥ずかしい。
しかも『どうなんだ?』と畳みかけるように問いかけられて俺は羞恥に顔を染めた。
「……ビデオ見て勉強しました。あと、家で自分で拡げたりも……」
「自分で」
当たり前だ。
他に誰がやってくれるっていうんだ。
確かに一番最初に彼と寝たかった時は色々考えた。
伊佐島さんは女しか抱いたことないだろうし、俺も誰にも抱かれたことなんてない。
上手くいかなくてそれで面倒だと捨てられるのは嫌だから、ゲイ風俗か何かで経験してこようかとも思った。
少なくとも一度くらい入れられたことがあれば、力の抜き方とかマナーとか分かるだろう。
そう分かってはいたけど……だけどできなかった。
俺は伊佐島さんが好きで好きで、彼のためなら何でも変えようと思っていたけど、それでも踏み出せなかった。
結果、俺はネットで仕入れた知識と玩具で拡げただけの後ろで伊佐島さんの前で慣れたふりをすることになったんだ。
恥ずかしいからあまり聞かないでほしい。
そう思って顔を背けると。
「どうやってやった?」
「え、ちょ、ちょっと待っ!」
伊佐島さんの手が急に俺のズボンを掴んで性急にずりおろしてくる。
引き摺られてパンツまで剥ぎ取られて、ぶるりと性器が彼の眼前に晒された。
情けない姿に前を隠そうとする。
だが俺のささやかな抵抗を気にもしない彼は、俺の膝裏に手をかけると大きく足を割り拓いてくる。
「見せろよ。お前が慣れてる風だったからな、随分嫉妬させられたんだ。それくらいいいだろ」
靴下を脱がされて、脛にキスをされる。
「お前が誰に仕込まれたんだって、聞けもしねぇくせに苛ついて、酷いことしそうだった」
かり、と歯を立てられてその甘い痛みに痺れるようだ。
俺の脛をもう一度ちゅ、と音を立てて吸った伊佐島さんは、ベッドサイドから真新しいジェルを取り出す。
前回来た時はもうそろそろなくなりそうだったのに、新しいものがあるということは……彼もヤる気だったのだ、俺を抱くために準備していたのだと胸に落ちて来て羞恥に体が赤くなる。
そんな俺の胸中を知らない彼はとろりとしたそれを手に取って少し温める。
「手、どかせ」
まるで俺が絶対言うことを聞くって分かっているかのような口調。
なのに視線はどこか甘くていやらしくて、俺はそろそろと手をどかしてしまう。
性器もその後ろの窄まりも全てが彼の目の前に露わになって酷く恥ずかしい。
何度も見られたことがあるし彼のを咥え込んだこともあるのに。
「ひ、っ、」
ぬめりを帯びた手が俺の陰茎を撫でる。
そのまま粘液を窄まりに塗り込まれて俺の体は小さく跳ねた。
「で……どうやって拡げたんだ?」
緩く緩く窄まりを指先で押しながら、体をかがめた伊佐島さんが俺の耳元で囁かく。
笑いを含んだような吐息に俺は子供のように嫌だと首を横に振る。
でも彼は許してくれなくて手を掴まれると指先をそこへ誘導された。
「んっ……」
「手伝ってやるから、な?」
緩く押されていたそこは、俺の指先をずぶずぶと飲み込んでいく。
この部屋に来る前に今日もセックスするつもりだったから少し慣らしてきていたのだ。
柔らかく俺の指を一本飲み込んだ後孔に、今度は伊佐島さんが自分の指を潜り込ませてきた。
「っえ、あ、あっ、」
「ほら、ただ指入れてるだけじゃねぇだろ?」
言いながら伊佐島さんの指先はくちゅくちゅと粘ついた音を立てながら内壁を擦る。
気持ちのいいところを指先で突かれて俺の喉から甲高い悲鳴が漏れた。
わざと俺の指を内側に擦り付けるように抑えられて堪らない。
「やっ、ああ、んっ、あ、」
散々苛められて、いつの間にか俺の指は後孔から抜け落ちると陰茎を握りしめていた。
伊佐島さんの指の動きに合わせてぷるぷると震えるのも恥ずかしいし、強すぎる刺激に射精しないように根元を持って堰き止める。
だけどそんな俺に気が付いた伊佐島さんは悪い顔をして笑うと唇を舐めた。
「は、なんだ。そっちも弄ってほしくなったのか」
そう言うが早いか、彼の体がずり下がって。
べろりと赤い舌が性器の先を舐めた、と思ったら口に含まれていた。
「ひ、ぁ、あ!あ、やめ……だ、だめ、伊佐島さ、」
唾液と俺の先走りでぬめる咥内。
熱くて柔らかくて気持ちいい。
根本まで口に咥えて喉の奥で吸い上げる。
その間ですら後孔をかき回されておかしくなりそうだ。
放して欲しいと彼の頭を押すけれど余計に強く吸い上げられるだけで。
だめだ。
このままだと口に出してしまう。
そんなこと、したことないのに。
男のものなんて咥えたくないはずなのに。
でも、でも腰の奥から痺れるような圧倒的な快楽に我慢ができない。
経験不足で堪え性のない俺の体は、快感を前にあっさりと白旗を上げた。
「や、ああ、あ……っ、イく、イっちゃう、あ、あ、ゃあ、あ、ああ゛!」
体がびくびくと跳ねる長い射精の後にぐったりとベッドに倒れ込んだ。
涙声で『だめって言ったのに』とぼやく俺を見下ろして、なぜか伊佐島さんは満足げな笑みを浮かべていた。
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