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第三話
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気がつくと、私は家の前に立っていた。
二階建ての小さなコーポだ。
ちゃんと服も着ているし、見たところ乱れた所もない。手枷も、外されている。
「丈さん?」
私はさっきまで目の前にいた人の名前を呼ぶ。
静かな夜の住宅街に、私の声だけが響いた。
「丈さん!」
キョロキョロと見渡しても、どこにも求める人物の姿は無かった。
私は呆然と、その場に立ち尽くした。
結局、私が丈さんに会える事は無かった。
釣り目がちな顔に、骨太で鍛えられた身体。
片方の口の端だけを上げて笑うのが癖で、多分『大丈夫』も口癖。
何しろ『大丈夫の丈』なのだ。
いくつかの特徴と、名前しか知らないその人を、どうやって探せばいい?
そもそも、あれは本当にあった出来事なんだろうか。
一ヶ月も過ぎれば、私の中ではあれは夢だったんだと言う思いが強くなっていた。
あんな風に優しく愛されたいと言う、私の願望が見せた夢。
エッチ過ぎるのが気になるけど、私が思っているより、私は欲求不満なのかもしれない。
あれからもう、五年か……
いつまでも引きずっていてはいけないと思うから、あんな夢を見たのかもしれない。
もしまた恋をするなら、あんな人を好きになるんだろうか。
気がつくと、私は真っ白な部屋の中にいた。
会社からの帰宅途中、普通に道を歩いていたはずなのに、気がつくとまた、ここにいた。
柔らかな台の様な物に、裸で寝かせられていた。
人の気配に隣を見ると、目を見開き驚く顔があった。
私と視線が合うと、その人は口の端を片方だけ上げて笑った。
「チサ」
「丈さん」
二人の声が重なる。
「会いたかった」
「会いたかった」
再び声が重なり、私達は何も言わずに抱きしめあった。
「んっ……はっ……んんっ……丈、さん……」
お互い求め合うように口づけを交わし、熱のこもった視線を絡ませていると、丈さんは急に難しい顔をした。
「すまない、我慢出来なかった。いや、今もまだ我慢出来てない」
そう言うと丈さんは私をきつく抱きしめ、話を続けた。
「その、身体は、大丈夫だったか?」
何も付けずにしてしまったから、色々気にしてくれているんだろう。
「大丈夫、です」
「そうか」
私の言葉に、丈さんは優しく背中を撫でた。
「今日は、手錠は無いんだな」
「残念ですか?」
あれのせいで、私は発情と言っていい程感じてしまっていた。
「嬉しいに決まってるだろ。チサに、抱きしめられているんだからな」
丈さんは口の端を上げて笑うと、私にキスをした。
唇だけ触れるキスを何度かしている内に、舌が差し込まれる。
「んっ……んんっ……んっ……」
手枷が無くても、丈さんに抱きしめられ、キスをするだけで、私の身体は蕩けてしまう。
「駄目だ、チサを見るとしたくなる」
「私も、したいです」
耳元で囁かれて、思わず同意してしまう。
丈さんは更にきつく私を抱きしめた。
「そんな事を言われたら、我慢出来ないだろ」
「私は、もうとっくに……」
「それ以上言うな。まずは連絡先を教えろ」
少し怒ったような声でそう言うと、丈さんは小さく呟いた。
「もう、会えないのは嫌だ」
ああ、そうだ。いつまた元の場所に戻るか分からない。
このまま戻ってしまえば、もう丈さんとは会えない。
「連絡先さえ分かれば、戻ってからもまた会えるだろ?愛し合うのは、それからだ」
丈さんは口の端を上げて笑った。
二人で必死に携帯の番号を覚え、何度も復唱しあう。
「よし!」
丈さんは満足げに笑うと、私に覆いかぶさり見下ろしてきた。
「チサの事をもっと知りたい。でも、まずは」
それだけ言うと、丈さんは耳元に顔を寄せ、舐めるようにして囁いた。
「チサが欲しい」
「私も、丈さんが欲しい」
「好きだ、チサ」
私もと言う言葉は、口を塞がれて言えなかった。
「んっ、んんっ……んっ……あっ……」
舌を絡ませながら、丈さんは私の身体を弄る。
胸を揉み、割れ目をなぞり、時折乳首とクリトリスを刺激する。
私は心地良い快感の波に溺れていた。
「チサ」
丈さんは、私の名を呼ぶと指を中に差し入れた。
「手錠が無くても、トロトロだ」
「やっ、あっ……ああっ……」
ぐちょぐちょと抜き差しされて、勝手に腰が揺れてしまう。
丈さんはそんな私の様子を、指を動かしたまま目を細めて見つめると、私の乳首に吸い付いた。
