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第1章 まだ見ぬ世界へ想いを馳せる君へ
1-22 決戦前昼のはちみつパンケーキ
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「完成~っ! 【メリーさんの枕】やっとできたっ!」
ミミリは誉めてと言わんばかりに、完成した【メリーさんの枕】をお披露目する。
完成に至るまでに紆余曲折あったので、ミミリの喜びもひとしおだ。
「早く試してみたいな。モンスター、本当にグッスリ寝ちゃうのかなぁ」
ミミリのワクワクは止まらない。
「うんうん、良かったな。次の採集作業の時に機会があったら使ってみよう。ミミリのおかげでモンスター討伐が楽になると思うと、俺も効果が楽しみだよ」
「ゼラくんありがとう」
本当に嬉しそうにしているミミリを見て、ミミリがもし採集作業用の衣装、あの猫のワンピースを着ていたら、きっとしっぽが左右に揺れていたに違いない、とゼラは思った。
……思ったが。
またしっぽの話をするとまたあらぬ誤解を招いてしまうので、心にそっと秘めることにした。
「ミミリ、おめでとうございます。錬成できるアイテムも増えてきましたね。最近のミミリを見ていると、遠き日のご主人様を見ているようです」
「えへへ……。嬉しいなぁ」
「ちょっと、みんなミミリを甘やかしすぎよ?」
うさみはゼラが作ったはちみつパンケーキを一口食べてから、フォークの先をミミリに向けた。
「ミミリ、この間みんなに注意されたこと、忘れてないわよね?」
「……うぅぅ。その話は耳が痛いよ」
ミミリは結局、倒れた日も含めると丸3日間、ベッドで療養に時間を充てた。
採集作業やモンスター討伐の疲労の蓄積に加え、割と長めに川に入って魚を獲っていたこと、連日連夜の錬成で寝不足であったこと、錬成に没頭しすぎてMPが枯渇したことなどが積み重なって、快癒するまでに時間を要してしまったのだ。
結果として、みんなにとても心配させてしまったので、ミミリは深く反省している。
うさみの確認事項に対して、ミミリは右手の指を折りながら、頭の中の整理も兼ねて口に出す。
「もちろん、忘れてないよ?
①寝不足にならないように、規則正しい生活をすること。努力します。……これは、できるだけ。
②疲れたらちゃんと休むこと。これは意識して休憩するようにするね。
③川に入ったらちゃんと身体を温めること。これはすごく反省してるよ、ついつい魚獲りに夢中になっちゃったの。
④MP管理を気をつけること。うぅーん。これはちょっと、まだ修行中です。頑張らないと。
あとは……。えぇっと……」
「【睡眠薬】の錬成をする際は、換気をすること、ですね」
アルヒの助け船に、ミミリは満面の笑みで感謝の気持ちを伝える。
「そうそう、⑤作成する錬成アイテムを理解して、作業環境を整えること。
……うん、この5つだ! 頑張るね‼︎」
ミミリは胸の前で両手を握って、意気込んで気合いを入れてみせる。
うさみはミミリの答えにはぁ、と大きくため息をついた。
「本当にわかってるのかしら、この子」
うさみは小首を傾(かし)げながら、頬に手を当てて困ったポーズをする。
「まぁ、気持ちはわかるけど、大丈夫じゃないか? 俺はミミリって、ふわふわしているようで意外としっかりしてると思ってるよ。太い芯が一本通ってるっていうかさ。…なんせ俺は、出会い頭に助けてもらってるしな」
ゼラはそう言って笑いながら、焼きたてのはちみつパンケーキのおかわりをうさみのお皿にそっと乗せた。
「よかったら焼きたてをもう一枚いかがですか。うさみ先輩?」
「あら、ありがと。いただくわ」
うさみはありがたく申し出をお受けした。
ゼラの手際の良さにうさみは度々感心する。家事なども率先してこなし、面倒見も良く、それでいて鍛錬も怠らない。
いつの間にか、ゼラはこの家にすっかり馴染んでしまった。
そして、ゼラのエプロン姿が今日もなかなかさまになっている。金の短髪、輝く宝石のような赤い瞳。スラッと伸びた手足と、ほどよくついた筋肉。目鼻立ちがよく端正な顔立ち。
