父は異世界で魔王してます。

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息子達から

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和真と蒼真が帰ってきた。
高校の部活でヘトヘトだと言いながら………

「お帰り」

いつもの出迎えの挨拶をするも、何か様子が変だ。

「どうした?」
「部活で今日は他校と練習試合だったんだけどさ……」
「何か帰りにじろじろ見られて、気持ち悪かったんだよね……」

⁇⁇

「何かさ、舐めるように見られたんだよね……」
「そうそう、確か、保健室の先生だっけ?向こうの奴らがそう呼んでた。」
「男子校だったから?保険の先生に数人が話しかけたりしてたけどさ…」
「そうそう、まるで逆ハーレムみたいでさ、男子高校生はべらせてる先生って?って思った。」


和真と蒼真をそんな目で見る?女性?しかも、男子高校生をはべらせて………
まるで、鬼の女王のようだ。
確か、男をはべらせて、強い子孫を多く作る……
国を護る戦士として、国を運営するための労働力としてそして、未来を繋ぐために………

和真と蒼真は私の子だ。いくら魔力を私が封じてるとしても、感じ取ったのか………
その可能性は………ある……
だからといって、鬼を捕らえるための餌にする気もない……


黒のに相談か………


「この頃変な事件が多いから気をつけるんですよ。」
「「わーってるって‼︎」」
「あと、にゃんこに護衛させますね。」
「猫は学校に入れないよ。」
「大丈夫ですよ。にゃんこだから!」
「その自信は何処から来るんだ⁉︎」
「ふふっ…魔王のカンです。」

「「あっそ……」」


アレクかガイルを呼ぶか……2人の護衛として……それとも、フレイヤを……
自室に戻り、通信用に作った魔道具で連絡する。
直ぐに来るようにと……
勿論、護衛と、奴らの捕僕のために




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