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19. “ヒロイン”は幸せを手に入れました! (完)
しおりを挟む「……アシュヴィン様、そんなに緊張されなくても……」
「い、いや。やっぱり初めて会うし緊張する……」
「そんなに、気を使う必要のある人ではありませんよ?」
我が家に訪ねて来たアシュヴィン様。
今日、そんな彼はちょっと緊張していた。
なぜなら……
「いやいや、ディビッド殿は姉妹をこよなく愛していると聞く。ルファナの婚約者の俺をどんな目で見てくるかは想像がつく」
「えぇ、何を言っているんですか……」
今日は数年ぶりにお兄様が領地から戻って来たから!
そんな私とリオーナをこよなく愛するお兄様は言った。
──ルファナの婚約者に会わせろ。
そういう理由で、本日アシュヴィン様には我が家にお越しいただいた。
「ディビッド・アドュリアスだ」
「アシュヴィン・グスタフです」
お兄様とアシュヴィン様が挨拶を交わす。
(アシュヴィン様! 表情が硬いわ!! 笑って、笑って!)
私は心の中でアシュヴィン様にエールを送る。
「……何だか不思議な光景だわ。お兄様とアシュヴィン様……」
「リオーナ?」
隣に座っていたリオーナが何やら呟いた。
「何でもないわ」
「そう?」
──あのリオーナが王太子殿下を呼び出して私とプリメーラ様で突撃し、殿下の呪いも解けたあの日。
何故か“呪い”の内容を勘違いしていたリオーナは、大きなショックを受けたのか真っ青になった後、こう呟いた。
「お姉様…………私は“ヒロイン”では無かったみたい」
呪いの内容を勘違いしていた事も含めて、あれだけ言い続けていた“ヒロイン”という言葉を否定する。
どうしてそんな結論になったのかはよく分からなかったけれどリオーナの中で何かがあったのだと思う。
──無理には聞かない。でも、リオーナが話したい時はちゃんと聞いてあげよう。
そう決めている。
そんなリオーナは奇怪な行動もやめて昔のちょっとワガママな妹に戻ったような印象。
とは言ってもあれだけ奇怪な行動が噂の的になってしまったリオーナの今後を思うと……なかなか大変そうではあるのだけれど……
(おかしいわ。あんなに困っていたのに少し寂しい気がするのは何でかしらね?)
ちなみに、プリメーラ様と気持ちが通じ合い、呪いが解けたのは半分くらいはリオーナのおかげだと王太子殿下の粋な計らいにより、リオーナが罪に問われる事は無かった。
(アシュヴィン様は不満そうだったけれど)
「ルファナ、リオーナ」
「「お兄様?」」
アシュヴィン様と挨拶を終えたお兄様が私達の元へと近付いてくる。
「お話はもう終わったの?」
「あぁ、ルファナを頼むとくれぐれも宜しくしておいたよ」
「……っ」
お兄様は爽やかな笑顔でそう口にしたけど、アシュヴィン様の顔はどこかで引き攣っているような……??
「それにしても……そうか。そっちだったのか」
「お兄様?」
お兄様が私とアシュヴィン様を見ながら、うんうんと頷きながら言った。
「どっちが主人公──ヒロインなのかとずっと思っていたけどルファナの方だったのか……」
「?」
「ここは、あの乙女ゲームを元にした小説の世界だったんだなぁ……ま、凄い人気だったもんな……悪役令嬢が主人公の話。内容も色々と改変されててさ……ったく、本当に皆、悪役令嬢が好きだよなぁ……」
「??」
お兄様が独り言をブツブツ言っているけれど意味が分からない。
そう思っていたら隣のリオーナが大きく反応した。
その顔と目は驚きでいっぱいだった。
「…………っ! お、お、お兄様!!」
「どうした? 可愛いリオーナ!」
「今は可愛いとかそんなもんいらんわ! いいから説明、今の話の説明をして!!」
「く、苦しいぞ、リオーナ……お兄ちゃんを殺す気か……?」
リオーナがお兄様の首を絞める勢いでしがみついていた。
興奮しているせいか、口調が乱れているわ……大丈夫かしら?
まぁ、何だかよく分からないけれど二人には積もる話がありそうだ。
(……! それなら!)
「……アシュヴィン様」
「うん?」
「私の部屋に行きましょう!」
「…………えっ!?」
アシュヴィン様が一瞬で真っ赤になる。なぜ?
お兄様とリオーナは積もる話がありそうだったから二人きりになりたいな~って提案しただけだったのに?
「……何で赤くなるんです?」
「だ、だ、だって……ルファナの部屋……だぞ!?」
「そうですけど?」
「……くっ! この天然小悪魔め!」
「?」
「……くっ! その顔が可愛い!」
何だかんだで私とアシュヴィン様は部屋にやって来た。
「どうぞー……ってアシュヴィン様?」
「…………」
何故か無言になってしまったのだけど……どうして?
「あぁ、すまない。何かもう全部ルファナって感じが伝わって来て……言葉が出なかった」
「大袈裟ですねぇ」
と、私が笑ったらアシュヴィン様はちょっと拗ねた顔をして私を抱き締める。
「家に入るだけでも恐れ多いのに好きな人の部屋は更に特別なんだよ」
そう言いながら私を抱き締める腕に力が入った。
(ん?)
「……ねぇねぇ、アシュヴィン様」
「どうした?」
「婚約を結んだ後、アシュヴィン様が我が家を訪ねて来る事が全くと言うほど無かったのって……」
「……ルファナの家だと思うと俺なんかが足を踏み入れていいのか分からず恐れ多くてなかなか訪ねられなかっただけだ!」
人の家を聖域みたいに言っている……
(この人は本当に……)
素っ気無いのも家に訪ねて来てくれないのも、全部全部嫌われているから……なんてこっちはずっと勘違いしていたというのに……もう!!
