人妻嬲り

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「あぅっ、ぁぅぅっ」

 涎が垂れる唇から。どこか艶めいた喘ぎ声が漏れる。

「おいおい、優花ちゃん。会社の会議室だよ。いくら最上階でめったに人が来ないといっても、いつ来るか分からないっていうのにそんなに感じていいの?」

 真っ昼間の会社の勤務中というのに、優花は、犬のように首輪をつけ、役員専用の会議室のテーブルの上で四つん這いになっていた。お尻には、犬のしっぽのような形をした可愛らしいバイブが、肛門を抉っていた。
 
 バイブが引き出されると肛門の柔肉がめくれ、挿入されると内側にめり込む。将紀の手によって、容赦なく敏感な粘膜をこそぐ。肛門からどす黒い肉悦が沸き起こり、ジンジンと優花の細腰を痺れさせた。

「あぅ~ん、ぁああっ……感じちゃう……だめなのに、感じちゃう……」

「そのうち、ドアが開けられて、誰か優花ちゃんのこのはしたない姿を見るかもね」

「いや、いやぁ……見ないで、お願い……見ちゃいやぁ」

 カァーーと身体が熱くなり、ゆらゆらと淫らに腰を振った。うっすらと開いた瞳で、開かない扉を見つめ、いつか入ってくるのではないかと思い、激しく身体を燃えあがらせた。

 将紀は、優花の乳首つけられている乳首ピアスをピンピンと弾いた。すると、あぁんっ、はぅっっとたまらないといった感じでくねくねと全身を揺すっる。

「婚約祝いに送ったピアスがよく似合っているよ。着け心地はどう?」

「あぅっ……ぁ~、いいっ、気持ちいい……」

 シルバーのオシャレなピアスが眩い光を放ちながら、揺れている。乳首にピアスをつけて敏感だった乳首が、さらに感度が上がっているようだ。将紀は、お尻への抽送を続けながら、ピアス乳首のギリギリと締め付ける。

「ひぃぎぃいいいーーああああっ、感じる……ぁあっ、す、すごい」

「イヤラシイな、部屋の外まで優花ちゃんのエッチな声が聞こえるじゃないか」

 締め付けた指をぐぐっと引っ張っていった。柔らかな乳房がゴムのように形を歪めて、伸びていく。

「ヒィ、ヒィ、ぁあああっ……ち、千切れる……あああっ、優花だめになっちゃう……イッ、イクッ」

 犬さんのお尻を可愛く振りながら、優花は身体を仰け反らせ、ピクンピクンと痙攣する。

「あらら、乳首だけでイッちゃったね。ほらっ、一緒に気持ちよくなろう。おいで」

 優花の腕を首に巻き付けて抱き締めて持ち上げた。抱き合ったまま、熱い熱いキスを交わす。舌が絡み合う水音が、ピチャピチャと淫らな音をたてる。

 優花は、昂ぶった感情をぶつけるように、将紀の口の中を貪り、唾液をすすった。抱かれたまま、将紀が椅子に腰を下ろしていくと、対面騎乗位の格好で、蜜壺に猛々しい怒張が貫いた。肉棒は一気に最奥まで侵入し、カリの張った亀頭がズブッと子宮口に突き刺さる。

「っ~~っ、ぁ゛~~~んっ」

 後ろにはバイブが埋め込まれたまま、蜜壺に肉棒がずっぽり嵌まり、強烈な快感が全身を走った。指の先から爪先まで全身がピクピクと痙攣する。

「まだ入れたばっかりなのに、イッちゃったね。二つの穴を一緒に責められると本当に気持ちいいよね」

「ひっ、ひひっ……だめっ、あぁ、感じすぎちゃう……あひっ、ひっ、ひひいっ」

 肉坪が捏ねくりまわされ、直腸が抉られる。薄肉を挟んで二本の凶器が擦れあうたびに、官能の炎がバチバチと燃えあがり、全身を真っ赤に染めた。凄まじい快美感が優花を襲う。

