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窓の外
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愛し合うと騙った行為が終わると、シュウは衣服の乱れを直されてから寝台の上に横たえられた。手足の拘束はないが虚脱感に苛まれ身じろぐ気すら起きない。その隣でトウヤもしばらく横たわっていたが、不意に深いため息をついて上体を起こした。
「じゃ、俺はそろそろ席を外すわ。部屋ん中は今までどおり自由に使ってかまわねーから」
「……わかりました」
「さっきも言ったとおり、逃げようなんて考えるなよ。それと」
不意にアッシュグレーの瞳が寝台を囲うレースに向けられた。視線を追うと、カーテンの開いた窓が薄布越しに見える。ガラスの向こうにあるのは、一階低い向かいの棟の屋上と雲一つない青空。
「しばらく外は見るな」
そんなことを言われなくても、この高さの窓から生身で逃げ出そうとするほど無謀ではない。それに、自ら命を断つことはカミサマから固く禁じられている。たとえどんなに汚辱に塗れようとも。
「返事は?」
「……わかりました」
「よし。いい子だ」
髪を雑にひと撫ですると、トウヤは寝台を降りて部屋を後にした。
訪れた静寂のなか深く息を吐く。その反動で、互いの体液と苦い柑橘系の香りが肺を満たした。
強制的に昂らされた身体にまとわりつく指。欲情に満ちた笑み。
「もう、どこにもいくなよ」
かすかに苦しげな熱を帯びた声。
思い出す全てが、またいつもの重苦しい不快感を呼び起こす。
「……身を清めましょう」
シュウはよろめきながら寝台を降り浴室へ向かった。
※※
ハンドルを捻るとシャワーからは勢いよく適温の湯が出た。飲料水用の蛇口はまだ確認できていないが、これで少なくとも脱水を起こすことはないだろう。
何とか生き延びて街へ帰らなくては。そう思いながら降り注ぐ水流に身体を預ける。すると、いつになく甘い刺激が胸を襲った。
「っぃ♡!?」
思わず声がこぼれ腹の奥がジワリと熱くなる。目を向ければ、つい先程まで散々弄られていた先端の突起が赤く熟れながら固く尖っていた。それだけでなく、疼くような弱い快感を生み続けている。
おそらく、飲まされた媚薬の効果がまだ残っているのだろう。本当に忌々しい。
シュウは内心で悪態をつきながら、口をきつく閉じて当てシャワーを続けた。
「んっ……♡」
胸以外の場所も普段より刺激を強く拾ってしまう。
「っ、本っ当に忌々しいですね」
悪態をつきながら湯を止め、石鹸をつけたタオルで快感よりも痛みを感じるほど強く肌を擦る。
何度も、何度も。苦い柑橘系の香りが消えるまで。
白い肌にうっすらと血が滲むとシュウは手をとめた。
「……このくらいでしょうか」
身体からは石鹸と鉄が混ざり合った香りがたちのぼる。あまり好ましいとは思わないが、先ほどまで纏わりついていた香りよりはマシだと感じた。
少なくとも胸を襲う重苦しさはないのだから。
あとは全て洗い流してしまえぼいい。
「……」
恐る恐るシャワーのハンドルを回し、再び水流に身を預ける。擦りすぎた肌は軽く痛んだが、疼くような快感は治まっていた。どうやら媚薬の効果は消えたようだ。
自ずと深いため息がこぼれた。
いまのところ身体は元に戻ってはいる。それでも、不安は拭いきれなかった。
「カナギは、こんな僕を許してくれるでしょうか?」
問いに答える声は当然なく、浴室には水音のみが響く。
生殖に関わる全てがカミサマに管理され日常生活から完全に切り離された街において、番う相手との睦み合いは抱擁と軽い口付けをもって行うことが正だとされていた。
深い口付け、ましてや欲の子らと呼ぶものたちのように性行為に及ぶなど、背信行為の他の何者でもない。
しかし、それが彼らを清め救済する活動の一環ならば恩赦を受けられると教えられてきた。
ただし、自らが欲に流されないことが絶対の条件だ。
その条件を守れなければ、聖職者統括の指揮のもとに教育と懲罰を受けることになる。
それでも、幼い頃からずっと共に過ごしていたカナギなら。
「……」
シュウはふやけた手でシャワーを止めると、あちらこちらがヒリヒリと痛む身体を引きずるように浴室を後にした。
※※