「アシュヴィン様!」
「?」
私は背伸びをし、アシュヴィン様の首に腕を回して唇にチュッとキスをする。
「ル、ルファナ!? う、嬉しいが…………こ、ここではマズイ!」
「どうしてです?」
「……ディビッド殿に殺される……」
「お兄様に?」
私は首を傾げる。
なんて事! お兄様の事だからきっと面倒な事を言い出したに違いない。
「さっき言われた。結婚するまでルファナに手を出すな……と」
「あぁ、もう……お兄様ったら! でもアシュヴィン様……それ守れるの?」
「ぐっ!」
アシュヴィン様の目が泳ぐ。
ふふ、なんて分かりやすいの。
「…………無理、だな」
「ふふふ」
「笑うな!」
「だって!」
私達は顔を見合わせて笑い合う。
「ははは、幸せだな。ルファナ……愛しているよ」
「アシュヴィン様?」
そう言って、さっそくお兄様の言いつけを破ったアシュヴィン様が、そっと私にキスをした。
「気持ちを口に出して言えるって……幸せな事だったんだなぁ……」
「……そうですね」
「結局、何だったんだろうな、あの呪い」
「んー……試練……とかでしょうか?」
「試練?」
あの呪いはそれぞれの婚約者との関係にヒビを入れながらも、それを乗り越え最後は元に戻り、むしろ互いの絆を強くしてくれた……そんな気がする。
「アシュヴィン様」
「うん?」
「また、変な呪いにかかったら隠さずに教えて下さいね!」
「へ?」
アシュヴィン様が、ちょっと間抜けな顔をして聞き返すものだから、私は満面の笑みで答える。
「何度だって私があなたの呪いを解いてみせます!」
「ははは、頼もしいなぁ」
「でしょう? 私の愛は最強ですよ!!」
「違いない。まぁ、俺も負けてないけど」
そう言ってもう一度、アシュヴィン様の顔が近づいて来たので私はそっと瞳を閉じてその熱を受け入れた。
──やっぱり、幸せの味がする……
ある日、おかしな発言をするようになった妹にたくさんたくさん引っ掻き回された。
でも、すれ違いそうになっていた大好きな人とこうして笑い合えるようになった……
(自称“ヒロイン”の存在も悪い事ばかりでは無かったなぁ……“悪役令嬢”とやらはよく分からなかったけれど)
リオーナの事をそんな風に思いつつこの先の事を思う。
──呪いも吹き飛ばした大好きなアシュヴィン様と歩むこの先の未来はきっと明るい!
~完~
✼✼✼✼✼✼✼✼✼✼✼✼✼✼✼✼✼✼✼✼
これで完結です!
最後までお付き合い下さりありがとうございました!
自称ヒロインが引っ掻き回すばかりの話でしたが、楽しんで頂けていたら嬉しいです。
最後にぽっと出のお兄ちゃんが明かしたように、
この世界は乙女ゲームを元にした人気小説(笑)で、“ルファナがヒロイン”の世界です!
リオーナが失敗し空回りし続けたのはそういう理由からです。
でも、リオーナは乙女ゲームの世界だと信じていたから、あくまで自称“ヒロイン”なのです。
果たして彼女の幸せは……どうでしょうね? そこは想像におまかせします。
お兄ちゃん問い詰めて小説版リオーナの事を聞き出したかもしれませんが、その通りにいかないのがリオーナだと私は思っています。
強い主人公とヘタレヒーローが書けて私は楽しかったです!
個人的にはクルス&ミーニャが出番ないくせにお気に入り。
たくさんのお気に入りと感想もありがとうございました!
毎日更新の励みでした。
何よりいつもの事ながら読んでくださった事に本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
最後に。
また、いつものように入れ替えで新作をあげました。
『このたび殿下の婚約者となった身代わりの身代わり令嬢な私は、愛されない……はずでした』
何かややこしいタイトルですが……誤字ではないです。
また、私の話を読んでやってもいいぞ!
って方は、またお付き合いいただけると嬉しいです。
本当にありがとうございました(⋆ᵕᴗᵕ⋆)
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こんな昔の作品に感想を……
ありがとうございます!
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嬉しいです(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
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主役二人のラブラブ……
機会があれば書いてみたいですね~( ´•ᴗ•ก )
お読み下さりありがとうございました!
(返信を返せていませんが、最新作の方にも感想をありがとうございます!)
(*・ω・)*_ _)
ありがとうございます(*゚▽゚*)
主人公が転生者じゃない中で、
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そして、ラストは存在しか語られていなかった(ぽっと出の)お兄様に種明かしをお願いしました!
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最後までお読み下さりありがとうございました!(*・ω・)*_ _)ペコリ
ありがとうございます(*゚▽゚*)
あぁぁ、ようこそ!
お読み下さりありがとうございます~
嬉しいです!!ヾ(*´∀`*)ノ
この話は……とにかく空回りする妹が書きたかったんです 笑
そりゃ、思う通りに行かないよねって言う展開で。
そして、種明かし役のお兄様は、ぽっと出のくせに大きな爆弾を落としてくれました!
お兄様の存在はラストに登場するまではちょっとしか語られなかったので、
これには驚いてくれた方が多くて(*´艸`)フフ
楽しんで貰えたなら良かったです!
最後までお読み下さりありがとうございました!!
(*・ω・)*_ _)ペコリ