「あぁぁぁ、イクッ、イクッ……ぁあああっ」

 優花はまなじりを吊り上げて、小鼻をヒクヒクと膨らませる。ハァハァと熱い吐息を漏らす口から、ダラダラと涎が垂れた。

「おおっ、すごいね。ぼくのチンポを締め付けてくるよ」

 将紀のピストン運動がさらに激しさを増す。優花の眼前に七色の火花が飛び散った。

「イクッううううううーーーーー」

 総身を揉み絞って絶頂に達した。膣口と肛門が急速に収縮し、将紀の肉棒を喰い締めた。それに喜々として将紀の肉棒は応え、さらに激しく優花の媚肉を抉りまくる。

「だ、だめぇ……ま、また……」

 肉という肉が痙攣し、脳髄が沸騰する。めくるめく快美に、優花はイクことを止められない。

ぐちゅっ ぬちゅっ  っじゅぶっ ずちゅっ

「ひっ、きひっ……お、おかしくなる……ヒッ、ヒッ……優花、狂っちゃう……ヒッ、あひぃぃいい」--」

 狂ったように顔を振る。強烈な快美感に全身がドロドロ溶けて、いまにもおかしくなってしまいそうだ。

「も、もう……」

 身体中がプルプルと震え出す。意識が吹っ飛びそうな肉悦が、優花の身体の隅々まで記憶されていく。

 とどめの一撃とばかりに、将紀の亀頭が子宮口をにめり込んだ。ドッと大量の精液が噴出する。

「ひぃいーーーーーッ」

 子宮が将紀の白濁で灼かれる。優花は天国を彷徨いながら、ガクンガクンと腰を振りたくって絶頂に達した。



「調教してあげる。ほらっ、余韻に浸っていないで、四つん這いになってごらん」
 
 優花を床の上で四つん這いにすると、将紀は房鞭を手にした。優花は、鞭に打たれると分かり、胸が高鳴る。

 晒け出している清らかな尻にソロリと房鞭を這わされて,優花は悶え甘い声を出した。

「だ、だめです……酷いことはしないで……」

「そんな期待に潤んだ瞳をしていては、説得力ないんだよね」

 腰まわりから腹を這いまわらせておいて,尻をバシッと打った。優花は愛らしい尻たぼをギュウと硬化させて,喘ぎ声を迸らせた。豊満な乳房がゆっさゆっさと弾み、ますます輝きを増す乳首ピアスが、優花を美しく飾っていた。

「だ、だって……ご主人様、打って……優花に酷いことして」

「もちろんさ。牝犬の調教はご主人様の仕事だからね」

 バシッ――

「ヒィィイー……」

 四つん這いの身体がピンと反り返る。

「ああ……だめ……ゆるして……」

 まるで挑発するように揺する腰が,快感を衝き上げてくる。真っ白なお尻に赤い筋がくっきりと浮き出る。

「浮気虫を追い出さないとまた浮気するからね。たっぷり躾けないと」

「いい奥さまになりますから……可愛がって……」

 尻をぶたれて啼きながら,優花が口走っている。

「これからは毎日鞭の味を味あわせてあげる。仕事中か、それとも仕事から帰ったら尻を捲って差し出すのだよ。いいね。あっ、優花ちゃんは、仕事中の方が興奮するのか」

「仕事中はだめ……みんなに知られちゃう……優花が変態だと思われちゃう」

 ピシッと鞭が鳴った。白桃のような尻はボウとけぶるような桜色に染め上げられてうねった。

「優花は変態だろう?素直に調教を受けるんだ。分かったね?」

 コクンと恥ずかしそうに頷いた。

「よーし,それでこそぼくの可愛い奥さんだ」

 ひときわ強く鞭を鳴らして,将紀は手を止めた。まさぐってみるとしとどな濡れようだった。指をさらに求めるように腰をうねらせてくる。

 中指が秘部の中を味わうように動くのを、肉襞が締めつけ、喰い縛った。だが、指一本では、蜜壺を満足させることはできない。ますます疼きが増し、性欲の昂ぶりに身体の中心がメラメラと燃えあがった。

「ほ、欲しい……入れてください……」

 もう我慢できなかった。妖しい光をたたえた美人秘書の瞳が、将紀に向けられた。

「何が欲しいのかな?」

「お願い、入れて……わたし、おかしくなっちゃう……」

「何をどこに入れて欲しいの?優花ちゃん。教えなきゃ、ずっとこのままだよ」

 将紀の妖しい笑みを浮かべ、中指を入れたまま、手首をクチュクチュと動かす。ジンジンと爛れるような淫熱が蜜壺を灼き、淫裂からねっとりとした甘蜜が溢れて滴る。

「チンポ……ご主人様のチンポを、優花のオマンコにください」

 優花は将紀を誘うように、ユラユラと双臀を揺らしながら哀願する。蜜壺を将紀の逞しいもので貫かれないと、この疼きはおさまらない。その姿は、発情しきった牝そのものだ。

「優花ちゃんのドスケベマンコを癒やしてあげるよ」

 優花の双臀に猛然と襲いかかった。

「ヒィイイーーー」

 ズンズンと将紀の大きな男根で女の花園を貫かれ、優花は美貌を仰け反らせた。

 

