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第一章
広がるポーラの交友関係
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事故のあった実技授業から一週間ほどは、特に何事もなかった。
相変わらず下位貴族たちとの交流は広げているようだが、学園内の社交界を揺るがすほどではない。学園の頂点にいるのは変わらずヴィクトリアであり、表面上は穏やかに見えていた。
だが、ヴィクトリアの審美眼は、僅かな違いを目敏く捉えていた。
「ユージェニー。アーキンさんの髪飾り、少し格が上がったのではないかしら」
「え?」
ヴィクトリアはリアム、ユージェニーと共に、学園内の談話室で授業後の休息を取っていた。今日は朝から雨が降っていて、いつものテラスが使えなかったのだ。
広いうえにいくつかある談話室だが、やはり雨のせいか人が多い。さすがにヴィクトリアたちの近くには誰も寄ってこないが、いくつかのグループがソファーに座り、お喋りに花を咲かせているのが見える。
その中には、ポーラを中心とした令嬢たちの一団もあった。
声が聞こえない距離ではあるが、表情くらいは判断できる。ヴィクトリアが目を留めたのは、ポーラが身に着けている髪飾りだった。
ユージェニーは失礼にならない程度に目を凝らして、ポーラの髪を確認した。
「……本当ですわ。侯爵家で使用していても見劣りしない品ですわね」
ポーラの装飾品は、ギルバートが用意していたはず。少し前まではヴィクトリアに配慮した品物ばかりを贈っていたが、これはどういう変化だろうか。
「殿下は何を考えていらっしゃるのでしょう。このままでは、ヴィクトリア様と愛人を同格として扱っている、そう見られてもおかしくありませんわ」
ユージェニーの声に棘が混じる。
あくまでも、優先されるべきは正当な婚約者であるヴィクトリアだ。婚約という契約として考えても、身分の差で考えても、ヴィクトリアの方が上なのだ。
ギルバートが何を考えているのかが読めない。ポーラを贔屓して何がしたいのか。
ヴィクトリアは、今朝届いたばかりの手紙を出した。ユージェニーは丁寧に了承を得てから目を通し、ぱっと口元を手で隠した。
内容を口に出すのは憚られたのだろう。驚愕に丸くした目で見つめてくるユージェニーに、ヴィクトリアは頷いて見せた。
手紙の内容は、明日のお茶会をまたもや欠席する、という知らせだった。ヴィクトリアに許しを請うわけでもない、断定的な文面だ。前のように急な知らせだと、ヴィクトリアがまた王宮に抗議すると思ったのだろう。
「わたくしの顔色を窺いながら愛人を寵愛するくらいなら、あちらから婚約破棄してくださればよろしいのに。そうすればわたくしも、無駄な仕事をしなくて済むわ」
「本当にその通りですわね」
たとえヴィクトリアと結婚せずとも、王族である彼はいずれ公爵の位を貰うだろう。領地は無いが、何不自由ない生活を送れるはずだ。
ただ、そうなったとしてポーラと結婚できるかどうかは怪しいだろう。元は平民の男爵令嬢では、王族公爵と身分が釣り合わない。別の誰かと結婚して愛人にするか、未婚のまま恋人として囲うか。
もしかするとギルバートは、愛人を黙認してくれるヴィクトリアを放したくないのかもしれない。愛を求めない、立場も金も欲しがらない、そんな妻を。
「……どれだけわたくしを馬鹿にしているのだか」
何をしても許してもらえると思っているのだろうか。ヴィクトリアが意志を持つ人間である以上、そんなことはありえないのに。
その時、談話室に数人の令息が入ってきた。談話室の利用には男女の区別が無いが、慣習的に男女で別れて使うようになっている。だが、立ち入りが禁じられているわけではないので、用があればこうして行き来することもあるし、ヴィクトリアとリアムのような主従もちらほらいる。
男子生徒たちはまっすぐポーラたちの所へ向かった。笑顔でなにやらやり取りをしている。
いつのまにか、談話室全体が声を潜めて、彼女たちの動向を窺っていた。
「うん、分かった!」
少し静かになったお陰で、ポーラの声が聞こえてくる。
「街の散策だよね? あたしに任せて!」
意気込んだ顔で立ち上がったポーラは、一緒に話していた令嬢たちに手を振って、男子生徒たちと共に談話室を出ていく。
さすがに、様子を見ていた者たちに動揺が走った。
複数の貴族令息に、令嬢が一人。その組み合わせは、あまりにも貴族として非常識な振る舞いだからだ。
貴族の結婚には、正当な血筋と魔力の保存という目的がある。だからこそ貴族社会では、未婚者の純潔が尊ばれるのだ。そこに男女の差はない。むしろ、本人の把握できないところで魔力の流出を起こす可能性の高い男の方が、その辺りは厳しい教育をされているはずだった。
魔力の有無は、純粋に国力に繋がる。だからこそ、リアムやポーラのような例は少ないし、魔力持ちの平民がいないかどうかは定期的に調べられるのだ。
それなのに、男たちがまるでポーラを囲うようにしている。それも、どうやら彼らはポーラに心を寄せているように見えた。競うように彼女の気を惹いていたのだ。
貴族ばかりが集まるこの学園には相応しくない光景だった。
「なんてはしたない……」
誰かがそう呟く。ポーラと一緒にいた令嬢たちは、声のした方を睨んだ。けれど、常識ある貴族令嬢たちはさっと目を逸らす。関わりたくないのだ。
指で呼ぶと、リアムはヴィクトリアの傍に身を屈めた。
「リアム。殿下が何を購入しているか、もう一度探ってちょうだい」
「かしこまりました」
もしかすると、ポーラがああやってほかの令息と仲良くするようになったから、ギルバートがムキになっているのかもしれない。これまでよりも高価な品物を贈って、ポーラの心を繋ぎとめようと。
理性的な動きでないなら、そこに何かつけ入る隙が生まれる可能性はある。婚約解消のために、どんな証拠も逃すつもりはなかった。
こうなると、ポーラの交友関係ももっとしっかり把握した方が良い。そう思って、ヴィクトリアはユージェニーを見た。
ユージェニーは、何故か青い顔をして、ポーラたちが去った方を見ていた。
「ユージェニー? どうしたの」
ヴィクトリアが驚いて彼女の手を握ると、ユージェニーは強く握り返してきた。そして、小さく首を振る。
「いいえ……。たぶん、見間違いですわ。一瞬でしたし……。なんでもありませんの」
気を取り直したユージェニーは、いつもの強気な表情で微笑む。
「あの娘の周囲を探りましょう。私に任せてくださいませ」
「……ええ。さすがね、ユージェニー。ありがとう」
言葉なく意図を汲んでくれたユージェニーを褒めながらも、ヴィクトリアは先程の表情が引っかかっていた。
相変わらず下位貴族たちとの交流は広げているようだが、学園内の社交界を揺るがすほどではない。学園の頂点にいるのは変わらずヴィクトリアであり、表面上は穏やかに見えていた。
だが、ヴィクトリアの審美眼は、僅かな違いを目敏く捉えていた。
「ユージェニー。アーキンさんの髪飾り、少し格が上がったのではないかしら」
「え?」
ヴィクトリアはリアム、ユージェニーと共に、学園内の談話室で授業後の休息を取っていた。今日は朝から雨が降っていて、いつものテラスが使えなかったのだ。
広いうえにいくつかある談話室だが、やはり雨のせいか人が多い。さすがにヴィクトリアたちの近くには誰も寄ってこないが、いくつかのグループがソファーに座り、お喋りに花を咲かせているのが見える。
その中には、ポーラを中心とした令嬢たちの一団もあった。
声が聞こえない距離ではあるが、表情くらいは判断できる。ヴィクトリアが目を留めたのは、ポーラが身に着けている髪飾りだった。
ユージェニーは失礼にならない程度に目を凝らして、ポーラの髪を確認した。
「……本当ですわ。侯爵家で使用していても見劣りしない品ですわね」
ポーラの装飾品は、ギルバートが用意していたはず。少し前まではヴィクトリアに配慮した品物ばかりを贈っていたが、これはどういう変化だろうか。
「殿下は何を考えていらっしゃるのでしょう。このままでは、ヴィクトリア様と愛人を同格として扱っている、そう見られてもおかしくありませんわ」
ユージェニーの声に棘が混じる。
あくまでも、優先されるべきは正当な婚約者であるヴィクトリアだ。婚約という契約として考えても、身分の差で考えても、ヴィクトリアの方が上なのだ。
ギルバートが何を考えているのかが読めない。ポーラを贔屓して何がしたいのか。
ヴィクトリアは、今朝届いたばかりの手紙を出した。ユージェニーは丁寧に了承を得てから目を通し、ぱっと口元を手で隠した。
内容を口に出すのは憚られたのだろう。驚愕に丸くした目で見つめてくるユージェニーに、ヴィクトリアは頷いて見せた。
