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恋するセシィー・木田
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私とヴィンセントはテーブルに向かい合わせに座り、お互いそんな訳はないと言う顔で見つめ合っていた。
「あの、お茶を入れてきます」
折角だからシフォンケーキでも食べようとキッチンに向かうと、ヴィンセントもついてきた。
「……手伝おう」
「ありがとうございます」
二人共無言で、カチャカチャと食器が擦れる音だけがキッチンに響いた。
「……うまかった」
席に戻るとヴィンセントは黙々とシフォンケーキを食べ、食べ終わるとポツリと呟いた。
ヴィンセントに美味しいと言って貰えると、やはり嬉しかった。
「……その、本当なのか?」
不信気な顔で聞かれ、私も同じような顔をしてしまう。
「ヴィンセント様こそ、誰かを好きになる事はないって、仰いましたよね?」
「……セシィーを……好きだと思ったからだ」
「それは、どう言う……」
「……好きだと思った相手から、他に相手を見つけろと言われた。普通は、諦める」
確かにそうかもしれない。ヴィンセントの言葉に振られたような気になっていたけど、ヴィンセントも、お相手探しをする私に振られたような気持ちになっていたんだろうか。
「……セシィー以外、誰かを好きになる事はない」
真っ直ぐ見つめて告げられた言葉に、顔が赤くなる。ヴィンセントが私を好き。そう思うと嬉しくて身体が熱くなった。
「私とするのは嫌なんだと、嫌われているのかと思いました」
昨日の憎々しげな顔を思い出し、思わず呟いてしまう。
私の言葉に、ヴィンセントは目を逸らし、視線を手元のカップに落とした。
「……こんな事、だめだと思っても、止められない自分が腹立たしかった。本当に、すまない」
俯くヴィンセントを見ると、カップを持つ手が少し震えていた。
「あの、昨日の事なら魔物の血のせいなので、そんなに思いつめないでください」
「……違う。手に入らないと思っていたものを目の前にして、醜い欲望を膨らませたのは、俺自身だ」
それだけ言うと、ヴィンセントはどんよりと黙りこくってしまった。
ヴィンセントのお母さんは主人に手を出されたメイドで、そこら辺の生い立ちがこうもヴィンセントを苦しませているんだろうか。
そう思うと、私の胸はキュンと締め付けられた。もう、ぎゅっと抱きしめて、頭をわしゃわしゃと撫で回したかった。
その苦しみを減らせるなら、なんだってしてあげたい。
そう、木田晴香は不憫な人は放っておけないタイプの人間だった。思えば、私の畑を懐かしそうに眺めるヴィンセントを見てから、ヴィンセントへの想いにセシィーと木田晴香の区別がつかなくなっていた。
首の皮一枚で持ちこたえていた平常心は、とっくにどこかに行ってしまっていた。
「ヴィンセント様」
私はヴィンセントの手をそっと握ると、精一杯気持ちを込めて語りかけた。
「昨日は痛かったし、好かれてもいないのにと思うと辛かったです」
私の言葉に、ヴィンセントの顔が一層暗くなったので、慌てて続ける。
「でも私は、ヴィンセント様が好きです。ヴィンセント様も私を好きでいてくれるなら、その全てを受け止めたいです。ヴィンセント様は、私の事が好き、なんですよね?」
私の問いかけに、ヴィンセントは無言で、でも力強く頷いた。
「なら大丈夫。私はどんな欲望だって、受け止めます。受け止めさせてください」
ヴィンセントの手をぎゅっと握ると、ヴィンセントも握り返してくれた。
「……セシィー、ありがとう」
泣きそうな顔で笑うヴィンセントに、私の胸は痛いほどに締め付けられる。
私の料理を美味しそうに食べるヴィンセントが好きで、トラウマを感じさせるヴィンセントには全ての愛を捧げたい。
セシィー・木田は、もうどうしようもないぐらい、ヴィンセントに恋をしていた。
その日は討伐もなくお休みと言う事で、私とヴィンセントはそのまま一緒に過ごす事になった。
ヘンリエッテもアルフレートの所から戻って来ないので、二人きりだ。
私がソファーに座ると、ヴィンセントはテーブルを挟んで向かいに座り、落ち着かない様子で私を見つめた。
「あの、討伐はどうでしたか?」
「……皆がフォローしてくれたから、俺でも戦えた。これなら、大丈夫だと思う」
「よかった……でも、気をつけてくださいね」
「……ああ、必ず帰る」
ヴィンセントの真剣な眼差しに、私の心はじんわり温かくなる。私の所に帰ってきてくれようとしている事が、無性に嬉しい。
「では、食事を用意して待っていますね。ヴィンセント様は何が好きですか?」
「……様は、いらない」
「え?」
「……ヴィンセントで、いいと言った」
どこか拗ねたような口振りに、鼻血が出そうな程ときめいてしまった。
「……セシィーが作る料理は全部、幸せな味がする。だから、全部好きだ」
