46 / 48
第三章 飛鳥戦国時代編
大井神社、丹の湖の伝説
しおりを挟むオレは、公爵閣下を好きな人から見ると、けしからん存在らしい。
アイドルに熱愛報道出たときに、相手を叩きたくなる心理か?
しかも、オレは、スピード婚しちゃっているから。
表立って反対はしないけど、みたいな?
さっさと、公爵に真実の愛を捧げる人を斡旋して、オレは、日本に帰ろう。
夫と愛がない結婚生活の上に、国中の夫大好きなやつから、嫌われているって、どんな、結婚生活だよ。
しかも、文句の一つでも、と思っても、公爵は家にいない。
帰って来ないんだよ。
結婚した日以来、オレは、夫の顔を見ていない。
結婚生活の始まりから、説明もなく別居。
夫は、家に帰らないのに。
夫の手配しただろう人が、毎日くる新婚家庭って、どうよ?
夫の手配した人は、夫のことは好きだけど、伴侶のオレは好きじゃない。
離婚推奨じゃない?
オレが相談されたら、別れろ、一択だわ。
離婚したら、日本に帰るための条件を満たさないんで、オレは、結婚したままでいる。
冷え切った夫婦そのもの。
オレ、なんで、異世界にきて、こんな四面楚歌にあってるんだ?
気を取り直して、教育係と本題に入るか。
「お茶会とか、するんだよな?
やり方、知らないし、何をどうするかも知らないんだけど。
そもそも、なんなの、お茶会って?」
「そんなことも知らないで、よく、今まで生きてきましたね。」
と教育係。
日本の庶民に、お茶会の習慣はない。
野点で、お茶席ぐらいじゃないか?
でも、そんな感想は言わない。
教育係は、オレ個人に興味がないと分かったから。
「昼の社交です。」
と教育係。
「はあ。昼の?ということは、夜もある?」
「夜は、夜会です。」
と教育係。
「夜会は、何を?」
「食事や、舞踏会です。」
と教育係。
「お茶会は?」
「昼餐とは異なります。おやつとお茶をいただく会です。」
と教育係。
わあ、上流階級だね。
何、その面倒なやつ。
日本に帰ってからの使い道がなさすぎる。
この国の王侯貴族についての知識も、使い道はないけれど。
公爵が、職場で、勝手に、真実の愛を捧げる相手を見つけてこないかな?
そうすれば、オレは、苦労せずに日本に帰れるのに。
そうはいっても、まだ異世界から帰る目途が立っていないので、生活していくためだ。
オレは、オレを好きじゃない教育係の指導を受けて、お茶会を開くことにした。
アイドルに熱愛報道出たときに、相手を叩きたくなる心理か?
しかも、オレは、スピード婚しちゃっているから。
表立って反対はしないけど、みたいな?
さっさと、公爵に真実の愛を捧げる人を斡旋して、オレは、日本に帰ろう。
夫と愛がない結婚生活の上に、国中の夫大好きなやつから、嫌われているって、どんな、結婚生活だよ。
しかも、文句の一つでも、と思っても、公爵は家にいない。
帰って来ないんだよ。
結婚した日以来、オレは、夫の顔を見ていない。
結婚生活の始まりから、説明もなく別居。
夫は、家に帰らないのに。
夫の手配しただろう人が、毎日くる新婚家庭って、どうよ?
夫の手配した人は、夫のことは好きだけど、伴侶のオレは好きじゃない。
離婚推奨じゃない?
オレが相談されたら、別れろ、一択だわ。
離婚したら、日本に帰るための条件を満たさないんで、オレは、結婚したままでいる。
冷え切った夫婦そのもの。
オレ、なんで、異世界にきて、こんな四面楚歌にあってるんだ?
気を取り直して、教育係と本題に入るか。
「お茶会とか、するんだよな?
やり方、知らないし、何をどうするかも知らないんだけど。
そもそも、なんなの、お茶会って?」
「そんなことも知らないで、よく、今まで生きてきましたね。」
と教育係。
日本の庶民に、お茶会の習慣はない。
野点で、お茶席ぐらいじゃないか?
でも、そんな感想は言わない。
教育係は、オレ個人に興味がないと分かったから。
「昼の社交です。」
と教育係。
「はあ。昼の?ということは、夜もある?」
「夜は、夜会です。」
と教育係。
「夜会は、何を?」
「食事や、舞踏会です。」
と教育係。
「お茶会は?」
「昼餐とは異なります。おやつとお茶をいただく会です。」
と教育係。
わあ、上流階級だね。
何、その面倒なやつ。
日本に帰ってからの使い道がなさすぎる。
この国の王侯貴族についての知識も、使い道はないけれど。
公爵が、職場で、勝手に、真実の愛を捧げる相手を見つけてこないかな?
そうすれば、オレは、苦労せずに日本に帰れるのに。
そうはいっても、まだ異世界から帰る目途が立っていないので、生活していくためだ。
オレは、オレを好きじゃない教育係の指導を受けて、お茶会を開くことにした。
0
お気に入りに追加
45
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/history.png?id=c54a38c2a36c3510c993)
帰る旅
七瀬京
歴史・時代
宣教師に「見世物」として飼われていた私は、この国の人たちにとって珍奇な姿をして居る。
それを織田信長という男が気に入り、私は、信長の側で飼われることになった・・・。
荘厳な安土城から世界を見下ろす信長は、その傲岸な態度とは裏腹に、深い孤独を抱えた人物だった・・。
『本能寺』へ至るまでの信長の孤独を、側に仕えた『私』の視点で浮き彫りにする。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
故郷、甲賀で騒動を起こし、国を追われるようにして出奔した
若き日の滝川一益と滝川義太夫、
尾張に流れ着いた二人は織田信長に会い、織田家の一員として
天下布武の一役を担う。二人をとりまく織田家の人々のそれぞれの思惑が
からみ、紆余曲折しながらも一益がたどり着く先はどこなのか。
地獄極楽仕留屋稼業 ~聚楽第異聞~
戸影絵麻
歴史・時代
文禄4年秋。朝鮮出兵で湧く京都の町に横行する、若い女ばかりを狙った残忍な辻斬り。
人の世の片隅で、仇討ち代行を生業としてひそかに生きる化生の一族、夜叉姫、犬丸、撫佐の3人は、とある異人の依頼で、その辻斬りの犯人を追うことになる。はたしてこれは、豊臣秀吉の怒りを買い、一族郎党ともども惨殺された殺生関白秀次の呪いなのか。謎を追ううちに夜叉姫らは、秀吉の手によって完膚なきまでに破壊され尽くされた聚楽第の地下の黄金の迷宮に誘われ、世界を根底から覆す陰謀に巻き込まれる…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる