追放された無能テイマーの英雄譚〜騎士団に雇われてスライム無双を始めたら落ちぶれた元仲間が戻ってこいと言ってきたので、返り討ちにしてやります〜
「アルト。お前のような役立たずは俺のパーティーには必要ない。出て行ってくれ」
俺とカインは昔からの友人で、ともに冒険者になろうと誓い合った仲だ。しかしFランク冒険者である俺は若くしてSランクに昇格したカインにパーティーから追い出されることになる。
故郷に帰った俺だったが何もかもが嫌になり、家に引きこもるようになっていた。数ヶ月のときが経ち、俺の前に女騎士が姿を現す。
「――勇者アルト! キミにはぜひとも私たちと一緒に、魔物と戦ってもらいたい」
「あなたにしか出来ないことです。どうか、私たちに力を貸してはもらえませんか?」
ん? 俺が勇者だって? 何のことか分からないまま、俺は女騎士に戦場へ連れて行かれてしまう。
だが、俺には【魔物生産】というスキルがあった。冒険者時代にはまともに使わせてもらえなかったスキルだが、引きこもっている間にひっそりと練習していた。
「……アルトさん。これ、気のせいかもしれないんですけど、スライムたち連携して戦っていませんか?」
「よく分かったな。あいつらには役割があって、主に四つに分かれてる。陽動・防御・攻撃。そして、司令塔。まあ、司令塔が居なくてもあいつらは意識的に繋がってるから何の問題もないけど」
「アルトさん。もしかしてあのスライムの群れ、私たち騎士団より強いのではないでしょうか?」
「かもしれないな。あいつら、魔物を倒すたびに強くなってるし」
俺は自分の魔力を消費して千に迫る数のスライムを作り出し、数百を超える魔物の群れを一気に殱滅する。そして俺は女騎士たちと行動をともにするようになった。
そんな俺とは裏腹に、俺をパーティーから追放したカインは、暴力事件を起こしたせいで牢屋に収監されていた。
これは役立たずだとパーティーから追放された俺が女だらけの騎士団に雇われて、魔物に日常を脅かされている人々を助ける英雄譚。
この作品は小説家になろうにも投稿しています。
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「……アルトさん。これ、気のせいかもしれないんですけど、スライムたち連携して戦っていませんか?」
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「かもしれないな。あいつら、魔物を倒すたびに強くなってるし」
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面白いと言っていただけて嬉しいです!
まだまだ話は続きますので楽しんでいただければ幸いです!
お気に入りもありがとうございます!
わかりました、ありがとうございます
なろうで読めますか?
感想ありがとうございます。
なろうで読めますかという質問ですが、読めますよ。
なろう版のタイトルは
『生産勇者の引きこもり英雄譚 〜無能と馬鹿にされSランクパーティを追放されたFランク冒険者、女だらけの騎士団に雇われ再起する。今さら戻ってこいと言われてももう遅い。犯罪者のお前らは大人しく檻に入ってろ〜』
です。
ただ、なろう版はただ今停止中なので作者的にはアルファポリスで読んでいった方がいいのかなと思います。
ところどころ加筆していっているので……。
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