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未来に向けて
友人とのちょっとした旅で巻き込まれました
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移された場所は青い空に白い雲が風に吹かれて流れて行き、地面は草原と、あのリリアンの花が咲き乱れていた。
そしてあの時の石碑…僕の屋敷の近くにあったものと同じ。
僕がこの世界で記憶を取り戻した時と同じ…
思わず周りの風景に見入っていた。
これはアレだ、神の世界とこの世界の狭間だ。
前回両親と呼ばれた場所。
みんなでの話し合いの後、僕はベットとお友達になったはずだが?
なら、今は夢の中??
そんな事を考えながら、ふわふわしたソファーのような物が見えた。
そのままそこに座ると、やっぱふわふわだ。沈み過ぎるような座り心地が悪いわけではない。超良い。
そんな事考えながら、ソファーを手で撫でようとしたら、今度は目の前にスクリーンが現れた。
すると、あたり一面が夜の暗闇に覆われる。
スクリーンに映像が浮かび上がり…
そこに映し出されたのは、ゲームのナレーション。
僕が前世で関わったゲームの続編だった。
以前よりも画面が美しく…
また登場人物が…今の僕達だった。
だが…この映像、ただのナレーションではなかった。ナレーションのような感じだが、本来ならストーリー全てを流さない。途中までで、相手の興味を引くように作り込まれている。だがこれは…ナレーションのような形を取りながらも、最終まで写し込まれていた。
主人公とその友人達。そして、王族代表のように王弟殿下だが、あくまで教師としているディ。そして、生き延びられたモブの僕。
友人達と友人の領土を観光する形で旅行をしていた時、トラブルに巻き込まれ、今回このメンバーで解決していく形だ。
今の状況と似ているのは、怪しい宗教団体に友人であるシルビヌクスことシルビィとその伴侶とも言える同じく友人のカルバン。そして、スレインとグレイス。そしてモブの僕とたまたま教師としての用事でこの地に来ていたとこのゲームではなっているディが巻き込まれていく感じだ。
旅行中、かねてからシルビィを狙っていた宗教団体に拐われて助けに行く感じだ。結構怪しい集団で、十八歳以上の指定がある内容だった。
そこには怪しい神がって感じ。
僕は…モブであるから、シルビィが拉致されかけた時、その場に居合わせて…映像からはいくつものルートがあるようでだ…一つは斬られておしまいのルート。これは無しだな。一緒に攫われて、修行という名の色事を散々されて良いように使われてしまうルート…
あぁ、だから年齢指定があるんだ…
他の僕は?うん、あくまでモブとして良いように使われて捨てられるのが多いなぁ…
最終的には、ここも聖女であったアイが活躍。シルビィを助け出して…が、ハッピーエンドルートになるようだ。
なんだこれ?とも思いながら…
「カル、大丈夫か?」
側にいる温かい温もりが僕を抱きしめながら、顔中に唇がよせられて、くすぐったさで目が覚めた。
そしてあの時の石碑…僕の屋敷の近くにあったものと同じ。
僕がこの世界で記憶を取り戻した時と同じ…
思わず周りの風景に見入っていた。
これはアレだ、神の世界とこの世界の狭間だ。
前回両親と呼ばれた場所。
みんなでの話し合いの後、僕はベットとお友達になったはずだが?
なら、今は夢の中??
そんな事を考えながら、ふわふわしたソファーのような物が見えた。
そのままそこに座ると、やっぱふわふわだ。沈み過ぎるような座り心地が悪いわけではない。超良い。
そんな事考えながら、ソファーを手で撫でようとしたら、今度は目の前にスクリーンが現れた。
すると、あたり一面が夜の暗闇に覆われる。
スクリーンに映像が浮かび上がり…
そこに映し出されたのは、ゲームのナレーション。
僕が前世で関わったゲームの続編だった。
以前よりも画面が美しく…
また登場人物が…今の僕達だった。
だが…この映像、ただのナレーションではなかった。ナレーションのような感じだが、本来ならストーリー全てを流さない。途中までで、相手の興味を引くように作り込まれている。だがこれは…ナレーションのような形を取りながらも、最終まで写し込まれていた。
主人公とその友人達。そして、王族代表のように王弟殿下だが、あくまで教師としているディ。そして、生き延びられたモブの僕。
友人達と友人の領土を観光する形で旅行をしていた時、トラブルに巻き込まれ、今回このメンバーで解決していく形だ。
今の状況と似ているのは、怪しい宗教団体に友人であるシルビヌクスことシルビィとその伴侶とも言える同じく友人のカルバン。そして、スレインとグレイス。そしてモブの僕とたまたま教師としての用事でこの地に来ていたとこのゲームではなっているディが巻き込まれていく感じだ。
旅行中、かねてからシルビィを狙っていた宗教団体に拐われて助けに行く感じだ。結構怪しい集団で、十八歳以上の指定がある内容だった。
そこには怪しい神がって感じ。
僕は…モブであるから、シルビィが拉致されかけた時、その場に居合わせて…映像からはいくつものルートがあるようでだ…一つは斬られておしまいのルート。これは無しだな。一緒に攫われて、修行という名の色事を散々されて良いように使われてしまうルート…
あぁ、だから年齢指定があるんだ…
他の僕は?うん、あくまでモブとして良いように使われて捨てられるのが多いなぁ…
最終的には、ここも聖女であったアイが活躍。シルビィを助け出して…が、ハッピーエンドルートになるようだ。
なんだこれ?とも思いながら…
「カル、大丈夫か?」
側にいる温かい温もりが僕を抱きしめながら、顔中に唇がよせられて、くすぐったさで目が覚めた。
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