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烈火の調教地獄 上
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日本の新聞にも倫子のツアーの成功が大きく載った。海外のコンクールで第一位を獲得し,満を持してのデビューだった。倫子の表現豊かな演奏は,瞬く間に好評を博し,ツアーはすべて大入り満員という華々しいデビューとなった。
しかも,その後,すぐにプリンスとしての異名をもつ檜山との婚約が発表された。政財界に力をもち,また女性に人気の檜山が結婚するというので,マスコミを大いに騒がせたのだった。
檜山は先に日本に帰国し,ツアー終えて後始末のため,アメリカに残っていた。どうにか仕事を終わらせ,疲れた体でホテルに戻ってきた。
部屋に入ると,直後にドアをノックする音が聞こえた。
「園田様。ホテルに届いていた荷物をお持ちしました。フロントでお渡しすればよかったのでしょうが,うっかりしておりまして,申し訳ありません」
ホテルマンの声だろう。ドアを開けると,黒人のホテルマンと一緒に,驚くべき2人の顔がそこにあった。
(なんでこの人たちが……)
「うしし。久しぶりじゃの,倫子。会いたかったぞ」
「あのクソ野郎には煮え湯を飲まされたからな。そのお礼にたっぷりおまえの身体で払ってもらおうか」
黙って出て行くホテルマンに代わって,警察に捕まったはずの重蔵と喜一が立っていた。倫子の顔がサァーーっと青ざめた。
「ど,どうしてここへ……警察では?」
「証拠不十分で釈放されたんじゃ。だが,音楽会からは追放されてしまったわい」
警察で最近まで事情聴取をうけていたはずなのに,肌つやのよい老人が,下卑た笑みを浮かべている。
「い,いやぁーーー出て行って……出て行ってよ」
その瞬間,喜一が襲いかかった。まるで恨みでも晴らすかのように,荒々しくシャツを脱がす。ボタンは弾け飛んだ。丸裸にさせるまであっという間だった。倫子は,身体を丸め,ブルブルと震えるしかなかった。
「お願い……やめて……しないで」
「ほらっ,おまえの大好物だ。檜山との牝犬ごっこでは味わえない蜜の味を与えてやるよ」
喜一の手に麻縄が握られていた。ゆっくりとにじり寄ってくる。
「い,いやぁ……縛らないで……わたし,結婚するんです……もう許して……」
「何が縛らないでだ……これが大好きなくせに……おまえは生まれつきのドMなんだよ……本物の縄の味を教えてやる」
手を後ろ手にされ縛られると,あまった縄で胸を強調するように上下を縄が通っていく。檜山の縛りには愛情が感じられたが,喜一の縛りは,キリキリと容赦なく身体を拘束していくのだ。
それなのに,身体が抵抗としようとはしない。まるで縛られることを望んでいるかのように,どこかで歓んでいる自分に気付いてしまう。久しぶりのきつい縛りに,全身が恍惚として受け入れているのだ。
(あぁぁぁ……どうして……わたしの身体って……どうしてしまったの?)
ジーーンと身体の中心が甘く痺れる。頭を突き抜けるようなゾクゾクとした被虐の歓びが顔を出すのだ。
「うししし。やっぱりおまえにはその姿が一番似合うわい。これからわしたちなしには生きられないような身体にしてやるからな。覚悟するんじゃな」
(ま,またこの人たちに……)
「ベッドに移動して四つん這いになるんだ。オレたちを酷い目に遭わせた分,おまえの尻を叩いてやるぜ」
ドクドクと心臓がうるさいぐらいに高鳴る。愛する檜山のおかげでピアニストとして成功し,今後の未来が約束された。それ以上に,檜山から唯一無二の愛情を受け,幸せの絶頂だったのだ。
それなのに,この2人は,それを壊そうとしている。幸せから一転して地獄に墜落した気分だった。それなのに,身体は驚くほど昂ぶっているのだ。
倫子は無念さを噛みしめながら,かといって自分でも驚くほど反抗する気にならなかった。あのときのことを身体が覚えているのか,それとも檜山によってさらに牝犬として恭順を示すことに慣れ親しんでしまったのかは分からない。