「あっ……丈、さんっ……あんっ……ああっ……」
私は足の指先をピンと伸ばしてイッてしまった。
「ダメだ。もう、挿れたい」
丈さんは私に抱きつくと、硬くて熱いものを押し当ててきた。
「んっ……来て、ください……」
「チサ……」
丈さんが口の端を上げて笑い、私を見下ろすと、突然壁が光りだした。
「なんだ?」
私達は突然の変化に戸惑い、壁を見つめる。
壁の一面が光る文字で埋められ、瞬くように光っている。
アルファベットや、アラビア文字だろうか、とにかく色んな種類の文字が白い壁に黄色っぽく光っていた。
「いい所で……」
丈さんは身体を起こして壁を見つめている。
私も読める所が無いか、順に目で追う。
『内射』『creampie』『中出』『internal』
「膣内射精……」
私の呟きに、丈さんが私を見た。
「これは、中に出せ、と言う事か?」
「私に、聞かれても……」
壁一面の文字は、多分全て同じ事を意味しているんだろう。
「前は、外に出したからな……」
「やり直せと言うことでしょうか」
外に出すのは、正しい性交渉とは言えないのだろう。
私達をここに連れてきた存在は、正しい繁殖行動が見たいのかもしれない。
「やらないと、戻れないのか?」
「そうかも、しれませんね」
私達は無言で見つめ合う。
丈さんと会うのはこれが二回目で、やはりまだ、名前ぐらいしかお互いの事を知らない。
「チサ、復唱」
「え?」
「俺の携帯番号」
丈さんの突然の言葉に、戸惑いながら11桁の数字を口にする。
丈さんもスラスラと私の番号を告げて、それは間違っていなかった。
「よし……チサ、責任は取る」
丈さんはそう言うと、私を押し倒した。
「取らせてくれ」
真剣な顔で私を見つめ、丈さんは私の返事を待っている。
「お願い、します」
私がそっと抱きつくと、丈さんは口の端を上げて笑った。
「あっ、んっ……丈さんっ……ああっ、丈さんっ……」
奥まで突き刺すように腰を打ち付けられて、私は丈さんに抱きすがる。
「大丈夫……大丈夫だ、チサ」
丈さんはなだめる様にキスをすると、腰の動きを弱めた。
「あっ、ふっ……あんっ……」
「出すのが、もったいないな」
そう言うと、丈さんはクリトリスをグニグニと押してきた。
「やっ、ああっ……だ、めぇっ……」
私の腰は小刻みに動き、イキそうになる。
「チサ、好きだ」
丈さんは苦しそうな顔で呟くと、また激しく腰を打ち付けてきた。
「あっ、んっ……ああっ……イッちゃうっ……あああっ!」
「くっ、うっ……チ、サ……」
丈さんの身体がビクビク揺れて、熱いものが中に注がれる。
「あっ……ああっ……」
気持ち良くて、幸せで、丈さんが好きで、好きと言って貰えて嬉しくて。
色々な想いが渦巻いて、私の目からは勝手に涙が溢れてしまう。
「電話、するから」
覆いかぶさるように抱きつく丈さんの呟きを最後に、私の意識は途切れた。
気がつくと、私はまた家の前に立っていた。
見渡しても丈さんの姿は無いけれど、もう不安になったりしない。
幸せの余韻に頬を緩ませながら、私はスマホを取り出して11桁の番号をタップした。
大丈夫。何度も確認したから、ちゃんと覚えている。
通話ボタンをタップすると、暫くの無音の後、アナウンスが流れた。
『お客様のお掛けになった電話番号は、現在使われておりません』
「え?」
何度掛け直しても同じアナウンスが流れて、私は血の気が引いた。
覚え間違えてしまったんだろうか。
それとも、丈さんが間違えたんだろうか。
何日か経ち、やはり電話は繋がらなくて、私はもう一つの可能性に思い至る。
わざと、違う番号を教えたのかもしれない。
丈さんは、私とは連絡を取りたくなかったんだろう。
だって、どれだけ待っても、丈さんからの電話が掛かってくる事は無かったのだから。
二階建ての小さなコーポだ。
ちゃんと服も着ているし、見たところ乱れた所もない。手枷も、外されている。
「丈さん?」
私はさっきまで目の前にいた人の名前を呼ぶ。
静かな夜の住宅街に、私の声だけが響いた。
「丈さん!」
キョロキョロと見渡しても、どこにも求める人物の姿は無かった。
私は呆然と、その場に立ち尽くした。
結局、私が丈さんに会える事は無かった。
釣り目がちな顔に、骨太で鍛えられた身体。
片方の口の端だけを上げて笑うのが癖で、多分『大丈夫』も口癖。
何しろ『大丈夫の丈』なのだ。
いくつかの特徴と、名前しか知らないその人を、どうやって探せばいい?
