竜の国のご都合主義？

未来に向けて

エピローグ

着替え終えて、ディと友に会場に向かう。寮から会場までの通路も蝋燭を灯したり、花々で飾られて綺麗だ。
見えて来た会場も煌びやかに飾られていた。
多くの貴族の者達が育ったアカデミーであるから、結構お金もかかっていて毎年卒業パーティーも豪華なんだけどね。今回は特に豪華で綺麗に感じるのは自分達がメインだからだろう。

卒業パーティーは、社交の場の運営やその他を勉強すると言う意味もあり、生徒会や下級生達が準備運営してるんだけどな。
去年までは僕達が向こう側で準備やら接待側として動いていたんだったか…

名前を呼ばれたものから順番にパートナーと会場に入る。
自分達でパートナーを探せなかっや場合は、パートナーのいないもの同士で取り敢えず二人ずつで入って行くんだけどね。

ディにエスコートされて会場に入る。
音楽が奏でられ、すでにあちこちで楽しそうにしていた。

全員が入場した後、前生徒会長と現生徒会長との挨拶があり、そこからダンスタイムになる。
中央で楽しそうに踊る人たち。壁の方に並べられた食事を立食方式で食べるものと色々だ。

僕もディと踊り、友人達とも踊った。
時には休んで、学生でも飲めるカクテルをもらって喉を潤し、美味しく食事をいただいた。
最後には皆んなで外に出て、講師陣が魔法で夜空に綺麗な光の花々を咲かせたりと楽しめた。
楽しい時間はあっという間に終わり、皆んな酔ったようにそれぞれの部屋に戻って行ったんだ。