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第二章 フカフカな日々
仔猫と、はつ江さん・その四
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白い雲が浮かぶ青空。
朝餉の香りがこぼれるレトロな木造住宅たち。
微かに聞こえる波の音。
ここは海の近い大きな街。
そんな街に建ったとある一軒の家の中で、セーラー服の上着にもんぺ姿の少女が朝食をとっていた。その隣では、サバトラ模様の仔猫が、越前焼の小皿でイワシの頭と尻尾をかじっている。仔猫の側には、端切れを縫い合わせて作った、小さなネズミのぬいぐるみ。
「縞ちゃん、おいしい?」
お下げの黒髪を揺らしながら、笑顔で尋ねる少女の名は深川 はつ江。
天真爛漫、元気溌剌、仔猫大好きな十四歳の女学生だ。
「んに、んに」
声を漏らしながら、イワシをかじり続ける仔猫の名は、縞。
少し毛羽立ったフカフカの毛並みと、ピンと立った大きな耳と、シマシマな尻尾と、その他諸々の可愛らしさ満載な仔猫だ。
縞はイワシを食べ終わると、皿から顔を上げてペロペロと口の周りを舐めた。それから、はつ江の方を向き、目を細めてヒゲをピンと立てた。
「にー!」
「ふふふ、おいしかったならよかった!」
はつ江もニッコリと笑い、縞の首元をフカフカとなでた。すると、縞は目を細めながら、ゴロゴロと喉を鳴らした。
「はつ江、食べ終わったなら、早く片付けなさい。学校、遅刻するわよ」
二人がじゃれ合っていると、台所の方から母親の声が響いてきた。はつ江は、分かった、と返事をすると、縞の頭をポフポフとなでてから、立ち上がった。
「じゃあ、縞ちゃん。学校にいってくるから、ネズミさんとお留守番しててね!」
「……に!」
仔猫は短く一声鳴くと、側にあったネズミのぬいぐるみを咥えた。
「んに、んに、んに!」
それから、声を漏らしながら尻尾を立てて、トトトトと小走りに部屋を出ていった。はつ江は微笑みながらその姿を見送り、食器を手にして台所へと向かった。
その後、はつ江は足取り軽やかに街を抜け、通っている女学校へたどり着いた。
「みんな、おはよー!」
「うん、おはよう」
「おはよー」
「おはよ……」
元気よく挨拶しながら教室に入るはつ江に、級友たちも挨拶を返す。
それでも――
「はっちゃん、おはよう」
――隣の席で微笑む親友の姿はなかった。
はつ江は少しだけ淋しそうに微笑むと、席について授業のしたくを始めた。
それから、午前中は学校で授業を受け、午後は工場へ働きにでかけた。その間も、はつ江は級友たちや、工場につとめる大人たちと楽しそうに過ごし、あっというまに夕方になった。
はつ江は一人で夕暮れの道を歩いていたが、不意に隣に顔を向けた。
「はっちゃん、今日も楽しかったね」
そう言ってくれる親友の姿は、やはりない。
はつ江は歩みを止め、自分の頬を軽く叩いた。それから、小さく、よっし、とつぶやくと、手を握りしめて、再び歩き出した。
「ただいまー」
「にー!」
はつ江が家に着くと、今日も縞がトコトコと迎えにきた。はつ江は、ニッコリと笑うと、玄関を上がり縞を抱き上げた。
「ただいま、縞ちゃん! 今日も、いい子にしてた?」
「に!」
返事をするように鳴く縞をギュッと抱きかかえ、はつ江は茶の間へ向かった。
「お母さん、ただいまー」
そう言いながら襖を開けると、卓袱台の前に座った母親は、ビクッと肩を震わせた。それから、慌てて手にしていたハガキのような紙を懐にしまった。
「お帰りなさい、はつ江」
「うん、ただいま。お母さん、今のって誰かからの手紙?」
はつ江が尋ねると、母親は顔を背けた。
「そうじゃないわよ」
「じゃあ、なんなの?」
「別に、あんたが気にすることじゃないわよ。ほら、ご飯のしたくしてくるから、それまで宿題でもしてなさい」
「あ、うん……」
「それと、防空頭巾の手入れも、ちゃんとしておくのよ、あんた、この間の隅の所がほつれてたじゃない」
「あ、そうだね、あとで直しとく」
はつ江が答えると、母親は振り返り厳しい表情を浮かべた。
「そうやって、先延ばしにしない! 今すぐ直してきなさい!」
「わ、分かったよ」
あまりの気迫に、さすがのはつ江はたじろぎながらうなずいた。すると、母親は表情を和らげ、必ずよ、と小さくつぶやいて、台所へ向かっていった。
母親が部屋をでていくと、はつ江は縞の顔を覗き込みながら、首をかしげた。
「お母さん、虫の居所が悪かったみたいだね?」
「にー」
「縞ちゃんは、怒られたりしなかった?」
「ににー」
はつ江の言葉を分かってか分からずか、縞はセーラー服のスカーフにちょいちょいとじゃれついた。その姿を見て、はつ江は頬を緩めた。
「それじゃ、お代官様に叱られる前に、お裁縫をしちゃいますかね!」
「にー!」
「ちょっと、お代官様っていうのは、やめなさいって言ったでしょ!」
台所からは、母親の律儀なツッコミの声が響いた。
そして――
ジリリリリリリリリ!