着替えを済ませ部屋に戻ると耐え難い眠気に襲われ、寝台へと倒れ込んだ。このまま眠ってしまいたいが、いずれ戻るであろうトウヤに、無防備な寝顔を晒したくはない。また、あの媚薬を使われでもしたら。
「……っ」
おぞましい想像を掻き消すように、シュウは首を振り身を起こした。今までのように理性を保ちながら相手をしてやることができれば、いずれ隙をつくこともできるだろう。あとは、どう逃げ出すが。城塞の構造は全て頭には入れているが、護身用の道具はおろか通信機や教典、ビタミン剤さえ没収された今、追手をかけられて無事に逃げ切れる自信はない。
「それでも、なにか方法はあるはず……」
しばらく外は見るなよ
不意に命令口調の声が脳裏をよぎった。
窓からは相変わらず向かいの棟と晴れた空しか見えない。しかし、あそこまで念を押すとなると、見られたらまずいものがある可能性も考えられる。
「……」
おもむろに寝台から降りて窓辺に近づき外を眺める。はめ殺しのガラス越しに見えるものはくすんだ灰色の壁。何かの配管が剥き出しになっている箇所もあるが、飛び移れるほど近くにはない。
それでも何か足場になりそうなものはないか。そう考えていると、視界の端に白い煙の柱が現れた。
遥か下方で火柱が上がり、何かを構えた欲の子らがその周りを囲っている。
「あれ、は……?」
目を凝らしながら前髪がつくほど窓ガラスに近づく。すると、炎と煙のなかに蠢くものが見てとれた。
「……なっ!!??」
それが何か気づいた途端、全身から血の気が引いた。
焼かれているのは自分と同じ。
「あーあ、だから見るなって言ったのに」
不意に背後から面倒そうな声が響いた。振り返った先で、トウヤが声に違わない表情を浮かべ指輪だらけの手で蠍の刺青を掻いている。
「貴方がたは……、なんてことを……」
「お? なんか勘違いしてるな? とどめを差したのはあくまでも城塞の防衛システムだぜ。あいつら、警告を無視して物騒なもんを乱射しやがったからな」
「黙りなさい!! こんなことをして許されると思うのですか!?」
「はっ。腐乱して厄介なもんを撒き散らす前に、お前らの道具でお前らみたいに、清め救済してやったんだ。許されるどころか感謝してほしいもんだぜ。それに、だ」
憤りに満ちた表情が、一歩一歩踏みしめるような足取りで近づいてくる。思わず後ずさると背がガラスに触れた。
素手で破れるほどこの窓は薄くはない。それに、破ったところで足場となるような配管も近くにはない。
気がつけばアッシュグレイの瞳は眼前に迫っていた。
「俺たちの身内は生きたまま、清め救済されたんだ。それよりはずっとましだろ」
指輪だらけの手が頬に添えられ、苦い柑橘系の香りが鼻腔をくすぐる。
「……それ、は、あなた方がカミサマと人に逆らい世を乱している、から、ですよね」
「……まあな。ここの奴らも含めてそういう奴もいるのは確かだよ。それでも、俺たちはカミサマと街の奴らを理解しようとしていたし、穏やかに暮らしていければそれでよかった」
縋るような目つきと声に思わず息を呑んだ。
「そうだった、よな?」
同時に、いつもの重苦しい不快感が胸を襲う。
きっと、答えるべき言葉がある。
きっと、思い出すべきことがある。
それでも、そんなことは知っているわけがない。
それで正しいはずだった。
「そんなこと、僕に問っても、しかたがありません、よね?」
「……はは」
乾いた笑いと共にアッシュグレイの目が閉じられる。
「そうだ、そうだ。まったくもってそのとおりだ!!」
目が見開かれると、鋭い犬歯を覗かせながら口の端が吊り上がった。
「くだらないことを聞いて悪かった」
「いえ……」
「ただ、生意気に口答えしてくれたおかげで、俺もだいぶ気分が悪くなっててな」
「え……んむっ!?」
指輪が食い込むほどの強さで頬を掴まれ、乱暴に唇が塞がれる。
「んっ、っく……、っふ」
口内で暴れ回る舌から逃れようと身を捩るが、背に回された腕にそれすら阻止される。
息が苦しくなりはじめたころ、唇はようやく解放された。
「っは……」
「……っはは。なかなか、いい顔してくれるじゃん。でも」
涙ににじむ視界の中で、指輪だらけの手が小型のスプレー容器を取り出した。それが目の前で中身を噴霧する。
「ぁ……ぇ?」
わけのわからぬまま霧を吸い込むと、微かな刺激を気管に感じた後、耐え難い睡に襲われた。
