5 / 5
第五話
しおりを挟む
丈さんの家は、私の家とは駅を挟んで反対側にあった。
最寄り駅が同じでも、北口と南口では生活圏が全然違う。
それなりに大きな駅だから、使う改札も違えば、いつも乗る車両も違ったんだろう。
近くにいても、会えなかったはずだ。
「大丈夫か?」
丈さんの家に着く頃には泣き止んでいたけど、丈さんの顔を見れば、また泣きそうになった。
「すみません。多分、また泣いてしまいます」
「その時は、胸を貸す」
丈さんが優しく私を見つめている。
「あの、泣いて顔がぐちゃぐちゃなので、あまり見ないでください」
私は恥ずかしくて、顔を伏せた。
「千紗はかわいいよ」
泣き腫らして赤くなった顔が、更に赤くなった気がした。
「よし、これでだいたい分かった」
丈さんはこれまでの事を紙に書き出すと、満足気に笑った。
「アブダクションされた時、千紗から見たら俺は一年半未来の人間で、俺から見たら千紗は一年半過去の人間だったんだな。時間軸が違ったんだ」
「なんでそんな事に……」
「さあ。相手が宇宙人と仮定したら、何万光年も離れた所から来ているんだろう。一年半なんて、誤差の範囲なのかもな」
「誤差……」
そんな言葉で片付けるには、私には長過ぎる月日だった。
「そもそも、宇宙人かどうかも分からないし、本当の所は分からない」
私は丈さんが書いた紙をじっと見つめる。少し丸っこくて、意外とかわいい字だ。
私が最後に丈さんに会った時、私の時間軸では丈さんにはまだ恋人がいた。
私が裏切られたと思い、辛い日々を過ごしている時、丈さんは恋人と楽しく過ごしていたんだと思うと、少しだけモヤモヤした。
いくら電話を掛けても出なかったのは、その頃は番号が違ったからだ。
私がすっかり諦めて携帯番号を変えてしまう少し前、丈さんは恋人と別れている。
仕事が忙しくて、あまり会えないことを恋人に責め立てられて振られたのに、暫くするとしつこく付きまとわれる様になったそうだ。
振り回されるのに疲れた丈さんは、私が携帯を変えたのと同じ頃に、引っ越しをして携帯も変えた。
この時点で私が電話を掛けていたら、丈さんはまだ私を知らないから、直ぐに電話を切られて、二度と会えないでいただろう。
お互いが携帯を変えた半年後ぐらいに、丈さんは私と出会う。
丈さんが私の携帯に電話を掛けた時にはもう、私の番号は変わっていた。
そして今、漸く私達はまた会えたのだ。
「二年は長いな。五ヶ月でも、辛かった」
丈さんが向かい合わせに座っていた私の手を握った。
「一年ぐらい俺に電話を掛けなかったのに、なぜ急に掛けて来たんだ?」
丈さんが紙を見ながら尋ねた。
「その、もう諦めていたつもりだったんですが、告白されている人にどうしても答えられなくて。最後に掛けて踏ん切りをつけたら、ええと、一歩踏み出してみようかなと」
抱かれて忘れようとしていた事は、言わない方がいいだろう。
「危なかった……」
丈さんは握った手の上に頭を乗せて呟いた。
「今からでも、間に合うか?俺と、付き合って欲しい」
見上げるように言われて、私は一も二もなく返事した。
「はい……」
私の目からは涙が溢れた。
「千紗」
ソファーに移動して、丈さんの胸でひとしきり泣くと、私はくったりと丈さんにもたれ掛かった。
丈さんは優しく私の頭を撫でながら、心地良い低い声で私の名を呼ぶ。
「結婚しよう」
「え?」
急な言葉に驚いて顔を上げると、丈さんは口の端を上げて笑っていた。
「責任はとると、言っただろ?」
「でも、子供は出来て無かったって、言いましたよ?」
「出来なかったらそれでいいと言う訳でも無いだろ?千紗の中に出した時、俺は覚悟を決めたんだ」
本当に、この人は妙に真面目だ。
「ええと、結婚はまだピンとこないけど……丈さん、私を貰ってください」
恥ずかしくて、私は頭を丈さんの胸板に押し付けた。
「そんな風に言われたら、理性が飛ぶだろ」
丈さんは私の顔を持ち上げると、じっと見つめた。
恥ずかしくてぎゅっと目を瞑ると、丈さんはそっとキスをしてきた。
「千紗、辛い思いをさせてすまなかった」
「そんな。丈さんは嘘をついていなかったって、分かりましたから。もう、大丈夫です」
「そうか、大丈夫か」
丈さんが、片方の口の端を上げて笑う。
私は上げられた唇にそっと触れてから、そこに唇を重ねた。
「んっ、あっ……丈、さん……」
いつしか丈さんの手は私の服の中に入り込み、胸を揉んでいた。
