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2015年

高橋 源一郎氏の『デビュー作を書くための超「小説」教室』、伝奇SF歴史作家 宇月原晴明氏

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高橋 源一郎氏の『デビュー作を書くための超「小説」教室』という本をちょっと立ち読み。 
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20150508/E1430978342429.html


 図書館で借りた日本ファンタジーノベル大賞を受賞した宇月原晴明氏のデビュー作「信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」がなかなか読めないので、ここで本を購入するのは積ん読が増えるだけと判断して、購入は断念した。

宇月原晴明氏(著書名は知ってたが、全然、知らなかった作家だけど、伝奇SF歴史小説家かな?直木賞候補にもなって、賞も取ってる凄い方)
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/kogun/kogun135UH.htm


 高橋 源一郎氏は『一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))』というベストセラー本があるが、この本が小説を書くということの意味を考えたり、初心者がどうやって文章を書き起こしていくかの本で、文章力がどうとかではなくて、 もっと基礎的なところの本である。読専から書き手になりたい人向けの本かな。アマゾンで中古本があるので比較的安価に手に入る。図書館に置いてそうな本でもある。


 『デビュー作を書くための超「小説」教室』ですが、これは今年の3/31の新刊だし、アマゾンでも中古でも高いし、新品買った方がいいでしょうね。で、読んだら転売(爆)新品同様の本は買った人も喜ばれるし。お金と同様に良い本は流通させるのがいい。それでは著者にお金が入らないという話もあるが、ファンになってくれたら、その方の新刊本を買ってくれる場合もでてくるので、無料宣伝本だと思ったらいいと思う。今は本を読んでくれるだけでも御の字という時代である。



 なろうはアクセス少ないというけど、20年ぐらい前かな?そもそも僕がHTMLタグでテーブル作ったりして、ドリームキャストでジオシティーズ(ヤフーの無料HPサービス)のHP作ってた時なんか、小説なんか読まれないし、感想なんか書く人いないという感じだった。

 で、小説批評サイトやってて、基本誉めて、若干、ダメだしするような書き方したら、まあ、好評で作品が集まったりしていた。

 やっぱり、自分の作品=自分自身だと勘違いしる人が今でも多いので、やっぱり、作品は褒めた方がいいのかな?と思ったりする。

 作品はその人自分自身とは別物であり、ばしばし批判された方が、徐々に良くなっていくものなのでいいのになあと思うが、趣味で書いてる、楽しい方がいいといいのが基本のサイトなので、その方がいいのだろうな。

 そうしないと、信長のように明智光秀に殺されることになる。
 あれ、どうみても信長って光秀をかなり評価してたので、厳しくしたとしか思えないのだけどね。
 光秀ならできると思って期待したように思うけどね。

 普通の人にネットで作品を公開するとは、どういうことになのか?ちょっと理解しがたいことがあるんだろうね。今は炎上とか、起こりやすい環境でもあるし大変だと思う。


 僕は営業やってたから、暑い7月に9月発売のチョコレートの注文を見ず知らず小売店を回って取ってたから、200件に一件ぐらいしか注文取れないし、これが友好関係が深まると驚異的に取れるようになるのだが、つまり、日本人は感情、情に弱くて、馴染みになると付き合いで買ってくれるようになるのだ。

 ランチェスター戦略でもなるべく、車の移動時間を効率化して削って、お客さんに滞在する時間を増やして、訪問回数なども大事だと言われてる。


 交流したり、書き続けていくうちに、そういうファンが増えていって、ご祝儀的なポイント評価が入ったり、するようになるのだ。僕の小説を評価してくれる人も結構、同じ人が多かったりする。

 最初に出会った5人とか、赤井"CRUX"錠之介さん、大槌小太郎さん、轟幻志郎さん、春日日和さん 長緒鬼無里さん(歴史小説書きばかり?)、垢のついた夜食さん、日野 祐希さん、陸 理明さん、酒井日香さん、gojoさん、真中あやふみさん、ろっきゅんさん、僕の片思いの不死川命(クロワッサン)@Addictさん、退魔師見習いさん、つまようじさん、MIROKUさん、読専の方の山武さん、パオパオさんとか、他にも無言でブックマークしてくれる方も結構、多くなってきた。

