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43. 4度目の人生をあなたと
しおりを挟む背中の傷も癒え、体力も戻り、今までと変わらない生活に戻れるくらいまで回復した頃、私の身体の事でちょっとした騒ぎがあった。
私の斬り付けられた背中の傷は跡こそ残っているものの、身体の中の機能には全く問題が起きていないと医師の診察と検査で判明したからだった。
……本来なら内蔵が傷付いていてもおかしくなかったのに。
また、その残ってしまった傷跡も、実際に斬られた状態を考えると信じられないくらい薄いのだと医師は言う。
妙に自分の回復が早いと思っていたけれど、まさかこんな事が起こるとは、私自身が一番驚いている。
……あの不思議な空間の影響なのだろうか?
医師も「奇跡としか思えません」そう何度も口にしていた。
それでも、私の立場は苦境に立たされる。
今度は“傷物令嬢”として。
流行病に罹った人が後遺症を残さない事は他の国の情報や研究からも明らかにされていた。だから、私が感染した事そのこと事態はあまり問題視されていなかった。
だけど、今回は違う。
傷は薄くても確かに残っているし、身体の機能に問題が無いと医師が診断書を発表したところで、納得しない人も多いだろう。
私の苦難の道はまだまだ残っていた。
そんなある日、私はある決意をしてレインヴァルト様に一つのお願いをした。
「は? 今、何て……」
「難しいでしょうか?」
レインヴァルト様は、本気か? って顔を私に向けてくる。
「難しいと言うか……」
「そこを、どうか…………私が陛下と謁見出来るよう取り計らっていただけませんか?」
「フィオーラ……」
レインヴァルト様は、何でわざわざそんな事をって顔をしたけれど、私はどうしても陛下に会いたかった。
……いや、会わなきゃいけなかった。
****
「……久しいな、オックスタード侯爵令嬢」
「ご無沙汰しております。そして、本日は私の為に時間を取っていただきありがとうございます」
私が挨拶と時間を頂けたお礼を伝えるとすぐに顔を上げるよう促された。その言葉に従って私は顔を上げる。
その瞬間、陛下が一瞬だけ驚いた様子を見せた。……ほんの一瞬だったけれど。
「して、今日は何の用だ? 我が息子は今日の事を面白くなさそうな顔をしていたようだが?」
レインヴァルト様はどうにか謁見の予定を組んでくれたものの、最後まで渋い顔をしていた。今も謁見室の外で落ち着かない気持ちで待ってくれているだろう。
「そう言えば、体調はもう良いのか? そなたには色々あったようだからな。そう…………次は無い、と言ったのにも関わらず、な」
含みを持たせながら陛下は言う。
陛下はここまで何故かずっと沈黙を貫いていたけれど、全て報告は受けているのだから、これまでに私がした事を知らないはずが無い。
だけど、沈黙を貫いていた理由が私の思う通りなら……
そう思って今日私はこの場にやって来た。
「おかげさまで経過は良好でございます。そして話とはまさにその事でございます」
私の言葉に陛下の眉がピクリと動いた。
私がその話を蒸し返すとは思っていなかったのかもしれない。
「まずは、忠告をいただいていたにも関わらず、様々な面でお騒がせをしてしまったお詫びを申し上げます」
「そうだな。詫びる気持ちがあるという事は、そなたはその覚悟を持って今日ここに来たと?」
婚約破棄……陛下はその命令を受ける覚悟とそれを受け入れるのかと私に問いている。
それなら、私の答えは1つだ。
「いいえ。私は殿下とは婚約破棄をしません」
私がそう口にすると陛下は、ほう? と言った顔を見せた。
「今日私がここに参りましたのは、婚約破棄の命令を受け入れる為ではありません」
「では、何をしに来た?」
「私の覚悟と決意をお伝えする為です」
「はて? どういう意味だ」
陛下は意味が分からんという顔をした。
だから、私はしっかり陛下の目を見て答えた。
