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本編
十四日目
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目を開けると、見知らぬ天井が見えた。
私はベッドに寝ていて、こじんまりとした部屋は、宿の一室のようだった。
身体がだるくて、頭が痛い。
私は起き上がる事も出来ず、ぼんやりと天井を見つめていた。
「ニナ、気が付いたのか」
部屋に入ってきたオスカーが、ホッとした顔で駆け寄ってきた。
「オスカー、大丈夫?」
「それはこっちのセリフだ。大丈夫なのか?」
「私は、大丈夫。ここはどこ?」
オスカーはベッド脇の椅子に腰掛け、私の様子をうかがっている。
「魔王城から一番近い村の宿だ。倒れているニナと団長を、ルーファスさんと一緒に運んだ。ルーファスさんも着いた途端寝込んでしまって、正直途方に暮れていた」
「それは大変だったね。なんか、ごめんね」
「いや、元々は俺のせいだから」
オスカーは私の身体を抱き起こすと、水の入ったコップを差し出してきた。
ゆっくりと水を飲むと、少しだけ身体が落ち着いた。
「ニナに拒絶されて、投げやりになっていた。ルーファスさんは何とかしようと声をかけ続けてくれたのに、情けないな」
オスカーは私からコップを受け取ると、椅子から立ち上がった。
「何か食べる物を持ってくる」
私をそっと寝かせると、オスカーは部屋を出て行こうとした。
「待って、食べ物はいいから、側にいて」
食欲は無かったし、何よりまだオスカーの側にいたかった。
オスカーは少し驚いた顔をした後、優しく微笑んで椅子に座り直した。
「オスカー」
「なんだ?」
「私、謝らないと。香油の意味を、間違えていたみたいだから。ええと、確認なんだけど、香油の意味って……」
『一番大切な人』と言う言葉がなかなか言えなくて、私は顔を赤くしてオスカーを見つめた。
「あの、その、一番……」
どうしても言えない私を見てふっと笑うと、オスカーは真面目な顔をして私の手を取った。
「俺にとって、ニナは一番大切な女性だ。一人の男として、ニナを愛している」
オスカーの灰色の瞳にじっと見つめられて、私は恥ずかしさから逃げ出したくなった。
「う、あの、私も、やっぱりオスカーが大切だし、多分、好き」
「多分?」
幸せそうに微笑んでいたオスカーの顔が険しくなった。
「だって、された事は、やっぱり許せないもの」
私の言葉に、オスカーの顔から表情が消えた。
「本当に、すまなかった」
「私ね、怖かったんだと思う。王都に行ったらオスカーは私の事なんてすっかり忘れちゃうんだろうなって。だから、自分の気持ちもオスカーの気持ちも見ないようにして、ちゃんと向き合って来なかった」
「そんな事無い、俺にはニナしかいない」
「ありがとう。私は優しくて努力家なオスカーが好き。何より、私に笑いかけてくれるオスカーが大好き」
「ニナ……」
オスカーは私の頬に手を添えると、ゆっくりと顔を近づけてきた。
「でも、その……魔王なオスカーは好きになれるか分からない」
私はオスカーの手を顔からどけると、その灰色の瞳をじっと見つめた。
おじさまが言うところのオスカーの本質である、魔王な部分はそんなに簡単には受け入れられそうにない。
「だから聞かせて。オスカーが何を考えているのか。私も、ちゃんと気持ちを伝えるから」
「……分かった」
オスカーは神妙な面持ちで私の顔を見ると、膝の上で自身の手をぎゅっと握った。
「本当は抱きしめて全身でニナを感じたい。でも、もう許可なく触ったり、しない」
もの凄く悲壮な顔で言ってきたけど、それが普通の事なんじゃないだろうか。
「えーと、でも、オスカーが無事で良かった」
反応に困り私が笑いかけると、私の方に伸ばした手を途中で引っ込めて、オスカーも笑った。