「こっちも諸々の作業で疲れてるから、躾は目が覚めたらゆっくりしてやるよ」
「……ぅ」
返事をする間もなく、シュウは苦い柑橘系の香りに包まれながら眠りの淵に沈んでいった。
「じゃ、俺はそろそろ席を外すわ。部屋ん中は今までどおり自由に使ってかまわねーから」
「……わかりました」
「さっきも言ったとおり、逃げようなんて考えるなよ。それと」
不意にアッシュグレーの瞳が寝台を囲うレースに向けられた。視線を追うと、カーテンの開いた窓が薄布越しに見える。ガラスの向こうにあるのは、一階低い向かいの棟の屋上と雲一つない青空。
「しばらく外は見るな」
そんなことを言われなくても、この高さの窓から生身で逃げ出そうとするほど無謀ではない。それに、自ら命を断つことはカミサマから固く禁じられている。たとえどんなに汚辱に塗れようとも。
「返事は?」
「……わかりました」
「よし。いい子だ」
髪を雑にひと撫ですると、トウヤは寝台を降りて部屋を後にした。
訪れた静寂のなか深く息を吐く。その反動で、互いの体液と苦い柑橘系の香りが肺を満たした。
強制的に昂らされた身体にまとわりつく指。欲情に満ちた笑み。
「もう、どこにもいくなよ」
かすかに苦しげな熱を帯びた声。
思い出す全てが、またいつもの重苦しい不快感を呼び起こす。
「……身を清めましょう」
シュウはよろめきながら寝台を降り浴室へ向かった。
※※
ハンドルを捻るとシャワーからは勢いよく適温の湯が出た。飲料水用の蛇口はまだ確認できていないが、これで少なくとも脱水を起こすことはないだろう。
何とか生き延びて街へ帰らなくては。そう思いながら降り注ぐ水流に身体を預ける。すると、いつになく甘い刺激が胸を襲った。
「っぃ♡!?」
思わず声がこぼれ腹の奥がジワリと熱くなる。目を向ければ、つい先程まで散々弄られていた先端の突起が赤く熟れながら固く尖っていた。それだけでなく、疼くような弱い快感を生み続けている。
おそらく、飲まされた媚薬の効果がまだ残っているのだろう。本当に忌々しい。
シュウは内心で悪態をつきながら、口をきつく閉じて当てシャワーを続けた。
「んっ……♡」
胸以外の場所も普段より刺激を強く拾ってしまう。
「っ、本っ当に忌々しいですね」
悪態をつきながら湯を止め、石鹸をつけたタオルで快感よりも痛みを感じるほど強く肌を擦る。
何度も、何度も。苦い柑橘系の香りが消えるまで。
白い肌にうっすらと血が滲むとシュウは手をとめた。
「……このくらいでしょうか」
身体からは石鹸と鉄が混ざり合った香りがたちのぼる。あまり好ましいとは思わないが、先ほどまで纏わりついていた香りよりはマシだと感じた。
少なくとも胸を襲う重苦しさはないのだから。
あとは全て洗い流してしまえぼいい。
「……」
恐る恐るシャワーのハンドルを回し、再び水流に身を預ける。擦りすぎた肌は軽く痛んだが、疼くような快感は治まっていた。どうやら媚薬の効果は消えたようだ。
自ずと深いため息がこぼれた。
いまのところ身体は元に戻ってはいる。それでも、不安は拭いきれなかった。
「カナギは、こんな僕を許してくれるでしょうか?」
問いに答える声は当然なく、浴室には水音のみが響く。
生殖に関わる全てがカミサマに管理され日常生活から完全に切り離された街において、番う相手との睦み合いは抱擁と軽い口付けをもって行うことが正だとされていた。
深い口付け、ましてや欲の子らと呼ぶものたちのように性行為に及ぶなど、背信行為の他の何者でもない。
しかし、それが彼らを清め救済する活動の一環ならば恩赦を受けられると教えられてきた。
ただし、自らが欲に流されないことが絶対の条件だ。
その条件を守れなければ、聖職者統括の指揮のもとに教育と懲罰を受けることになる。
それでも、幼い頃からずっと共に過ごしていたカナギなら。
「……」
シュウはふやけた手でシャワーを止めると、あちらこちらがヒリヒリと痛む身体を引きずるように浴室を後にした。
※※
着替えを済ませ部屋に戻ると耐え難い眠気に襲われ、寝台へと倒れ込んだ。このまま眠ってしまいたいが、いずれ戻るであろうトウヤに、無防備な寝顔を晒したくはない。また、あの媚薬を使われでもしたら。
「……っ」