 




 結婚式の日。

 鈴音は三度目の結婚ということで、始めは式は挙げないと言っていたが、南川が、小さな式でも挙げた方が良いという一言で、自宅婚を行うことになった。

 南川邸は、朝から使用人達は料理などの準備で慌ただしかった。

 離れでは、南川が、鈴音に縄化粧を施していた。

 透けるような美しい肌の鈴音は、亀甲縛りがよく似合う。亀甲縛りは、女性の裸体を美しく飾る。豊かな曲線のくびれや膨らみを強調するような芸術性と、縄が女性の身体に喰い込むことで性への刺激と羞恥心を煽る実用性で、女性にも人気だ。

 まずは、裸で立たせ、縄で乳房を囲むように縛る。鈴音の柔らかな胸が、赤い縄によって艶っぽく強調されていく。

「ぅんっっ」

 鈴音の頬がほんのり色づく。後ろ手に縛れないのが残念だが、これだけも鈴音の美しさが引き出させている。南川は、小さな容器を取り出し、中からクリームをたっぷりと指ですくった。

「そ、それは……媚薬」

 鈴音は、慌てたようにして、鈴音の足下に座って塗ろうとする南川の手を抑えようとした。

「鈴音。ご主人様に逆らってはいけないな」

 南川の低く子宮に響く声に、鈴音は抵抗できるわけがなかった。南川の指が、包皮の被った陰核にヌルヌルと塗られていく。

「んっ~~、ぁあっ」

 それだけで、鈴音の腰が卑猥に揺れた。大きな指が器用に塗り終えると、根元からぐいっと引っ張ると、感度の良さそうなクリトリスが露わになった。

 再びクリームをすくい取り、クリトリスの根元へキュッキュッと擦りつけ、そのまま上へと扱いていく。

「あぁ~~、ぅ~んっ……ハァッ、ゥンッ……あぁぁ」

 神経の塊である鋭敏な陰核にヌルヌルと媚薬を塗り込む。やや白っぽい媚薬が、陰核の熱によって溶け、透明へと変化して染み込んでいった。たっぷりと塗り込んで上に、さらに媚薬を重ねて塗られ、陰核は溺れそうになる。

「ん゛っ~~っ、ぁあっ……だ、旦那様……それ以上は……もう……」

 まるでオイルマッサージのように陰核の上を指が気持ちよさそうにヌルヌルと滑っていった。足が少しずつ開き、がに股のようにして、足先に力を入れる。扱かれるたびに、ピリピリと快感の波が、鈴音の身体い押し寄せ、四肢に力が入っていった。

「うん?イッたらいい」

 南川の指が、ピーーーーーンと陰核を弾いた。

「っ~~~~~~!ヒィイイイ~~~~~ぁ゛ぁ゛っっ」

 手の指先が食い込み、足先を丸めると、ピクンピクンと鈴音の身体が跳ねた。蜜壺から愛液がトロリと溢れ、ツゥーーーッと太腿を伝って、下に滴り落ちていく。

 次に、南川は、指を淫裂に忍び込み、指に媚肉の中の隅々まで媚薬を塗っていった。特に鈴音の感じるGスポットや最奥は念入りに塗り込むと、鈴音は、すでに熱病にかかったように、顔を赤くし、熱い息を吐いていた。身体をピクピクと痙攣させ、ハァハァと息が荒い。

 すでに蜜壺は、トロトロに蕩け、ぐっしょり濡れている。南川は、用意していたローターを手にして、鈴音の膣の中へ挿入していった。

「あぁっ」

 愛液でたっぷりと濡れているオマンコは、ローターを難なく咥え込んだ。そして腹部で六角形を大きく作ると、その六角形を通して、縄が左右の鼠径部に沿って股を縛っていった。ギュッと縛りあげると、ぁんっと鈴音の口から甘い声が漏れた。