……可愛い系少女、美少女に浸ってきたけれど。
「ふぅむ……。これはこれでなかなかありかもね」
「……? 何か言ったか?」
「っ、なんでもないわ」
うさみは、このことは絶対に秘めておこうと心に決めた。
「それにしても、ゼラって色々とそつなくこなしてくれるわよね。面倒見もいいし。歳の割にしっかりしてるなって思ってね」
「……ん? あぁ、俺の村ではしっかりせざるを得なかったから、自然とな。それに俺、居候の身だし。言うだろ? 働かざる者なんとかって」
ハハッと笑って、ゼラはミミリとアルヒにも着席を促し、はちみつパンケーキを勧める。
うさみは、気丈に振る舞うゼラの表情が少し陰ったことに気がついた。
うさみは誰にも聞こえないくらいの声量で、
「そりゃ、誰だって色々あるわよね……。ゴメン」
と、ポソリと呟いた。
「ミミリ、体調はどうですか?」
はちみつパンケーキをナイフで切り分けながら、アルヒはミミリの体調を気遣う。
「ありがとう、アルヒ。みんなのおかげですっかり元気になったよ。錬成もできたしね!」
ミミリは食欲も旺盛で、はちみつパンケーキを食べる手は休むことを知らない。
「アルヒさん、これだけはちみつパンケーキを食べられるくらいだからきっともう大丈夫ですよ」
そう言ってゼラは、腰のエプロンを椅子に掛けて着席した。
「俺の分も食べていいんだぞ?」
「そっ、そんなに食いしん坊じゃないよ! とっても美味しいからおかわりはしたいけど……」
「私の分を差し上げましょうか」
「もー! アルヒまで! もし、お腹いっぱいだからって誰かが残しちゃったら代わりに食べたいなって思うくらいだから大丈夫だよ」
「心配しなくても後でおかわりは焼いてやるよ」
ゼラはクスッと笑う。
ミミリの顔はパァッと花が咲いたように明るくなる。
「嬉しい! ありがとう! ……と言いたいところだけど、今度は私が焼くよ。ゼラくんはゆっくりパンケーキ食べてね!」
と言って席を立ち、ミミリは釜へ向かった。
……ん?釜?
「キッチンじゃなくて釜で作るのか⁇」
ゼラはびっくりしてパンケーキを喉に詰まらせそうになった。
うさみは三人のやりとりを見て、
「……ふむぅ、やっぱり悪くないわね」
と言って、こっそりしっぽをふるふる震わせた。
「提案させていただきたいのですが」
パンケーキタイムの終了に伴い、アルヒは真剣な面持ちで提案をもちかける。
ミミリたちは、食後のお茶を楽しんでいるところ。美味しいパンケーキでお腹が満たされて、好きな飲み物を片手にまったり団欒している最中だった。
「うん。何の提案?」
ミミリはホットミンティーを飲むのを止め、コップをテーブルにコトンと置いた。
「ミミリ、病み上がりの貴方にとって少々酷なことを言うかもしれません。ですが、これから旅をするにあたって、必ずしも常に万全の状態であるわけではないことは、おわかりいただけるかと思います」
「うん、私もそう思う」
屋根のある所で夜を過ごせることは珍しいかもしれない。傷を負って苦しむことも、熱を出しても歩き続けなければならないこともあるかもしれない。
ミミリの想像する限りで、あらゆることは想定できている。
そのため、アルヒの言っていることはよくわかった。
だからこそ、体調管理という面で先日のことはいい教訓として心に留めておかなければならない。
ゼラは両の手の握り拳を膝の上に置いた。
うさみはコーヒーを飲みながら。
うさみもゼラも、旅を始める当事者として、アルヒの言葉に真摯に耳を傾ける。
「病み上がりである今だからこそ、提案します。…森で野営をしてみましょう」
アルヒからの、突然の提案。
終夜(よもすがら)、モンスターが跋扈(ばっこ)する森の中で野営をすることは、モンスターの格好の餌食となることを意味する。
アルヒの提案に、うさみはゴクリと息を呑んで、顎に手を当てて、いいわねと言って全面肯定する。
「たしかに、アルヒと一緒に野営を経験することは、今後において大きなアドバンテージになるわね。でも、どう? ミミリ、できそう?」
「うん! もちろんだよ!」
ミミリの表情は期待とやる気に満ち溢れていた。ミミリの空色の目はキラキラと輝いて、まさに、目が口ほどに物を言っている。
