34 / 37
後日談
旅、ふたたび ☆
しおりを挟む
「昨夜は楽しめたかな?」
しょぼくれたオスカーを残して出勤すると、団長が愉快そうに笑いながら聞いてきた。
下卑た笑いで無い所を見ると、いやらしい意味では無さそうだ。
「あの魔法を仕込んだのは団長ですか?」
「いや、最初に仕込んだのは何代か前の勇者だろう。何人かが手を加えて、今の様に素晴らしく完成された嫌がらせになった。次代に『勇者の書』を渡すのは、やっぱりしゃくだからね」
「……本当に、勇者の業の深さを感じますね」
「それで『勇者の書』はどうしたのかな?」
「私が預かる事にしました」
本当は焼却処分したいところだけど、長年受け継がれた物を勝手にどうこうする訳にもいかず、私以外は見られない様に魔法をかけて、厳重に保管してきた。
「まあ、そうなるだろうね。世に出ては危険な物も多いから、しっかり管理するように」
あの中には、強制発情なんて言う恐ろしい物もあった。
世に出たら社会が崩壊しかねない。
「ひょっとして、こうなると分かっていてオスカーに渡したんですか?」
「存在を知りつつも手出しは出来ず、しかも使える人間がニナ君のすぐ側にいると思うと、オスカー君は面白く無いだろうね。私は非常に面白いけど」
「いい性格してますね」
「褒め言葉と受け取っておくよ。そう言えば、前々代は細かい人間でね。それぞれの魔法の注意点や、組み合わせの相性なんかを子細に記したノートも残しているんだ。相手が副団長だと思うと正直萎えるけど、いるかい?」
「いりません」
私は聞く耳が無い事を態度で示すように、書類の仕分けに取り掛かった。
「そうそう、私一押しの母乳を出させる魔法なんだけどね。普通母乳と性感は結びつかない。それを無理やり結びつけているから、身体への負担が大きいんだ。多様は禁物だよ」
無視だ無視。
「私は紳士な変態だからね。同意無く魔法をかけたりはしない。と言う訳でニナ君、ちょっと母乳、出してみようか。パンパンに張った胸を、優しく揉みほぐしてあげるよ」
無視、するには気持ち悪過ぎる。
鳥肌が立ってしまった。
「魔王城にも本当は、私が行きたかったんだよね。ニナ君と露出プレイしながら旅したら、楽しかっただろうなあ。オスカー君と行かせるなんて、何としてでも阻止したかったんだけど、残念だよ」
「何の話ですか?」
突然オスカーの名前が出てきて、思わず反応してしまった。
「メレディスの術式を書き換えちゃったから、安全性の確認が必要でね。ルーファス君の指示で、オスカー君が術式を紙に書き起こしていたから、紙ベースでは検証は出来ている。それでも、発動して確認もした方がいいだろうと言うことで、ニナ君とオスカー君二人で、魔王城に行って貰う事になったんだよ」
「オスカーと二人で……何かの罠ですか?」
「何とか私とニナ君で行けないか、日程調整してたんだけど、副団長から早くやるよう怒られちゃってね。団長職は意外と忙しいんだよ」
団長と二人きりじゃなくて、心底良かった。
「いつから行けばいいんでしょうか」
「寝かしに寝かしちゃったからね。明日出発するよう、騎士団にも言ってあるよ」
「なんでそんな急なんですか!」
「ほら、オスカー君が急に出発すると言って、私は早朝呼び出されただろう?急に決められると困ると言う事を、身を持って理解して貰おうかなって」
何だか、私はとばっちりな気がする。
「まあそう言う訳で、頼んだよニナ君。二人きりだからと言って、ヤリ過ぎない様にね」
早く帰って旅支度する為にも、団長の言葉は無視して仕事を急いだ。
オスカーとまた旅が出来ると思うと、少しだけウキウキしてしまった。
私とオスカーは馬に乗り、街道を行く。
私はそんなに馬の扱いが上手くないので、オスカーの後を大人しく付いていく。
季節は秋に向かっているけど、日中はまだ暑い。
気楽な二人旅と言う事もあって、私はシャツとキュロットスカートと言う軽装で、魔術師団の制服であるローブも脱いでしまっている。
もっとも、魔術師団は全体的にいい加減なので、暑い日にはよっぽどの事が無いと誰もローブを着ない。
暑くなると魔術師がいなくなると揶揄されても、気にせずローブはクローゼットの中だ。
その点騎士はきっちりしているので、どれだけ暑くても騎士服を脱ぐ事は無い。
オスカーも周りには私しかいなくても、しっかりと騎士服を着ている。
正直、騎士服を着て馬に乗るオスカーはとてもかっこよくて、ついつい見とれてしまう。