その笑顔はどこか寂しげだった。
「そう言えば、ニナは香油の意味をどう勘違いしたんだ?」
「ええと、その……」
聞かれたくない事を聞かれて、私は言葉を濁した。
「そんな風に思われたくないって、どんな風だと思ったんだ?」
そう言われると、オスカーには知る権利があるような気がしてくる。
私は諦めて口を開いた。
「オスカーは私の身体にしか興味がないのかなーって。娼婦の様に扱いたいのかなーって」
「……どうしたらそんな勘違いをするんだ」
そのセリフはロティさんにも言われた。
「だって、娼婦のフローラさんが香油を貰うようになったら一人前の娼婦だって言っていたから……そう思えば、香油を塗るオスカーの手付きも、いやらしかったかなって……」
清らかなオスカーと言う目で見ていたから、ただ塗っているだけだと思えたけど、現実を知った今はどう考えてもそれ以上の物があったように思えた。
「まあ、それは否定しない。際どい所まで塗った時の、ニナの反応にはいつも興奮していた」
「そ、そう……」
出来れば否定して欲しかったし、そんな事は聞きたくなかった。
「それより、その娼婦の友達って言うのは何なんだ。俺が聞く訳にいかないから、ずっと気になっていた」
「オズローの食堂で一人でお昼ご飯を食べていたら、声をかけてくれたんだよ。最初は私の事を新人娼婦と勘違いしてたみたいで、色々アドバイスしてくれたんだ」
「ああ、ニナは何度言っても、俺が授業に出てる間に昼を済ませてしまっていたからな」
オスカーがちくりと嫌味を言ってきた。
オスカーは教える側にいて、私は教わる側で落ちこぼれていたから、あまり一緒にいる所を見られたくなかった。
だからお昼の時間をずらして、学校から少し離れた場所の食堂に行っていた。
「行き先も教えようとしないし、どうしていたかと思ったら……」
オスカーは呆れた顔をしたけど、フローラさんを否定されたみたいでちょっとむっとした。
「フローラさんは、初めて出来た私の友達なの。何も知らない私に色々教えてくれたし、いつだって私の悩みを笑い飛ばしてくれた」
「色々って、何を教わったんだ?」
「え?うーん、主に男女の夜の営みについてだった気がするけど。でも、おかげで魔王に、オスカーにされた事もそんなに驚かずに済んだ訳だし。役にたってるよ」
私の力説に、オスカーは大きくため息をついた。
「旅に出る前から慣らしていたとは言え、どうりで反応がエロ過ぎるはずだ」
「何か、おかしかった?」
「いや、まあ、最高だった。思い出しただけで反応しそうになるぐらいに」
オスカーの目が怪しく光った。
ひょっとして、私が気が付かなかっただけで、今までもこんな風に私を見ていた事があるんだろうか。
「あれ?待って。旅に出る前から慣らしていたって、何?」
「……初めて挿れる時に、痛いと申し訳ないから」
オスカーはバツが悪そうに目をそらした。
「から、何?」
「……ニナが寝てる間に、色々と」
「だから、色々って何?」
「挿れては、いない。俺自身は」
開き直ったのか、オスカーは私をじっと見つめた。
「寝ていても、クリトリスを弄ると蜜が溢れるから、我慢できずに何度も啜った。中の良いところを擦ると小刻みに腰が揺れて、起きてしまうかもしれない事なんて忘れて、何度も攻め立てた。最初は指一本でもキツかったのに、旅に出る頃には二本余裕で咥え込んで、早く俺のものを挿れたくてたまらなかった」
衝撃の告白に、私は言葉を失った。
何だか悪寒もする。
「ごめん、ちょっと何を言っているのか、理解出来ない。取り敢えず、しばらくオスカーとは口聞かない」
私は布団に潜り込み、オスカーの言葉を理解しようと試みた。
私は、何をされていたんだ。
心が拒否するのか、オスカーの言葉ではなく、副団長の『王都に戻って来たら牢屋にぶち込みましょう』と言う言葉だけが頭の中を駆け巡った。
