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未来に向けて
アカデミーに(ジャディール)
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視線をウロウロしてさせている姿も可愛らしいけれども…
そっと手を伸ばしてしっかり捕まえる。
ソファーに座り、しっかりと横抱きに抱え込みながら、促してみた。
初めは抵抗していたけれども、そこは愛しい者に対してどうすれば良いのかある程度理解している大人の対応?
いゃ、男の対応か?
顔中に唇をよせて、話すように促していく。
可愛く純粋と言っても良いカルロスが白旗を挙げるのは…
うん、もう少し抵抗してくれても良かったんだけれどもな。残念。
息も絶え絶えになりながら、少しずつ打ち明けてくれた。
「そうか、あのディアブロが…」
いつもカルロスの陰に潜んだりして側を離れない執事兼護衛であるあの男が、側を頻繁に離れる。
これは余程のことだろう。
だが、カルロスに心酔している神でも有るあの男が、カルロスに害が及ぶような事は絶対にしない。徹底的に排除する姿しか想像できなかった。
時と場合によっては、残酷なことも平気で行い排除する光景が目に浮かぶ。
その光景を、カルロスには見せず、知らせもしないだろう事も理解できる。
そんな男であるから、カルロスの側にいても私は苛立ちがおこらなかったのだが…
だが、やり過ぎるなら、例え神であろうとも容赦はしない。
「ディ?」
アカデミー内であるこの部屋で可能な限り可愛がってしまった。
頬を赤く染めた可愛い番…
ギュッと抱きしめて、さらに腕の檻にとらえてみる。
かなり脱力した彼が愛おしすぎて、屋敷にお持ち帰りしたいぐらいだ。
持ち帰る先は、勿論ベットの中ではあるけれども…
「ディアブロの事だから、心配しなくても大丈夫だろう。彼が話してくれるまで待っていても大丈夫だと思うぞ。不安なら私が側にずっと居ようか?国政もある程度落ち着いて来た事だし、アカデミーも明日から休みだ。屋敷に戻るか?それとも?」
そう言うと、その先を想像したのだろうか、あたふたと暴れ出す。
逃しはしないけれども、可愛らしい動きであるから、少しだけ拘束の力を緩めてやる。
「だっ、大丈夫だから…それに、明日からの休みは約束があるから…」
「約束?」
そんな話は聞いていないし、報告も上がっていない。
アイツら…
心の中で悪態をつく。
「ここに来る前に約束したんだ。皆んなで旅行しようって。学生時代の思い出の一つとしてね。行く先はお互いの領地だから問題ないと思う。友人宅にお泊まりしながらお互いの領地を見て回ろうって。ダメだった?」
上目遣いにお願いされれば嫌とは言えない。
『学生時代の思い出』というキーワードもだ。
学生時代の交友関係が、将来的にも役立つ事は重々理解している。
ついて行きたいが…見守るしか無いだろう。
偶然を装って側にいるのも有りではあるが、ずっと側にいるのは『友人同士の思い出作り』ではダメだろうから…
渋々許可を出し、『決して危ない事はしない』『危険な場所には行かない』『誰彼かまわずついて行かない』『友人の誰かと常に行動する事。決して一人にならない』などなどしっかり言い聞かせておいた。
「過保護だなぁ~。わかった。気をつけるね。お土産楽しみにしていて。最終日はディのお屋敷に皆んな招待しても良い?」
「カルと私の家だ。勿論招待しても構わない。楽しみに待っているよ。」
そう言って、とりあえずは今日の作業を終えて、寮まで送り届けた。
そっと手を伸ばしてしっかり捕まえる。
ソファーに座り、しっかりと横抱きに抱え込みながら、促してみた。
初めは抵抗していたけれども、そこは愛しい者に対してどうすれば良いのかある程度理解している大人の対応?
いゃ、男の対応か?
顔中に唇をよせて、話すように促していく。
可愛く純粋と言っても良いカルロスが白旗を挙げるのは…
うん、もう少し抵抗してくれても良かったんだけれどもな。残念。
息も絶え絶えになりながら、少しずつ打ち明けてくれた。
「そうか、あのディアブロが…」
いつもカルロスの陰に潜んだりして側を離れない執事兼護衛であるあの男が、側を頻繁に離れる。
これは余程のことだろう。
だが、カルロスに心酔している神でも有るあの男が、カルロスに害が及ぶような事は絶対にしない。徹底的に排除する姿しか想像できなかった。
時と場合によっては、残酷なことも平気で行い排除する光景が目に浮かぶ。
その光景を、カルロスには見せず、知らせもしないだろう事も理解できる。
そんな男であるから、カルロスの側にいても私は苛立ちがおこらなかったのだが…
だが、やり過ぎるなら、例え神であろうとも容赦はしない。
「ディ?」
アカデミー内であるこの部屋で可能な限り可愛がってしまった。
頬を赤く染めた可愛い番…
ギュッと抱きしめて、さらに腕の檻にとらえてみる。
かなり脱力した彼が愛おしすぎて、屋敷にお持ち帰りしたいぐらいだ。
持ち帰る先は、勿論ベットの中ではあるけれども…
「ディアブロの事だから、心配しなくても大丈夫だろう。彼が話してくれるまで待っていても大丈夫だと思うぞ。不安なら私が側にずっと居ようか?国政もある程度落ち着いて来た事だし、アカデミーも明日から休みだ。屋敷に戻るか?それとも?」
そう言うと、その先を想像したのだろうか、あたふたと暴れ出す。
逃しはしないけれども、可愛らしい動きであるから、少しだけ拘束の力を緩めてやる。
「だっ、大丈夫だから…それに、明日からの休みは約束があるから…」
「約束?」
そんな話は聞いていないし、報告も上がっていない。
アイツら…
心の中で悪態をつく。
「ここに来る前に約束したんだ。皆んなで旅行しようって。学生時代の思い出の一つとしてね。行く先はお互いの領地だから問題ないと思う。友人宅にお泊まりしながらお互いの領地を見て回ろうって。ダメだった?」
上目遣いにお願いされれば嫌とは言えない。
『学生時代の思い出』というキーワードもだ。
学生時代の交友関係が、将来的にも役立つ事は重々理解している。
ついて行きたいが…見守るしか無いだろう。
偶然を装って側にいるのも有りではあるが、ずっと側にいるのは『友人同士の思い出作り』ではダメだろうから…
渋々許可を出し、『決して危ない事はしない』『危険な場所には行かない』『誰彼かまわずついて行かない』『友人の誰かと常に行動する事。決して一人にならない』などなどしっかり言い聞かせておいた。
「過保護だなぁ~。わかった。気をつけるね。お土産楽しみにしていて。最終日はディのお屋敷に皆んな招待しても良い?」
「カルと私の家だ。勿論招待しても構わない。楽しみに待っているよ。」
そう言って、とりあえずは今日の作業を終えて、寮まで送り届けた。
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