「何だか、服を脱がすのは新鮮だ」
「んんっ……前は、裸、でしたもんね……あっ……」
促されるまま服を脱ぐと、丈さんは胸元にキスをした。
「下着姿も、かわいい」
「そう言うのは、いいです」
私は恥ずかしくて顔を逸らしてしまう。
「千紗の、そう言う所が好きだ」
丈さんは私を抱き上げると、そのままドアに向かった。
「あの、重いです。自分で歩きます」
「筋トレが趣味だから大丈夫だ」
重くないとか適当な事を言わない所が、丈さんらしい。
私は初めてされたお姫様抱っこが落ち着かなくて、困った顔で丈さんを見つめた。
丈さんの口の端が上がっていて、楽しそうだった。
「んっ……んんっ……あっ……んっ…」
寝室に連れて行かれ、そっとベッドに寝かせられると、丈さんは手早く服を脱いで覆いかぶさってきた。
あっと言う間に私の下着も剥ぎ取られ、胸を揉まれながら深い口づけを交わす。
辛かった二年間が嘘のように、丈さんへの気持ちで一杯になった。
「んんっ……あっ、んっ……んんっ……」
お腹を撫でるように下に向かった指が、割れ目をなぞると、私の身体は簡単に反応してしまう。
「千紗、優しくする。だから、もっと俺を好きになってくれ」
丈さんはそう言うと私の胸を舐め、乳首に噛りついた。
「あっ、んっ……もう、充分っ……ああっ……好きですっ……」
身体をくねらせながら丈さんを見つめると、丈さんも私を見つめていた。
「だから、もっとと言っただろ?」
丈さんはそう言うと、私の足を大きく広げて、そこに顔を埋めた。
「やっ、だめっ……ああっ……汚い、からっ……あっ……やあっ……」
そんな所を舐められて、私は逃げるように身体をくねらせた。
私の動きは、がっしりと腰を押さえられて封じられてしまう。
そのまま舌先で舐められながら、指でクリトリスを弄られると、もうどうしようもなく感じてしまい、私は呆気なくイッてしまった。
「やっ……やです……いや……」
私は目に涙を浮かべて丈さんを見つめる。
丈さんの口周りが濡れていて、恥ずかしくてもっと泣きそうになった。
「気持ち良く、なかったのか?……次は、もっと頑張る」
「違うっ、気持ち、良かったです。こんなの、初めてで」
足を掴む丈さんを慌てて止める。
「でも、私だけ気持ちいいのは、嫌です。丈さんにも、気持ち良くなって欲しい」
私の言葉に丈さんは私に覆いかぶさると、ぎゅうぎゅうと抱きしめてきた。
「本当に、千紗はかわいいな」
それだけ言うと丈さんは起き上がり、ナイトテーブルの引き出しをゴソゴソと探った。
「今度は、ちゃんとつけるから」
丈さんは私に小さなパッケージを見せると、ベッドに腰掛けてゴムを装着した。
「準備、いいんですね」
なんとはなしに呟くと、丈さんは私に覆いかぶさり、口の端を上げて笑った。
「かわいい彼女が出来たと思ったから、買っておいたんだ。使うまでに五ヶ月かかったけどな」
そう言って深い口づけをすると、何度か割れ目をなぞり、指を差し入れてきた。
「んっ、んんっ……んんっ、あっ……んぅっ……」
舌と指の動きに、私の頭は真っ白になる。
縋るように丈さんに抱きつくと、丈さんは硬く勃ち上がった物を押し当ててきた。
「千紗……」
丈さんが、優しく名前を呼びながら、私の中へと入ってくる。
「んんっ……あっ、んっ……ああっ……」
圧迫感と共に、快感が私の全身を駆け巡る。
「はあっ、はあっ……丈、さんっ……」
私を見下ろす丈さんを見つめると、丈さんは腰を打ち付けながらキスをした。
「千紗……また会えて、良かった……」
「あっ、ああっ……丈さんっ……わた、しっ……ああっ……会いたかった……」
「会えなかった分も、大事にする……」
丈さんのその言葉にすっかり力が抜けてしまった私は、丈さんの全てを受け入れて、快感の波に溺れてゆく。
今までの悲しみはすっかり吹き飛んで、ただただ幸せだった。
最寄り駅が同じでも、北口と南口では生活圏が全然違う。
それなりに大きな駅だから、使う改札も違えば、いつも乗る車両も違ったんだろう。
近くにいても、会えなかったはずだ。
「大丈夫か?」
丈さんの家に着く頃には泣き止んでいたけど、丈さんの顔を見れば、また泣きそうになった。
「すみません。多分、また泣いてしまいます」
「その時は、胸を貸す」
丈さんが優しく私を見つめている。
「あの、泣いて顔がぐちゃぐちゃなので、あまり見ないでください」
私は恥ずかしくて、顔を伏せた。
「千紗はかわいいよ」
