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45 <Hシーン注意>
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「宝?」
「いいから続けて。すぐ慣れるから……昨日もそうだった」
イアンが額にキスしてくれる。
「……わかった。でも無理そうなら、ちゃんと云うんだぞ」
「うん」
痛みなんて二の次だ。はやく彼に自分のなかにはいってきてほしい。熱く火照る身体を持て余し、震える吐息を吐く。
宝は逞しいイアンの胸に押しつぶされて、ぐちゃぐちゃに中を荒らされたいのだ。ありあまる期待で、萎えていた宝の性器がまた頭を擡げはじめていた。だから宝は彼がさらに腰を進めてきて、最後まで納めたときに達してしまった。
「ひうっ、―っ!」
がくんと大きく身体を揺らし、ビュクッとイアンの腹に向けて白濁を放出する。宝がぎゅっと内部の彼を締めつけたのと、彼のそれがひとまわり育ったのはどちらがさきだったのだろうか。
(……おっきいよぉっ)
「出たな……」
上体を屈めたイアンが、また額に口づけてくれる。
「……っ、イアン……」
狭い器官を広げられるのは鋭い痛みだってあるのだが、独特の満溢感が気持ちよくもある。それを意識して彼の性器をぎゅうぎゅう絞るようにすると、腰骨が蕩けてしまいそうな快感を得られた。
宝の内壁に包まれたイアンもドクドクと脈打ち、まるで生き物のようにびくびくと蠢いている。
「イアン、擽ったい」
宝の腹を濡らしていた体液を、イアンが手のひらで塗り広げていた。抗議すると、くすくす笑われる。
「宝、少し痛いの、マシになったか?」
訊かれた宝は痛くないと嘘は吐きたくなくて、暫く逡巡したあと「……気持ちいい」とだけ呟いた。
「じゃあ、動くぞ」
「ん。……はやく、動いて」
腰をがっちりを掴まれて、痛みを感じるほどぎりぎりまで大きく脚を広げられた。イアンの腰がゆっくりとグラインドするたびに、視界の端に自分の脚が揺れるのが見える。
「んっ、んっ、……んっ……」
肌に触れる彼の唇は、今日はちゃんと宝の名まえを呼んでくれた。イアンに宝と呼ばれるたびに胸が甘く疼き、手足の爪先が痛いくらいに痺れる。そしてそれに連動してイアンを受けいれている内部が、きゅうきゅうと彼を締めつけるのだ。
「ふっ……んっ……んっあんっ……」
(なに、これ? 昨日と違う感じがしてきた――)
いままでに知らない感覚が、彼を包みこんでいる狭い器官のなかで生まれていた。今はまだ頼りないそれは、きっと官能的な快感と育っていくものだろうと勘が教えてくれている。
だからもっと名まえを呼んでほしい。そうしたら自分はイアンといっしょにどこまでも気持ちよくなれる。
「イアン……」
催促のために甘えた声で彼を呼ぶと、すぐに叶えられて名まえを呼びかえされた。
「宝」
「ああ……」
「宝」
「……んあっ、……?」
「昨夜、宝は泣いていたな。悲しそうな顔をしているのに、俺はその理由に気づいてやれなかった」
宝はそれはもういいと首を振った。その言葉だけでもう充分なぐらいだ。
「辛かったろ?」
それなのにそんなやさしく言葉をかけられてしまうと、あのときの辛かった自分が慰めを求めて、弱さを主張しだす。涙がぼろぼろと宝の頬を伝った。
「宝、これが最後じゃない。またなんどでもこうやって抱きあえる。そのたびにたくさん宝の名まえを呼ぶよ」
「ほ、ほんとに? いっしょに、いてくれるの? お、俺のところに……来てくれるの?」
彼に穿たれるリズムで言葉が跳ねてしまう。しかも涙声だ。
「ああ。約束する。だから安心しろ」
「無理、……しないで、いいんだよ」
しゃくりあげながらそんなことを云われても、彼は困るだろう。それでもイアンは宝のことがかわいくてたまらないといった顔で、笑ってくれた。
「無理じゃない。宝がいないと俺が寂しいからな。……いっしょにいさせてくれ」
「イアンッ!」
イアンの首に腕をまわしてしがみつく。
「宝、昨日は本当の名まえを呼んでやれなくて――」
悪かった、と耳のもとで謝られたとき、宝の体内を壮絶な快感が駆け抜けた。
「ふっうっああぁぁっ!」
突然体内に走った電流のようなそれに宝はびくんと一度大きく胸を反らした。それからつづけざまに細い体をびくびくと身悶えさせる。
