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38. 私の運命
しおりを挟む会場入りしてまず思ったのは、“さすがに4度目ともなると新鮮味が薄いわ”だった。
そんな私の横でレインヴァルト様も、
「何か……見飽きた光景だな」
と、呟いていたので同じ事を思っていたと分かり、可笑しくて思わず笑ってしまった。
「ふふふ。でも、レインヴァルト様、今日はこれまでと1つ違う事が出来ますよ!」
「何だ?」
どうやら、分かって無さそうだ。
そんな様子のレインヴァルト様に私は微笑みながら言う。
「初めてこの卒業パーティーでレインヴァルト様と踊れます!」
社交界デビューの時に、全ての人生の中で初めてレインヴァルト様と踊った。
卒業パーティーで踊るのも正真正銘、初めてとなるのだ。
「……! そうか! そうだよな……!」
私の言葉にレインヴァルト様は目を細めて嬉しそうに笑ってくれた。
やっとこの姿で貴方と踊れる。
そう思うと私の顔も自然と綻んだ。
そして時間になり、先生方の入場と学園長の有難いお言葉を受けて卒業パーティーは開始となった。
皆、思い思いに友人と喋ったり料理を美味しそうに食べながら過ごしている。
「フィオーラ様!」
声をかけられたので振り向くと、そこに居たのは、
「アシュランさん!」
「フィオーラ様、さすがです! 今日もお綺麗ですね!」
「アシュランさんも素敵よ」
私達は互いに褒め合いながら、話をする。
アシュランさんは学園が再開した後は、卒業するため学園にも顔を出すようになっていたけれど、彼女は休んでた間の課題やら何やらで忙しそうで最近はゆっくり話せていなかった。
「フィオーラ様、私は卒業したら王宮の薬師になるんです!」
「という事は……アシュランさん、試験に受かったのね!?」
「はい! 父の元でこれからもっと学びながら、働いていきます」
「良かったわ。夢だと言っていたものね」
私が微笑みながら答えると、アシュランさんは大きく頷いた後、真剣な顔付きになって言った。
「それで、私はレインヴァルト殿下とフィオーラ様をお守りしますから!」
「え!?」
「今回の流行病の被害を最小限に抑える事が出来たのは、あの日父をやる気にさせてくれたレインヴァルト殿下とフィオーラ様のおかげです! だから、私はもっと色んな研究を重ねて、これからのお二人の力になれるような薬師になりたいのです!!」
「アシュランさん……」
「私、フィオーラ様が倒れたと聞いた時、何も出来なくて悔しかったのです。 特効薬さえ完成させていればって……だから、今度こそ私は何かあった時、フィオーラ様の助けとなれるように頑張りたいのです!」
「……!」
アシュランさんのそんな気持ちがとても嬉しい。
「では、こちらこそ、どうぞよろしくお願いします」
「はい!」
私達は、静かに笑い合った。
アシュランさんとの話を終えた時、ちょうどホールに流れる音楽が変わった。
ダンスの時間だ。
「フィオーラ」
「レインヴァルト様……」
私がアシュランさんと話をしている間、さり気なく私から離れ、別の人と談笑していたレインヴァルト様が私の元に戻ってきて手を差し出す。
「俺と踊ってくれるか?」
「勿論です」
私は迷うことなくその差し出された手に自分の手を重ねた。
「……ようやく、この場で貴方と踊れました」
「そうだな」
踊りながら私がそう呟くと、レインヴァルト様も静かに肯定した。
「長かったですね」
「悪い……」
また過去を悔いるような様子を見せるレインヴァルト様に私は首を横に振って答える。
「私の方こそごめんなさい……ねぇ、レインヴァルト様」
「……ん? 何だ?」
まだどこか、申し訳なさそうな顔をしているレインヴァルト様に微笑みながら告げる。