「色欲に溺れてしまっていたのは事実だ。すまない。……食べる物を持ってくる」
オスカーは布団の上から私をポンポンと叩くと、立ち上がり部屋を出ていった。
ポンポンと叩かれても嫌悪感は無いし、むしろオスカーがいなくなる事を寂しく思ってしまい、私はため息をついた。
きっともう私はだめなんだろう。
何をされてもオスカーを嫌いになれない。
『恋は理屈じゃないのよ』
ロティさんの言葉が胸に突き刺さった。
私はベッドに寝ていて、こじんまりとした部屋は、宿の一室のようだった。
身体がだるくて、頭が痛い。
私は起き上がる事も出来ず、ぼんやりと天井を見つめていた。
「ニナ、気が付いたのか」
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「オスカー、大丈夫?」
「それはこっちのセリフだ。大丈夫なのか?」
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「何か食べる物を持ってくる」
私をそっと寝かせると、オスカーは部屋を出て行こうとした。
「待って、食べ物はいいから、側にいて」
食欲は無かったし、何よりまだオスカーの側にいたかった。
オスカーは少し驚いた顔をした後、優しく微笑んで椅子に座り直した。
「オスカー」
「なんだ?」
「私、謝らないと。香油の意味を、間違えていたみたいだから。ええと、確認なんだけど、香油の意味って……」
『一番大切な人』と言う言葉がなかなか言えなくて、私は顔を赤くしてオスカーを見つめた。
「あの、その、一番……」
どうしても言えない私を見てふっと笑うと、オスカーは真面目な顔をして私の手を取った。
「俺にとって、ニナは一番大切な女性だ。一人の男として、ニナを愛している」
オスカーの灰色の瞳にじっと見つめられて、私は恥ずかしさから逃げ出したくなった。
「う、あの、私も、やっぱりオスカーが大切だし、多分、好き」
「多分?」
幸せそうに微笑んでいたオスカーの顔が険しくなった。
「だって、された事は、やっぱり許せないもの」
私の言葉に、オスカーの顔から表情が消えた。
「本当に、すまなかった」
「私ね、怖かったんだと思う。王都に行ったらオスカーは私の事なんてすっかり忘れちゃうんだろうなって。だから、自分の気持ちもオスカーの気持ちも見ないようにして、ちゃんと向き合って来なかった」
「そんな事無い、俺にはニナしかいない」
「ありがとう。私は優しくて努力家なオスカーが好き。何より、私に笑いかけてくれるオスカーが大好き」
「ニナ……」
オスカーは私の頬に手を添えると、ゆっくりと顔を近づけてきた。
「でも、その……魔王なオスカーは好きになれるか分からない」
私はオスカーの手を顔からどけると、その灰色の瞳をじっと見つめた。
おじさまが言うところのオスカーの本質である、魔王な部分はそんなに簡単には受け入れられそうにない。
「だから聞かせて。オスカーが何を考えているのか。私も、ちゃんと気持ちを伝えるから」
「……分かった」
オスカーは神妙な面持ちで私の顔を見ると、膝の上で自身の手をぎゅっと握った。
「本当は抱きしめて全身でニナを感じたい。でも、もう許可なく触ったり、しない」
もの凄く悲壮な顔で言ってきたけど、それが普通の事なんじゃないだろうか。
「えーと、でも、オスカーが無事で良かった」
反応に困り私が笑いかけると、私の方に伸ばした手を途中で引っ込めて、オスカーも笑った。
その笑顔はどこか寂しげだった。
「そう言えば、ニナは香油の意味をどう勘違いしたんだ?」
「ええと、その……」
聞かれたくない事を聞かれて、私は言葉を濁した。
「そんな風に思われたくないって、どんな風だと思ったんだ?」
そう言われると、オスカーには知る権利があるような気がしてくる。
私は諦めて口を開いた。
「オスカーは私の身体にしか興味がないのかなーって。娼婦の様に扱いたいのかなーって」