「私がこれから先、何があってもどんな事があってもレインヴァルト殿下の隣に立ち続ける、という決意でございます」
「……」
「すでにご存知のように、私はまだとても未熟です。そんな私が殿下の隣に立つことを不安に……そして不満に思っている人も多いでしょう。更に今の私は“身体に傷を負った傷物令嬢”でもありますから」
傷物令嬢、と言ったところで陛下がピクリと反応した。
「ですが、私達はこれからも共に在りたいと強く願っております。レインヴァルト殿下が誰よりも何よりも強くそう願ってくださっている事は……陛下が1番ご存知のはず」
「……! …………オックスタード侯爵令嬢……もしやそなたは……」
陛下の事だ。この言葉できっと私が過去の記憶を維持している事に気付いただろう。
「私はまずその長年の殿下の想いに応えるのに値する人間にならなくてはなりません。ですが、今の私ではまだその域に遠く及ばないのもまた事実」
「だから、静かに見守れと? 甘いな。甘い考えだ。そんな甘い考えでは将来の王妃は務まらん」
「仰る通りです。今の私ではとても務まりません。ですが、それはまだ今の私です」
「…………これからのそなたは違う、と申すのか?」
「はい。違います」
私は陛下から決して目を逸らさずにそう答えた。
「……」
「……」
「……」
「……」
しばらく無言でじっと見つめ合った後、先に口を開いたのは陛下だった。
「…………そこまで言うならその決意と覚悟とやらを見せてみろ。まずは、“傷物令嬢”と揶揄される事に対して今後どう振る舞い、どう対処していくのかをまずは見せてもらおうか。幸い、そなたはもうすぐ社交界に復帰する事だしな」
「承知致しました」
私はそのまま深々と頭を下げた。
謁見室を出ていく時に、陛下がとてもとても小さな声で「顔付きが……」と呟いていたのだけど、その声は私にまでは届いていなかった。
「フィオーラ!」
謁見室から出るとレインヴァルト様が、あの社交界デビューの日の時のような面持ちで待っていてくれた。
私はいつだって彼をこんな顔にさせてばかりだ。
自分の未熟さを突き付けられているよう。
だから、甘えた考えも浅はかな行動をするのも今日で終わりだ。
そんな心配そうな顔をしていたレインヴァルト様だったけど、出てきた私の顔を見て全て悟ったらしい。
その顔はみるみるうちに安堵に変わった。
私が何の目的で陛下に会おうとしているのか、何を話そうとしているのか。
全て話した上で、レインヴァルト様は今日という日を取り計らってくれていた。
「話せたか?」
「はい」
「そうか。フィオーラ、手を」
そう言ってレインヴァルト様は私の手を取り持ち上げると、その甲にそっと口付けを落とした。
それ以上の言葉はいらなかった。
「……」
「よし! 部屋に戻るか」
「はい」
そうして私達はしっかり手を繋いで部屋へと戻った。
私の試練はまだまだ続く。
それは例えこの先、無事にレインヴァルト様と結婚出来たとしても終わらない。
それなのに何故か不思議と私の気分はどこか軽かった。
ずっとずっと自分に纏わりついていた鎖が無くなって、初めてちゃんと自分の足で立てている、そんな気がしたからなのかもしれない。
****
「フィオーラ……その、脱いでくれ、ないか?」
「はい?」
レインヴァルト様は毎夜、就寝前には私の部屋を訪れる。
いつものように、ベッドに腰掛けたままおやすみなさいのキスをした後に、今日の彼は突然そんな事を言い出した。
「な、何を……」
いつも結婚するまでは節度を持って……と言い含められている筈なのに、何を言い出すのか。
私がジト目でレインヴァルト様を見ると、とたんに彼は慌てだした。
「……! あ、違っ……そうじゃなくて……!! その、背中を……」
「背中ですか?」
私の言葉にレインヴァルト様は、少し気まずそうに顔を赤めながら説明する。
「背中の傷が……見たいんだ。フィオーラが嫌なら無理に、とは言わないが……」
「……」
急にどうしたのだろう?