――鳴り響いたベルの音に、はつ江は目を覚ました。
見渡すと、今日もふんわりとしたベッドの天蓋と、けたたましい音を立てる目覚まし時計が目に入る。
はつ江はどこか淋しげに微笑むと、目覚まし時計のベルを止めた。
「……さて、今日も一日がんばるだぁよ!」
はつ江は元気よくそう言うと、ベッドの上でうーんと伸びをした。
すると、部屋の扉がトントンとノックされた。
「はつ江、もう起きたか?」
聞こえて来たのは、シーマの声だった。
「もちろん、バッチリ目が覚めてるだぁよ!」
はつ江が大声で答えると、扉からは、そうか、という声が聞こえてきた。
「ボクももう着替えが終わったから、今日も朝ご飯のしたくを手伝うぞ!」
「あれまぁよ、それは、助かるだぁね! ありがとうね、シマちゃん!」
「べ、べつにこれくらい大したことじゃないだろ! そうそう、ボク一人でもちゃんとできるから、慌ててしたくして転んだりは絶対するなよな!」
「分かっただぁよ! ありがとうね、シマちゃん!」
ツンデレるシーマに返事をして、はつ江はピョンとベッドから飛び降りた。
こうして、仔猫殿下とはつ江ばあさんのワチャワチャとした魔界の一日が、今日も始まっていくのだった。
朝餉の香りがこぼれるレトロな木造住宅たち。
微かに聞こえる波の音。
ここは海の近い大きな街。
そんな街に建ったとある一軒の家の中で、セーラー服の上着にもんぺ姿の少女が朝食をとっていた。その隣では、サバトラ模様の仔猫が、越前焼の小皿でイワシの頭と尻尾をかじっている。仔猫の側には、端切れを縫い合わせて作った、小さなネズミのぬいぐるみ。
「縞ちゃん、おいしい?」
お下げの黒髪を揺らしながら、笑顔で尋ねる少女の名は深川 はつ江。
天真爛漫、元気溌剌、仔猫大好きな十四歳の女学生だ。
「んに、んに」
声を漏らしながら、イワシをかじり続ける仔猫の名は、縞。
少し毛羽立ったフカフカの毛並みと、ピンと立った大きな耳と、シマシマな尻尾と、その他諸々の可愛らしさ満載な仔猫だ。
縞はイワシを食べ終わると、皿から顔を上げてペロペロと口の周りを舐めた。それから、はつ江の方を向き、目を細めてヒゲをピンと立てた。
「にー!」
「ふふふ、おいしかったならよかった!」
はつ江もニッコリと笑い、縞の首元をフカフカとなでた。すると、縞は目を細めながら、ゴロゴロと喉を鳴らした。
「はつ江、食べ終わったなら、早く片付けなさい。学校、遅刻するわよ」
二人がじゃれ合っていると、台所の方から母親の声が響いてきた。はつ江は、分かった、と返事をすると、縞の頭をポフポフとなでてから、立ち上がった。
「じゃあ、縞ちゃん。学校にいってくるから、ネズミさんとお留守番しててね!」
「……に!」
仔猫は短く一声鳴くと、側にあったネズミのぬいぐるみを咥えた。
「んに、んに、んに!」
それから、声を漏らしながら尻尾を立てて、トトトトと小走りに部屋を出ていった。はつ江は微笑みながらその姿を見送り、食器を手にして台所へと向かった。
その後、はつ江は足取り軽やかに街を抜け、通っている女学校へたどり着いた。
「みんな、おはよー!」
「うん、おはよう」
「おはよー」
「おはよ……」
元気よく挨拶しながら教室に入るはつ江に、級友たちも挨拶を返す。
それでも――
「はっちゃん、おはよう」
――隣の席で微笑む親友の姿はなかった。
はつ江は少しだけ淋しそうに微笑むと、席について授業のしたくを始めた。
それから、午前中は学校で授業を受け、午後は工場へ働きにでかけた。その間も、はつ江は級友たちや、工場につとめる大人たちと楽しそうに過ごし、あっというまに夕方になった。