そんなミミリを見てゼラは一言。
「ホラな、ミミリはやっぱり芯が強いよ」
ミミリは誉めてと言わんばかりに、完成した【メリーさんの枕】をお披露目する。
完成に至るまでに紆余曲折あったので、ミミリの喜びもひとしおだ。
「早く試してみたいな。モンスター、本当にグッスリ寝ちゃうのかなぁ」
ミミリのワクワクは止まらない。
「うんうん、良かったな。次の採集作業の時に機会があったら使ってみよう。ミミリのおかげでモンスター討伐が楽になると思うと、俺も効果が楽しみだよ」
「ゼラくんありがとう」
本当に嬉しそうにしているミミリを見て、ミミリがもし採集作業用の衣装、あの猫のワンピースを着ていたら、きっとしっぽが左右に揺れていたに違いない、とゼラは思った。
……思ったが。
またしっぽの話をするとまたあらぬ誤解を招いてしまうので、心にそっと秘めることにした。
「ミミリ、おめでとうございます。錬成できるアイテムも増えてきましたね。最近のミミリを見ていると、遠き日のご主人様を見ているようです」
「えへへ……。嬉しいなぁ」
「ちょっと、みんなミミリを甘やかしすぎよ?」
うさみはゼラが作ったはちみつパンケーキを一口食べてから、フォークの先をミミリに向けた。
「ミミリ、この間みんなに注意されたこと、忘れてないわよね?」
「……うぅぅ。その話は耳が痛いよ」
ミミリは結局、倒れた日も含めると丸3日間、ベッドで療養に時間を充てた。
採集作業やモンスター討伐の疲労の蓄積に加え、割と長めに川に入って魚を獲っていたこと、連日連夜の錬成で寝不足であったこと、錬成に没頭しすぎてMPが枯渇したことなどが積み重なって、快癒するまでに時間を要してしまったのだ。
結果として、みんなにとても心配させてしまったので、ミミリは深く反省している。
うさみの確認事項に対して、ミミリは右手の指を折りながら、頭の中の整理も兼ねて口に出す。
「もちろん、忘れてないよ?
①寝不足にならないように、規則正しい生活をすること。努力します。……これは、できるだけ。
②疲れたらちゃんと休むこと。これは意識して休憩するようにするね。
③川に入ったらちゃんと身体を温めること。これはすごく反省してるよ、ついつい魚獲りに夢中になっちゃったの。
④MP管理を気をつけること。うぅーん。これはちょっと、まだ修行中です。頑張らないと。
あとは……。えぇっと……」
「【睡眠薬】の錬成をする際は、換気をすること、ですね」
アルヒの助け船に、ミミリは満面の笑みで感謝の気持ちを伝える。
「そうそう、⑤作成する錬成アイテムを理解して、作業環境を整えること。
……うん、この5つだ! 頑張るね‼︎」
ミミリは胸の前で両手を握って、意気込んで気合いを入れてみせる。
うさみはミミリの答えにはぁ、と大きくため息をついた。
「本当にわかってるのかしら、この子」
うさみは小首を傾(かし)げながら、頬に手を当てて困ったポーズをする。
「まぁ、気持ちはわかるけど、大丈夫じゃないか? 俺はミミリって、ふわふわしているようで意外としっかりしてると思ってるよ。太い芯が一本通ってるっていうかさ。…なんせ俺は、出会い頭に助けてもらってるしな」
ゼラはそう言って笑いながら、焼きたてのはちみつパンケーキのおかわりをうさみのお皿にそっと乗せた。
「よかったら焼きたてをもう一枚いかがですか。うさみ先輩?」
「あら、ありがと。いただくわ」
うさみはありがたく申し出をお受けした。
ゼラの手際の良さにうさみは度々感心する。家事なども率先してこなし、面倒見も良く、それでいて鍛錬も怠らない。
いつの間にか、ゼラはこの家にすっかり馴染んでしまった。
そして、ゼラのエプロン姿が今日もなかなかさまになっている。金の短髪、輝く宝石のような赤い瞳。スラッと伸びた手足と、ほどよくついた筋肉。目鼻立ちがよく端正な顔立ち。
……可愛い系少女、美少女に浸ってきたけれど。
「ふぅむ……。これはこれでなかなかありかもね」
「……? 何か言ったか?」
「っ、なんでもないわ」
うさみは、このことは絶対に秘めておこうと心に決めた。
