36 / 40
押し通ります
しおりを挟む
部屋を脱出して、光の勇士たちと広間に向かってるわけだけど――
「闇の元帥がなぜここに!?」
「ことが済むまで閉じ込めておくと、光の聖女が言っていたではないか!?」
――早くも、城内に紛れ込んでいたダイヤの私兵二名と遭遇してしまった。
「みんな、すまないね……、全ての私兵を眠らせられなかったみたいだ……」
スイが落胆した表情でそう呟いた。
「気にしないで、数を減らしてくれただけでも御の字だから。このくらいなら、簡単な攻撃魔法で対応できるだろうし」
フォローをすると、スイは安心したように微笑んだ。
「そう……、ありがとう、闇のお嬢さん。でも……、自分の不始末は自分で処理しないとね」
そんな言葉とともに、どこからともなくリュートが現れた。
「スイ、貴様なんのつもりだ!?」
「私たちをダイヤ様の親衛隊と知っての狼藉か!?」
ダイヤの私兵たちが、とってもテンプレートなセリフを吐きながら、スイに武器を向ける。
「ふふふ、だからなんだっていうんだい? 僕が仕えているのはダイヤ君じゃなくて、光の聖女様だよ」
対するスイもテンプレートなかんじの言葉を返しながら、パッケージイラストにも載っている余裕のある笑みを浮かべた。
そして、リュートをポロンと鳴らし――
「それでは、お聞きください。『アンカーズロンド』!」
――敵の足止めをする曲を奏で始めた。
「ぐぁっ!?」
「うわぁ!?」
途端に、私兵たちが床に這いつくばった。
「さ、闇のお嬢さん。この二人は僕が足止めしてるから、先に進むんだ。落ち着いたら、僕もすぐに追いかけるからね」
死亡フラグにしか聞こえないけど……、今はミカのことを優先させてもらおう。きっと、騒ぎを聞きつければ、うちの職員たちも、来てくれるだろうから。
「ありがとう、スイ。じゃあ、ここは任せたから!」
「ああ、行っておいで、闇のお嬢さん」
ヒラヒラと手を振るスイを背にして、再び大広間に向かって走り出した。
それから――
「元帥さん、ここはボクに任せて! 『忍法・影縫い』!」
「押忍! ここは、自分に任せてほしいっす! 『アイシクルケイジ』!」
「闇の嬢ちゃん、光の嬢ちゃんを任せたぜ! 『疾風迅雷拳』!」
「ふん、年寄りの回復術師だと思ってバカにしよって。元帥殿、先に行きたまえ。 『奥義・自己回復停止』」
――次々と、光の勇士たちが足止めのため離脱していった。
カイがショタジジイだったことにはかなり衝撃を受けたけど……、気にせずミカのところまで急ごう。あと少しで、大広間にたどり着くんだから。
「おやおや? そこに見えるのは、闇の元帥じゃないですか」
「あれあれ? 全てが終わるまで、カゴの中のはずだったのに」
……なんか、背後から聞き慣れない、不穏な声がする。
間違いなくダイヤの私兵なんだろうけど――
「ははは、怯えているのかな? 私はアギョウ、ダイヤ様の親衛隊長にして右腕!」
「ふふふ、怯えているんだね? 僕はウンギョウ、ダイヤ様の親衛隊副隊長にして左腕!」
「ダイヤ様の望みを邪魔するものは、少し痛い目を見て……、あれ!?」
「ダイヤ様の望みを邪魔するものは、少し痛い目を見て……、ぬん!?」
――相手をしている場合じゃないから、振り返らずに先に行こう。
「おのれ、待ちたまえ! とぉっ!」
「この、バカにして! ふんっ!」
ガシャンッ!
