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【第28話】勇者様と嫌味な男爵
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「あれ? 帰んないの? キテレツくん」
市場を出て帰路とは逆方向に歩いて行こうとする漣に、リーナは首を傾げた。
「ああ、河で魚の下ごしらえをしとこうと思ってさ。道順は覚えたから、先に帰ってていいよ」
「下ごしらえ、ですか?」
「へえ~、どんなことするの?」
クレムもリーナも、興味津々といった様子だ。
二人の話しによると、魔物や動物の解体は先輩冒険者からレクチャーを受け、実際に見たり自分たちでもやったことはあるが、魚を獲ることはほぼないため捌くところも見たことがないらしい。
魚料理は食べるが、自分たちで調理することもなかったという。
「見ていく? まあ、大したことじゃないけど」
リーナもクレムも、後学のためにと二つ返事でついてきた。
河に出ると船着き場があり、下流側にしばらく歩けば石を積み上げた護岸に行きつく。
「ここでいいかな」
水面に降りる石段にクーラーボックスを下ろし、漣はサバイバルキットの中から細身のナイフを取り出す。
「あんまり気持ちのいいものじゃないけど……魔物の解体の経験があるなら、気にならないか」
クーラーボックスから一尾目のゼーバルを出す。びちびちと跳ねるくらい生きはいい。
「シーバスにそっくりだな……」
銀色の魚体に大きな口。体高はそれほどなく全体的にスマートで、元の世界の鱸によく似ている。
「どうするの?」
「まずは、脳締め」
目の後ろ、エラ蓋の線の切れたあたりに窪みかあり、そこにナイフを突き刺して抉る。
ヒレが動き、黒目が中心にくれば脳締めが決まった証拠だ。
「次は血抜き」
エラ蓋を指で持ち上げ、腹側から背側にエラ膜を割いて中骨下の血管も切り、あとはクーラーボックスに戻し血が抜けるのを待つ。
残りの三尾とも同じ手順を繰り返す。
10分ほどで血抜きが終わると、赤かったエラがピンクに変色する。
「脳締め? もだけど、血抜きなんて初めて見たよ。もしかして、魔物の解体とかでもやるの?」
物珍しそうに作業を眺めていたリーンが尋ねた。
「基本的にはね。しなくても食べられるけど、嫌な臭みも無くなるし保存も効くようになるんだ。ま、味が良くなるってのが一番だけどね」
「そうなんですか!? 初めて聞きました。ノーバディさんのお国は、魔道具だけでなく色々と進んでいるんですねぇ」
「食べるの楽しみだね~」
血抜きの終わった魚を石段の上に置き、エラ下から肛門まで内臓を傷つけないよう注意しながら腹を切り、頭を落として内臓を抜く。
浮袋を外して血合いにナイフを入れ、煮沸消毒の後に保存していた水で綺麗に洗い、下準備完了。
そのまま亜空間収納へ保存する。
「これで終了。さ、帰ろうか」
「そだね。いい時間だし、イヴもそろそろ帰って来るんじゃないかな」
「疲れていないといいんですけどねぇ……」
リーナとクレムは顔を見合わせ、意味深な表情で溜息をついた。
◇◇◇◇◇
「ほう、それで私にどうしろと仰るのですかな、勇者様?」
バルボア・ゼール男爵は、シャツからはち切れんばかりの腹を揺らし、舐めまわすような目つきでイヴを眺めた。
言葉こそ慇懃だが、そこに勇者を敬う心根は一切感じられない。
現にゼールは今、応接用のソファーの長椅子に掛けふてぶてしく足を組み、事もあろうか勇者であるイヴを一人掛けのソファーに座らせている。
神託の勇者であるとはいえ、イヴは小国ミルセット王国の出身。
大国であり勇者機関を運営する連合4国中、最も強大なローグ王国の男爵から見れば、たかが小国の辺境伯の娘など取るに足らない存在なのだろう。
イヴは溜息を零したくなる気持ちを、必死で抑え込み話を続けた。
「ですから、街の防備を固め斥候を出し、魔物の襲来に備えるべきだと言っています」
「はあ、そうは仰いますがね。貴方の悪い予感というだけでは、どうも根拠がねぇ……」
ゼールは傍に立つ副隊長と目を合わせ、ふんっとはなを鳴らして顔を歪める。
「先ほども申した通り、森の中に使用されたと思われるゲートが3つもありました。それに……」
「そのゲートですが、本当に使われていたのですか? 貴方はそこから魔物が出てくるのを見たのですか? おや、見てない? それでどうしてそのゲートが使われたと言えるのですか? そもそも、それは本当にゲートだったのですか?」
「なっ、私が嘘をついているとでも!?」
普段冷静なイヴもゼールの言いように我慢ならず、立ち上がって声を荒げてしまった。
「そうは言っておりません。勘違いだったのではと言っているのですよ? それに、年若な貴方には理解できないかもしれませんが、起こるかどうかも分からないことに実際の対策をとれるほど、政治は甘くないのですよ、勇者様?」
人を小馬鹿にしたようなあからさまな態度をとるゼールに、これ以上の話し合いは無理だと悟ったイヴは「分かりました」とだけ言い残し部屋をあとにした。
「見たか、失礼しますの一言も言えん田舎者だ。あんなどこの骨とも分からん小娘が神託の勇者だとは、まったく世も末だな」
「まったくですねぇ」
イヴが出て行ったドアを眺め、ゼールは心底不快そうに顔をしかめた。
市場を出て帰路とは逆方向に歩いて行こうとする漣に、リーナは首を傾げた。
「ああ、河で魚の下ごしらえをしとこうと思ってさ。道順は覚えたから、先に帰ってていいよ」
「下ごしらえ、ですか?」
「へえ~、どんなことするの?」
クレムもリーナも、興味津々といった様子だ。
二人の話しによると、魔物や動物の解体は先輩冒険者からレクチャーを受け、実際に見たり自分たちでもやったことはあるが、魚を獲ることはほぼないため捌くところも見たことがないらしい。
魚料理は食べるが、自分たちで調理することもなかったという。
「見ていく? まあ、大したことじゃないけど」
リーナもクレムも、後学のためにと二つ返事でついてきた。
河に出ると船着き場があり、下流側にしばらく歩けば石を積み上げた護岸に行きつく。
「ここでいいかな」
水面に降りる石段にクーラーボックスを下ろし、漣はサバイバルキットの中から細身のナイフを取り出す。
「あんまり気持ちのいいものじゃないけど……魔物の解体の経験があるなら、気にならないか」
クーラーボックスから一尾目のゼーバルを出す。びちびちと跳ねるくらい生きはいい。
「シーバスにそっくりだな……」
銀色の魚体に大きな口。体高はそれほどなく全体的にスマートで、元の世界の鱸によく似ている。
「どうするの?」
「まずは、脳締め」
目の後ろ、エラ蓋の線の切れたあたりに窪みかあり、そこにナイフを突き刺して抉る。
ヒレが動き、黒目が中心にくれば脳締めが決まった証拠だ。
「次は血抜き」
エラ蓋を指で持ち上げ、腹側から背側にエラ膜を割いて中骨下の血管も切り、あとはクーラーボックスに戻し血が抜けるのを待つ。
残りの三尾とも同じ手順を繰り返す。
10分ほどで血抜きが終わると、赤かったエラがピンクに変色する。
「脳締め? もだけど、血抜きなんて初めて見たよ。もしかして、魔物の解体とかでもやるの?」
物珍しそうに作業を眺めていたリーンが尋ねた。
「基本的にはね。しなくても食べられるけど、嫌な臭みも無くなるし保存も効くようになるんだ。ま、味が良くなるってのが一番だけどね」
「そうなんですか!? 初めて聞きました。ノーバディさんのお国は、魔道具だけでなく色々と進んでいるんですねぇ」
「食べるの楽しみだね~」
血抜きの終わった魚を石段の上に置き、エラ下から肛門まで内臓を傷つけないよう注意しながら腹を切り、頭を落として内臓を抜く。
浮袋を外して血合いにナイフを入れ、煮沸消毒の後に保存していた水で綺麗に洗い、下準備完了。
そのまま亜空間収納へ保存する。
「これで終了。さ、帰ろうか」
「そだね。いい時間だし、イヴもそろそろ帰って来るんじゃないかな」
「疲れていないといいんですけどねぇ……」
リーナとクレムは顔を見合わせ、意味深な表情で溜息をついた。
◇◇◇◇◇
「ほう、それで私にどうしろと仰るのですかな、勇者様?」
バルボア・ゼール男爵は、シャツからはち切れんばかりの腹を揺らし、舐めまわすような目つきでイヴを眺めた。
言葉こそ慇懃だが、そこに勇者を敬う心根は一切感じられない。
現にゼールは今、応接用のソファーの長椅子に掛けふてぶてしく足を組み、事もあろうか勇者であるイヴを一人掛けのソファーに座らせている。
神託の勇者であるとはいえ、イヴは小国ミルセット王国の出身。
大国であり勇者機関を運営する連合4国中、最も強大なローグ王国の男爵から見れば、たかが小国の辺境伯の娘など取るに足らない存在なのだろう。
イヴは溜息を零したくなる気持ちを、必死で抑え込み話を続けた。
「ですから、街の防備を固め斥候を出し、魔物の襲来に備えるべきだと言っています」
「はあ、そうは仰いますがね。貴方の悪い予感というだけでは、どうも根拠がねぇ……」
ゼールは傍に立つ副隊長と目を合わせ、ふんっとはなを鳴らして顔を歪める。
「先ほども申した通り、森の中に使用されたと思われるゲートが3つもありました。それに……」
「そのゲートですが、本当に使われていたのですか? 貴方はそこから魔物が出てくるのを見たのですか? おや、見てない? それでどうしてそのゲートが使われたと言えるのですか? そもそも、それは本当にゲートだったのですか?」
「なっ、私が嘘をついているとでも!?」
普段冷静なイヴもゼールの言いように我慢ならず、立ち上がって声を荒げてしまった。
「そうは言っておりません。勘違いだったのではと言っているのですよ? それに、年若な貴方には理解できないかもしれませんが、起こるかどうかも分からないことに実際の対策をとれるほど、政治は甘くないのですよ、勇者様?」
人を小馬鹿にしたようなあからさまな態度をとるゼールに、これ以上の話し合いは無理だと悟ったイヴは「分かりました」とだけ言い残し部屋をあとにした。
「見たか、失礼しますの一言も言えん田舎者だ。あんなどこの骨とも分からん小娘が神託の勇者だとは、まったく世も末だな」
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