 赤い縄が鈴音のきめの細かい肌によく似合い、目眩のしそうな美しさを誇っていた。南川は、あまりの美しさにみとれ、魂が吸い取られたように鈴音を見つめていた。

「鈴音、本当に美しいよ。特に今日の君は美しい」

「ありがとうございます」

 縛られているというのに、鈴音の気品さと清楚さはいささかも失っていなかった。これで白無垢を着れば、誰も縄で縛られていると思う者は、いないだろう。南川は満足そうに、鈴音を鑑賞したあと、自分の準備に入るのだった。

 結婚式に姿を見せた鈴音の美しさに、南川は目を奪われた。

(想像以上じゃないか)

 一度目も二度目も結婚式に出席し、花嫁姿の鈴音を見ている。それなのに、今目にしている鈴音は、そのときとは比べものにならないほど美しかった。結婚式に出席している使用人達からもどよめきが上がり、うっとりと鈴音を見つめていた。

 南川邸の古風な造りが、鈴音の白無垢とがお互いに引き立て合い、厳粛さと和の清らかさを醸し出していた。美しいものは、人の心を落ち着かせるものであり、心の内を清める。今の鈴音は、その「清らかさ」がぴったり似合っている。

 神職や巫女に先頭に南川邸の外から門をくぐり、玄関へ向かう。南川は、ちらっと隣に視線を向ける。やや羞ずかしそうにしながらも、幸せそうに歩いている。南川から見ても、白無垢がこれほど似合う者はいないだろうと思う。

 大広間に移動し、神職によって祓詞があげられる。

「ハァ……ハァ……ァアンッ」

 鈴音の中にあるローターが微弱な動きがはじめた。南川が、リモコンのスイッチを入れたのだ。陰核や秘部に塗られた媚薬も粘膜に吸収され、ジクジクと爛れるような疼きが白無垢の下で熱くなっていた。肉襞が、喘ぐように蠢く。

(ああっ……こんな……)

 鈴音は女肉の淫らな反応に動揺しながらも、拝礼を行う。神職が、米やお神酒、水や塩、山の幸・海の幸を神に捧げ、祝詞奏上を始めた。鈴音の額から脂汗が、蜜壺からは愛液が滴り落ちる。

 神職が、神への結婚の報告と末永く幸せであることを祈っている最中、鈴音は、愛欲の渦に溺れようとしていた。

 ビィィィシイイイイイイッィイイインッ

 膣肉の中で、ローターは鈴音を絶えず責め続けた。

「アアァ……ハァッ……アァァ……アアッ」

(も、もうだめ……あぁぁ、ほ、欲しい……)

 三献の儀に入り、盃を受け取るが、膝がガクガクと震え、盃をうっかり落としてしまう。南川は、涼しい顔で落ちた盃を拾い、巫女に渡すと、新しい盃を鈴音に渡した。

「緊張しなくていい」

 南川は、ぴったり鈴音に寄り添い、優しい笑顔で鈴音を包んだ。誓いの言葉では、言葉のうまく出ない鈴音に代わって、南川が読み上げた。

(あ、熱い……どうにかなりそう)

 ローターの動きはまだどうにか我慢できた。だが、陰核や膣に隅々まで塗られた媚薬が、ここにきて鈴音の身体を狂わせた。身体の芯まで熱く火照らせ、奥底に溜まっていたマグマが今にも噴き出しそうなのだ。

 頭は完全に性欲に支配され、今厳粛な式の真っ最中であることも、自分が式の中心である花嫁であることも忘れ、思うがまま淫らにイキ狂いたいと心から願った。

 薔薇の花びらからは、愛液がダラダラと涎のように垂れ落ち、床を塗らしていった。桃色のかすみが頭の中をおおい、瞳が欲にまみれる。肉という肉が痙攣し、すでに我慢の限界にきていた。

「以上で結婚式を終わります」

 神職の言葉に、鈴音は救われるのだった。

 

 

 結婚式を終えて、宴会が始まったが、鈴音と南川は、すぐに退席して、控え室に移動した。

「ずいぶん感じていたじゃないか、すごく艶っぽかったぞ」

「あぁぁ、恥ずかしかったです。心臓が止まるかと思いました」

 南川は、興奮したように白無垢の帯を解いていく。胸元を拡げると、赤い縄で縛られた乳房が姿を現した。

 大きな手のひらで、くびられた乳房を揉むと、二本の指で、ギュッと乳首の根元を潰した。

「ぁあんっ」

 ビリッと乳房に快感の電流が走り、鈴音の上半身がビクンと震えた。コリコリと指で弄ると、キリキリと捻っていく。

「ぅっ、ううっ!」

 ビリビリと痺れるような快感に、たちまち胸の奥で官能の炎が燃え上がり、乳房が熱をおびて膨れあがる。紫の血管が浮きあがり、白い肌が桜色に染まった。

 南川は、真っ赤に充血した女芯に大きな舌をのばし、チロチロと舐めた。舌が器用に動き、鈴音の官能を揺さぶる。

「ぁああっ、ぅんんっ、はぁっ……あぅっ、ハァッ……ああっ、だ、旦那様……か、感じる……」

 肉芽がパチンと弾けたような感覚に、淫裂から熱い蜜が噴き出した。下腹部全体が真っ赤に燃え上がり、腰が痺れてピクピクと痙攣する。牝蜜でドロドロの膣口をピチャピチャと舌で嬲ると、鈴音はたまらず美貌を歪める。

「ヒィ、ぁああ……ゥンンっ、ああっ……ん゛ぅぅんっ」

 鈴音は長く艶やかな髪を振り乱してよがり、南川の口に陰核を咥えられ、チュッーーーと吸われると、ヒィイーーーと啼き叫んでしまう。

 南川の手にあるリモコンのスイッチを入れると、敏感な柔肉が責められる。

「どれどれ」

「ぁ~~、み、見ないで……ください、旦那様」

 そこは充血した縦割れが口を開き、その奥では薔薇の花びらが、ヒクヒクと蠢いていた。肉割れの頂点では、勃起した陰核がルビーのように輝き、肉襞の隙間から、甘い匂いのする薔薇蜜がトロリと溢れてきた。

「もうぐっしょりだよ、鈴音。素敵な花嫁だ」

 溢れる愛液がツウーーーっと蟻の門渡りを流れ、お尻の穴まで濡らした。喘ぐように開いたりすぼんだりする肛門が、ヌラヌラと妖しく光る。

 肉壺のローターが、媚肉の中でさらに激しく振動する。恥骨と子宮を揺るがす快感に、鈴音は必よがり啼きたい思いを殺した。

「鈴音、手をテーブルに置いて、後ろを向けるんだ。後ろから入れてやる」

 鈴音が南川の言う通りにすると、南川は、白無垢の裾をはだけて、後ろから挿入していった。

「あぅ、待って……まだローターが……」

 亀頭が、ズブッとローターが入ったままの媚肉に喰い込んでいった。

「ハァッ、ぅうううんっ……そ、そんな……」

 亀頭に押されて、振動で狂わすローターが、どんどん奧へと押しやられていく。だが、南川は、容赦なくグッと腰を突きあげ、極太の肉棒がズブズブと鈴音の体内に侵入し、狭い膣道を押し広げる。

「ヒィイイッ」

 南川の灼熱の肉塊に膣粘膜が灼かれる。その刺激とともに子宮口まで到達したローターの振動によって鈴音の媚肉が激しく痙攣した。その衝撃に鈴音は、白目を剥いて腰を跳ねあげる。

「ローターでトロトロになっていたからか、鈴音のオマンコは最高に気持ちいいよ。花嫁姿は美しいし、うれして仕方がないな」

「ァア~~ッ、す、鈴音も……あんんっ、幸せです……はぁああっ、ぅんんっ」

 逞しい肉棒がローターを突き押してくる。ローターは膣奥を擦りあげながら、振動を与えてくるので、そこが弱点の鈴音にとって狂わんばかりの快感をもたらしてくる。

 リモコンのスイッチを『中』にした。

「ヒィイイーーー」

 子宮口にめり込んだローターが、さらに振動を激しくする。子宮がプルプルと震え、ボルチオがすさまじい快感で沸騰した。

 そればかりか、ドクンドクンと脈動する肉棒の振動すら重なり、子宮全体が震え、肉塊が放つ灼熱にジリジリと粘膜が爛れる。秘部が燃えるように熱くなり、腰がジーーンジーーンと痺れ出す。

「だめぇぇ……し、死ぬっ……あっ、あああっ、旦那様……」

 官能の炎が女の中心で燃えあがり、鈴音の脳天を火柱が突き抜けた。細腰がガクガクと痙攣し、美貌がさらに仰け反った。蜜壺が震え、蕩けた薔薇の花びらから、甘蜜となって媚肉から溢れ出た。