今までそんな事は一言も言わなかったのに。
「……分かりました。恥ずかしいので後ろを向いていただけますか?」
「わ、分かった!」
レインヴァルト様は、焦ったようにクルリと後ろを向いた。
私は彼が背を向けたのを確認してからガウンを脱ぎ、夜着に手をかける。
そうして背中の傷が見えるくらいまで脱いだ後、どうぞ、と声をかけた。
「フィオーラ……」
そっとレインヴァルト様が私に近付く気配がする。
「触っても……いいか?」
「はい、大丈夫です」
私のその声にレインヴァルト様がそっと傷跡に触れる。
もう痛みなど全く無いのに、その場所が熱を持った気がした。
「…………ひゃっ!」
突然、手で触れられているのとは違う感触がしたので、思わず小さく悲鳴を上げてしまった。
……こ、この感触って……! く、く、くち……!?
「レ、レインヴァルト様……? あ、あの……」
「……」
私の声が聞こえているはずなのに、レインヴァルト様は止まること無く私の背中の傷跡にキスを繰り返していた。
「どうしても明日の前に……見ておきたかった」
ようやく唇を離してくれたと思ったら、レインヴァルト様は今度は後ろから私を抱き締めながらそう言った。
「明日……?」
「明日からフィオーラは社交界に復帰するだろ? どうしてもその前に」
そう。私は明日、怪我を負ってから久しぶりに社交界に復帰する。
どんな目で見られるか、何を言われるかは想像にかたくない。
「レインヴァルト様……」
「うん?」
私は勢いよく後ろを振り返りそのままレインヴァルト様に抱き着いて自分から彼にキスをした。
「!?」
不意打ちをくらったレインヴァルト様はちょっと驚いていたけれどすぐ受け入れてくれた。
しばらくキスを交わした後、唇を離した私は決意を口にする。
「……私、負けません、絶対に」
──あなたとずっと一緒に生きていく為に。
「フィ、フィオーラ……そ、その決意は、と、とても嬉しいんだが……目、目のやり場が……」
「目のやり場?」
私が決意を新たにしているのに、レインヴァルト様が何だか情けない声を出していた。そこでようやく私は自分の今の格好を思い出した。
「~~っっ!!」
私が慌てて前を隠そうとすると、何故かその手が止められた。
「?」
「……もうちょっとそのままで。…………もっと見たい」
「!?」
そう耳元で囁かれ、レインヴァルト様はそのままベッドに私を押し倒す。
ちょ、ちょっと……
……い、以前にも、こんな事……無かったかしら……?
そして、今はあの時より状況が、格好が……!!
そんな私の混乱を他所にレインヴァルト様が、私の手に指を絡めて動きを塞いだ後、私に覆いかぶさりながら、唇を重ねてくる。
あぁ、こうなると私はもう抵抗出来ない……
だって私だってあなたに触れたい。そして、もっともっと触れて欲しいのだもの。
「フィオーラ……」
「……レインヴァルト様」
レインヴァルト様は、あちこちに口付けを落としながら、少しずつ既にはだけていた夜着を脱がしにかかる。
チュッ
だけど、首筋に跡をつけられた時はさすがに抗議した。
明日のドレスが……! 社交界復帰が……!!
「なら、見えない所ならいいんだな?」 そう意地悪く笑って、もっと際どい所を攻めようとするので、「そういう問題じゃありません!」と、そこからしばらくは攻防戦になった。
さすがに一線を越える真似まではしなかったけれど、時間が許す限り、私達はずっとこうして攻防戦を繰り返しつつも、何だかんだでずっと抱き合っていた。
──のちにレインヴァルト様は、この時の事を、
「理性が仕事しなかったら絶対に最後まで手を出していた」とよく振り返る事になる。
ここまで色々な事があった。そんな簡単な一言ではすまないくらい。
それでもこうして、今、レインヴァルト様の側にいられる事が私はたまらなく嬉しい。
たくさんの失敗と回り道をして、ようやく掴んだこの未来。
もう、時が戻る事は無いけれど。
もしかしたら、私の死の運命はまだ残っているのかもしれないけれど。
まだレインヴァルト様の隣に立つのに相応しい人間になるには足りないものばかりの私だけれど。
それでも、この手を。
今、繋いでいるこの手を絶対に離さない。離したくない。
私は、大好きなレインヴァルト様と共に、
4度目の人生をこれからも生きていく。
まだ、見ぬ未来はきっと明るいものであると信じているから。
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