私の視線が気になるのか、オスカーも時折後ろを振り返っては、じっと私を見つめてきた。
あまりしゃべる事も無く、私達は見つめ見つめられながら、その日の宿まで旅程を進めた。
「ふっ……んんっ、んっ……んっ……」
その夜。
当然の様に同じ部屋に泊まった私達は、互いの性器を弄りながら、舌を絡ませ合っていた。
「ニナ……」
オスカーが私の中に指を抜き差ししながらじっと見つめる。
「うっ、ふっ……オスカーっ……だい、すきっ……ああ、んっ……」
ぬるつくオスカーの物も硬く勃ち上がり、しごく様にきつく握ると小さな呻き声が聞こえた。
気持ちよすぎてぼんやりする頭のままオスカーを見つめると、何か思いつめた顔をしていた。
多分、ろくな事を考えていない。
「馬に揺られるニナを見て、思ったんだ。俺に跨がらせて、下からニナを揺さぶりたい。ニナの、馬になりたいと……」
やっぱりろくでもなかった。
「オスカーの、あうっ……へん、たいっ……んんっ……」
キスをされ、激しく指を抜き差ししながらクリトリスまで押されれば、私の身体はもう快感しか拾わなくなってしまう。
オスカーは身体をビクビク震わす私を抱えたまま、仰向けに横たわった。
私はキスをしながら、オスカーの上で身体をくねらせる。
鍛えられた硬い身体と私の身体が擦れあって、とても気持ちがいい。
「ニナ」
オスカーは不満げに私の名を呼ぶと、肩を掴んで私の身体を起き上がらせた。
「いや……オスカーと、くっついていたい……」
私も不満げにオスカーを見下ろして、快楽を求めいやらしくひくつく割れ目を、オスカーの物に擦りつけた。
「いいから、ほら」
オスカーに誘導される様に、私はオスカーの物を受け入れていく。
「あっ、ふっ……んんっ……オスカー……」
満たされる喜びに、私の身体は小さく震える。
「あっ……んっ……んんっ……」
下から大きく突き上げられ、私は掴まる様にオスカーの腰を掴んだ。
「落ちるなよ」
オスカーは楽しそうに笑うと、腰の動きを速めた。
「ひあっ、あっ……ああっ……」
激しい突き上げに、私の身体は大きく揺れる。
剥き出しの胸が、ちぎれそうな勢いで揺れて、ちょっと痛い。
「や、オスカー……ああっ、激し、いっ……」
突き上げられた身体が沈み込む度、オスカーの物が奥まで届いて、頭が真っ白になるぐらい気持ちいい。
私は呆気なくイッてしまった。
「あっ……ふっ……オスカー……」
私は困惑して、オスカーを見下ろしている。
私がイくと、オスカーは腰の動きを緩め、一定のリズムで私を突き上げ続けた。
オスカーの腰を心配してしまうぐらい、ずっとだ。
私の中にはオスカーの物が入り続け、突き上げられる度に痺れる様な快感もある。
それでも、私の身体はもう、それだけでは満足出来ないでいた。
「ねえ、触って……」
私はオスカーを見つめながら、大きく揺れる胸を下から支えるように持つと、自身の親指で乳首を弄りだした。
オスカーの灰色の瞳が、私の痴態を捉えている。
私は見せつけるように自分の指を舐めると、クリトリスに押し付けた。
「ああっ、んっ……もっと……欲しい、の……」
オスカーはそんな私の様子をじっと見つめたまま、腰を突き上げ続けている。
「馬に乗りながら、自慰をするなんて、ニナは変態だな……」
「馬じゃないし……」
私を変なプレイに巻き込まないで欲しい。
「お馬さんの大きいのが欲しい、って言ってくれ」
「もう、入ってるし……」
どう言う設定なんだ。
理解に苦しむけど、オスカーの腰も心配だし、いい加減私も終わらせたい。
「ねえ、私の素敵なお馬さん……」
私は馬の首を撫でるように、オスカーの脇腹を優しく撫でた。
「私、お馬さんと交尾したい……お馬さんの大きいので、後ろから犯して……」
私はオスカーの物を引き抜くと、四つん這いになってお尻をオスカーに向けた。
単調とは言え、ずっと抜き差しされていたので、私のそこはいやらしくひくついている。
早く欲しくて腰を揺らしていると、上にのしかかる様にしてオスカーが入ってきた。
「あっ、ああっ……あっ、んっ……」
ガツガツと後ろから突かれ、快感が身体中を駆け巡る。
時折肩を噛まれたり、背中を舐められるのは、馬の愛情表現のつもりなんだろうか。
私は深く考えるのを止めて、ひたすらオスカーを受け入れた。
「くっ……うっ……」
オスカーの身体がびくりと震えて、私の中に熱い物が注ぎ込まれた。
「んっ、ふっ……ああっ……」