「イクのか、鈴音」

「あぁぁぁ、鈴音、イッちゃいます……はぅっ、ぁああっ……もう、だめ」

 官能の炎でグツグツと煮えたぎり、脳髄がドロドロと溶けていく。全身の痙攣が激しさを増し、白目を剥いた美貌が後ろに仰け反ると、涎を溢れさせる唇が大きく開いた。

「あひぃいーーー」

 ひときわ生々しい喘ぎ声をあげると、鈴音は全身をガクガクと震えさせた。

「ぁあああっ、だめ……イッちゃう、イッちゃううーーーーッ」

 絶頂の予感が痙攣となって、身体中を駆けめぐる。

「まだイクのはもったいないな」

 南川の腰がピタリと止まった。

「あぁぁ、そんな……旦那様、許して……」

 桃源郷を目の前にしてお預けを食らい、鈴音は激しく動揺した。最後の一突きを求めて、淫らにも腰を振ってしまう。白無垢の神々しく清らかな姿が、卑猥に淫欲を求めて蠢く。

「そんなの決まってる。鈴音の苦しむところを見たいのさ」

「ぁぅっ……あぁぁ、イケない……自分ではイケないんです……旦那様、どうかお慈悲を……」

 幸せに浸る結婚式で、気を遣るために必死に腰を振り続けた。

「もちろんさ。鈴音のためなら何でもする」

 南川は、再び腰を突きあげると、得も言えぬ快感が鈴音の身体に押し寄せる。あまりの快感に恍惚とした表情を見せた。

(あ~あ、なんて美しいんだ)

 南川は、妖艶な姿で悶える鈴音を見ながら、心から感動した。

 鈴音は、黒髪を振り乱し、狂ったように腰を振りたくった。

「ヒィイイイーー、た、たまらない……イッ、イッちゃうっ」

 くすぶっていた官能の炎が、大きな火柱となり、鈴音の全身を灼きつくす。ヒイヒイとよがりながら、鈴音は絶頂が近いことを告げた。

「イキたいのか、鈴音」

「あぁぁ、イキたい、イキたい……イキたいです……」

 鈴音は熱を帯びたような瞳で、後ろを振り向き訴えた。これ以上焦らされると発狂しそうだった。

「最高の快楽をプレゼントするよ」

 南川は、リモコンを『強』に切り替えた。その途端、子宮口の前でローターが狂ったように暴れ出した。

「ひぃぎぃいいいいーーーぁああああっ、イクッ、イクッ、イクッ」

 絶頂の声をあげる鈴音の媚肉をさらに抉っていく。ぐちゅっ、ぬちゅっっと卑猥な音が、控え室の部屋に響き渡る。

「晴れの結婚式だ。何度でもイクといいよ」

 南川も額に汗の雫を浮かばせながら、巧みに腰を使って鈴音を責め立てる。ローターは、無慈悲な機械音をたてながら、暴れ続けた。

「ヒィイーーーッ、ま、また……イクッ……イクッ、イクッ………きぃひいいいーー」

 隣の大広間では、使用人達や将紀や優花などが、豪華な食事に舌鼓を打っていた。

「さっそく始まってますな。旦那様も奥様も幸せそうだ」

「ずいぶんアツアツの夫婦ですからね。これは、二人目ができるのも早いかもしれませんね」

「本当にそうですわ。この南川家もますますにぎやかになりますわよ、きっと」

 鈴音の幸せそうな喘ぎ声を耳にしながら、大広間は、さらなる盛り上がりをみせた。

「うりゃぁ、うりゃぁ、どうだ、鈴音。気持ちがいいか」

「も゛ぅ゛、だめぇぇ……い゛っ゛ぢゃぅっ……いぐのっ……」

 南川の腰を叩きつけると音が、パンパンパンと鈴音を追い込むように、鳴り響く。媚肉を抉る肉棒によって、ローターが子宮口を突き破らんばかりだ。

 鈴音の白無垢の衣装が、美しき舞い、美貌に汗をまといながら、引き絞るような声で喘いだ。

「イクぞ、鈴音。一緒にイクんだぞ」

「ぁ゛あ゛あ゛~~~、いぐっ、いぐっ……また、いぐっぅううっ……じぬ、じぬ、じんじゃうぅうう……」

「ぉぉおおおおおおおっ」

 肉棒を包む肉襞が急速に収縮し、精液を絞りだそうとした。喰いちぎられるような締め付けに、南川は、ケダモノのように吠えると、膣の中にドッと熱いしぶきを浴びせかけた。

「ひぃいいいーーー」 

 鈴音は幸せを極めたような美貌をさらに仰け反らせた。口から溢れる涎がツゥーーーっと垂れて、美しく落ちていく。

 うっとりと快感の余韻に浸ったまま、女体を震わせていたが、やがて、全身から力が抜け、気を失ったようにガックリと崩れ落ちた。







 将紀と優花の二人は宴会中に昂ぶらせると、本能のままトイレに入った。離れや優花の部屋ではなく、宴会で騒がしくしているすぐそばのトイレを選んだのも、南川や鈴音に触発されたのだろう。将紀の上で背面座位のままイカされ、惚けているところへ、目隠しをされた。

「優花ちゃん、これで何も見えなくなったよ。昔トイレで浮気していたときのことを思い出すでしょう?」

「い、いやぁ……」

「興奮してるんでしょう?誰がここに入ってくるか分からないもんね。優花ちゃんが浮気をしないよう、こうやって刺激を与えてあげるからね。だから、もう浮気しちゃだめだよ」

 将紀の肉棒が埋まった蜜壺の上にある陰核にヒンヤリしたものを感じた。

「今ね、優花ちゃんのクリトリスに媚薬を塗ってる。確か浮気SEXのときにも塗られたんだったね。その媚薬よりもきっと強力だよ。なんせ結婚式中におばさまにも塗られていた媚薬だからね。さっきの獣のような喘ぎ声を聞いたろう?きっと優花も狂うよ」

 優花は、宴会場で聞いた母親の狂おしいまでの矯声を思い出した。心から幸せな甘い響きが含まれていて、自分も同じように幸せを感じたいと思った。

 その時、目隠しをした優花に気付かれないようにして、メイドの美奈が入ってきた。将紀は、美奈に目配せすると、口角を上げ、嗜虐の瞳をたたえていた。



「おがじぐ……おがじぐなるぅっ」

 恍惚とした瞳は目隠しによって視界を塞がれ、強烈な快感によって何も考えられなくなっていた。理知的だった美貌はメス顔を晒し、汗と涙と涎を垂らしている。

 もう何度イッただろうか。背面座位のまま、ズボズボッと下から肉棒を激しく貫かれている。それと同時に、媚薬に犯され発情しきった陰核を美奈によってしゃぶられていた。バチバチと桃色の火花が飛び散り、優花の下半身が真っ赤に燃えあがる。

「ヒィ、ヒィ、ヒィイイイイーーーーそれ、だめっ……ヒィイッ、あひぃいいいーーー」

 脳味噌が沸騰し、全身が紅蓮の官能に包まれる。優花は今ここが宴会の隣のトイレであることも、すぐ近くで大勢の人がいることも忘れ、肉の悦びを貪ることしか考えられなくなっていた。

 なにもかもが真っ白になり、まともに言葉を発することもできなくなった。あまりの甘美に、いまにも発狂しそうだ。

 美奈の舌遣いは絶品だ。優花がどのようにしたら感じるか、反応を見ながら適切に変えてくる。舌先でチロチロと振動を与えたり、唇で咥えたり、窄めたり、時にはキュッと締め付けたりと、巧みに優花を官能の渦に沈めていく。

「ひぎぃいい、ゆが、じぬ……じんじゃうぅーー」

 将紀は、許すまじと、下からガンガン突き上げられる優花は、鼻水を垂らしながら見られたものじゃない顔で哀願する。

「許すとすぐに浮気するからさ……もう浮気しない?」

「じない……じない、じない……ぁ゛あ゛あ゛~~~イッ、イグッ……イッぢゃぅう゛う゛っ…・・」

 優花は、仰け反らせて、身体を将紀の身体に預け、全身をブルブルと痙攣させた。将紀は、絶頂に痙攣する媚肉を、残忍にも肉棒で下から突き上げ続ける。

「うわぁ、お嬢様は激しいですね」

「おうよ、普段はあんなに清楚な感じなのに、まさかここまで色狂いとはね」

 絶頂に狂う頭の片隅になぜか、使用人達の声が聞こえてくる。

「優花、よかったな。みんながおまえの感じているところ見てるぜ」

 将紀の悪魔の囁きが、優花をこれ以上ない悦楽に堕としていく。

「い゛ゃぁ゛ぁ゛~~~、み゛な゛ぃ゛で~~~ひぃぎぃいいーーーー」

「優花お嬢様、わたしが優花お嬢様を天国に連れていってあげますね」

 美奈が、陰核を咥え、じゅるじゅるじゅるるっっと、唾を含ませたまま、激しく首を振って扱き立てた。

「ヒィ、ヒィ、ヒィイイイイイイーーーーぁ゛、ぁ゛ぁ、ぁ゛~~~、いぐっ、いぐっ、いぐっ、いぐぅううううううううううーーーー」

 膣穴を激しく突かれ、陰核を嬲られて、優花の快楽中枢から大量のドーパミンが出され、この世とは思えない快感に満たされていた。絞り出すような絶頂の声を上げながら、膣の中の肉棒をキリキリと締め付けていた。愛液が迸り、美奈の顔にぐっしょりと濡れた。
 
 








 南川と鈴音は、翌日新婚旅行として、鹿児島に出発した。

 夏の鹿児島に降り立つと、からっとした暑さの中に、南国らしい美しいスカイブルーがどこまでも広がっていた。錦江湾に目を向けると、雄大な桜島からもくもくと噴煙が立ち上っている。

 温泉や美味しい黒豚の料理を堪能した数日後、桜島フェリーに乗り、桜島へ向かった。

 船上の襲いかかる熱気と海と空の青さに、夏の解放感を感じさせる。南川が前回訪れたのは、親友が亡くなった後、鈴音にプロポーズして、振られたときだった。

 この原色の絵画のような風景が、傷心を癒やしてくれた。船から見た桜島を見て、いつか鈴音と結ばれることがあれば、一緒に来ようと決めていた。

 船が桜島に近付けば近付くほど、桜島から噴き出す噴煙の迫力に圧倒される。

 潮風に揺れる美しい髪をたなびかせながら、鈴音はじっと桜島を見つめていた。京都では、和服姿がほとんどだったが、今は涼しげなTシャツにスカートで、南川にはとても新鮮に見えた。

「この山は生きているって感じがします。活火山なんですよね?」

「全国ニュースでもたびたび流れているから知っていると思うけど、年中噴火している、現役の活火山だ。マグマも噴き出すし、いつ大爆発をするか分からない」

「なんだか、恐いですわ」

 鈴音は、優美な眉をひそめて、不安な顔を見せる。

「だからこそ、多くの人が魅了されるんだろうね。この桜島を何年も追い続けて、ひたすら桜島だけの写真を撮り続ける写真家もいるぐらいだ。見るかね」

 南川は、スマホを操作すると、鈴音に見せた。スマホの画面に映った写真は、夕焼けの光が雲を照らし、陰になった桜島を美しく映えさせているものやマグマの噴き出す桜島に青白い雷が落ちているかなり衝撃的なものまで数多くあった。

 船着き場から下りて、海沿いに歩くと、桜島の溶岩の先に美しい公園があった。きらきらと光る海の揺れの上を、コトコトと漁船がのんびり走っている。

 南川は、鈴音と手を握りながら歩いた。対岸には、鹿児島の都市部が見え、その上に大きな入道雲が出ていた。

「君にプロポーズして振られたとき、ここに来たんだ」

 鈴音は、えっという顔をして、南川へ視線を向けた。

「まるで時間が止まったようにゆったりしている」

 ヒュゥーーという潮風とザザァーーという波音が、沈黙の中、心を癒やしていく。

「桜島は、日によって、時間によって姿形を変える。赤く情熱にたぎっていたり、青く海と同化して澄んでいたり、真っ黒な不気味さを醸し出したり。その姿に惹かれて、ただひたすら桜島の写真だけを撮る者がいるが、その気持ちはなんとなく分かる」

 南川は、手を引っ張り、鈴音を抱き締めた。南国特有の鮮明な光が、二人を包む。

「桜島は、きみによく似ている。楚々とした日本女性の理想のようなときもあれば、情欲に溺れ、淫らに華を咲かせるときもある。そんな君のすべてを、わたしは死ぬまでこの目で撮り続けていきたいと思っている」

 そう言って、鈴音の唇に重ねる。ボォーーーというフェリーの汽笛が、雄大な景色の中に溶け込んでいく。

「愛してるよ、鈴音」

「わたしもです。わたしも愛しています」

 再び口づけを交わす。二人は、手を繋ぎ、後ろに控える火山を仰ぎ見るのだった。

                       ー完ー 
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