泣き腫らして赤くなった顔が、更に赤くなった気がした。
「よし、これでだいたい分かった」
丈さんはこれまでの事を紙に書き出すと、満足気に笑った。
「アブダクションされた時、千紗から見たら俺は一年半未来の人間で、俺から見たら千紗は一年半過去の人間だったんだな。時間軸が違ったんだ」
「なんでそんな事に……」
「さあ。相手が宇宙人と仮定したら、何万光年も離れた所から来ているんだろう。一年半なんて、誤差の範囲なのかもな」
「誤差……」
そんな言葉で片付けるには、私には長過ぎる月日だった。
「そもそも、宇宙人かどうかも分からないし、本当の所は分からない」
私は丈さんが書いた紙をじっと見つめる。少し丸っこくて、意外とかわいい字だ。
私が最後に丈さんに会った時、私の時間軸では丈さんにはまだ恋人がいた。
私が裏切られたと思い、辛い日々を過ごしている時、丈さんは恋人と楽しく過ごしていたんだと思うと、少しだけモヤモヤした。
いくら電話を掛けても出なかったのは、その頃は番号が違ったからだ。
私がすっかり諦めて携帯番号を変えてしまう少し前、丈さんは恋人と別れている。
仕事が忙しくて、あまり会えないことを恋人に責め立てられて振られたのに、暫くするとしつこく付きまとわれる様になったそうだ。
振り回されるのに疲れた丈さんは、私が携帯を変えたのと同じ頃に、引っ越しをして携帯も変えた。
この時点で私が電話を掛けていたら、丈さんはまだ私を知らないから、直ぐに電話を切られて、二度と会えないでいただろう。
お互いが携帯を変えた半年後ぐらいに、丈さんは私と出会う。
丈さんが私の携帯に電話を掛けた時にはもう、私の番号は変わっていた。
そして今、漸く私達はまた会えたのだ。
「二年は長いな。五ヶ月でも、辛かった」
丈さんが向かい合わせに座っていた私の手を握った。
「一年ぐらい俺に電話を掛けなかったのに、なぜ急に掛けて来たんだ?」
丈さんが紙を見ながら尋ねた。
「その、もう諦めていたつもりだったんですが、告白されている人にどうしても答えられなくて。最後に掛けて踏ん切りをつけたら、ええと、一歩踏み出してみようかなと」
抱かれて忘れようとしていた事は、言わない方がいいだろう。
「危なかった……」
丈さんは握った手の上に頭を乗せて呟いた。
「今からでも、間に合うか?俺と、付き合って欲しい」
見上げるように言われて、私は一も二もなく返事した。
「はい……」
私の目からは涙が溢れた。
「千紗」
ソファーに移動して、丈さんの胸でひとしきり泣くと、私はくったりと丈さんにもたれ掛かった。
丈さんは優しく私の頭を撫でながら、心地良い低い声で私の名を呼ぶ。
「結婚しよう」
「え?」
急な言葉に驚いて顔を上げると、丈さんは口の端を上げて笑っていた。
「責任はとると、言っただろ?」
「でも、子供は出来て無かったって、言いましたよ?」
「出来なかったらそれでいいと言う訳でも無いだろ?千紗の中に出した時、俺は覚悟を決めたんだ」
本当に、この人は妙に真面目だ。
「ええと、結婚はまだピンとこないけど……丈さん、私を貰ってください」
恥ずかしくて、私は頭を丈さんの胸板に押し付けた。
「そんな風に言われたら、理性が飛ぶだろ」
丈さんは私の顔を持ち上げると、じっと見つめた。
恥ずかしくてぎゅっと目を瞑ると、丈さんはそっとキスをしてきた。
「千紗、辛い思いをさせてすまなかった」
「そんな。丈さんは嘘をついていなかったって、分かりましたから。もう、大丈夫です」
「そうか、大丈夫か」
丈さんが、片方の口の端を上げて笑う。
私は上げられた唇にそっと触れてから、そこに唇を重ねた。
「んっ、あっ……丈、さん……」
いつしか丈さんの手は私の服の中に入り込み、胸を揉んでいた。
「何だか、服を脱がすのは新鮮だ」
「んんっ……前は、裸、でしたもんね……あっ……」
促されるまま服を脱ぐと、丈さんは胸元にキスをした。
「下着姿も、かわいい」
「そう言うのは、いいです」
私は恥ずかしくて顔を逸らしてしまう。
「千紗の、そう言う所が好きだ」
丈さんは私を抱き上げると、そのままドアに向かった。
「あの、重いです。自分で歩きます」
「筋トレが趣味だから大丈夫だ」
重くないとか適当な事を言わない所が、丈さんらしい。
私は初めてされたお姫様抱っこが落ち着かなくて、困った顔で丈さんを見つめた。
丈さんの口の端が上がっていて、楽しそうだった。
「んっ……んんっ……あっ……んっ…」