ずるりとオスカーの物が引き抜かれ、私は潰れる様にベッドに突っ伏した。
オスカーも私の隣に倒れ込む。
「オスカー……」
私は抗議の視線をオスカーに向けた。
「もう、馬はやだよ。するなら、オスカーとしたい」
正直、オスカーがヒヒーンとか啼きだしたらどうしようと気が気じゃなかった。
「そうだな、手が使えないのはつまらない」
オスカーはそう言うと私の乳首を摘んで弄りだした。
「んっ、あっ……ちょっと、待って……うっ……もう、今日は、いいっ……あうっ……」
浄化の魔法をかけてから割れ目をなぞり出すなんて、完全にまたやる気だ。
「俺と、したいんだろ?」
「ああっ、んっ……今じゃ、なくてっ……やあっ……」
耳を舐められながら囁かれると、私の気持ちとは裏腹に、身体は簡単に熱を持ってしまう。
「今度は、ちゃんと手も使うから」
「もうっ……あっ、んっ……ああんっ……」
もういいはずなのに、クリトリスを押しつぶされれば、私の口からはねだるような甘えた声しか出なかった。
「ニナは、本当にかわいいな」
キスをされて、差し込まれた指で中を擦られると、もう何も考えられなくなる。
結局一晩中泣かされて、ぼんやりする頭で、オスカーが馬になってる間に、ちゃんと手綱を握っておけば良かったと思った。
しょぼくれたオスカーを残して出勤すると、団長が愉快そうに笑いながら聞いてきた。
下卑た笑いで無い所を見ると、いやらしい意味では無さそうだ。
「あの魔法を仕込んだのは団長ですか?」
「いや、最初に仕込んだのは何代か前の勇者だろう。何人かが手を加えて、今の様に素晴らしく完成された嫌がらせになった。次代に『勇者の書』を渡すのは、やっぱりしゃくだからね」
「……本当に、勇者の業の深さを感じますね」
「それで『勇者の書』はどうしたのかな?」
「私が預かる事にしました」
本当は焼却処分したいところだけど、長年受け継がれた物を勝手にどうこうする訳にもいかず、私以外は見られない様に魔法をかけて、厳重に保管してきた。
「まあ、そうなるだろうね。世に出ては危険な物も多いから、しっかり管理するように」
あの中には、強制発情なんて言う恐ろしい物もあった。
世に出たら社会が崩壊しかねない。
「ひょっとして、こうなると分かっていてオスカーに渡したんですか?」
「存在を知りつつも手出しは出来ず、しかも使える人間がニナ君のすぐ側にいると思うと、オスカー君は面白く無いだろうね。私は非常に面白いけど」
「いい性格してますね」
「褒め言葉と受け取っておくよ。そう言えば、前々代は細かい人間でね。それぞれの魔法の注意点や、組み合わせの相性なんかを子細に記したノートも残しているんだ。相手が副団長だと思うと正直萎えるけど、いるかい?」
「いりません」
私は聞く耳が無い事を態度で示すように、書類の仕分けに取り掛かった。
「そうそう、私一押しの母乳を出させる魔法なんだけどね。普通母乳と性感は結びつかない。それを無理やり結びつけているから、身体への負担が大きいんだ。多様は禁物だよ」
無視だ無視。
「私は紳士な変態だからね。同意無く魔法をかけたりはしない。と言う訳でニナ君、ちょっと母乳、出してみようか。パンパンに張った胸を、優しく揉みほぐしてあげるよ」
無視、するには気持ち悪過ぎる。
鳥肌が立ってしまった。
「魔王城にも本当は、私が行きたかったんだよね。ニナ君と露出プレイしながら旅したら、楽しかっただろうなあ。オスカー君と行かせるなんて、何としてでも阻止したかったんだけど、残念だよ」
「何の話ですか?」
突然オスカーの名前が出てきて、思わず反応してしまった。
「メレディスの術式を書き換えちゃったから、安全性の確認が必要でね。ルーファス君の指示で、オスカー君が術式を紙に書き起こしていたから、紙ベースでは検証は出来ている。それでも、発動して確認もした方がいいだろうと言うことで、ニナ君とオスカー君二人で、魔王城に行って貰う事になったんだよ」
「オスカーと二人で……何かの罠ですか?」
「何とか私とニナ君で行けないか、日程調整してたんだけど、副団長から早くやるよう怒られちゃってね。団長職は意外と忙しいんだよ」
団長と二人きりじゃなくて、心底良かった。
「いつから行けばいいんでしょうか」
「寝かしに寝かしちゃったからね。明日出発するよう、騎士団にも言ってあるよ」
「なんでそんな急なんですか!」
「ほら、オスカー君が急に出発すると言って、私は早朝呼び出されただろう?急に決められると困ると言う事を、身を持って理解して貰おうかなって」
