上 下
1 / 17

1

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ボロボロに傷ついた令嬢は初恋の彼の心に刻まれた

ミカン♬
恋愛
10歳の時に初恋のセルリアン王子を暗殺者から庇って傷ついたアリシアは、王家が責任を持ってセルリアンの婚約者とする約束であったが、幼馴染を溺愛するセルリアンは承知しなかった。 やがて婚約の話は消えてアリシアに残ったのは傷物令嬢という不名誉な二つ名だけだった。 ボロボロに傷ついていくアリシアを同情しつつ何も出来ないセルリアンは冷酷王子とよばれ、幼馴染のナターシャと婚約を果たすが互いに憂いを隠せないのであった。 一方、王家の陰謀に気づいたアリシアは密かに復讐を決心したのだった。 2024.01.05 あけおめです!後日談を追加しました。ヒマつぶしに読んで頂けると嬉しいです。 フワっと設定です。他サイトにも投稿中です。

浮気で得た「本当の愛」は、簡単に散る仮初のものだったようです。

八代奏多
恋愛
「本当の愛を見つけたから、婚約を破棄する」  浮気をしている婚約者にそう言われて、侯爵令嬢のリーシャは内心で微笑んだ。  浮気男と離れられるのを今か今かと待っていたから。  世間体を気にした元婚約者も浮気相手も、リーシャを悪者にしようとしているが、それは上手くいかず……。  浮気したお馬鹿さん達が破滅へと向かうお話。

国王の情婦

豆狸
恋愛
この王国の王太子の婚約者は、国王の情婦と呼ばれている。

縁談相手が愛しているのは私ではない別の女性

ララ
恋愛
「君のことは好きになれそうにない」 初めての顔合わせで、縁談相手は私に言う。 どうやら彼は他に想いを寄せている女性がいるみたいで……

婚約破棄直前に倒れた悪役令嬢は、愛を抱いたまま退場したい

矢口愛留
恋愛
【全11話】 学園の卒業パーティーで、公爵令嬢クロエは、第一王子スティーブに婚約破棄をされそうになっていた。 しかし、婚約破棄を宣言される前に、クロエは倒れてしまう。 クロエの余命があと一年ということがわかり、スティーブは、自身の感じていた違和感の元を探り始める。 スティーブは真実にたどり着き、クロエに一つの約束を残して、ある選択をするのだった。 ※一話あたり短めです。 ※ベリーズカフェにも投稿しております。

真実の愛だからと離婚するのに、私が慰謝料を払うんですか……?

水垣するめ
恋愛
主人公、伯爵家のアン・ウィルトンは伯爵家のジョン・クラークと政略結婚をしていた。 しかし、結婚してから一年がたったある日、ジョンは「離婚してくれ」とアンに切り出してきた。 理由を尋ねると「他に愛するができたから」 アンは呆れてため息をついた。 政略結婚なのに離婚をすると家同士の関係は悪化するし、約定も全て破綻してしまう。 ジョンはそれなのに一時の感情を優先し、アンへ離婚を迫った。 アンは呆れて「もういいか」とジョンとの離婚を承諾する。 結婚生活を続けてもこれ以上ジョンと上手くやっていけないと思ったからだ。 「本当はありがとう、アン!」 「いえ、あなたたちの幸福をお祈りしています」 ジョンは飛び上がるほどに喜び、アンは作り笑いでそれに対応した。 「では、私はもう行きますので」 しかしアンが部屋から出ていこうとしたその時、 「ああ、慰謝料は後で請求するよ」 とジョンが言ってきた。 アンは理解できなかった。 アンが慰謝料を払う?意味がわからない。 離婚を切り出したのはジョンだ。 「わ、私が慰謝料を払うんですか?」 するとジョンは当然のように頷いた。 「ああ、そうだ。だって君は女だろう? 慰謝料を払うのは当然じゃないか」 ジョンは慰謝料を貰えると錯覚していた。 加えてジョンはアンの持つ資産や屋敷までも相続できると考えていることが分かった。 離婚を突きつけられたうえにあまりにも虚仮にされて、アンはジョンへ復讐することを決意する……。

──いいえ。わたしがあなたとの婚約を破棄したいのは、あなたに愛する人がいるからではありません。

ふまさ
恋愛
 伯爵令息のパットは、婚約者であるオーレリアからの突然の別れ話に、困惑していた。 「確かにぼくには、きみの他に愛する人がいる。でもその人は平民で、ぼくはその人と結婚はできない。だから、きみと──こんな言い方は卑怯かもしれないが、きみの家にお金を援助することと引き換えに、きみはそれを受け入れたうえで、ぼくと婚約してくれたんじゃなかったのか?!」  正面に座るオーレリアは、膝のうえに置いたこぶしを強く握った。 「……あなたの言う通りです。元より貴族の結婚など、政略的なものの方が多い。そんな中、没落寸前の我がヴェッター伯爵家に援助してくれたうえ、あなたのような優しいお方が我が家に婿養子としてきてくれるなど、まるで夢のようなお話でした」 「──なら、どうして? ぼくがきみを一番に愛せないから? けれどきみは、それでもいいと言ってくれたよね?」  オーレリアは答えないどころか、顔すらあげてくれない。  けれどその場にいる、両家の親たちは、その理由を理解していた。  ──そう。  何もわかっていないのは、パットだけだった。

忘れられた妻

毛蟹葵葉
恋愛
結婚初夜、チネロは夫になったセインに抱かれることはなかった。 セインは彼女に積もり積もった怒りをぶつけた。 「浅ましいお前の母のわがままで、私は愛する者を伴侶にできなかった。それを止めなかったお前は罪人だ。顔を見るだけで吐き気がする」 セインは婚約者だった時とは別人のような冷たい目で、チネロを睨みつけて吐き捨てた。 「3年間、白い結婚が認められたらお前を自由にしてやる。私の妻になったのだから飢えない程度には生活の面倒は見てやるが、それ以上は求めるな」 セインはそれだけ言い残してチネロの前からいなくなった。 そして、チネロは、誰もいない別邸へと連れて行かれた。 三人称の練習で書いています。違和感があるかもしれません

処理中です...