気が付くと,彼らの命令通りにベッドの上で四つん這いになっていた。お尻を高く上げ,お尻の穴から,女の園まで丸見えになっているにも関わらず,両手が後ろ手で縛られ,奴隷のような恥ずかしい姿が妙に心地よかった。
「やっぱりおまえは,その恰好が一番似合うぜ。よくも酷い目に合わせてくれたな。何倍にもして返してやるよ」
パァーーーーーーーーン
「ひぃいいっ……」
肌を叩く音が,部屋中に響いた。ジンジンという熱さが,お尻から伝わってくる。檜山からも必ずスパンキングを受けるが,愛情表現の一つというのを感じ,どこかに安心感と安らぎを覚えた。
ところが,喜一のスパンキングは,ただの牝犬としての調教に過ぎないのがヒシヒシと伝わってくる。それが,麻薬のように脳を痺れさせ,危うい快楽に溺れそうになるのだった
パァーーーーーーーーーン パァーーーーーーーーーーン パァーーーーーーーーーーーーン
「ひぃいいいいいいいいーーーーーーーぁぁぁぁぁ」
「うりゃうりゃ,オレは檜山のように甘くはないぞ。おまえは,ただの牝犬さ。こうやっていじめられることに歓びを感じるド変態だ。うりゃーーー」
「ぅぅあああああ……ひっ,ひぃいいいいーーーーーーーーぁぁあああ」
容赦のない手のひらでの調教が続く。お尻はみるみるうちに真っ赤に染まっていく。喜一の手のひらも真っ赤になっている。倫子の痛みにも負けないくらい痛いはずだ。それでも,自分が受けた屈辱と無念さを晴らすかのように叩き続けた。
パァーーーーーーーーーーーーーン パァーーーーーーーーーーーーン パァーーーーーーーーーーーーーーン
「ひぃいいいいいい………ごめんなさい,ごめんなさい………ぅひぃいいいいいいーーー」
「なにが許してじゃ。オマンコから愛液を垂らしてよく言うわ。もうぐっしょりなってるわい。これから毎日叩いてやるからな」
(あぁぁぁ……どうして……こんな卑劣な人たちなのに……わたしの身体は……)
檜山のことは,尊敬し,心から愛していた。檜山の愛情表現が特殊なのは,知っていたし,自分もそれを受け止めることに歓びを感じていた。だが,二人からは一切の愛情は感じない。ただ,自分たちの快楽のために,責めてくるのだ。
それなのに,頭の中が焼ききれるような得も言えぬ快感が倫子の身体を蝕んでいった。
「喜一くん。見たまえ。この牝犬の顔を。わしたちに責められてなんとも幸せそうな顔をしとるわい。うししし」
そう言われ,喜一は,倫子の顔をのぞきこんだ。倫子は,理知的な美貌をボウッと朱色にとろけさせ,無念さを噛み締めているその横顔に,ムンムンと被虐美がにじんでいた。
「甘いわ。このどこにでもシッポを振る牝犬は,すぐに裏切るわよ。絶対的に服従させないとダメよ」
突然聞いたことのある声が,重蔵の後ろから聞こえてきた。
「ゆ,雪絵さん……」
いかにも優秀な秘書といった感じの知的な美女が,スーツ姿で立っていた。檜山についていったものと思っていた雪絵が,まだアメリカに残っていたことに驚いてしまう。それに,雪絵の口から信じられない言葉が出たことに,驚愕した。
「雪絵くん,遅かったじゃないか。すでに始めてるよ。倫子の調教は,君に任せるといったからね,あとは自由にしたまえ」
「ふふふ。任せてよ。心の底から屈服させてやるわ。本物の牝犬にしてあげる。」
知的な顔から妖艶な表情に変わり,淫らに舌を舐める。眼鏡を外して,艶やかな髪をかきあげる姿は,まるでサキュバスようだ。
「どうして雪絵さんが,彼らの仲間のようなことを。あなたのことを信頼していたのに」
「檜山様の牝犬はわたしがふさわしいの。あなたは,彼らの牝犬よ。」
雪絵は,四つん這いの倫子の上に覆い被さり,白いうなじに吸いついた。舌腹をいっぱいに差し出し、桜色の耳たぶから耳孔、そして綺麗な頬をぺろぺろ舐めまわして唾液まみれにしていく。倫子の性感を知り尽くした愛撫の連続だ。
手は,豊かな胸を優しく揉みながら,指で巧みに乳首を弄っていった。雪絵特有の繊細で憎いばかりに巧みな愛撫で倫子を蕩けさせていく。
檜山とのSEXでも,一緒にすることが多く,倫子がどこが感じるのかよく知っている。だが,今日は,いつもの前戯らしい大人しいものではなく,前戯だけで一気にイカせようという意図が見られる。
「あぁぁ……」
濃い眉が折れ曲がり,ひときわ切なげな吐息がこぼれる。