何だか、私はとばっちりな気がする。
「まあそう言う訳で、頼んだよニナ君。二人きりだからと言って、ヤリ過ぎない様にね」
早く帰って旅支度する為にも、団長の言葉は無視して仕事を急いだ。
オスカーとまた旅が出来ると思うと、少しだけウキウキしてしまった。
私とオスカーは馬に乗り、街道を行く。
私はそんなに馬の扱いが上手くないので、オスカーの後を大人しく付いていく。
季節は秋に向かっているけど、日中はまだ暑い。
気楽な二人旅と言う事もあって、私はシャツとキュロットスカートと言う軽装で、魔術師団の制服であるローブも脱いでしまっている。
もっとも、魔術師団は全体的にいい加減なので、暑い日にはよっぽどの事が無いと誰もローブを着ない。
暑くなると魔術師がいなくなると揶揄されても、気にせずローブはクローゼットの中だ。
その点騎士はきっちりしているので、どれだけ暑くても騎士服を脱ぐ事は無い。
オスカーも周りには私しかいなくても、しっかりと騎士服を着ている。
正直、騎士服を着て馬に乗るオスカーはとてもかっこよくて、ついつい見とれてしまう。
私の視線が気になるのか、オスカーも時折後ろを振り返っては、じっと私を見つめてきた。
あまりしゃべる事も無く、私達は見つめ見つめられながら、その日の宿まで旅程を進めた。
「ふっ……んんっ、んっ……んっ……」
その夜。
当然の様に同じ部屋に泊まった私達は、互いの性器を弄りながら、舌を絡ませ合っていた。
「ニナ……」
オスカーが私の中に指を抜き差ししながらじっと見つめる。
「うっ、ふっ……オスカーっ……だい、すきっ……ああ、んっ……」
ぬるつくオスカーの物も硬く勃ち上がり、しごく様にきつく握ると小さな呻き声が聞こえた。
気持ちよすぎてぼんやりする頭のままオスカーを見つめると、何か思いつめた顔をしていた。
多分、ろくな事を考えていない。
「馬に揺られるニナを見て、思ったんだ。俺に跨がらせて、下からニナを揺さぶりたい。ニナの、馬になりたいと……」
やっぱりろくでもなかった。
「オスカーの、あうっ……へん、たいっ……んんっ……」
キスをされ、激しく指を抜き差ししながらクリトリスまで押されれば、私の身体はもう快感しか拾わなくなってしまう。
オスカーは身体をビクビク震わす私を抱えたまま、仰向けに横たわった。
私はキスをしながら、オスカーの上で身体をくねらせる。
鍛えられた硬い身体と私の身体が擦れあって、とても気持ちがいい。
「ニナ」
オスカーは不満げに私の名を呼ぶと、肩を掴んで私の身体を起き上がらせた。
「いや……オスカーと、くっついていたい……」
私も不満げにオスカーを見下ろして、快楽を求めいやらしくひくつく割れ目を、オスカーの物に擦りつけた。
「いいから、ほら」
オスカーに誘導される様に、私はオスカーの物を受け入れていく。
「あっ、ふっ……んんっ……オスカー……」
満たされる喜びに、私の身体は小さく震える。
「あっ……んっ……んんっ……」
下から大きく突き上げられ、私は掴まる様にオスカーの腰を掴んだ。
「落ちるなよ」
オスカーは楽しそうに笑うと、腰の動きを速めた。
「ひあっ、あっ……ああっ……」
激しい突き上げに、私の身体は大きく揺れる。
剥き出しの胸が、ちぎれそうな勢いで揺れて、ちょっと痛い。
「や、オスカー……ああっ、激し、いっ……」
突き上げられた身体が沈み込む度、オスカーの物が奥まで届いて、頭が真っ白になるぐらい気持ちいい。
私は呆気なくイッてしまった。
「あっ……ふっ……オスカー……」
私は困惑して、オスカーを見下ろしている。
私がイくと、オスカーは腰の動きを緩め、一定のリズムで私を突き上げ続けた。
オスカーの腰を心配してしまうぐらい、ずっとだ。
私の中にはオスカーの物が入り続け、突き上げられる度に痺れる様な快感もある。
それでも、私の身体はもう、それだけでは満足出来ないでいた。
「ねえ、触って……」
私はオスカーを見つめながら、大きく揺れる胸を下から支えるように持つと、自身の親指で乳首を弄りだした。
オスカーの灰色の瞳が、私の痴態を捉えている。
私は見せつけるように自分の指を舐めると、クリトリスに押し付けた。
「ああっ、んっ……もっと……欲しい、の……」
オスカーはそんな私の様子をじっと見つめたまま、腰を突き上げ続けている。
「馬に乗りながら、自慰をするなんて、ニナは変態だな……」
「馬じゃないし……」