「宝?」
「……あっ……あっ……」
ひくん、ひくっ、と不規則に体が痙攣しつづける。ざわめく肉体を持て余した宝は、イアンの首にまわした腕にぎゅっと力をこめてそれに耐えた。
(なにこれ? 身体がヘン……)
「痛かったか?」
「ち、ちがっ……あっ……わ、わかんない。わかんない、でも」
戸惑い濡れた目をさ迷わせる宝の額を、イアンが撫でた。汗に濡れた前髪が彼の指に絡まる。
「なかで感じた?」
「‥‥…し、知らない。わかんない」
宝は緩く首を振って答えた。
「うん。……動くよ? 辛かったら云うんだぞ?」
イアンの身体を挟むようにして立てていた膝が、抱え上げられた。昨日と同じこのポーズは、やはり恥ずかしい。でも構ってはいられなかった。なぜならイアンが宝の様子を窺うようにしてやさしく腰を振るたびに、昨日にはなかった気持ちよさが宝の身を震わせたからだ。
「ああん、ああんっ、やん、……なにっ……これっ」
「宝、いいのか?」
「やぁん。あんあんあんっ」
宝の声に合わせて、イアンの律動が大きくなっていく。
「あっあっあっあっ」
(なんでこんなに気持ちいいのっ⁉)
宝のなかを自由に突いてくるイアンを、今日の宝の粘膜は柔軟に受け止めて、あまつさえうちにうちにと呼びこむように蠢いた。
彼のものが出入りする宝のちいさな入り口で水音がたつ。ピチャピチャというその音に重なって、なかで肉が擦れる音や体液が掻き混ざる音まで鼓膜に響いてくると、宝はその音だけでまたイってしまいそうだった。
宝のペニスはすっかり腫れあがって、彼に揺すられるのに合わせてプルンプルンと揺れている。ときにはイアンとの間にもみくちゃにされて自分の腹にぴったりとくっつく。とろとろと滲みでてくる粘液のせいで、宝の腹はますますびしょびしょになっていった。
「あっあっあっ。ああんっ。だ、だめっ」
腰を掴んでいたイアンの右手が離れてソレを掴もうとするのを、宝は「触らないでっ」と止めた。
今はこの知ったばかりの新しい感覚だけを追ってみたいのだ。それにイアンには自分の身体を両手でしっかりと抱いていて欲しかった。宝はイアンの手をとると、もとあった自分の腰に添えさせた。
「いいから続けて。すぐ慣れるから……昨日もそうだった」
イアンが額にキスしてくれる。
「……わかった。でも無理そうなら、ちゃんと云うんだぞ」
「うん」
痛みなんて二の次だ。はやく彼に自分のなかにはいってきてほしい。熱く火照る身体を持て余し、震える吐息を吐く。
宝は逞しいイアンの胸に押しつぶされて、ぐちゃぐちゃに中を荒らされたいのだ。ありあまる期待で、萎えていた宝の性器がまた頭を擡げはじめていた。だから宝は彼がさらに腰を進めてきて、最後まで納めたときに達してしまった。
「ひうっ、―っ!」
がくんと大きく身体を揺らし、ビュクッとイアンの腹に向けて白濁を放出する。宝がぎゅっと内部の彼を締めつけたのと、彼のそれがひとまわり育ったのはどちらがさきだったのだろうか。
(……おっきいよぉっ)
「出たな……」
上体を屈めたイアンが、また額に口づけてくれる。
「……っ、イアン……」
狭い器官を広げられるのは鋭い痛みだってあるのだが、独特の満溢感が気持ちよくもある。それを意識して彼の性器をぎゅうぎゅう絞るようにすると、腰骨が蕩けてしまいそうな快感を得られた。
宝の内壁に包まれたイアンもドクドクと脈打ち、まるで生き物のようにびくびくと蠢いている。
「イアン、擽ったい」
宝の腹を濡らしていた体液を、イアンが手のひらで塗り広げていた。抗議すると、くすくす笑われる。
「宝、少し痛いの、マシになったか?」
訊かれた宝は痛くないと嘘は吐きたくなくて、暫く逡巡したあと「……気持ちいい」とだけ呟いた。
「じゃあ、動くぞ」
「ん。……はやく、動いて」
腰をがっちりを掴まれて、痛みを感じるほどぎりぎりまで大きく脚を広げられた。イアンの腰がゆっくりとグラインドするたびに、視界の端に自分の脚が揺れるのが見える。
「んっ、んっ、……んっ……」
肌に触れる彼の唇は、今日はちゃんと宝の名まえを呼んでくれた。イアンに宝と呼ばれるたびに胸が甘く疼き、手足の爪先が痛いくらいに痺れる。そしてそれに連動してイアンを受けいれている内部が、きゅうきゅうと彼を締めつけるのだ。