 コメントしてくれる方は実数の1/10ぐらいと言われていて、ネットでは10人にひとりの割合になってるという。ネットでは読んでくれた人でも無言とか、結構、多いのだ。それでいいとは思うし。
 
 逆お気に入りというか相互ユーザーさんはちょうど100人ぐらいで、だいたい、アルファポリスとか、エッセイで面白い人をお気入りに入れたり、お気に入り入れてくれた方は相互にしている。




 『デビュー作を書くための超「小説」教室』の中に、名作、傑作を書いたとしても、デビュー小説を書くことは恥ずかしいことであるが、そうやって、その小説を完成させて書き切ることで、「他人の目が生まれて」、自分の作品と自分自身を切り離して、自身の作品を客観視できるようになる(うろおぼえ)ということが書かれていて、何か感じるものがあった。


 恥ずかしいといえば、今書いてる小説の登場人物の男性がみんなミニスカで二ーハイソックスで女装していて、安東要という主人公がそのかっこうをしてしまったのが原因で、その流れで、信長、光秀もそんなユニホーム(制服)に統一されてます。困ったものです。どうしてそんな小説になってるのか、自分でも訳が分からないよ。

 そういう恥ずかしい作品が書けるようになったら、小説家として一人前になれた気がして、満足しています。意味が違うだろう(泣)



>高橋さんは、候補作にかぎっては、じっさいに原稿に〈書かれたもの〉だけで判断するというよりは、その原稿をもとに、その作者がほんとうは〈書きたかったもの〉を再構築しつつ読むのだそうだ。
そこから、その作者によって〈書かれるはずだったもの〉〈これから書かれるもの〉が見えてくる、それが賞の決め手だ、という。

>だから、選考委員というものは──というか、少なくとも高橋さんは──応募原稿の最終候補作を読むときに、この作者は自分といっしょに日本語の小説の未来=歴史を作ってくれる人かどうか、ということを考えているようだ。

高橋 源一郎氏の『デビュー作を書くための超「小説」教室』より 
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20150508/E1430978342429.html


 日本語がおかしいと言われて反発してたら、新しい日本語の小説の未来は作れないだろうし、僕はテンプレ小説書けないと言ってたら、「将来の伸びしろ」なんか見出せないだろう。

 まあ、何もテンプレ小説を書く必要性もなくて、今の小説の世界に新たな一面、歴史を作れる人に新人賞が送られ、デビューしていくと思います。

 なろうの小説は同じものばかり?とも思うとは思うけど、それは本当に小説読んでないからで、結構、バラエティ豊富な作品傾向だと思うけど、共通項は異世界、転生というくくりであればいい訳です。

 
垢のついた夜食先生(元:中七七三先生)の活動報告で閃いた。異世界転生ものって、もはや現代文学にとって空気の様な必需品じゃないかって。かつて似た流行がありました。   作者:リーフレット(传单姐)さん
http://ncode.syosetu.com/n6352cs/


ここれにも書かれていますが、

『一説に、作品がウケる配分は既知の要素:未知の要素が2:1って話があります。
いわゆるテンプレ(極めて粗雑な使い方で正しい用法だとは思いませんが)と言われるのがなろうでお馴染みの既知の要素です。
未知の要素が、悪く言うとカテゴリーエラー、よく言うと作品独特の個性になる部分です。
夜食さんの場合個性が強いので、いつも0.5:2.5ぐらいになっていて、最近だと1:2ぐらいになってたんですが
今回のは無職ニート要素に、艦これ要素(これは意図してではないかも)が加わって2:1の黄金バランスに近づいたのかも。
無職艦隊は廃物利用ということでしたが、なぜ上がったのか考えておくと今後にも繋がるかなと。』(風来山さんのコメント) 
http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/601636/blogkey/1166690/
 

現役編集者が「小説家になろう」で受ける作品と受けない作品を分析してみた 作者:とある編集者http://ncode.syosetu.com/n7115cr/


 ここにも書かれていますが、読者はまず、キーワード→タイトル→あらすじ→作品の順に見ていって、作品を読むことになりますが、テンプレというのは『既知の要素』な訳で、キーワード→タイトル→あらすじ→作品まで、作品がウケる配分の既知の要素:未知の要素が2:1にしていくのが、定石なんでしょうね。