私を変なプレイに巻き込まないで欲しい。
「お馬さんの大きいのが欲しい、って言ってくれ」
「もう、入ってるし……」
どう言う設定なんだ。
理解に苦しむけど、オスカーの腰も心配だし、いい加減私も終わらせたい。
「ねえ、私の素敵なお馬さん……」
私は馬の首を撫でるように、オスカーの脇腹を優しく撫でた。
「私、お馬さんと交尾したい……お馬さんの大きいので、後ろから犯して……」
私はオスカーの物を引き抜くと、四つん這いになってお尻をオスカーに向けた。
単調とは言え、ずっと抜き差しされていたので、私のそこはいやらしくひくついている。
早く欲しくて腰を揺らしていると、上にのしかかる様にしてオスカーが入ってきた。
「あっ、ああっ……あっ、んっ……」
ガツガツと後ろから突かれ、快感が身体中を駆け巡る。
時折肩を噛まれたり、背中を舐められるのは、馬の愛情表現のつもりなんだろうか。
私は深く考えるのを止めて、ひたすらオスカーを受け入れた。
「くっ……うっ……」
オスカーの身体がびくりと震えて、私の中に熱い物が注ぎ込まれた。
「んっ、ふっ……ああっ……」
ずるりとオスカーの物が引き抜かれ、私は潰れる様にベッドに突っ伏した。
オスカーも私の隣に倒れ込む。
「オスカー……」
私は抗議の視線をオスカーに向けた。
「もう、馬はやだよ。するなら、オスカーとしたい」
正直、オスカーがヒヒーンとか啼きだしたらどうしようと気が気じゃなかった。
「そうだな、手が使えないのはつまらない」
オスカーはそう言うと私の乳首を摘んで弄りだした。
「んっ、あっ……ちょっと、待って……うっ……もう、今日は、いいっ……あうっ……」
浄化の魔法をかけてから割れ目をなぞり出すなんて、完全にまたやる気だ。
「俺と、したいんだろ?」
「ああっ、んっ……今じゃ、なくてっ……やあっ……」
耳を舐められながら囁かれると、私の気持ちとは裏腹に、身体は簡単に熱を持ってしまう。
「今度は、ちゃんと手も使うから」
「もうっ……あっ、んっ……ああんっ……」
もういいはずなのに、クリトリスを押しつぶされれば、私の口からはねだるような甘えた声しか出なかった。
「ニナは、本当にかわいいな」
キスをされて、差し込まれた指で中を擦られると、もう何も考えられなくなる。
結局一晩中泣かされて、ぼんやりする頭で、オスカーが馬になってる間に、ちゃんと手綱を握っておけば良かったと思った。
10
お気に入りに追加
393
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

蔑ろにされた王妃と見限られた国王
奏千歌
恋愛
※最初に公開したプロット版はカクヨムで公開しています
国王陛下には愛する女性がいた。
彼女は陛下の初恋の相手で、陛下はずっと彼女を想い続けて、そして大切にしていた。
私は、そんな陛下と結婚した。
国と王家のために、私達は結婚しなければならなかったから、結婚すれば陛下も少しは変わるのではと期待していた。
でも結果は……私の理想を打ち砕くものだった。
そしてもう一つ。
私も陛下も知らないことがあった。
彼女のことを。彼女の正体を。
【完結】魔王様、溺愛しすぎです!
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
「パパと結婚する!」
8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!
拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
挿絵★あり
【完結】2021/12/02
※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位
※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品
※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24)
※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品
※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品
※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる