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2014年

「小説家になろう」の書籍化傾向の変化、小説と「なろう」と人生戦略について

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 相変わらず「アオイホノオ」にはまって、岡田斗司夫さんのブログの解説など読んでいます。

【公式ブログ連動企画】やつらに騙されるな!アオイホノオ第七話「激動の一夜」のひみつ
http://blog.freeex.jp/archives/51432357.html

 「アオイホノオ」は漫画家にしろ、小説家にしろ、ワナビ生活の切なさと痛さ満載のドラマだったりします。

 第一話から解説があるので、ブログの過去ログを探してみて下さい。

【公式ブログ連動企画】やつらに騙されるな!アオイホノオ第一話「長き戦いのはじまり」のひみつ
http://blog.freeex.jp/archives/51428967.html
 



さて、今回の本題ですが、MFブックスの最終選考の作品が発表されました。
http://mfbooks.jp/award/last_selection.html(リンク切れ)


優秀賞「火刑戦旗を掲げよ!」作者:かすがまる
http://ncode.syosetu.com/n2361by/

佳作「三田一族の意地を見よ」作者:三田弾正
http://ncode.syosetu.com/n0672bh/

佳作「ダンジョンを造ろう」作者:ロウ
http://ncode.syosetu.com/n8630br/


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編集部総評より

>受賞作3作品は2015年新春の出版を予定しております。もしも皆様がこの3作品を読む機会がありましたら いや「もしも」と言わず刊行の際はぜひ読んでほしいのですが、物語を楽しむ以外にもうひとつ、「これからのなろう作品とは?」というポイントに着目、仮説をたてつつ読み進めてみてはいかがでしょうか。
現在書籍化されヒットを重ねている従来のなろう作品とは、この3作品は少々趣を異にしています。それが今後の潮流になるのか? あるいは異色作ということなのか?興味は尽きません。
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 なろうの書籍化作品の傾向が、ちょっと変わってきたかな?という感じですね。

 「三田一族の意地を見よ」のような歴史ものが書籍化された例は少ないと思いますが、「信長のシェフ」もドラマ化したりしてるので、歴史小説ファンには興味深い作品だと思います。
 
 「火刑戦旗を掲げよ!」は気にはなってたんですが、ちょっと読んでみようと思います。

 「ダンジョンを造ろう」は読んだら面白いんだろうなと思いますね。

 とはいえ、「なろう」で1万ポイント以上、ブックマークも数千~1万ぐらいの作品には違いないので、そのあたりがボーダーだとは思いますが。 


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★短編総合評価100ページ目

総合評価ポイント: 251 pt 
評価人数: 23 人 評価点: 195 pt(平均評価:8.5pt) ブックマーク: 28件
PV:9,735 ユニーク:5,687
PV/評価点=50


 なお100ページ目の作品というのは、総合評価が2,000位程度の作品であるということ。
 作品総数が120,000作以上あるのだから、2,000位程度の作品でも、トップ2%以内に入るほどの評価がされている作品ということになる。


あなたの作品の総合評価が0ptである本当の理由 作者:イー・カー・ポーン
http://ncode.syosetu.com/n4945cg/
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 ちょっと上記のエッセイを部分的に編集して、重要な部分を抜き出してみましたが、ブックマーク20~50件ぐらい、評価ポイント151ptぐらいでも、上位2%に入るというのは、ちょっとなろうの評価について認識を改めないといけないですね。

 僕も総合評価ゼロの作品もあるし、そりゃやっぱり、まずいとは思いますが、ブックマーク100件というのは結構、ハードル高いのかもしれませんね。
 
 逆に、数ブックマークとか、数十ポイントでも、評価や感想がもらえる作品はそれなりの出来だということかとも思います。


声はまだ枯れていない 作者:森乃あんり
http://ncode.syosetu.com/n8693ce/

 この作品も短編の名作かなと思います。
 古事記とか、古代の世界が好きな方はおススメの世界観だと思います。



 最近、なろうで小説を書いてる方で、自分に小説の才能がないと思って、筆を折る方をたまに見かけます。そういうエッセイを読んだことがあります。 

 野球に真剣に取り組んでいたから、甲子園に行けなかったので、野球をすっぱりやめてしまうケースもありますしね。

 確かに、そういう気持ちも分かるし、その人には別の才能があるかもしれないし、そうだとしたら、自分の得意な分野に集中する方がその方は幸せかもしれないなあとも思います。

 それ以外にも、人は生活するために果たらなくて働かなくてはいけないし、小説を書く時間がなくなることもあるでしょう。

 でも、何かねえ、小説を書き続けて欲しいと思ったりします。


ネット小説史(小説家になろうを中心に)
http://chadokoro.hatenablog.com/entry/2014/05/04/160558


 僕はWeb小説の頃から書いていますが、空白期間が長くて、書いてない時間が長かったです。

 なろうができたのが2004年ぐらいで、2009年から書籍化がはじまってます。

 今年が2014年だから、まだ、たった5年ぐらいしか経ってないんですよね。

 まだまだ、ネット小説の黎明期とも言えるし、ひとりでサイトで小説を書いていた頃に比べると、いい時代になったなと思います。

 
 
 人生のイベントを「緊急」、「緊急ではない」、「重要なこと」、「重要でないこと」に別ける人生戦略のマトリックス(見取り図のようなもの)を描くと、小説を書くことは「緊急ではないし」、「重要でない」事かもしれません。


 ただ、その人にとって、小説を書くことは「重要」なことである場合もあります。

 例えば生活するために仕事するとか「緊急」で「重要なこと」に、人は集中してしまいますが、その人が長期的に成功するためには、「緊急ではない」し「重要なこと」に集中することが大事だと言われています。

 僕にとっては小説を書くことは「緊急ではない」し、でも「重要なこと」になりつつあると思います。

 これはその人が本当にやりたいことになるのですが、人生においては常に後回しにされる傾向が高いです。

 ちょっと余裕がある時にしかできない贅沢のようなものかもしれません。

 ということで、なかなか小説は書けませんが、ぼちぼち更新していこうと思います。

 たぶん、非常に幸せな時間なのかもしれませんし。










(あとがき)

薬害調査官 飛騨亜礼 坂崎文明
https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/359185451


 昨日、らっきょう漬けたり、『ブラックペイン』『西郷どん』とか観てたら、小説更新できなくなり、あっという間にランキング落ちちゃってますね。

 今日、頑張って更新しようと思いますが、何か新しいこと出来ないかと思ったのが運のつき、知識はあってもストーリーに落とし込むのは難しいですね。
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