手紙の内容は、明日のお茶会をまたもや欠席する、という知らせだった。ヴィクトリアに許しを請うわけでもない、断定的な文面だ。前のように急な知らせだと、ヴィクトリアがまた王宮に抗議すると思ったのだろう。
「わたくしの顔色を窺いながら愛人を寵愛するくらいなら、あちらから婚約破棄してくださればよろしいのに。そうすればわたくしも、無駄な仕事をしなくて済むわ」
「本当にその通りですわね」
たとえヴィクトリアと結婚せずとも、王族である彼はいずれ公爵の位を貰うだろう。領地は無いが、何不自由ない生活を送れるはずだ。
ただ、そうなったとしてポーラと結婚できるかどうかは怪しいだろう。元は平民の男爵令嬢では、王族公爵と身分が釣り合わない。別の誰かと結婚して愛人にするか、未婚のまま恋人として囲うか。
もしかするとギルバートは、愛人を黙認してくれるヴィクトリアを放したくないのかもしれない。愛を求めない、立場も金も欲しがらない、そんな妻を。
「……どれだけわたくしを馬鹿にしているのだか」
何をしても許してもらえると思っているのだろうか。ヴィクトリアが意志を持つ人間である以上、そんなことはありえないのに。
その時、談話室に数人の令息が入ってきた。談話室の利用には男女の区別が無いが、慣習的に男女で別れて使うようになっている。だが、立ち入りが禁じられているわけではないので、用があればこうして行き来することもあるし、ヴィクトリアとリアムのような主従もちらほらいる。
男子生徒たちはまっすぐポーラたちの所へ向かった。笑顔でなにやらやり取りをしている。
いつのまにか、談話室全体が声を潜めて、彼女たちの動向を窺っていた。
「うん、分かった!」
少し静かになったお陰で、ポーラの声が聞こえてくる。
「街の散策だよね? あたしに任せて!」
意気込んだ顔で立ち上がったポーラは、一緒に話していた令嬢たちに手を振って、男子生徒たちと共に談話室を出ていく。
さすがに、様子を見ていた者たちに動揺が走った。
複数の貴族令息に、令嬢が一人。その組み合わせは、あまりにも貴族として非常識な振る舞いだからだ。
貴族の結婚には、正当な血筋と魔力の保存という目的がある。だからこそ貴族社会では、未婚者の純潔が尊ばれるのだ。そこに男女の差はない。むしろ、本人の把握できないところで魔力の流出を起こす可能性の高い男の方が、その辺りは厳しい教育をされているはずだった。
魔力の有無は、純粋に国力に繋がる。だからこそ、リアムやポーラのような例は少ないし、魔力持ちの平民がいないかどうかは定期的に調べられるのだ。
それなのに、男たちがまるでポーラを囲うようにしている。それも、どうやら彼らはポーラに心を寄せているように見えた。競うように彼女の気を惹いていたのだ。
貴族ばかりが集まるこの学園には相応しくない光景だった。
「なんてはしたない……」
誰かがそう呟く。ポーラと一緒にいた令嬢たちは、声のした方を睨んだ。けれど、常識ある貴族令嬢たちはさっと目を逸らす。関わりたくないのだ。
指で呼ぶと、リアムはヴィクトリアの傍に身を屈めた。
「リアム。殿下が何を購入しているか、もう一度探ってちょうだい」
「かしこまりました」
もしかすると、ポーラがああやってほかの令息と仲良くするようになったから、ギルバートがムキになっているのかもしれない。これまでよりも高価な品物を贈って、ポーラの心を繋ぎとめようと。
理性的な動きでないなら、そこに何かつけ入る隙が生まれる可能性はある。婚約解消のために、どんな証拠も逃すつもりはなかった。
こうなると、ポーラの交友関係ももっとしっかり把握した方が良い。そう思って、ヴィクトリアはユージェニーを見た。
ユージェニーは、何故か青い顔をして、ポーラたちが去った方を見ていた。
「ユージェニー? どうしたの」
ヴィクトリアが驚いて彼女の手を握ると、ユージェニーは強く握り返してきた。そして、小さく首を振る。
「いいえ……。たぶん、見間違いですわ。一瞬でしたし……。なんでもありませんの」
気を取り直したユージェニーは、いつもの強気な表情で微笑む。
「あの娘の周囲を探りましょう。私に任せてくださいませ」
「……ええ。さすがね、ユージェニー。ありがとう」
言葉なく意図を汲んでくれたユージェニーを褒めながらも、ヴィクトリアは先程の表情が引っかかっていた。
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