242 / 269
未来に向けて
友人とのちょっとした旅
しおりを挟む
「お帰りディアブロ。今日は少し早かったね。」
別に嫌味とかでなく、単純にそう声おかけた。
何も考えていなかったんだけどね。でもディアブロは何か一瞬表情が…
まぁ、彼から出かけている理由を教えてもらえていないから、その後どう声をかけたら良いのか思い浮かばず、そのまま続きを話す。
「今日急遽友人達と旅行に行く話になったからその準備をしてるんだよ。アカデミーの皆んな。友人との思い出作りで卒業旅行はちょっと無理だから、今回の休日を使って皆んなの実家を訪れて行こうって話になってね。ディアブロも行けそう?一緒に行けたら嬉しいんだけど?」
そう声をかけた。
荷物を詰める手を少しだけ留めて、彼の方を向いてね。
「そうなのですね…」
「ん?用事がある?なら無理にとは言わないよ。用事が済んだら合流してくれても良いし。」
「いぇ、大丈夫です。絶対について行きます。用事は…まぁ所々そばを離れる事はあるかも知れませんが…いゃしかし、我が主人のお側に是非私もお供させてください~~~」
少し悩むような動作は見られたが、最後はうるうるさせながら懇願して来た。
そこまで懇願してこなくても大丈夫なのにね。
アルスト達の視線が何とも言えず、はてさて…まぁ、一緒に行ってくれるという事だし。
「うん、なら一緒に行こう。友人達だけと言っても、貴族の僕達が護衛もなしには行けないからね。だから護衛件従者としてついて来て。今回アカリは待機でと思ったんだけど、スレインと一緒にアイも一緒に行くからね。だからアカリはアイのお世話をお願いね。」
「本当は嫌なんですけどね…でも、マスターからのお願いですから仕方ありませんね。男性陣の中に女性一人はよくありませんから。例えスレイン様の婚約者としてアイ~様が参加されるとは言え…」
今回、アイも一緒に行くことになっている。
側から見れば女性はアイ一人であるから、変に思われるかもしれないけれど、ここは竜人の国。ヒト族の国とはまた違うから、そこまで考えなくても良い気もするけどね。
竜人族の場合、同性婚も多いから…
ヒト族は、異性婚が多いもの。同性婚がないわけではないけれどね。その辺りで、周りの視線とかが変わってくる。
まぁ、女性の場合、他にも女性がいた方がいい場合が多いから、出来るだけ気にしてあげたほうがいいんだけどね。
そんな事を考えながら、ディアブロに友人達とした内容を説明しながら準備を行なっていった。
ディアブロ自身も慌てて準備をし出したから、途中からは…うん、いつもと変わらなかったんだけどね…
別に嫌味とかでなく、単純にそう声おかけた。
何も考えていなかったんだけどね。でもディアブロは何か一瞬表情が…
まぁ、彼から出かけている理由を教えてもらえていないから、その後どう声をかけたら良いのか思い浮かばず、そのまま続きを話す。
「今日急遽友人達と旅行に行く話になったからその準備をしてるんだよ。アカデミーの皆んな。友人との思い出作りで卒業旅行はちょっと無理だから、今回の休日を使って皆んなの実家を訪れて行こうって話になってね。ディアブロも行けそう?一緒に行けたら嬉しいんだけど?」
そう声をかけた。
荷物を詰める手を少しだけ留めて、彼の方を向いてね。
「そうなのですね…」
「ん?用事がある?なら無理にとは言わないよ。用事が済んだら合流してくれても良いし。」
「いぇ、大丈夫です。絶対について行きます。用事は…まぁ所々そばを離れる事はあるかも知れませんが…いゃしかし、我が主人のお側に是非私もお供させてください~~~」
少し悩むような動作は見られたが、最後はうるうるさせながら懇願して来た。
そこまで懇願してこなくても大丈夫なのにね。
アルスト達の視線が何とも言えず、はてさて…まぁ、一緒に行ってくれるという事だし。
「うん、なら一緒に行こう。友人達だけと言っても、貴族の僕達が護衛もなしには行けないからね。だから護衛件従者としてついて来て。今回アカリは待機でと思ったんだけど、スレインと一緒にアイも一緒に行くからね。だからアカリはアイのお世話をお願いね。」
「本当は嫌なんですけどね…でも、マスターからのお願いですから仕方ありませんね。男性陣の中に女性一人はよくありませんから。例えスレイン様の婚約者としてアイ~様が参加されるとは言え…」
今回、アイも一緒に行くことになっている。
側から見れば女性はアイ一人であるから、変に思われるかもしれないけれど、ここは竜人の国。ヒト族の国とはまた違うから、そこまで考えなくても良い気もするけどね。
竜人族の場合、同性婚も多いから…
ヒト族は、異性婚が多いもの。同性婚がないわけではないけれどね。その辺りで、周りの視線とかが変わってくる。
まぁ、女性の場合、他にも女性がいた方がいい場合が多いから、出来るだけ気にしてあげたほうがいいんだけどね。
そんな事を考えながら、ディアブロに友人達とした内容を説明しながら準備を行なっていった。
ディアブロ自身も慌てて準備をし出したから、途中からは…うん、いつもと変わらなかったんだけどね…
11
お気に入りに追加
136
あなたにおすすめの小説
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします。……やっぱり狙われちゃう感じ?
み馬
BL
※ 完結しました。お読みくださった方々、誠にありがとうございました!
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、とある加護を受けた8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 独自設定、造語、下ネタあり。出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
身代わりになって推しの思い出の中で永遠になりたいんです!
冨士原のもち
BL
桜舞う王立学院の入学式、ヤマトはカイユー王子を見てここが前世でやったゲームの世界だと気付く。ヤマトが一番好きなキャラであるカイユー王子は、ゲーム内では非業の死を遂げる。
「そうだ!カイユーを助けて死んだら、忘れられない恩人として永遠になれるんじゃないか?」
前世の死に際のせいで人間不信と恋愛不信を拗らせていたヤマトは、推しの心の中で永遠になるために身代わりになろうと決意した。しかし、カイユー王子はゲームの時の印象と違っていて……
演技チャラ男攻め×美人人間不信受け
※最終的にはハッピーエンドです
※何かしら地雷のある方にはお勧めしません
※ムーンライトノベルズにも投稿しています
【R18】息子とすることになりました♡
みんくす
BL
【完結】イケメン息子×ガタイのいい父親が、オナニーをきっかけにセックスして恋人同士になる話。
近親相姦(息子×父)・ハート喘ぎ・濁点喘ぎあり。
章ごとに話を区切っている、短編シリーズとなっています。
最初から読んでいただけると、分かりやすいかと思います。
攻め:優人(ゆうと) 19歳
父親より小柄なものの、整った顔立ちをしているイケメンで周囲からの人気も高い。
だが父である和志に対して恋心と劣情を抱いているため、そんな周囲のことには興味がない。
受け:和志(かずし) 43歳
学生時代から筋トレが趣味で、ガタイがよく体毛も濃い。
元妻とは15年ほど前に離婚し、それ以来息子の優人と2人暮らし。
pixivにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる