父は異世界で魔王してます。

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狩りに

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美咲を眠らせたときに、少し記憶を覗いた。
美咲に牙を見せたもの……あれは…

記憶のページをめくる。
あれは確か……奴のではないが、確か即位する前、魔国内で内乱を起こし、取り逃がした……

「思わぬところで見つかるものですね。あの時はまんまと逃げられましたが、今度は逃がしませんよ。」

美咲に接触した物を追跡すれば、何らかの手がかりになるだろうし、もしかしたら向こうからの接触は、こちらへの誘いかもしれない。まぁ、あえて残しているのだから後者だろうが。

クックックッ
笑いが止まらない。

「相変わらず、ふざけたことを。」

美咲にちょっかいを出した今回の奴は、前回の者に比べ物にならないほど強かった。あの時は……今はどうかは解らないが…だから、楽しませてくれるだろう。

その前に、
「ルカ?出かけるの?」

阿佐美さんが部屋に入ってきた。丁度いい。

「そうなのですが…」

すかさず抱きしめて、唇を貪る。

「ん…なっ…急に…んん~」
「少しエネルギー補給させてくださいね。」

抱きしめ、唇を貪りながら、寝室に運ぶ。
ベッドに押し倒し、両手を拘束しながら、愛しい者を味わっていく。
妻の身体は私にとって特別だ。ただ愛しいだけではない。体液全てが力となる。といっても、血を吸ったりはしませんが、それ以外でいただきます。

感じてとろけた表情の妻は最高に可愛らしい。
「阿佐美、もっと感じて。もっと私に力をください。」
「ルカ…激しい…ん…」
力が漲ってくる。








散々翻弄し、貪って、阿佐美はベッドでぐったりしている。もっと可愛がりたかったのだが…もう行かないと……

「阿佐美、少し出かけてきます。続きは帰ってきてからね。」

頬に口づけを落とす。

「どうしたのかわからないけど…続きはいらない…」
「つれないことを…帰ってきたらお仕置きですね」

布団の中に隠れる阿佐美。可愛いなぁ…

さて、お楽しみは後に残して、狩りに行きますか

「では、少し出かけてきます。良い子に待っててくださいね。」

漲る力を使い、奴を見つける。
やはり誘いか…以外と早く見つけれたから…
そのまま、奴のもとに移動した。


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