優しい顔でそんな事を言われ、身体が浮いてしまうんじゃないかと思うぐらい嬉しかった。
ヴィンセントがセシィー・木田を殺しにかかっている。そう思うぐらい、もう堪らなかった。
「私は、ヴィンセントの全部が好きです……」
想いがあふれて震えながらそれだけ言うと、ヴィンセントは戸惑いの表情を見せた。
料理の話をしていたのに、唐突に告白されたら戸惑いもするだろう。
「すみません、少し、取り乱しました」
「……いや、俺も……その……」
ヴィンセントは膝に置かれた手をぎゅっと握りしめた。表情も強張っている。
ひょっとして、こんなにも好きなのは私だけで、愛が重すぎて嫌われてしまったんだろうか。
「あの、すみません。もう、変な事は言わないので……忘れてください」
「……違う。その、凄く嬉しくて、俺もセシィーの全部が好きで……セシィーに、触れたい……」
それだけ言うと、ヴィンセントは大きく息を吐いた。
「……こんな風に思うのは初めてで、どうしたらいいか、分からない……」
俯きがちに呟くヴィンセントに、私は居ても立っても居られなくなる。
「ヴィンセントは、私が嫌だと言ったら止めてくれますか?」
「……ああ」
「それなら、ヴィンセントのしたいようにしてください。嫌な時は、ちゃんと言いますから」
ヴィンセントに向かって笑いかけると、ヴィンセントは無言で私を見つめた。
「……隣に……」
意を決したように呟かれた言葉は、途中で途切れ、なかなか続かない。私は辛抱強く続きを待った。
「……隣に、座ってもいいだろうか?」
「はい、もちろん」
躊躇いがちに告げれた言葉に笑顔で答えると、ヴィンセントは立ち上がり、私の隣に座った。
「……セシィー」
少し距離を置いて座ったヴィンセントが、おずおずと手を伸ばし、私の頬に触れた。
大きくてごつごつした手に撫でられるとくすぐったい。
「……その、身体は、大丈夫か?」
「まだ少し痛いですけど、大丈夫です」
心配そうに見つめるヴィンセントに、私は正直に答えた。途端オロオロしだすヴィンセントをかわいいと思ってしまう。
「だから、次はもう少し優しくしてくださいね」
「……次……」
私が微笑みかけると、ヴィンセントは少し顔を赤くして私を見つめた。
「……もう、セシィーを傷つけたりしない」
そう言うと、ヴィンセントはしっかりと私を抱きしめた。
「……愛している」
身体を強張らせて私を抱きしめるヴィンセントを、私も抱きしめ返す。
「私も、愛しています」
「……ありがとう」
小さく呟いたヴィンセントを、力一杯抱きしめる。どうか、私の気持ちが伝わりますようにと思いながら。
「あの、お茶を入れてきます」
折角だからシフォンケーキでも食べようとキッチンに向かうと、ヴィンセントもついてきた。
「……手伝おう」
「ありがとうございます」
二人共無言で、カチャカチャと食器が擦れる音だけがキッチンに響いた。
「……うまかった」
席に戻るとヴィンセントは黙々とシフォンケーキを食べ、食べ終わるとポツリと呟いた。
ヴィンセントに美味しいと言って貰えると、やはり嬉しかった。
「……その、本当なのか?」
不信気な顔で聞かれ、私も同じような顔をしてしまう。
「ヴィンセント様こそ、誰かを好きになる事はないって、仰いましたよね?」
「……セシィーを……好きだと思ったからだ」
「それは、どう言う……」
「……好きだと思った相手から、他に相手を見つけろと言われた。普通は、諦める」
確かにそうかもしれない。ヴィンセントの言葉に振られたような気になっていたけど、ヴィンセントも、お相手探しをする私に振られたような気持ちになっていたんだろうか。
「……セシィー以外、誰かを好きになる事はない」
真っ直ぐ見つめて告げられた言葉に、顔が赤くなる。ヴィンセントが私を好き。そう思うと嬉しくて身体が熱くなった。
「私とするのは嫌なんだと、嫌われているのかと思いました」
昨日の憎々しげな顔を思い出し、思わず呟いてしまう。
私の言葉に、ヴィンセントは目を逸らし、視線を手元のカップに落とした。
「……こんな事、だめだと思っても、止められない自分が腹立たしかった。本当に、すまない」
俯くヴィンセントを見ると、カップを持つ手が少し震えていた。
「あの、昨日の事なら魔物の血のせいなので、そんなに思いつめないでください」
「……違う。手に入らないと思っていたものを目の前にして、醜い欲望を膨らませたのは、俺自身だ」
それだけ言うと、ヴィンセントはどんよりと黙りこくってしまった。
ヴィンセントのお母さんは主人に手を出されたメイドで、そこら辺の生い立ちがこうもヴィンセントを苦しませているんだろうか。
そう思うと、私の胸はキュンと締め付けられた。もう、ぎゅっと抱きしめて、頭をわしゃわしゃと撫で回したかった。
その苦しみを減らせるなら、なんだってしてあげたい。
そう、木田晴香は不憫な人は放っておけないタイプの人間だった。思えば、私の畑を懐かしそうに眺めるヴィンセントを見てから、ヴィンセントへの想いにセシィーと木田晴香の区別がつかなくなっていた。