そもそも、あれは本当にあった出来事なんだろうか。
一ヶ月も過ぎれば、私の中ではあれは夢だったんだと言う思いが強くなっていた。
あんな風に優しく愛されたいと言う、私の願望が見せた夢。
エッチ過ぎるのが気になるけど、私が思っているより、私は欲求不満なのかもしれない。
あれからもう、五年か……
いつまでも引きずっていてはいけないと思うから、あんな夢を見たのかもしれない。
もしまた恋をするなら、あんな人を好きになるんだろうか。
気がつくと、私は真っ白な部屋の中にいた。
会社からの帰宅途中、普通に道を歩いていたはずなのに、気がつくとまた、ここにいた。
柔らかな台の様な物に、裸で寝かせられていた。
人の気配に隣を見ると、目を見開き驚く顔があった。
私と視線が合うと、その人は口の端を片方だけ上げて笑った。
「チサ」
「丈さん」
二人の声が重なる。
「会いたかった」
「会いたかった」
再び声が重なり、私達は何も言わずに抱きしめあった。
「んっ……はっ……んんっ……丈、さん……」
お互い求め合うように口づけを交わし、熱のこもった視線を絡ませていると、丈さんは急に難しい顔をした。
「すまない、我慢出来なかった。いや、今もまだ我慢出来てない」
そう言うと丈さんは私をきつく抱きしめ、話を続けた。
「その、身体は、大丈夫だったか?」
何も付けずにしてしまったから、色々気にしてくれているんだろう。
「大丈夫、です」
「そうか」
私の言葉に、丈さんは優しく背中を撫でた。
「今日は、手錠は無いんだな」
「残念ですか?」
あれのせいで、私は発情と言っていい程感じてしまっていた。
「嬉しいに決まってるだろ。チサに、抱きしめられているんだからな」
丈さんは口の端を上げて笑うと、私にキスをした。
唇だけ触れるキスを何度かしている内に、舌が差し込まれる。
「んっ……んんっ……んっ……」
手枷が無くても、丈さんに抱きしめられ、キスをするだけで、私の身体は蕩けてしまう。
「駄目だ、チサを見るとしたくなる」
「私も、したいです」
耳元で囁かれて、思わず同意してしまう。
丈さんは更にきつく私を抱きしめた。
「そんな事を言われたら、我慢出来ないだろ」
「私は、もうとっくに……」
「それ以上言うな。まずは連絡先を教えろ」
少し怒ったような声でそう言うと、丈さんは小さく呟いた。
「もう、会えないのは嫌だ」
ああ、そうだ。いつまた元の場所に戻るか分からない。
このまま戻ってしまえば、もう丈さんとは会えない。
「連絡先さえ分かれば、戻ってからもまた会えるだろ?愛し合うのは、それからだ」
丈さんは口の端を上げて笑った。
二人で必死に携帯の番号を覚え、何度も復唱しあう。
「よし!」
丈さんは満足げに笑うと、私に覆いかぶさり見下ろしてきた。
「チサの事をもっと知りたい。でも、まずは」
それだけ言うと、丈さんは耳元に顔を寄せ、舐めるようにして囁いた。
「チサが欲しい」
「私も、丈さんが欲しい」
「好きだ、チサ」
私もと言う言葉は、口を塞がれて言えなかった。
「んっ、んんっ……んっ……あっ……」
舌を絡ませながら、丈さんは私の身体を弄る。
胸を揉み、割れ目をなぞり、時折乳首とクリトリスを刺激する。
私は心地良い快感の波に溺れていた。
「チサ」
丈さんは、私の名を呼ぶと指を中に差し入れた。
「手錠が無くても、トロトロだ」
「やっ、あっ……ああっ……」
ぐちょぐちょと抜き差しされて、勝手に腰が揺れてしまう。
丈さんはそんな私の様子を、指を動かしたまま目を細めて見つめると、私の乳首に吸い付いた。
「あっ……丈、さんっ……あんっ……ああっ……」
私は足の指先をピンと伸ばしてイッてしまった。
「ダメだ。もう、挿れたい」