「いい気持ちでしょう,倫子?あなたには,特別な媚薬を用意したわ。檜山様が使う媚薬とは比べられないぐらい気持ち良くなる薬よ。これであなたは,わたしなしでは生きていけなくなるわ」
脱いだ上着から取り出した小さな容器からすくったたっぷりのクリームをお尻に回し,勃起しきった陰核をとらえた。
触れただけなのに,ピリピリとした心地よい電流が走った。細く白い喉を仰け反らせた。
「ぁ……あ……あぁん……そんなもの……使わないで……」
包皮の上から撫でるように指先で塗っていく。クリームがたっぷりと塗られ,包皮についた白いクリームが吸収されるように透明になる。
「うっ…… う,ううんっ……」
倫子はそれだけで我を忘れそうになった。女っぽい腰つきが淫らにうねうねと揺れ始める。
「ゆ,ゆるして。あああ,もうお願いです」
執拗に陰核への愛撫が続き,さしものの倫子も落花狼藉の様子だ。
「けっ。わしとのときより感じよって。この女,気持ち良くさせてくれるなら誰でもいいんじゃな。」
すぐ真横で重蔵が,どんぐりまなこを見開いている。羨ましくてならないのだろう。腹いせにお尻をパチンパチンと叩くと,うれしそうに腰を揺さぶった。
「ぅぅんんっ……」
倫子の裸身がブルブルッと何度かのた打ち,鼻先から切羽詰った呻きがもれた。陰核を嬲られ,お尻を叩かれて軽い絶頂へ達したらしい。
「どうだ,倫子。うひひ。参ったか,そらっ,そうら」
パチーーーーーーン パチーーーーーーーーン パチーーーーーーーーーーーーーン
「…ひっ、ひぃいい………んんっ……」
軽いアクメは連続してやってくる。とうとう倫子はガクガクと痙攣し,腰を落とすと,がっくりとベッドに俯せてしまう。
しかも,その後,すぐにプリンスとしての異名をもつ檜山との婚約が発表された。政財界に力をもち,また女性に人気の檜山が結婚するというので,マスコミを大いに騒がせたのだった。
檜山は先に日本に帰国し,ツアー終えて後始末のため,アメリカに残っていた。どうにか仕事を終わらせ,疲れた体でホテルに戻ってきた。
部屋に入ると,直後にドアをノックする音が聞こえた。
「園田様。ホテルに届いていた荷物をお持ちしました。フロントでお渡しすればよかったのでしょうが,うっかりしておりまして,申し訳ありません」
ホテルマンの声だろう。ドアを開けると,黒人のホテルマンと一緒に,驚くべき2人の顔がそこにあった。
(なんでこの人たちが……)
「うしし。久しぶりじゃの,倫子。会いたかったぞ」
「あのクソ野郎には煮え湯を飲まされたからな。そのお礼にたっぷりおまえの身体で払ってもらおうか」
黙って出て行くホテルマンに代わって,警察に捕まったはずの重蔵と喜一が立っていた。倫子の顔がサァーーっと青ざめた。
「ど,どうしてここへ……警察では?」
「証拠不十分で釈放されたんじゃ。だが,音楽会からは追放されてしまったわい」
警察で最近まで事情聴取をうけていたはずなのに,肌つやのよい老人が,下卑た笑みを浮かべている。
「い,いやぁーーー出て行って……出て行ってよ」
その瞬間,喜一が襲いかかった。まるで恨みでも晴らすかのように,荒々しくシャツを脱がす。ボタンは弾け飛んだ。丸裸にさせるまであっという間だった。倫子は,身体を丸め,ブルブルと震えるしかなかった。
「お願い……やめて……しないで」
「ほらっ,おまえの大好物だ。檜山との牝犬ごっこでは味わえない蜜の味を与えてやるよ」
喜一の手に麻縄が握られていた。ゆっくりとにじり寄ってくる。
「い,いやぁ……縛らないで……わたし,結婚するんです……もう許して……」
「何が縛らないでだ……これが大好きなくせに……おまえは生まれつきのドMなんだよ……本物の縄の味を教えてやる」
手を後ろ手にされ縛られると,あまった縄で胸を強調するように上下を縄が通っていく。檜山の縛りには愛情が感じられたが,喜一の縛りは,キリキリと容赦なく身体を拘束していくのだ。
それなのに,身体が抵抗としようとはしない。まるで縛られることを望んでいるかのように,どこかで歓んでいる自分に気付いてしまう。久しぶりのきつい縛りに,全身が恍惚として受け入れているのだ。
(あぁぁぁ……どうして……わたしの身体って……どうしてしまったの?)
ジーーンと身体の中心が甘く痺れる。頭を突き抜けるようなゾクゾクとした被虐の歓びが顔を出すのだ。
「うししし。やっぱりおまえにはその姿が一番似合うわい。これからわしたちなしには生きられないような身体にしてやるからな。覚悟するんじゃな」
(ま,またこの人たちに……)
「ベッドに移動して四つん這いになるんだ。オレたちを酷い目に遭わせた分,おまえの尻を叩いてやるぜ」
ドクドクと心臓がうるさいぐらいに高鳴る。愛する檜山のおかげでピアニストとして成功し,今後の未来が約束された。それ以上に,檜山から唯一無二の愛情を受け,幸せの絶頂だったのだ。
それなのに,この2人は,それを壊そうとしている。幸せから一転して地獄に墜落した気分だった。それなのに,身体は驚くほど昂ぶっているのだ。
倫子は無念さを噛みしめながら,かといって自分でも驚くほど反抗する気にならなかった。あのときのことを身体が覚えているのか,それとも檜山によってさらに牝犬として恭順を示すことに慣れ親しんでしまったのかは分からない。
気が付くと,彼らの命令通りにベッドの上で四つん這いになっていた。お尻を高く上げ,お尻の穴から,女の園まで丸見えになっているにも関わらず,両手が後ろ手で縛られ,奴隷のような恥ずかしい姿が妙に心地よかった。
「やっぱりおまえは,その恰好が一番似合うぜ。よくも酷い目に合わせてくれたな。何倍にもして返してやるよ」
パァーーーーーーーーン
「ひぃいいっ……」
肌を叩く音が,部屋中に響いた。ジンジンという熱さが,お尻から伝わってくる。檜山からも必ずスパンキングを受けるが,愛情表現の一つというのを感じ,どこかに安心感と安らぎを覚えた。
ところが,喜一のスパンキングは,ただの牝犬としての調教に過ぎないのがヒシヒシと伝わってくる。それが,麻薬のように脳を痺れさせ,危うい快楽に溺れそうになるのだった
パァーーーーーーーーーン パァーーーーーーーーーーン パァーーーーーーーーーーーーン
「ひぃいいいいいいいいーーーーーーーぁぁぁぁぁ」
「うりゃうりゃ,オレは檜山のように甘くはないぞ。おまえは,ただの牝犬さ。こうやっていじめられることに歓びを感じるド変態だ。うりゃーーー」
「ぅぅあああああ……ひっ,ひぃいいいいーーーーーーーーぁぁあああ」
容赦のない手のひらでの調教が続く。お尻はみるみるうちに真っ赤に染まっていく。喜一の手のひらも真っ赤になっている。倫子の痛みにも負けないくらい痛いはずだ。それでも,自分が受けた屈辱と無念さを晴らすかのように叩き続けた。
パァーーーーーーーーーーーーーン パァーーーーーーーーーーーーン パァーーーーーーーーーーーーーーン
「ひぃいいいいいい………ごめんなさい,ごめんなさい………ぅひぃいいいいいいーーー」
「なにが許してじゃ。オマンコから愛液を垂らしてよく言うわ。もうぐっしょりなってるわい。これから毎日叩いてやるからな」
(あぁぁぁ……どうして……こんな卑劣な人たちなのに……わたしの身体は……)
檜山のことは,尊敬し,心から愛していた。檜山の愛情表現が特殊なのは,知っていたし,自分もそれを受け止めることに歓びを感じていた。だが,二人からは一切の愛情は感じない。ただ,自分たちの快楽のために,責めてくるのだ。
それなのに,頭の中が焼ききれるような得も言えぬ快感が倫子の身体を蝕んでいった。
「喜一くん。見たまえ。この牝犬の顔を。わしたちに責められてなんとも幸せそうな顔をしとるわい。うししし」
そう言われ,喜一は,倫子の顔をのぞきこんだ。倫子は,理知的な美貌をボウッと朱色にとろけさせ,無念さを噛み締めているその横顔に,ムンムンと被虐美がにじんでいた。
「甘いわ。このどこにでもシッポを振る牝犬は,すぐに裏切るわよ。絶対的に服従させないとダメよ」
突然聞いたことのある声が,重蔵の後ろから聞こえてきた。
「ゆ,雪絵さん……」
いかにも優秀な秘書といった感じの知的な美女が,スーツ姿で立っていた。檜山についていったものと思っていた雪絵が,まだアメリカに残っていたことに驚いてしまう。それに,雪絵の口から信じられない言葉が出たことに,驚愕した。
「雪絵くん,遅かったじゃないか。すでに始めてるよ。倫子の調教は,君に任せるといったからね,あとは自由にしたまえ」
「ふふふ。任せてよ。心の底から屈服させてやるわ。本物の牝犬にしてあげる。」
知的な顔から妖艶な表情に変わり,淫らに舌を舐める。眼鏡を外して,艶やかな髪をかきあげる姿は,まるでサキュバスようだ。
「どうして雪絵さんが,彼らの仲間のようなことを。あなたのことを信頼していたのに」
「檜山様の牝犬はわたしがふさわしいの。あなたは,彼らの牝犬よ。」
雪絵は,四つん這いの倫子の上に覆い被さり,白いうなじに吸いついた。舌腹をいっぱいに差し出し、桜色の耳たぶから耳孔、そして綺麗な頬をぺろぺろ舐めまわして唾液まみれにしていく。倫子の性感を知り尽くした愛撫の連続だ。
手は,豊かな胸を優しく揉みながら,指で巧みに乳首を弄っていった。雪絵特有の繊細で憎いばかりに巧みな愛撫で倫子を蕩けさせていく。
檜山とのSEXでも,一緒にすることが多く,倫子がどこが感じるのかよく知っている。だが,今日は,いつもの前戯らしい大人しいものではなく,前戯だけで一気にイカせようという意図が見られる。
「あぁぁ……」
濃い眉が折れ曲がり,ひときわ切なげな吐息がこぼれる。
「いい気持ちでしょう,倫子?あなたには,特別な媚薬を用意したわ。檜山様が使う媚薬とは比べられないぐらい気持ち良くなる薬よ。これであなたは,わたしなしでは生きていけなくなるわ」
脱いだ上着から取り出した小さな容器からすくったたっぷりのクリームをお尻に回し,勃起しきった陰核をとらえた。
触れただけなのに,ピリピリとした心地よい電流が走った。細く白い喉を仰け反らせた。
「ぁ……あ……あぁん……そんなもの……使わないで……」
包皮の上から撫でるように指先で塗っていく。クリームがたっぷりと塗られ,包皮についた白いクリームが吸収されるように透明になる。
「うっ…… う,ううんっ……」
倫子はそれだけで我を忘れそうになった。女っぽい腰つきが淫らにうねうねと揺れ始める。
「ゆ,ゆるして。あああ,もうお願いです」
執拗に陰核への愛撫が続き,さしものの倫子も落花狼藉の様子だ。
「けっ。わしとのときより感じよって。この女,気持ち良くさせてくれるなら誰でもいいんじゃな。」
すぐ真横で重蔵が,どんぐりまなこを見開いている。羨ましくてならないのだろう。腹いせにお尻をパチンパチンと叩くと,うれしそうに腰を揺さぶった。
「ぅぅんんっ……」
倫子の裸身がブルブルッと何度かのた打ち,鼻先から切羽詰った呻きがもれた。陰核を嬲られ,お尻を叩かれて軽い絶頂へ達したらしい。
「どうだ,倫子。うひひ。参ったか,そらっ,そうら」
パチーーーーーーン パチーーーーーーーーン パチーーーーーーーーーーーーーン
「…ひっ、ひぃいい………んんっ……」
軽いアクメは連続してやってくる。とうとう倫子はガクガクと痙攣し,腰を落とすと,がっくりとベッドに俯せてしまう。
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