「それにしても、ゼラって色々とそつなくこなしてくれるわよね。面倒見もいいし。歳の割にしっかりしてるなって思ってね」
「……ん? あぁ、俺の村ではしっかりせざるを得なかったから、自然とな。それに俺、居候の身だし。言うだろ? 働かざる者なんとかって」
ハハッと笑って、ゼラはミミリとアルヒにも着席を促し、はちみつパンケーキを勧める。
うさみは、気丈に振る舞うゼラの表情が少し陰ったことに気がついた。
うさみは誰にも聞こえないくらいの声量で、
「そりゃ、誰だって色々あるわよね……。ゴメン」
と、ポソリと呟いた。
「ミミリ、体調はどうですか?」
はちみつパンケーキをナイフで切り分けながら、アルヒはミミリの体調を気遣う。
「ありがとう、アルヒ。みんなのおかげですっかり元気になったよ。錬成もできたしね!」
ミミリは食欲も旺盛で、はちみつパンケーキを食べる手は休むことを知らない。
「アルヒさん、これだけはちみつパンケーキを食べられるくらいだからきっともう大丈夫ですよ」
そう言ってゼラは、腰のエプロンを椅子に掛けて着席した。
「俺の分も食べていいんだぞ?」
「そっ、そんなに食いしん坊じゃないよ! とっても美味しいからおかわりはしたいけど……」
「私の分を差し上げましょうか」
「もー! アルヒまで! もし、お腹いっぱいだからって誰かが残しちゃったら代わりに食べたいなって思うくらいだから大丈夫だよ」
「心配しなくても後でおかわりは焼いてやるよ」
ゼラはクスッと笑う。
ミミリの顔はパァッと花が咲いたように明るくなる。
「嬉しい! ありがとう! ……と言いたいところだけど、今度は私が焼くよ。ゼラくんはゆっくりパンケーキ食べてね!」
と言って席を立ち、ミミリは釜へ向かった。
……ん?釜?
「キッチンじゃなくて釜で作るのか⁇」
ゼラはびっくりしてパンケーキを喉に詰まらせそうになった。
うさみは三人のやりとりを見て、
「……ふむぅ、やっぱり悪くないわね」
と言って、こっそりしっぽをふるふる震わせた。
「提案させていただきたいのですが」
パンケーキタイムの終了に伴い、アルヒは真剣な面持ちで提案をもちかける。
ミミリたちは、食後のお茶を楽しんでいるところ。美味しいパンケーキでお腹が満たされて、好きな飲み物を片手にまったり団欒している最中だった。
「うん。何の提案?」
ミミリはホットミンティーを飲むのを止め、コップをテーブルにコトンと置いた。
「ミミリ、病み上がりの貴方にとって少々酷なことを言うかもしれません。ですが、これから旅をするにあたって、必ずしも常に万全の状態であるわけではないことは、おわかりいただけるかと思います」
「うん、私もそう思う」
屋根のある所で夜を過ごせることは珍しいかもしれない。傷を負って苦しむことも、熱を出しても歩き続けなければならないこともあるかもしれない。
ミミリの想像する限りで、あらゆることは想定できている。
そのため、アルヒの言っていることはよくわかった。
だからこそ、体調管理という面で先日のことはいい教訓として心に留めておかなければならない。
ゼラは両の手の握り拳を膝の上に置いた。
うさみはコーヒーを飲みながら。
うさみもゼラも、旅を始める当事者として、アルヒの言葉に真摯に耳を傾ける。
「病み上がりである今だからこそ、提案します。…森で野営をしてみましょう」
アルヒからの、突然の提案。
終夜(よもすがら)、モンスターが跋扈(ばっこ)する森の中で野営をすることは、モンスターの格好の餌食となることを意味する。
アルヒの提案に、うさみはゴクリと息を呑んで、顎に手を当てて、いいわねと言って全面肯定する。
「たしかに、アルヒと一緒に野営を経験することは、今後において大きなアドバンテージになるわね。でも、どう? ミミリ、できそう?」
「うん! もちろんだよ!」
ミミリの表情は期待とやる気に満ち溢れていた。ミミリの空色の目はキラキラと輝いて、まさに、目が口ほどに物を言っている。
そんなミミリを見てゼラは一言。
「ホラな、ミミリはやっぱり芯が強いよ」
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