竜の国のご都合主義？

未来に向けて

友人とのちょっとした旅で巻き込まれました

「どうした？うなされていたが…」

あの夢の中の映像。夢なら覚めたら忘れそうなのに、何故か忘れていなかった。
あれは、前回のシナリオで唯一僕が生き残った後のものなのだろうか？

前回のシナリオで、僕が亡くなるルートは多かった。
実際は亡くなる事なく今の僕がいるんだけれども…

で、今回の新たなシナリオ？
僕があの世界からいなくなってのものだろうか？
知っている者はいないと………

ちょっと待て、ディアブロなら何か知っていそうだ。

ディに抱きしめられながらウンウン考え事に没頭したから、少しは安心したようだ。
まだ心配ではあるようだけれども…

「ディ、夢で今回の事を見たんだ。いくつもの…だけど、それがあくまでも単なる夢なのか、予知夢なのかはわからない。だから後でディアブロに聞いてみようと思うけど、良いよね？」

少しあざとい感じで聞いてしまったけど、許して欲しい。
だって、あの夢が現実なら～そう考えるとゾッとする。
きっと良い方向性になるために見せてもらえたんだと信じたい。

しばらく考え込んだ感じのディだが、自分ももちろん同席の上ならと許可してくれた。
ディいわく、影のもの達を使って色々新たに調べ上げたから、その情報とも確認したいと言っていた。

なら、いつまでもベットにいるわけにもいかず、急いで起き上がり朝の準備を行なって朝食を取ることにした。