「……どうしたらそんな勘違いをするんだ」
そのセリフはロティさんにも言われた。
「だって、娼婦のフローラさんが香油を貰うようになったら一人前の娼婦だって言っていたから……そう思えば、香油を塗るオスカーの手付きも、いやらしかったかなって……」
清らかなオスカーと言う目で見ていたから、ただ塗っているだけだと思えたけど、現実を知った今はどう考えてもそれ以上の物があったように思えた。
「まあ、それは否定しない。際どい所まで塗った時の、ニナの反応にはいつも興奮していた」
「そ、そう……」
出来れば否定して欲しかったし、そんな事は聞きたくなかった。
「それより、その娼婦の友達って言うのは何なんだ。俺が聞く訳にいかないから、ずっと気になっていた」
「オズローの食堂で一人でお昼ご飯を食べていたら、声をかけてくれたんだよ。最初は私の事を新人娼婦と勘違いしてたみたいで、色々アドバイスしてくれたんだ」
「ああ、ニナは何度言っても、俺が授業に出てる間に昼を済ませてしまっていたからな」
オスカーがちくりと嫌味を言ってきた。
オスカーは教える側にいて、私は教わる側で落ちこぼれていたから、あまり一緒にいる所を見られたくなかった。
だからお昼の時間をずらして、学校から少し離れた場所の食堂に行っていた。
「行き先も教えようとしないし、どうしていたかと思ったら……」
オスカーは呆れた顔をしたけど、フローラさんを否定されたみたいでちょっとむっとした。
「フローラさんは、初めて出来た私の友達なの。何も知らない私に色々教えてくれたし、いつだって私の悩みを笑い飛ばしてくれた」
「色々って、何を教わったんだ?」
「え?うーん、主に男女の夜の営みについてだった気がするけど。でも、おかげで魔王に、オスカーにされた事もそんなに驚かずに済んだ訳だし。役にたってるよ」
私の力説に、オスカーは大きくため息をついた。
「旅に出る前から慣らしていたとは言え、どうりで反応がエロ過ぎるはずだ」
「何か、おかしかった?」
「いや、まあ、最高だった。思い出しただけで反応しそうになるぐらいに」
オスカーの目が怪しく光った。
ひょっとして、私が気が付かなかっただけで、今までもこんな風に私を見ていた事があるんだろうか。
「あれ?待って。旅に出る前から慣らしていたって、何?」
「……初めて挿れる時に、痛いと申し訳ないから」
オスカーはバツが悪そうに目をそらした。
「から、何?」
「……ニナが寝てる間に、色々と」
「だから、色々って何?」
「挿れては、いない。俺自身は」
開き直ったのか、オスカーは私をじっと見つめた。
「寝ていても、クリトリスを弄ると蜜が溢れるから、我慢できずに何度も啜った。中の良いところを擦ると小刻みに腰が揺れて、起きてしまうかもしれない事なんて忘れて、何度も攻め立てた。最初は指一本でもキツかったのに、旅に出る頃には二本余裕で咥え込んで、早く俺のものを挿れたくてたまらなかった」
衝撃の告白に、私は言葉を失った。
何だか悪寒もする。
「ごめん、ちょっと何を言っているのか、理解出来ない。取り敢えず、しばらくオスカーとは口聞かない」
私は布団に潜り込み、オスカーの言葉を理解しようと試みた。
私は、何をされていたんだ。
心が拒否するのか、オスカーの言葉ではなく、副団長の『王都に戻って来たら牢屋にぶち込みましょう』と言う言葉だけが頭の中を駆け巡った。
「色欲に溺れてしまっていたのは事実だ。すまない。……食べる物を持ってくる」
オスカーは布団の上から私をポンポンと叩くと、立ち上がり部屋を出ていった。
ポンポンと叩かれても嫌悪感は無いし、むしろオスカーがいなくなる事を寂しく思ってしまい、私はため息をついた。
きっともう私はだめなんだろう。
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