丈さんは私に抱きつくと、硬くて熱いものを押し当ててきた。
「んっ……来て、ください……」
「チサ……」
丈さんが口の端を上げて笑い、私を見下ろすと、突然壁が光りだした。
「なんだ?」
私達は突然の変化に戸惑い、壁を見つめる。
壁の一面が光る文字で埋められ、瞬くように光っている。
アルファベットや、アラビア文字だろうか、とにかく色んな種類の文字が白い壁に黄色っぽく光っていた。
「いい所で……」
丈さんは身体を起こして壁を見つめている。
私も読める所が無いか、順に目で追う。
『内射』『creampie』『中出』『internal』
「膣内射精……」
私の呟きに、丈さんが私を見た。
「これは、中に出せ、と言う事か?」
「私に、聞かれても……」
壁一面の文字は、多分全て同じ事を意味しているんだろう。
「前は、外に出したからな……」
「やり直せと言うことでしょうか」
外に出すのは、正しい性交渉とは言えないのだろう。
私達をここに連れてきた存在は、正しい繁殖行動が見たいのかもしれない。
「やらないと、戻れないのか?」
「そうかも、しれませんね」
私達は無言で見つめ合う。
丈さんと会うのはこれが二回目で、やはりまだ、名前ぐらいしかお互いの事を知らない。
「チサ、復唱」
「え?」
「俺の携帯番号」
丈さんの突然の言葉に、戸惑いながら11桁の数字を口にする。
丈さんもスラスラと私の番号を告げて、それは間違っていなかった。
「よし……チサ、責任は取る」
丈さんはそう言うと、私を押し倒した。
「取らせてくれ」
真剣な顔で私を見つめ、丈さんは私の返事を待っている。
「お願い、します」
私がそっと抱きつくと、丈さんは口の端を上げて笑った。
「あっ、んっ……丈さんっ……ああっ、丈さんっ……」
奥まで突き刺すように腰を打ち付けられて、私は丈さんに抱きすがる。
「大丈夫……大丈夫だ、チサ」
丈さんはなだめる様にキスをすると、腰の動きを弱めた。
「あっ、ふっ……あんっ……」
「出すのが、もったいないな」
そう言うと、丈さんはクリトリスをグニグニと押してきた。
「やっ、ああっ……だ、めぇっ……」
私の腰は小刻みに動き、イキそうになる。
「チサ、好きだ」
丈さんは苦しそうな顔で呟くと、また激しく腰を打ち付けてきた。
「あっ、んっ……ああっ……イッちゃうっ……あああっ!」
「くっ、うっ……チ、サ……」
丈さんの身体がビクビク揺れて、熱いものが中に注がれる。
「あっ……ああっ……」
気持ち良くて、幸せで、丈さんが好きで、好きと言って貰えて嬉しくて。
色々な想いが渦巻いて、私の目からは勝手に涙が溢れてしまう。
「電話、するから」
覆いかぶさるように抱きつく丈さんの呟きを最後に、私の意識は途切れた。
気がつくと、私はまた家の前に立っていた。
見渡しても丈さんの姿は無いけれど、もう不安になったりしない。
幸せの余韻に頬を緩ませながら、私はスマホを取り出して11桁の番号をタップした。
大丈夫。何度も確認したから、ちゃんと覚えている。
通話ボタンをタップすると、暫くの無音の後、アナウンスが流れた。
『お客様のお掛けになった電話番号は、現在使われておりません』
「え?」
何度掛け直しても同じアナウンスが流れて、私は血の気が引いた。
覚え間違えてしまったんだろうか。
それとも、丈さんが間違えたんだろうか。
何日か経ち、やはり電話は繋がらなくて、私はもう一つの可能性に思い至る。
わざと、違う番号を教えたのかもしれない。
丈さんは、私とは連絡を取りたくなかったんだろう。
だって、どれだけ待っても、丈さんからの電話が掛かってくる事は無かったのだから。
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