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本編
六年後……(18禁シーン無し)
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6年後……宮廷の近くにある丘の上で、私はぼーっと黄昏ていた。草むらの上で正座し、お腹をさする。
「お母さま!」
その声を聞いて、私は、振り返った。そこに居たのは、小さな小さな、わが子──リアであった。彼によく似た、幼いながらも人目をひくような見た目の金髪の女の子である。彼女は、パタパタとこちらに駆け寄ってきていた。
「見て見て、お母さま。お兄さまと一緒に、花束をつくったの!」
そう言う彼女の手には、花束が握られていた。
「お母さまと……お母さまのお腹の赤ちゃんに」
リアがあどけない笑みを浮かべながら、私のお腹を見る。そこは、ふっくらと盛り上がっていて。新しい生命が宿っているのが、誰の目から見ても分かるものだった。
「ありがとう、リア! すごい綺麗。リアとディルはセンス抜群だね。……ところで、ディルは?」
「ディルは、お父さまに呼び止められたわ」
「……何かあったのかな?」
「さあ?」
リアが、私の隣にこてんと座る。そして、私のお腹に優しく触れた。
「赤ちゃん、元気?」
「元気だよ」
「いつ産まれてくるの?」
「いつかなぁ……」
丘の上に座りながら。くつくつと笑い合う私たち。
ふと、後ろから足音が聞こえた。2人分の足音。私とリアは、同時に振り返る。
そこに居たのは、我が家の男性陣たちであった。アースさんは、白いシャツに黒いズボンという、ラフな出で立ちだった。はだけたシャツから見える胸筋が、とても色っぽい。彼は、息子のディルと手を繋ぎ、歩いていた。ディルは、私の黒い髪を引き継いだ、これまたアースさんとよく似た顔立ちの美少年である。
「お母さま……! あっ、リア、ズルい。僕もお母さまの隣がいい」
ディルが、アースさんの手を離し、私の隣に座る。
「ディル、花束、ありがとう。とても素敵な花束だった」
「……どういたしまして」
ディルが、照れくさそうに俯いた。右には、リア。左にはディル。二人の子どもに囲まれる。
シールドの修復が終わり、帰ったあと。私たちはすぐに結婚した。すぐに、妊娠もし、1年後にはディルを産み、ディルと共に式をあげた。
そのあとすぐに、リアを身ごもった。
アースさんが、私の体に手を回す。そして、私の身体を抱きしめながら、座り込んだ。アースさんの胸板が、私の背中にあたる。アースさんの手が、優しく私のお腹をさすった。
「ミラ、体調は大丈夫?」
「うん」
「そう。なら、よかった。何かあったら、すぐ言ってね」
アースさんが、私の顎をクイッと寄せる。そして、私の額に、自分の唇をあわせた。
「お父さま、あたしも!」
私の隣にいたリアが、アースさんにキスをねだる。アースさんは、にこにこと微笑みながら、彼女の額にもキスをした。子どもが産まれ、彼は子煩悩になったような気がする。
「ディルもしようか?」
「……僕はいい」
アースさんの冗談めいた言葉を聞いて、ディルはそっぽむく。後ろから見える耳は、赤く染っていた。
「リアさん! ディルさん!」
遠くから声が聞こえた。何年も何年も、ほぼ毎日聞いている友人の声である。彼女の声は、怒りを孕んでいた。声のするほうを見ると、レティーシアさんが立っている。
「ほら、やっぱり……」
彼女の視線は、私が手に持つ花束を見て、大きなため息をつく。私とアースさんは、怪訝な顔をして、レティーシアさんの顔を見た。
「どうしたの?」
「おふたりが、宮廷の花を摘んでしまって……」
「そうなの!? リア!? ディル!?」
「だって……お母さまが喜ぶと思って……」
リアが涙目になって、私を見る。「そうなの?」とディルの方にも尋ねてみるが、彼は無言だ。
「……その気持ちは嬉しいけども、ダメなものはダメだよ。リアも、ディルも、自分の物が他の人に取られたら嫌でしょう?」
私の言葉を聞いて、2人が涙目になりながら頷く。
「リアさん、ディルさん。今から、王様に謝りに行きましょう。王様も2人の話を聞けば、きっと許してくれます」
「……うん」
ぐすんと一つこぼした後、二人はレティーシアさんに連れられ、この場を離れる。
「あとで、私達も謝りに行こう」
「ああ」
「あの二人、大丈夫かな。捕らえられちゃったりして……」
「大丈夫。王もあの二人を気に入ってるはずだからね」
アースさんがのそりと、私の隣に移動する。私の肩を抱き、今度は私の唇にキスをした。唇に舌が入り込んで。私の舌と、彼の舌が絡み合う。
唇が離れる。そこには、父となった後でも、私のことを愛しく思ってくれている彼がいた。
「ああ、そうだ。兄さんから手紙が届いたんだ」
そう言って、彼は自分のポケットから手紙を取り出す。エディートルトさんとアースさんは、一、二年くらい前から、こうやって手紙での近状報告を行っている。とはいえ、二人はまだ対面はしていない。手紙でのやり取りのみだ。エディートルトさんとララさんは、結婚して、ここから遠く離れた土地で、密やかに生活しているらしい。
「兄さんたち、あっちで上手くやってるって。子どもも生まれてるらしい」
「そうなんだ。たしか、名前変えて商売やってるんだっけ?」
「ああ。それも軌道に乗ってるらしいよ」
アースさんの口元が、嬉しそうに歪む。二人は大きな罪を犯したが、こうやってアースさんが語ってるのを見ると、二人が幸せになって良かったなって思う。
「俺も早く宮廷の仕事やめたいな」
アースさんがぼやく。アースさんは、現在も宮廷魔術師の仕事をしている。さっさと隠居したいらしく、たびたび、「やめたい」と言っている。その度に、マーティンさんを含む、周りの人間が彼のことを止めるのだ。
私は今、アースさんに魔力供給をしつつ、子どもたちを育てている。この世界の育児に触れていない私は、レティーシアさんを含む宮廷で仕事をする女性たちからまなびつつ、必死に子どもたちと接している。
「この仕事やめたら、小さなお店を開いて、ひっそりと暮らそうね」
何度も繰り返されるその言葉。私はそれに頷く。
私は頭を彼の肩にこてんとのせて。これからもずっと彼の隣にいたいと願った。
──おわり──
──
倫理観、常識、物語構成等いろいろとぶっ飛んでる拙い作品ではあったかと思いますが、最後まで読んでいただけて嬉しいです。誤字脱字報告等もありがとうございます。とてもとても助かりました……。
見切り発車作品な上に、元々飽き性なので、完結できるか不安だったのですが、皆様が読んでくださったおかげで、ここまで書ききることができました。
本当にありがとうございます。また、ご縁があったら、よろしくお願いします。
「お母さま!」
その声を聞いて、私は、振り返った。そこに居たのは、小さな小さな、わが子──リアであった。彼によく似た、幼いながらも人目をひくような見た目の金髪の女の子である。彼女は、パタパタとこちらに駆け寄ってきていた。
「見て見て、お母さま。お兄さまと一緒に、花束をつくったの!」
そう言う彼女の手には、花束が握られていた。
「お母さまと……お母さまのお腹の赤ちゃんに」
リアがあどけない笑みを浮かべながら、私のお腹を見る。そこは、ふっくらと盛り上がっていて。新しい生命が宿っているのが、誰の目から見ても分かるものだった。
「ありがとう、リア! すごい綺麗。リアとディルはセンス抜群だね。……ところで、ディルは?」
「ディルは、お父さまに呼び止められたわ」
「……何かあったのかな?」
「さあ?」
リアが、私の隣にこてんと座る。そして、私のお腹に優しく触れた。
「赤ちゃん、元気?」
「元気だよ」
「いつ産まれてくるの?」
「いつかなぁ……」
丘の上に座りながら。くつくつと笑い合う私たち。
ふと、後ろから足音が聞こえた。2人分の足音。私とリアは、同時に振り返る。
そこに居たのは、我が家の男性陣たちであった。アースさんは、白いシャツに黒いズボンという、ラフな出で立ちだった。はだけたシャツから見える胸筋が、とても色っぽい。彼は、息子のディルと手を繋ぎ、歩いていた。ディルは、私の黒い髪を引き継いだ、これまたアースさんとよく似た顔立ちの美少年である。
「お母さま……! あっ、リア、ズルい。僕もお母さまの隣がいい」
ディルが、アースさんの手を離し、私の隣に座る。
「ディル、花束、ありがとう。とても素敵な花束だった」
「……どういたしまして」
ディルが、照れくさそうに俯いた。右には、リア。左にはディル。二人の子どもに囲まれる。
シールドの修復が終わり、帰ったあと。私たちはすぐに結婚した。すぐに、妊娠もし、1年後にはディルを産み、ディルと共に式をあげた。
そのあとすぐに、リアを身ごもった。
アースさんが、私の体に手を回す。そして、私の身体を抱きしめながら、座り込んだ。アースさんの胸板が、私の背中にあたる。アースさんの手が、優しく私のお腹をさすった。
「ミラ、体調は大丈夫?」
「うん」
「そう。なら、よかった。何かあったら、すぐ言ってね」
アースさんが、私の顎をクイッと寄せる。そして、私の額に、自分の唇をあわせた。
「お父さま、あたしも!」
私の隣にいたリアが、アースさんにキスをねだる。アースさんは、にこにこと微笑みながら、彼女の額にもキスをした。子どもが産まれ、彼は子煩悩になったような気がする。
「ディルもしようか?」
「……僕はいい」
アースさんの冗談めいた言葉を聞いて、ディルはそっぽむく。後ろから見える耳は、赤く染っていた。
「リアさん! ディルさん!」
遠くから声が聞こえた。何年も何年も、ほぼ毎日聞いている友人の声である。彼女の声は、怒りを孕んでいた。声のするほうを見ると、レティーシアさんが立っている。
「ほら、やっぱり……」
彼女の視線は、私が手に持つ花束を見て、大きなため息をつく。私とアースさんは、怪訝な顔をして、レティーシアさんの顔を見た。
「どうしたの?」
「おふたりが、宮廷の花を摘んでしまって……」
「そうなの!? リア!? ディル!?」
「だって……お母さまが喜ぶと思って……」
リアが涙目になって、私を見る。「そうなの?」とディルの方にも尋ねてみるが、彼は無言だ。
「……その気持ちは嬉しいけども、ダメなものはダメだよ。リアも、ディルも、自分の物が他の人に取られたら嫌でしょう?」
私の言葉を聞いて、2人が涙目になりながら頷く。
「リアさん、ディルさん。今から、王様に謝りに行きましょう。王様も2人の話を聞けば、きっと許してくれます」
「……うん」
ぐすんと一つこぼした後、二人はレティーシアさんに連れられ、この場を離れる。
「あとで、私達も謝りに行こう」
「ああ」
「あの二人、大丈夫かな。捕らえられちゃったりして……」
「大丈夫。王もあの二人を気に入ってるはずだからね」
アースさんがのそりと、私の隣に移動する。私の肩を抱き、今度は私の唇にキスをした。唇に舌が入り込んで。私の舌と、彼の舌が絡み合う。
唇が離れる。そこには、父となった後でも、私のことを愛しく思ってくれている彼がいた。
「ああ、そうだ。兄さんから手紙が届いたんだ」
そう言って、彼は自分のポケットから手紙を取り出す。エディートルトさんとアースさんは、一、二年くらい前から、こうやって手紙での近状報告を行っている。とはいえ、二人はまだ対面はしていない。手紙でのやり取りのみだ。エディートルトさんとララさんは、結婚して、ここから遠く離れた土地で、密やかに生活しているらしい。
「兄さんたち、あっちで上手くやってるって。子どもも生まれてるらしい」
「そうなんだ。たしか、名前変えて商売やってるんだっけ?」
「ああ。それも軌道に乗ってるらしいよ」
アースさんの口元が、嬉しそうに歪む。二人は大きな罪を犯したが、こうやってアースさんが語ってるのを見ると、二人が幸せになって良かったなって思う。
「俺も早く宮廷の仕事やめたいな」
アースさんがぼやく。アースさんは、現在も宮廷魔術師の仕事をしている。さっさと隠居したいらしく、たびたび、「やめたい」と言っている。その度に、マーティンさんを含む、周りの人間が彼のことを止めるのだ。
私は今、アースさんに魔力供給をしつつ、子どもたちを育てている。この世界の育児に触れていない私は、レティーシアさんを含む宮廷で仕事をする女性たちからまなびつつ、必死に子どもたちと接している。
「この仕事やめたら、小さなお店を開いて、ひっそりと暮らそうね」
何度も繰り返されるその言葉。私はそれに頷く。
私は頭を彼の肩にこてんとのせて。これからもずっと彼の隣にいたいと願った。
──おわり──
──
倫理観、常識、物語構成等いろいろとぶっ飛んでる拙い作品ではあったかと思いますが、最後まで読んでいただけて嬉しいです。誤字脱字報告等もありがとうございます。とてもとても助かりました……。
見切り発車作品な上に、元々飽き性なので、完結できるか不安だったのですが、皆様が読んでくださったおかげで、ここまで書ききることができました。
本当にありがとうございます。また、ご縁があったら、よろしくお願いします。
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1/17追記
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