はつ江は一人で夕暮れの道を歩いていたが、不意に隣に顔を向けた。
「はっちゃん、今日も楽しかったね」
そう言ってくれる親友の姿は、やはりない。
はつ江は歩みを止め、自分の頬を軽く叩いた。それから、小さく、よっし、とつぶやくと、手を握りしめて、再び歩き出した。
「ただいまー」
「にー!」
はつ江が家に着くと、今日も縞がトコトコと迎えにきた。はつ江は、ニッコリと笑うと、玄関を上がり縞を抱き上げた。
「ただいま、縞ちゃん! 今日も、いい子にしてた?」
「に!」
返事をするように鳴く縞をギュッと抱きかかえ、はつ江は茶の間へ向かった。
「お母さん、ただいまー」
そう言いながら襖を開けると、卓袱台の前に座った母親は、ビクッと肩を震わせた。それから、慌てて手にしていたハガキのような紙を懐にしまった。
「お帰りなさい、はつ江」
「うん、ただいま。お母さん、今のって誰かからの手紙?」
はつ江が尋ねると、母親は顔を背けた。
「そうじゃないわよ」
「じゃあ、なんなの?」
「別に、あんたが気にすることじゃないわよ。ほら、ご飯のしたくしてくるから、それまで宿題でもしてなさい」
「あ、うん……」
「それと、防空頭巾の手入れも、ちゃんとしておくのよ、あんた、この間の隅の所がほつれてたじゃない」
「あ、そうだね、あとで直しとく」
はつ江が答えると、母親は振り返り厳しい表情を浮かべた。
「そうやって、先延ばしにしない! 今すぐ直してきなさい!」
「わ、分かったよ」
あまりの気迫に、さすがのはつ江はたじろぎながらうなずいた。すると、母親は表情を和らげ、必ずよ、と小さくつぶやいて、台所へ向かっていった。
母親が部屋をでていくと、はつ江は縞の顔を覗き込みながら、首をかしげた。
「お母さん、虫の居所が悪かったみたいだね?」
「にー」
「縞ちゃんは、怒られたりしなかった?」
「ににー」
はつ江の言葉を分かってか分からずか、縞はセーラー服のスカーフにちょいちょいとじゃれついた。その姿を見て、はつ江は頬を緩めた。
「それじゃ、お代官様に叱られる前に、お裁縫をしちゃいますかね!」
「にー!」
「ちょっと、お代官様っていうのは、やめなさいって言ったでしょ!」
台所からは、母親の律儀なツッコミの声が響いた。
そして――
ジリリリリリリリリ!
――鳴り響いたベルの音に、はつ江は目を覚ました。
見渡すと、今日もふんわりとしたベッドの天蓋と、けたたましい音を立てる目覚まし時計が目に入る。
はつ江はどこか淋しげに微笑むと、目覚まし時計のベルを止めた。
「……さて、今日も一日がんばるだぁよ!」
はつ江は元気よくそう言うと、ベッドの上でうーんと伸びをした。
すると、部屋の扉がトントンとノックされた。
「はつ江、もう起きたか?」
聞こえて来たのは、シーマの声だった。
「もちろん、バッチリ目が覚めてるだぁよ!」
はつ江が大声で答えると、扉からは、そうか、という声が聞こえてきた。
「ボクももう着替えが終わったから、今日も朝ご飯のしたくを手伝うぞ!」
「あれまぁよ、それは、助かるだぁね! ありがとうね、シマちゃん!」
「べ、べつにこれくらい大したことじゃないだろ! そうそう、ボク一人でもちゃんとできるから、慌ててしたくして転んだりは絶対するなよな!」
「分かっただぁよ! ありがとうね、シマちゃん!」
ツンデレるシーマに返事をして、はつ江はピョンとベッドから飛び降りた。
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