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2017年

とある作家の創作戦訓 作者 ながやん/カクヨム作品レビュー(26)

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とある作家の創作戦訓 作者 ながやん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882441730


(坂崎文明 作品レビュー) ★★★ Excellent!!!

気軽に、また物語を書いて欲しい

僕が大ファンの「関節王」という漫画があって、これに触発されて女子プロレス格闘技小説を書いたのが、僕が小説を書きはじめたきっかけです。

連載雑誌の廃刊で「関節王」は打ち切り最終回になってしまい、その構想のすべてがは語られないまま、作者の三倉さんは漫画家を引退されました。

僕の作品のブログのあとがきで三倉さんに触れたのがきっかけでエゴサーチにひっかかり、ミクシィで友達になってもらったりして、「関節王」の続編的イラストがPIXIVに投稿されたので、無邪気に「続編書いてください!」などと言ったのですが返事は無言でした。

しばらくたってから「創作はそんなに生易しいものではない!」という返事が返ってきました。

確かにそうなのだが、絵は相変わらず上手いし、描きたいことがあれば描いて欲しいなと思います。

ファンとしては続きが読みたいのです。

ながやんさんも、また気軽に、物語を書いて欲しいですね。
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 こんなレビュー書いちゃうと、またストレス感じちゃうかもしれないけど、プロに成る、小説が売れる、売れないというのは「小説を書く動機とは別物」と思っています。

 そういう欲みたいなものは、人間だから僕にもあるのだけど、そのために小説を書いてる訳ではなくて、根本的には自分の書いてる物語がどこに行き着くのか知りたいというのが純粋な動機かな。
 キャラがどういう結末を迎えるのか知りたいというのもあります。

 作者なら物語の結末は分かるだろうというのはありますが、小説を書く楽しみは「書いてみないと分からない」という点にあります。

 今日も小説を書いていたら、トランプ大統領と現実の世界の出来事がシンクロして意外な展開が起こって、少しびっくりしました。

 そういうのも小説を書く楽しみなんじゃないかなと思います。


 そういえば、色々と行き詰って挫折して30歳ぐらいに営業職を辞めて、今の職場に転職して時間に余裕が出来て、僕は女子プロレス格闘技小説を書いたのですが、その小説を書いたことで自分自身を励ますということをしていたように思います。

 主人公の少女は強過ぎたために先輩レスラーの身体を試合で壊してしまい、戦えなくなった女子プロレスラーだったのですが、それが幼い頃の親友、戦友のアイドル歌手とのエキビジジョンの格闘技戦で復活するという妙なストーリーだったと思います。

 福島原発事故後の世界を救うという伝奇SF小説も書いてますが、他にも今の世相を小説に取り込んだものも書いてますし、結構、自分の心理的問題がそのまま小説に反映しています。

 挫折からのリハビリ、心の中の鬱屈した感情表現の昇華が僕の小説を書くテーマのひとつになってるようにも思います。
 結局、明治の文豪などが文明開化の西洋文化とのせめぎあいで小説を書いたのと同様に、私小説に近いのかなとも思いますね。

 それが原因なのか、救いの無いストーリー、困難な状況と戦う主人公が多いですね。
 それゆえか、読者が読んで楽しいものにはなってはいないのが困りものかもしれません。

 まあ、とりあえず無理せずリハビリしてもらって、また、気が向いたら小説を書いてねと思います。

 
 そういえば、この前、病気や生活が大変で非常に困難な状況にある女性の方が、賞を取って電子書籍デビューしたりしましたが、人生にはそういうこともありますので捨てたもんじゃないなあと思いました。

 遅筆ですが小説を書くことが人生の一部というのが僕の人生になりつつもあります。
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