「……これで私の悲しい記憶は全部上書きされました……ですから、もうお互い謝るのは止めにしませんか?」
「フィオーラ……」
レインヴァルト様は、今にも泣き出しそうな表情だった。
彼の中でも色んな思いが渦巻いてるのだろうな、と思える顔だった。
だけど、王子様がこんな所でそんな顔しちゃ駄目だと思うの。私は踊りながら必死に周りからレインヴァルト様の顔を隠そうとした。
いつものカッコイイ顔に戻って欲しいわ……
そう願うもレインヴァルト様の表情は最後まで微妙だった。
けれど、さすがレインヴァルト様。ダンスの動きは憎らしいくらいに完璧だった。
「そういや、あれ……何を言いかけてたんだ?」
「あ……」
踊り終え飲み物を手に取り休もうとソファに腰掛けると、レインヴァルト様も私の隣に腰掛け、さっき最後まで話せなかった話について聞いてきた。
「じ、実は……今朝、夢を見たんです」
「夢?」
レインヴァルト様は顔をしかめる。
やはり、夢と言っても侮ってはいけないと思っているのだろう。
特に今日に限っては。
「どんな夢だったんだ?」
「それがですね、この卒業パーティー会場だと思われる所で……」
と、私がそこまで口にした時、
「レインヴァルト殿下!! ご歓談中のところ申し訳ございません!! ……そ、その少しよろしいでしょうか? 至急お耳に入れたい事が!」
「何だ?」
王宮の警備兵が息を切らして急いで走って来た。
酷く焦っているその様子から、只事では無い事が窺える。
「いえ、実は……その」
警備兵はチラリと私の方を見て困った顔をする。
……私が居ると、話せないような事なのかしら?
「レインヴァルト様、私、手を洗いに行って参りますわ」
「フィオーラ? いや、待て! 1人にはなるな!」
「1人にはなりませんよ、ちゃんと付き添いをお願いしますから」
私は、そう言って立ち上がりレインヴァルト様の声を振り切って手洗い場へと向かう事にする。
ちょうど、近くで美味しそうに料理を頬張っていたアシュランさんに声をかけてついて来てもらうことにした。
どうも彼女は研究に没頭していると、食事が疎かになるらしく、今日はたくさん食べるのだと張り切っていたけど、まさにその通りだった。
警備兵は、私が離れた隙に何かをレインヴァルト様に伝えたようだった。
会場の外に出る前に、もう一度振り返ると、レインヴァルト様は少し険しい顔をしていた。
────あまり、良くない話だったのかしら?
ふと、今朝の夢を思い出して嫌な気分になる。
「考えすぎよね……」
「フィオーラ様? どうかされました?」
アシュランさんが心配そうに訊ねてくれる。
「いえ、何でもないわ、独り言」
ついつい声に出してしまっていたらしい。
私は慌てて何でもないと笑う。
そうして手洗い場に向かう為、歩いていたらどこか慌てたように走り回っている警備兵が大勢いた。
「ーーーーっ! 畜生! 見失った!」
「どうしてここにいたんだ?!」
誰かを探していたのだろうか?
会場は広いから大変ねぇと、呑気に考えていたのだけど、その瞬間私の耳に聞こえてきたその名前に思わずビクリと身体が震えその場で硬直してしまった。
「クビになったはずだろ? ラルゴ・ロンフェイスは!」
……ラルゴ先生?
どうして、今、ここで彼の名前が……?
心臓がバクバク鳴っていた。
「ラルゴ先生?」
どうやらアシュランさんの耳にも聞こえていたらしい。
「今の方の言い方だと、この会場にラルゴ先生がいるみたいに聞こえました。どうしてでしょう?」
アシュランさんは、不思議そうに首を傾げている。
まさか、とは思う。
さっきの警備兵がレインヴァルト様に伝えていたのはこの事なのだろうか?
だとしても、先生は何の目的でここにいるの──?