 信長とか、歴史上に有名人は『既知の要素』で、そこから『未知の要素』を混ぜ込んでいって、最後は全く知らない世界に連れて行く(爆)というのが、上手い小説家の条件なんでしょうね。


 プロの小説家というのはこれが上手くて、漫画『ハチワンダイバー』なんか、アキバのメイドとか、おっばいとか→将棋の真剣師というマイナーな世界に連れて行ってるし、何でも書けちゃうように見えて、実は最後は自分の得意分野に持って行くというものになってるように思えます。

 こういうすり替えがどれだけ上手いかがプロの手腕であって、栗本薫などは最初はその気がなくても、最後はあんあん言っちゃうのがプロの世界だよといってました(爆)諸君たち素人は書きたい時に書きたいことを書けとも。


 ハーレム(男性向け)と恋愛(女性向け)は10~20代は性欲強いから釣り要素で、40代以降は歴史小説要素を出せば大体、ウケるし、導入はそれにして、最終的に自分の書きたいことを書けばいい訳だし。
 

 ハーレム(男性向け)は恥ずかしいから書けない?
 まだまだ、恥ずかしい体験が足りないようなので、女性の方はノーパンで駅の階段を上るとか、街中でも歩いてみたらとマジで思います。

 男性の方は女装必須ですね。僕なんかはじめて入った飲み屋でママに女装させられて、男装のママとデュエットして「マリア」と呼ばれて、お客さんからおひねりもらいましたからね。

 先輩と一緒に群馬の中之条だったかなの温泉のストリップ劇場で、夜遅くて半額で先輩とふたりきりで入ってしまって、踊り子さんと本番まな板ショーもしたことありますし、恥ずかしい体験をエッセイで自慢するようになれば、いい作品が書けるようになるでしょう。

 そういう黒歴史が人を成長させて、器を大きくしていくんですね。
 それが小説家としての資質や幅の差になっていくんですね。


 善人と悪人だと、悪人の方が面白い小説を書くわけです。
 善人は『既知の要素』しかもってないし、『未知の要素』が少ないのはわかると思います。
 わざわざ、悪人になる必要性もないですが、他人が体験しないような体験は小説を書く上で強みになると思いますね。

 
 みんなが知ってるメジャー要素:自分の得意なマイナー分野で特異な知識や体験=2:1ぐらいの割合で出していくというのが重要で、メジャー要素を導入部に持ってきて、自分の得意なマイナー分野にスライドさせるというのがいいのかと思います。


 異世界、転生というのはそういうことができる『便利ツール』な訳です。
 魔法のアイテムな訳ですね。
 使わない手はないと思いますよ。

 ということで、前回のエッセイの説明不足要素の解説になります。

作家になる人とフォースの暗黒面のお話、アルファポリス第1回歴史・時代小説大賞
http://ncode.syosetu.com/n4163bx/130/
 

宇月原晴明氏の話はまた、次回に書きます。
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/kogun/kogun135UH.htm


世界の怠け者はレベルが違う…これがまかり通る愛すべき世の中…
http://marukudo.hatenablog.com/entry/20150625_extreme_laziness








(あとがき)

岡山県倉敷市真備町の浸水被害/日本経済とサラリーマンの人生サバイバル戦略 作者:坂崎文明
https://ncode.syosetu.com/n1979cm/81/

支援物資が自衛隊の通行の妨げに/ZOZOの前沢社長が衣料品7千点寄贈/岡山県倉敷市真備町災害情報まとめ/日本経済とサラリーマンの人生サバイバル戦略 作者:坂崎文明
https://ncode.syosetu.com/n1979cm/82/

災害支援はプロ以外行かない方がいいのかも/岡山県倉敷市真備町災害情報まとめ/日本経済とサラリーマンの人生サバイバル戦略 作者:坂崎文明
https://ncode.syosetu.com/n1979cm/83/


 岡山県倉敷市真備町は救出、水抜きがほぼ終わって、倉敷市在住限定でボランティア募集してるそうです。

 災害地に支援物質送ったら山積みになって自衛隊の交通の妨げにしかならなったとか、やじうまが煩くて眠れない(バイクの二人乗りで遊んでた人がいた)、道路が崩れた、泥棒と間違えられる、自動車が邪魔で警察などの通行ができなくなる。

 プロ以外は災害支援は難しいですね。
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