「うわぁっ!?」
いきなり、照明が天井から落ちてきた。
なんとか避けたけど、直撃してたら、大怪我どころじゃ済まなかっただろうな……。
「さあ、闇の元帥よ! 勝負です!」
「さあ、闇の元帥! 勝負だよ!」
……どうやら、放置させてはくれないみたいか。まあ、当然といえば当然だけど……、体力と魔力を消耗するのは避けたいのに。
でも、仕方ない。中ボスクラス二人なら、私一人でなんとか――
「そこまでです! 『運命の車輪』!」
「そこまでだ! 『イービルスレイヤー』!」
――しようと思ったら、聞き覚えのある声が二人分聞こえてきた。
「ぐぁっ!?」
「うぐっ!?」
悲鳴と同時に振り返ると、ムラサキとオウギョクが、やたらとヒラヒラした服を着たマッチョな二人組を足蹴にしていた。
「お待たせしました、闇の元帥殿。この二人の処理は私たちに任せて、光の聖女様のところへ!」
「ふん、気に食わないが、光の聖女様を救えるのは、お前しかいないからな」
「ヒスイ、オウギョク……、ありがとう!」
あとは二人にお願いして、早く大広間に……、でも、ちょっとだけ気にかかるのが……。
「ん? どうした? 闇の元帥」
「オウギョクの間抜け面になにかついているのですか?」
「あ、いや、そうじゃなくて……、その、オウギョクは誰かを足蹴にしても、大丈夫なの? なんというか、ポリシー的に……」
……我ながら、聞いちゃいけない質問をした気がする。
まあ、オウギョクは私のことまだよく思ってないみたいだし、鼻で笑って受け流して――
「ふっ、私が足蹴にされたいのは、光の聖女様だけだ。まあ、光の聖女様が、他人に足蹴にされてこい、と言うのならば、そういうプレイとして受け入れるがな!」
――ほしかったんだけどね。
知りたかったような、知りたくなかったような世界を垣間見ちゃったな……。
「ほら、闇の元帥殿、マゾヒストのことは放っておいて、光の聖女様のところへ」
「あ、うん。そうだね」
「ムラサキ! ドMとは失礼な!」
「だから、ドMとまでは言ってないでしょう!?」
……またあらぬ方向、でイザコザが始まっちゃったみたいだ。
でも、あと少しでミカに会えるし、放っておくことにしよう。
「闇の元帥がなぜここに!?」
「ことが済むまで閉じ込めておくと、光の聖女が言っていたではないか!?」
――早くも、城内に紛れ込んでいたダイヤの私兵二名と遭遇してしまった。
「みんな、すまないね……、全ての私兵を眠らせられなかったみたいだ……」
スイが落胆した表情でそう呟いた。
「気にしないで、数を減らしてくれただけでも御の字だから。このくらいなら、簡単な攻撃魔法で対応できるだろうし」
フォローをすると、スイは安心したように微笑んだ。
「そう……、ありがとう、闇のお嬢さん。でも……、自分の不始末は自分で処理しないとね」
そんな言葉とともに、どこからともなくリュートが現れた。
「スイ、貴様なんのつもりだ!?」
「私たちをダイヤ様の親衛隊と知っての狼藉か!?」
ダイヤの私兵たちが、とってもテンプレートなセリフを吐きながら、スイに武器を向ける。
「ふふふ、だからなんだっていうんだい? 僕が仕えているのはダイヤ君じゃなくて、光の聖女様だよ」
対するスイもテンプレートなかんじの言葉を返しながら、パッケージイラストにも載っている余裕のある笑みを浮かべた。
そして、リュートをポロンと鳴らし――
「それでは、お聞きください。『アンカーズロンド』!」
――敵の足止めをする曲を奏で始めた。
「ぐぁっ!?」
「うわぁ!?」
途端に、私兵たちが床に這いつくばった。
「さ、闇のお嬢さん。この二人は僕が足止めしてるから、先に進むんだ。落ち着いたら、僕もすぐに追いかけるからね」
死亡フラグにしか聞こえないけど……、今はミカのことを優先させてもらおう。きっと、騒ぎを聞きつければ、うちの職員たちも、来てくれるだろうから。
「ありがとう、スイ。じゃあ、ここは任せたから!」
「ああ、行っておいで、闇のお嬢さん」
ヒラヒラと手を振るスイを背にして、再び大広間に向かって走り出した。
それから――
「元帥さん、ここはボクに任せて! 『忍法・影縫い』!」
「押忍! ここは、自分に任せてほしいっす! 『アイシクルケイジ』!」
「闇の嬢ちゃん、光の嬢ちゃんを任せたぜ! 『疾風迅雷拳』!」
「ふん、年寄りの回復術師だと思ってバカにしよって。元帥殿、先に行きたまえ。 『奥義・自己回復停止』」
――次々と、光の勇士たちが足止めのため離脱していった。
カイがショタジジイだったことにはかなり衝撃を受けたけど……、気にせずミカのところまで急ごう。あと少しで、大広間にたどり着くんだから。
「おやおや? そこに見えるのは、闇の元帥じゃないですか」
「あれあれ? 全てが終わるまで、カゴの中のはずだったのに」
……なんか、背後から聞き慣れない、不穏な声がする。
間違いなくダイヤの私兵なんだろうけど――
「ははは、怯えているのかな? 私はアギョウ、ダイヤ様の親衛隊長にして右腕!」
「ふふふ、怯えているんだね? 僕はウンギョウ、ダイヤ様の親衛隊副隊長にして左腕!」
「ダイヤ様の望みを邪魔するものは、少し痛い目を見て……、あれ!?」
「ダイヤ様の望みを邪魔するものは、少し痛い目を見て……、ぬん!?」
――相手をしている場合じゃないから、振り返らずに先に行こう。
「おのれ、待ちたまえ! とぉっ!」
「この、バカにして! ふんっ!」
ガシャンッ!
「うわぁっ!?」
いきなり、照明が天井から落ちてきた。
なんとか避けたけど、直撃してたら、大怪我どころじゃ済まなかっただろうな……。
「さあ、闇の元帥よ! 勝負です!」
「さあ、闇の元帥! 勝負だよ!」
……どうやら、放置させてはくれないみたいか。まあ、当然といえば当然だけど……、体力と魔力を消耗するのは避けたいのに。
でも、仕方ない。中ボスクラス二人なら、私一人でなんとか――
「そこまでです! 『運命の車輪』!」
「そこまでだ! 『イービルスレイヤー』!」
――しようと思ったら、聞き覚えのある声が二人分聞こえてきた。
「ぐぁっ!?」
「うぐっ!?」
悲鳴と同時に振り返ると、ムラサキとオウギョクが、やたらとヒラヒラした服を着たマッチョな二人組を足蹴にしていた。
「お待たせしました、闇の元帥殿。この二人の処理は私たちに任せて、光の聖女様のところへ!」
「ふん、気に食わないが、光の聖女様を救えるのは、お前しかいないからな」
「ヒスイ、オウギョク……、ありがとう!」
あとは二人にお願いして、早く大広間に……、でも、ちょっとだけ気にかかるのが……。
「ん? どうした? 闇の元帥」
「オウギョクの間抜け面になにかついているのですか?」
「あ、いや、そうじゃなくて……、その、オウギョクは誰かを足蹴にしても、大丈夫なの? なんというか、ポリシー的に……」
……我ながら、聞いちゃいけない質問をした気がする。
まあ、オウギョクは私のことまだよく思ってないみたいだし、鼻で笑って受け流して――
「ふっ、私が足蹴にされたいのは、光の聖女様だけだ。まあ、光の聖女様が、他人に足蹴にされてこい、と言うのならば、そういうプレイとして受け入れるがな!」
――ほしかったんだけどね。
知りたかったような、知りたくなかったような世界を垣間見ちゃったな……。
「ほら、闇の元帥殿、マゾヒストのことは放っておいて、光の聖女様のところへ」
「あ、うん。そうだね」
「ムラサキ! ドMとは失礼な!」
「だから、ドMとまでは言ってないでしょう!?」
……またあらぬ方向、でイザコザが始まっちゃったみたいだ。
でも、あと少しでミカに会えるし、放っておくことにしよう。
0
お気に入りに追加
63
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
義弟の為に悪役令嬢になったけど何故か義弟がヒロインに会う前にヤンデレ化している件。
あの
恋愛
交通事故で死んだら、大好きな乙女ゲームの世界に転生してしまった。けど、、ヒロインじゃなくて攻略対象の義姉の悪役令嬢!?
ゲームで推しキャラだったヤンデレ義弟に嫌われるのは胸が痛いけど幸せになってもらうために悪役になろう!と思ったのだけれど
ヒロインに会う前にヤンデレ化してしまったのです。
※初めて書くので設定などごちゃごちゃかもしれませんが暖かく見守ってください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
さくらと遥香
youmery
恋愛
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香(=かっきー)。
さくら視点で描かれる、かっきーとの百合恋愛ストーリーです。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[不定期更新中]
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
変態王子&モブ令嬢 番外編
咲桜りおな
恋愛
「完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい」と
「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」の
番外編集です。
本編で描ききれなかったお話を不定期に更新しています。
「小説家になろう」でも公開しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる