番になんてなりたくない!

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新たな影

おしおき

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うっすらと目を覚ます。
えっと……

無事に城に戻った私は……

「目が覚めましたか?」

クロさんが、水差しからグラスに注いだ水を渡してきた。
素直に受け取る。
コクッと喉を鳴らし飲み干し、空のグラスを渡した。

何も言わず、ただニコニコしているのが……怖い…

そう言えば、浴場で……

「クロさん…その…ごめんなさい」
「謝罪とは、何にでしようか?ウィルが謝罪するようなことでも?」
「うっ…わかってて、意地悪だ…」

じっとクロさんに見つめられらがら、視線から逃げる様に、シーツにくるまって身を隠す。
子供っぽい仕草なのはわかるけど…
でもでもでも………


「くくくっ…なんだそれは…ぷふっ…」

クロさんの吹き笑が聞こえたかと思うと、シーツ越しに抱きしめられる様に覆い被さってきた。

ドキドキしてしまうのは、私だけか?
というか、男である私がドキッとするのは、やっぱ変かなぁ…
前世が女性だったから??
それとも、今までクロさんと、あんな事やこんな事のせい??

いつのまにかシーツを剥ぎ取られ、えっ、えっ、え???????
クロさん?これは一体?

剥ぎ取られたのは、服だけではなかった…
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