首の皮一枚で持ちこたえていた平常心は、とっくにどこかに行ってしまっていた。
「ヴィンセント様」
私はヴィンセントの手をそっと握ると、精一杯気持ちを込めて語りかけた。
「昨日は痛かったし、好かれてもいないのにと思うと辛かったです」
私の言葉に、ヴィンセントの顔が一層暗くなったので、慌てて続ける。
「でも私は、ヴィンセント様が好きです。ヴィンセント様も私を好きでいてくれるなら、その全てを受け止めたいです。ヴィンセント様は、私の事が好き、なんですよね?」
私の問いかけに、ヴィンセントは無言で、でも力強く頷いた。
「なら大丈夫。私はどんな欲望だって、受け止めます。受け止めさせてください」
ヴィンセントの手をぎゅっと握ると、ヴィンセントも握り返してくれた。
「……セシィー、ありがとう」
泣きそうな顔で笑うヴィンセントに、私の胸は痛いほどに締め付けられる。
私の料理を美味しそうに食べるヴィンセントが好きで、トラウマを感じさせるヴィンセントには全ての愛を捧げたい。
セシィー・木田は、もうどうしようもないぐらい、ヴィンセントに恋をしていた。
その日は討伐もなくお休みと言う事で、私とヴィンセントはそのまま一緒に過ごす事になった。
ヘンリエッテもアルフレートの所から戻って来ないので、二人きりだ。
私がソファーに座ると、ヴィンセントはテーブルを挟んで向かいに座り、落ち着かない様子で私を見つめた。
「あの、討伐はどうでしたか?」
「……皆がフォローしてくれたから、俺でも戦えた。これなら、大丈夫だと思う」
「よかった……でも、気をつけてくださいね」
「……ああ、必ず帰る」
ヴィンセントの真剣な眼差しに、私の心はじんわり温かくなる。私の所に帰ってきてくれようとしている事が、無性に嬉しい。
「では、食事を用意して待っていますね。ヴィンセント様は何が好きですか?」
「……様は、いらない」
「え?」
「……ヴィンセントで、いいと言った」
どこか拗ねたような口振りに、鼻血が出そうな程ときめいてしまった。
「……セシィーが作る料理は全部、幸せな味がする。だから、全部好きだ」
優しい顔でそんな事を言われ、身体が浮いてしまうんじゃないかと思うぐらい嬉しかった。
ヴィンセントがセシィー・木田を殺しにかかっている。そう思うぐらい、もう堪らなかった。
「私は、ヴィンセントの全部が好きです……」
想いがあふれて震えながらそれだけ言うと、ヴィンセントは戸惑いの表情を見せた。
料理の話をしていたのに、唐突に告白されたら戸惑いもするだろう。
「すみません、少し、取り乱しました」
「……いや、俺も……その……」
ヴィンセントは膝に置かれた手をぎゅっと握りしめた。表情も強張っている。
ひょっとして、こんなにも好きなのは私だけで、愛が重すぎて嫌われてしまったんだろうか。
「あの、すみません。もう、変な事は言わないので……忘れてください」
「……違う。その、凄く嬉しくて、俺もセシィーの全部が好きで……セシィーに、触れたい……」
それだけ言うと、ヴィンセントは大きく息を吐いた。
「……こんな風に思うのは初めてで、どうしたらいいか、分からない……」
俯きがちに呟くヴィンセントに、私は居ても立っても居られなくなる。
「ヴィンセントは、私が嫌だと言ったら止めてくれますか?」
「……ああ」
「それなら、ヴィンセントのしたいようにしてください。嫌な時は、ちゃんと言いますから」
ヴィンセントに向かって笑いかけると、ヴィンセントは無言で私を見つめた。
「……隣に……」
意を決したように呟かれた言葉は、途中で途切れ、なかなか続かない。私は辛抱強く続きを待った。
「……隣に、座ってもいいだろうか?」
「はい、もちろん」
躊躇いがちに告げれた言葉に笑顔で答えると、ヴィンセントは立ち上がり、私の隣に座った。
「……セシィー」
少し距離を置いて座ったヴィンセントが、おずおずと手を伸ばし、私の頬に触れた。
大きくてごつごつした手に撫でられるとくすぐったい。
「……その、身体は、大丈夫か?」
「まだ少し痛いですけど、大丈夫です」
心配そうに見つめるヴィンセントに、私は正直に答えた。途端オロオロしだすヴィンセントをかわいいと思ってしまう。
「だから、次はもう少し優しくしてくださいね」
「……次……」
私が微笑みかけると、ヴィンセントは少し顔を赤くして私を見つめた。
「……もう、セシィーを傷つけたりしない」
そう言うと、ヴィンセントはしっかりと私を抱きしめた。
「……愛している」
身体を強張らせて私を抱きしめるヴィンセントを、私も抱きしめ返す。
「私も、愛しています」
「……ありがとう」
小さく呟いたヴィンセントを、力一杯抱きしめる。どうか、私の気持ちが伝わりますようにと思いながら。
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