────嫌な予感がする。
何か良くない事が起こりそうな。そんな予感。
「……アシュランさん。早く会場に戻りましょう! 殿下には私から報告するわ!」
「はい!」
私達は急いで会場に戻った。
会場に戻るとレインヴァルト様は、場所を隅の方に移動していて、ちょうど話を終えた所のようだった。
たださっきよりも深刻そうな顔をしていたので、やはり良くない何かが起きているとしか思えなかった。
私はアシュランさんと離れ、レインヴァルト様の元へ向かう。
「レインヴァルト様」
「あぁ、おかえり……」
顔色が良くない。そして私が戻ってきた事に安堵している様にも見えた。
「何かあったのですか?」
「いや、それがー……」
そうしてレインヴァルト様と向かい合って話をしていたら、レインヴァルト様の背後からこちらに近づいてくる人が見えた。
あら、向こうから近づいてくる方って警備兵よね? まだ何か話しがあったのかしら?
だけど、レインヴァルト様の肩越しにその人を見た瞬間、何故か背筋がゾッとした。
(違うわ。さっきの人じゃない……そして……あの人に似ているのは気の所為……?)
知らない人のはずなのに知っている人のような気がした。
そう思ってさらに目を凝らすと、その近付いてきた警備兵の格好をした人が手にしている物が目に入った。
「!?」
その人物の手に握られているのは、剣だった。
その人物が狙っているのは────
剣先の狙いは────
「危ない! レインヴァルト様っ!!」
私は咄嗟に叫んでいた。
私のその声にレインヴァルト様が驚き、そして背後の気配に気付いたのか振り下ろされていた剣をギリギリのところで避けた。
だけど、無理な体制で避けたせいかバランスを崩してしまう。
「……チッ! 失敗か」
その人は悔しそうに顔を歪めた後、私に視線を向けた。
──ばっちり目が合ってしまった。
そして確信する。あぁ、この人は──……
それよりも今は逃げないと……そう思って身体を動かそうとするも、足が震えてしまいちゃんと言う事を聞いてくれない。
「仕方ないな……当初の予定通りにするか……」
「!?」
当初の予定通り?
私の耳にはそう聞こえた。
「っっ逃げろ! フィオーラ!」
そんなレインヴァルト様の声が聞こえたけど、私は逃げようにも背を向けるだけで精一杯だった。
手馴れた剣の使い手のこの人に私のような令嬢が逃げる事など出来るはずもなく……
そして、その人はなんの躊躇いもなく私の背に剣を斬りつける。
「恨まないでくださいね? フィオーラ様。これが貴女の運命なのですから」
その人はその瞬間、不敵に笑いながら確かにそう言った。
「ーーーーーっ!」
痛い、熱い……
自分の身体からドクドクと血が流れているのが分かる。
遠くからは悲鳴も聞こえる。
「フィオーラ!! フィオーラ!!!!」
レインヴァルト様が必死に私を呼ぶ声も聞こえた。
あぁ、レインヴァルト様の声がする……
つまり、レインヴァルト様は無事なのよね。
それだけでも良かったわ……
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「逃がすな! 捕まえろ!!」
「誰か!! 早く! 医師を呼ぶんだ!!!」
それは、どこか聞き覚えのある叫び声だった。
…………そうだったのね。
あの夢は……今朝見た夢は……この事だったのね。
過去じゃなく未来の……暗示だったんだ……
そうよね……だって、夢の中でもあの場に倒れていたのは……
──あの血溜まりの中で倒れていたのは、“私”だったから。
────……
あぁ、やっぱり私は死ぬ運命なのかな?
今度こそもっと生きたかったな。
レインヴァルト様の隣で一緒に生きていくって約束したのにね。
…………約束守れそうにないわ。
ごめんなさい……レインヴァルト様。
どうか、貴方は幸せに……
「フィオーラ!! フィオーラ!!!!」
そんなレインヴァルト様の泣き叫ぶような声が、私の聞いた最後の声だった。
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