おぞましい想像を掻き消すように、シュウは首を振り身を起こした。今までのように理性を保ちながら相手をしてやることができれば、いずれ隙をつくこともできるだろう。あとは、どう逃げ出すが。城塞の構造は全て頭には入れているが、護身用の道具はおろか通信機や教典、ビタミン剤さえ没収された今、追手をかけられて無事に逃げ切れる自信はない。
「それでも、なにか方法はあるはず……」
しばらく外は見るなよ
不意に命令口調の声が脳裏をよぎった。
窓からは相変わらず向かいの棟と晴れた空しか見えない。しかし、あそこまで念を押すとなると、見られたらまずいものがある可能性も考えられる。
「……」
おもむろに寝台から降りて窓辺に近づき外を眺める。はめ殺しのガラス越しに見えるものはくすんだ灰色の壁。何かの配管が剥き出しになっている箇所もあるが、飛び移れるほど近くにはない。
それでも何か足場になりそうなものはないか。そう考えていると、視界の端に白い煙の柱が現れた。
遥か下方で火柱が上がり、何かを構えた欲の子らがその周りを囲っている。
「あれ、は……?」
目を凝らしながら前髪がつくほど窓ガラスに近づく。すると、炎と煙のなかに蠢くものが見てとれた。
「……なっ!!??」
それが何か気づいた途端、全身から血の気が引いた。
焼かれているのは自分と同じ。
「あーあ、だから見るなって言ったのに」
不意に背後から面倒そうな声が響いた。振り返った先で、トウヤが声に違わない表情を浮かべ指輪だらけの手で蠍の刺青を掻いている。
「貴方がたは……、なんてことを……」
「お? なんか勘違いしてるな? とどめを差したのはあくまでも城塞の防衛システムだぜ。あいつら、警告を無視して物騒なもんを乱射しやがったからな」
「黙りなさい!! こんなことをして許されると思うのですか!?」
「はっ。腐乱して厄介なもんを撒き散らす前に、お前らの道具でお前らみたいに、清め救済してやったんだ。許されるどころか感謝してほしいもんだぜ。それに、だ」
憤りに満ちた表情が、一歩一歩踏みしめるような足取りで近づいてくる。思わず後ずさると背がガラスに触れた。
素手で破れるほどこの窓は薄くはない。それに、破ったところで足場となるような配管も近くにはない。
気がつけばアッシュグレイの瞳は眼前に迫っていた。
「俺たちの身内は生きたまま、清め救済されたんだ。それよりはずっとましだろ」
指輪だらけの手が頬に添えられ、苦い柑橘系の香りが鼻腔をくすぐる。
「……それ、は、あなた方がカミサマと人に逆らい世を乱している、から、ですよね」
「……まあな。ここの奴らも含めてそういう奴もいるのは確かだよ。それでも、俺たちはカミサマと街の奴らを理解しようとしていたし、穏やかに暮らしていければそれでよかった」
縋るような目つきと声に思わず息を呑んだ。
「そうだった、よな?」
同時に、いつもの重苦しい不快感が胸を襲う。
きっと、答えるべき言葉がある。
きっと、思い出すべきことがある。
それでも、そんなことは知っているわけがない。
それで正しいはずだった。
「そんなこと、僕に問っても、しかたがありません、よね?」
「……はは」
乾いた笑いと共にアッシュグレイの目が閉じられる。
「そうだ、そうだ。まったくもってそのとおりだ!!」
目が見開かれると、鋭い犬歯を覗かせながら口の端が吊り上がった。
「くだらないことを聞いて悪かった」
「いえ……」
「ただ、生意気に口答えしてくれたおかげで、俺もだいぶ気分が悪くなっててな」
「え……んむっ!?」
指輪が食い込むほどの強さで頬を掴まれ、乱暴に唇が塞がれる。
「んっ、っく……、っふ」
口内で暴れ回る舌から逃れようと身を捩るが、背に回された腕にそれすら阻止される。
息が苦しくなりはじめたころ、唇はようやく解放された。
「っは……」
「……っはは。なかなか、いい顔してくれるじゃん。でも」
涙ににじむ視界の中で、指輪だらけの手が小型のスプレー容器を取り出した。それが目の前で中身を噴霧する。
「ぁ……ぇ?」
わけのわからぬまま霧を吸い込むと、微かな刺激を気管に感じた後、耐え難い睡に襲われた。
「こっちも諸々の作業で疲れてるから、躾は目が覚めたらゆっくりしてやるよ」
「……ぅ」
返事をする間もなく、シュウは苦い柑橘系の香りに包まれながら眠りの淵に沈んでいった。
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