「ふっ……んっ……んっあんっ……」
(なに、これ? 昨日と違う感じがしてきた――)
いままでに知らない感覚が、彼を包みこんでいる狭い器官のなかで生まれていた。今はまだ頼りないそれは、きっと官能的な快感と育っていくものだろうと勘が教えてくれている。
だからもっと名まえを呼んでほしい。そうしたら自分はイアンといっしょにどこまでも気持ちよくなれる。
「イアン……」
催促のために甘えた声で彼を呼ぶと、すぐに叶えられて名まえを呼びかえされた。
「宝」
「ああ……」
「宝」
「……んあっ、……?」
「昨夜、宝は泣いていたな。悲しそうな顔をしているのに、俺はその理由に気づいてやれなかった」
宝はそれはもういいと首を振った。その言葉だけでもう充分なぐらいだ。
「辛かったろ?」
それなのにそんなやさしく言葉をかけられてしまうと、あのときの辛かった自分が慰めを求めて、弱さを主張しだす。涙がぼろぼろと宝の頬を伝った。
「宝、これが最後じゃない。またなんどでもこうやって抱きあえる。そのたびにたくさん宝の名まえを呼ぶよ」
「ほ、ほんとに? いっしょに、いてくれるの? お、俺のところに……来てくれるの?」
彼に穿たれるリズムで言葉が跳ねてしまう。しかも涙声だ。
「ああ。約束する。だから安心しろ」
「無理、……しないで、いいんだよ」
しゃくりあげながらそんなことを云われても、彼は困るだろう。それでもイアンは宝のことがかわいくてたまらないといった顔で、笑ってくれた。
「無理じゃない。宝がいないと俺が寂しいからな。……いっしょにいさせてくれ」
「イアンッ!」
イアンの首に腕をまわしてしがみつく。
「宝、昨日は本当の名まえを呼んでやれなくて――」
悪かった、と耳のもとで謝られたとき、宝の体内を壮絶な快感が駆け抜けた。
「ふっうっああぁぁっ!」
突然体内に走った電流のようなそれに宝はびくんと一度大きく胸を反らした。それからつづけざまに細い体をびくびくと身悶えさせる。
「宝?」
「……あっ……あっ……」
ひくん、ひくっ、と不規則に体が痙攣しつづける。ざわめく肉体を持て余した宝は、イアンの首にまわした腕にぎゅっと力をこめてそれに耐えた。
(なにこれ? 身体がヘン……)
「痛かったか?」
「ち、ちがっ……あっ……わ、わかんない。わかんない、でも」
戸惑い濡れた目をさ迷わせる宝の額を、イアンが撫でた。汗に濡れた前髪が彼の指に絡まる。
「なかで感じた?」
「‥‥…し、知らない。わかんない」
宝は緩く首を振って答えた。
「うん。……動くよ? 辛かったら云うんだぞ?」
イアンの身体を挟むようにして立てていた膝が、抱え上げられた。昨日と同じこのポーズは、やはり恥ずかしい。でも構ってはいられなかった。なぜならイアンが宝の様子を窺うようにしてやさしく腰を振るたびに、昨日にはなかった気持ちよさが宝の身を震わせたからだ。
「ああん、ああんっ、やん、……なにっ……これっ」
「宝、いいのか?」
「やぁん。あんあんあんっ」
宝の声に合わせて、イアンの律動が大きくなっていく。
「あっあっあっあっ」
(なんでこんなに気持ちいいのっ⁉)
宝のなかを自由に突いてくるイアンを、今日の宝の粘膜は柔軟に受け止めて、あまつさえうちにうちにと呼びこむように蠢いた。
彼のものが出入りする宝のちいさな入り口で水音がたつ。ピチャピチャというその音に重なって、なかで肉が擦れる音や体液が掻き混ざる音まで鼓膜に響いてくると、宝はその音だけでまたイってしまいそうだった。
宝のペニスはすっかり腫れあがって、彼に揺すられるのに合わせてプルンプルンと揺れている。ときにはイアンとの間にもみくちゃにされて自分の腹にぴったりとくっつく。とろとろと滲みでてくる粘液のせいで、宝の腹はますますびしょびしょになっていった。
「あっあっあっ。ああんっ。だ、だめっ」
腰を掴んでいたイアンの右手が離れてソレを掴もうとするのを、宝は「触らないでっ」と止めた。
今はこの知ったばかりの新しい感覚だけを追ってみたいのだ。それにイアンには自分の身体を両手でしっかりと抱いていて欲しかった。宝はイアンの手をとると、もとあった自分の腰に添えさせた。
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