寝室に連れて行かれ、そっとベッドに寝かせられると、丈さんは手早く服を脱いで覆いかぶさってきた。
あっと言う間に私の下着も剥ぎ取られ、胸を揉まれながら深い口づけを交わす。
辛かった二年間が嘘のように、丈さんへの気持ちで一杯になった。
「んんっ……あっ、んっ……んんっ……」
お腹を撫でるように下に向かった指が、割れ目をなぞると、私の身体は簡単に反応してしまう。
「千紗、優しくする。だから、もっと俺を好きになってくれ」
丈さんはそう言うと私の胸を舐め、乳首に噛りついた。
「あっ、んっ……もう、充分っ……ああっ……好きですっ……」
身体をくねらせながら丈さんを見つめると、丈さんも私を見つめていた。
「だから、もっとと言っただろ?」
丈さんはそう言うと、私の足を大きく広げて、そこに顔を埋めた。
「やっ、だめっ……ああっ……汚い、からっ……あっ……やあっ……」
そんな所を舐められて、私は逃げるように身体をくねらせた。
私の動きは、がっしりと腰を押さえられて封じられてしまう。
そのまま舌先で舐められながら、指でクリトリスを弄られると、もうどうしようもなく感じてしまい、私は呆気なくイッてしまった。
「やっ……やです……いや……」
私は目に涙を浮かべて丈さんを見つめる。
丈さんの口周りが濡れていて、恥ずかしくてもっと泣きそうになった。
「気持ち良く、なかったのか?……次は、もっと頑張る」
「違うっ、気持ち、良かったです。こんなの、初めてで」
足を掴む丈さんを慌てて止める。
「でも、私だけ気持ちいいのは、嫌です。丈さんにも、気持ち良くなって欲しい」
私の言葉に丈さんは私に覆いかぶさると、ぎゅうぎゅうと抱きしめてきた。
「本当に、千紗はかわいいな」
それだけ言うと丈さんは起き上がり、ナイトテーブルの引き出しをゴソゴソと探った。
「今度は、ちゃんとつけるから」
丈さんは私に小さなパッケージを見せると、ベッドに腰掛けてゴムを装着した。
「準備、いいんですね」
なんとはなしに呟くと、丈さんは私に覆いかぶさり、口の端を上げて笑った。
「かわいい彼女が出来たと思ったから、買っておいたんだ。使うまでに五ヶ月かかったけどな」
そう言って深い口づけをすると、何度か割れ目をなぞり、指を差し入れてきた。
「んっ、んんっ……んんっ、あっ……んぅっ……」
舌と指の動きに、私の頭は真っ白になる。
縋るように丈さんに抱きつくと、丈さんは硬く勃ち上がった物を押し当ててきた。
「千紗……」
丈さんが、優しく名前を呼びながら、私の中へと入ってくる。
「んんっ……あっ、んっ……ああっ……」
圧迫感と共に、快感が私の全身を駆け巡る。
「はあっ、はあっ……丈、さんっ……」
私を見下ろす丈さんを見つめると、丈さんは腰を打ち付けながらキスをした。
「千紗……また会えて、良かった……」
「あっ、ああっ……丈さんっ……わた、しっ……ああっ……会いたかった……」
「会えなかった分も、大事にする……」
丈さんのその言葉にすっかり力が抜けてしまった私は、丈さんの全てを受け入れて、快感の波に溺れてゆく。
今までの悲しみはすっかり吹き飛んで、ただただ幸せだった。
1
お気に入りに追加
27
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】




好きな男子と付き合えるなら罰ゲームの嘘告白だって嬉しいです。なのにネタばらしどころか、遠恋なんて嫌だ、結婚してくれと泣かれて困惑しています。
石河 翠
恋愛
ずっと好きだったクラスメイトに告白された、高校2年生の山本めぐみ。罰ゲームによる嘘告白だったが、それを承知の上で、彼女は告白にOKを出した。好きなひとと付き合えるなら、嘘告白でも幸せだと考えたからだ。
すぐにフラれて笑いものにされると思っていたが、失恋するどころか大切にされる毎日。ところがある日、めぐみが海外に引っ越すと勘違いした相手が、別れたくない、どうか結婚してくれと突然泣きついてきて……。
なんだかんだ今の関係を最大限楽しんでいる、意外と図太いヒロインと、くそ真面目なせいで盛大に空振りしてしまっている残念イケメンなヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりhimawariinさまの作品をお借りしております。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる