勇者の中の魔王と私

白玉しらす

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後日談

恋の終わり ※ケニス視点 ☆

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「あっ……ふっ、うっ……ああっ……」
 俺は部屋の中の光景を、信じられない気持ちで見つめる。
 部屋の真ん中に置かれたベッド以外は家具は何もなく、ベッドの上では裸のニナが身体をくねらせている。
「やっ、ケニス、さんっ……だめっ……見ないでっ……」
 部屋に入ってきた俺に気がつくと、ニナの身体が一層激しく揺れる。
 見られて、感じているんだろうか。
「大丈夫か?ニナ……」
 どう見ても大丈夫では無いのは分かりきっているけど、見られている事を意識させたくて、俺はニナに声をかけた。
「あっ……やっ、んっ……ケニスっ、さんっ……ああっ……」
 大きく広げられたニナの足元には、一匹の魔物。
 男のロマン、淫性スライムだ。
 身体の一部を棒状に伸ばし、ニナの大事な部分に入り込んでいる。
 魔物は俺に気がついたのか、ズボッとニナの中から抜け出てきた。
「あうっ……」
 先が丸く膨らみ、怒張した男性器の様な形のそれは、確かめる様にニナの割れ目をなぞると、再び中へと潜り込んだ。
「ああっ……あっ……やあっ、んっ……」
 ニナが魔物に犯されている姿を見ながら服を脱ぐ。
 俺の物ももう、ガチガチに勃ってしまっている。
「あっ……ケニスっ、さんっ……ああっ……」
 ニナの大きな瞳が、俺の物を捕らえる。
 ニナは熱のこもった視線でじっと見つめ、上半身をもたげて手を付いた。
「ああっ……あっ……んんっ……」
 ニナの腰は大きく動き、グチュグチュといやらしい音を響かせている。

「ニナ、手伝いに来た」
 俺はそう言うとベッドの上に上がり、後ろからニナを抱きしめた。
 俺の物が背中に当たると、ニナは身体をびくりと震わせた。
「だめっ……ああっ、やあっ……」
 後ろから大きな乳房をすくい上げるように揉む。
 白くて柔らかくて、その頂にあるピンクの乳首は硬く勃起している。
「淫性スライムは、満足するまで淫水を啜らないと獲物を逃さない」
「ひゃあっ、んっ」
 両方の乳首を扱くように揉むと、ニナの身体は面白いように跳ねた。
「だから、もっと気持ち良くならないと」
「あああっ、ああっ……やあぁっ……」
 乳首を摘みながら、反対の手でクリトリスをグリグリと押す。
 ガクガクと腰を揺らし、ニナは達した。
 それでも魔物の動きは止まらない。
 俺も手を休めることなく、足を使ってニナの足を更に広げた。
 俺にクリトリスを弄られながら、魔物にズボズボと犯されている所がよく見えて、堪らなく興奮した。
 
「ふっ、はっ……ひうっ……」
 ニナはくったりと力を抜き、俺にもたれかかっている。
 腰だけがビクビクと動き続けている。
「もうちょっとがんばるんだ、ニナ」
「あうっ……ああっ……あっ、あっ、んんっ……」
「ニナ、舌を出して」
 俺の言葉にニナは顔を横に向け、素直に舌を差し出した。
 後ろからだからピッタリと口が塞げず、舌だけを絡ませるようにキスをした。
「はっ……ううっ……あんっ……」
 もう正気では無いのか、よだれが垂れるのも気にせず、ニナは舌を絡ませている。
 俺ももう我慢出来なくて、ニナの身体に自身を擦り付けた。
 それに気がついたニナが、腰を浮かせてお尻で俺の物を擦る。
 円を描くように揺れるニナの腰は、これ以上無いくらいいやらしかった。
「ああっ……」
 ずるりと魔物の物が引き抜かれ、凶悪な形の物は本体に引っ込んでいった。
「ニナ、終わったよ」
 もう入っていない事を確かめるように割れ目を撫でると、ニナのそこはまだひくひくとうごめいていた。
「あっ……ふっ……ケニス、さん……助けて……」
 離れ難くて胸や割れ目を撫で続けていると、ニナが小さく呟いた。
「もう、大丈夫だよ」
 俺の言葉にニナは首を振る。
「まだ、足りないの……だから、助けて……ケニスさんのが、欲しい……」
 
「くっ、うっ……」
 その瞬間、右手で扱いていた俺の物から、大量の精子が放出された。
「はー……」
 妄想とは言え、挿れる前に出してしまった。
 虚無感や罪悪感や倦怠感を、ないまぜにした感覚が俺を襲う。
「はー……」
 大きなため息をついて俺は出したものを片付けた。


「大丈夫ですか?ケニスさん」
 向かい合わせに座っていたニナが、心配そうに顔を覗き込んでいる。
「お、おう。何でも無い」
 俺は慌てて首を振った。
 今俺は、ニナに勉強を手伝って貰っている。
 ニナが俺の腕輪に書き込んだ、対魔物殲滅魔法を正しく理解出来たら、魔兵科に戻れる事になったのだ。
 ニナの術式は難解過ぎて無理だと思ったけど、ニナは根気よく俺に教えてくれた。
 ニナの期待に答えたくて、何よりまた騎士に戻りたくて、俺は必死に勉強した。
 それこそ自慰をする暇も無くがんばった。
 そのせいで昨日は貯まりに貯まったものが爆発して、えげつない妄想をしてしまった。
 
 ニナの口から魔物と言われる度、ちらちらと昨日の妄想が思い起こされて、全く落ち着かなかった。
 対魔物殲滅魔法なんだから、ニナが魔物魔物と連呼するのは仕方ない。
 淫性スライムなんて、男の妄想の中にしかいない、ファンタジーな魔物を使って抜いた俺が悪い。
 ぼんやりする俺をニナが心配そうに見つめている。
 本当に、色々と申し訳ない。
「この調子なら、きっと大丈夫ですよ」
 ぼんやりする俺を、試験への不安と受け取ったのか、ニナが優しく微笑んだ。
「ニナのおかげだ。ありがとう」
 
 初めてニナを見た時、その瞳は閉じられていたけど、無性に可愛いと思った。
 目を開いたニナは想像よりも可愛くて、胸の高鳴りが抑えられなかった。
 しっかりしているのに、どこか危うく感じるニナから目が離せなくて、俺はすぐに恋に落ちた。
 ちなみに、ニナには友達としか思われていない。
「でも、ケニスさんがいなくなると、寂しいですね」
 本当に悲しそうな顔をされて、思わず抱きしめたくなる。
「そう、だな」
「私はまだ魔兵科に出入りしているんで、見かけたら声をかけてくださいね」
 俺の気持ちも知らず、ニナはふわりと笑った。

「あいつが怒る」
「あいつ?」
「ニナは『魔王の花嫁』なんだろ?」
 ニナは勇者と付き合っている。
 魔兵科の友達から、勇者が何をして魔王と呼ばれる様になったかは聞いていた。
 ニナがどう呼ばれているかも。
「何ですか、それ」
 ニナは眉を寄せて、困惑の表情を浮かべている。
「魔王と……勇者と付き合ってるんだろ?」
「ええと、そう、ですけど……でも結婚はしてないですよ?」
 赤くなって答えるニナに、胸が痛む。
 知っていたけど、本人の口から聞くとやはりショックだ。
「何となく、魔王と言えば恋人より、花嫁の方がしっくりくるからじゃないか」
「そうですかね?」
 ニナは納得出来ないようで、首を捻っている。
 
 多分、しっかりと振られた方が俺は楽なんだろう。
 でも、きっとニナは、俺の気持ちに答えられない事に傷つく。
 俺と友達になれた事を本当に喜んでいるニナを、悲しませたく無いと思った。
「ニナは、幸せなのか?」
 勇者がニナの所に訪ねてきた時の事を思い出す。
 見た目がいいのは認めるけど、何だか病んだ目つきをしていた。
「ええと、幸せ、です」
 モジモジしながら顔を赤らめるニナに、俺はため息を飲み込んだ。
「それは、良かったな」
「はい。ありがとうございます」
 報われない恋は辛い。


「あっ、あっ……んんっ……んっ……」
 パンパンと肉がぶつかる音を響かせて、ニナが後ろから犯されている。
 四つん這いになり、お尻を高く突き上げて交わる姿は獣の様だ。
「オスカー……ああんっ、あっ、あっ……やあっ……」
 大きな胸を揺らしながら、甘く恋人の名前を呼ぶニナに、胸を傷ませながらも、俺の物は痛いほどに勃ち上がっている。
「ニナ、前を見るんだ」
 勇者に言われてニナが俺を見る。
 俺は裸で椅子に座り、はあはあと荒い息を吐き、二人の交わりを見ながら自身の物を扱いていた。
「やっ、ああっ……だめえっ!」
 俺の存在に気づいたニナが、顔を歪ませながら身体を大きくビクつかせる。
「あっ、あっ……ケニスっ、さんっ……やっ、だめぇっ……」
 駄目といいながら、更に激しく腰をくねらせる。
 止まることなくニナは犯され続けた。
「あいつにも、気持ち良くしてもらうか?」
 勇者はそう言うと、ニナの腕を掴んで上体を反らさせた。
 突き上げられる度、ニナの白くて大きな乳房が揺れる。
「やっ、あっ……ああっ……」
 ニナにどこか期待に満ちた顔で見つめられ、俺は理性を失う。
 無言で椅子から立ち上がると、ニナの前にしゃがみ込み、揺れる乳房を揉んだ。
「あうっ、ケニス、さんっ……ああんっ……」
 ニナが誘うように目を閉じて口を開ける。
 俺はしゃぶりつくようにニナの口に吸い付いた。
「んっ……ふっ……」
 舌を絡ませながら乳首を摘む。
 パンパンと肉が打ち合う音が聞こえて、ニナが犯されている事を思い出す。
「くっ……そんなに、そいつがいいのか?凄い、締付けだ」
 勇者が苦しげなうめき声を上げる。
 手を伸ばし、クリトリスを捏ねると、ニナの身体がビクビクと大きく揺れた。
「くそっ……」
 勇者も腰をビクつかせ、どうやら中に放った様だった。
 これで終わりかと残念な気持ちで椅子に戻ると、勇者は荒い息のままニナの足の下に腕を入れて、そのまま持ち上げた。
 足を広げられ、ニナの性器が俺の目に晒される。
 中に放たれた白い精子がとろりと溢れ出た。
「ああっ……やっ、見ないで……」
 溢れる精子に、羞恥からニナは身体をよじった。
「まだ足りないんだろ?あいつにやって貰えよ」
 勇者はそう言いながら魔法を発動させた。
 ニナの割れ目から精子や愛液が無くなる。浄化の魔法なんだろう。
 ニナを抱えたまま、勇者が俺に近づく。
 俺はニナの乾いた割れ目に手を伸ばし、ゆっくりと指を動かした。
「ああっ、ケニス、さんっ……ああんっ……」
 クリトリスを捏ねれば、ニナのそこはあっと言う間にまたグチャグチャになった。
「ニナ、いいのか?」
 恋人に抱えられたまま、他の男に弄られているニナは、恍惚の表情を浮かべている。
「あんっ、気持ち、いいっ……ケニス、さんっ……」
「もういいだろ、早くやれよ」
 ニナが俺に甘える声に苛ついたのか、勇者がニナの身体を俺の上に充てがう。
 お互いの性器が擦れあい堪らない。
「ニナ……」
「ケニス、さん……」
 勇者が嫌がらせの様にニナを持ち上げ、そしてまた押し付けるを繰り返す。
 こいつもまた、恋人の性器が他の男の物に触れるのを見て楽しんでいるんだろう。
「オスカー、離して……もう、ケニスさんの、挿れたい……」

 
「くっ、うっ……」
 その瞬間、右手で扱いていた俺の物から、大量の精子が放出された。
「はー……」
 またかよ。また挿れる前に出してしまった。
「はー……」
 情けなさに、大きなため息をついて天井を見上げる。
「何やってんだろうなあ……」
 俺はニナの恋を祝福する事にした。
 俺の恋心には蓋をして、かさぶたのようにいつか消えるのを待つ事にした。
 だからと言って、何妄想してんだかなあ。

「幸せになれよ、ニナ……」
 天井を見上げて呟くと、俺は出したものの片付けを始めた。
 本当に、報われない恋は辛い。
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