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未来に向けて
アカデミーに
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そう、今代の聖女である愛は、国同士のやり取りと、本人の希望などから、我が国アステード王国に籍を置くことになった。後見人と言うか、我が家に迎える事にして、その後スレインと婚約。卒業後婚姻の運びとなる。
我が家は公爵家でもあるから都合がいいらしい。
王族との関わりも多くなってしまったのも理由の一つだとか。
王族の都合が良いんだとか。よくわからないけれど…
まぁ、父が元々王弟殿下であるディと学友であり親友。仕事関係とかの繋がりから始まり、僕たちの事もあるし、極め付けが兄だった。
僕は余り詳しくは知らなかったんだけれども、王太子である殿下とヒト族である兄がどうも番だったようだ。
ヒト族は鈍いから、本人的には受け入れ難かったらしく、逃げ回っていたとか?
王太子が各国に留学中に兄が生まれ、兄がアカデミー卒業間際に帰国したとか?
文官として城勤めするにあたり、王太子付きにされてしまっていたらしい。
仕事中は勤勉な殿下であるから、兄としては充実としたお仕事ライフがおくれていたらしい。
殿下もお忙しいからね…
ただ、何処に行くのも極力兄を引率しようとしていたらしいんだけれども、兄はまだまだ仕事に慣れていないからと、上司にお願いして同行は避けていたらしい。
まぁ、どの世界でもやっかみとかあるんだろうと思うしね。あくまで僕の想像だけれども…
まぁ、結果的には番契約させられて、大掛かりな婚姻式典は来年、年が明けて早々に予定されている。
身内だけの式は殿下の希望でこの前したんだけどね。
あくまで、兄を逃さないためだと思うんだけど…竜人族、恐るべしだと思うよ…
人のことは言えないけれどね…
まぁそれは横に置いておいて、アカデミーが始まる前に全ての手続きを終えて、彼女は昨日寮に入った。
そして、今日からアカデミーの生徒として一緒に勉強するんだ。
スレインと婚約している事も配慮して、クラスは僕たちと一緒。
もう聖女ではなく、一人の学生扱いにとりあえずなるらしく、護衛は付いていないのも理由の一つらしい。
本当に付いていないかは、国家機密に相当するらしく、詳しくはわからないけれどもね…
母の時は、アカデミーに入らなかったから、わからないと言っていた。
英霊であるアカリも知らないらしい。
彼女の時は、ロザリアン神聖国で生涯を過ごしていたかららしい。
神聖国に置いて、ほぼ神殿と神聖国王城の行き来で過ごしていたんだって。
ガラガラと教室の扉が開き、講師と共に制服姿の愛が入って来た。
向こうの世界の制服と軍服を併せ持った感じの我が校の制服。
うん、似合ってると思う。
クラスメイトの一部が騒ついているけれど、うん、可愛いから仕方ないよね。
このクラスは貴族が多く、しかも成績優秀者のクラスだ。
向こうの高校で言うなら特進科?
他のクラスにもし彼女が入っていたら、もっと騒つかせていたと思うけどね。
ヒト族は、極端に言えば、どの種族からも相手として欲しがられるからね…
『運命の番』がいない場合は…
だから、先に講師から既に婚約者がいる事も周知された。
これで彼女に手を出す者は、余程でいない限りいないだろう。
このクラスには、まずいないと思うんだけどなぁ~~
講師に支持されて、スレインの横の席に着く。
うん、そうなるよね。
スレインの良い笑顔で、皆んなは誰が婚約者であるのかよ~く理解したと思うよ。
我が家は公爵家でもあるから都合がいいらしい。
王族との関わりも多くなってしまったのも理由の一つだとか。
王族の都合が良いんだとか。よくわからないけれど…
まぁ、父が元々王弟殿下であるディと学友であり親友。仕事関係とかの繋がりから始まり、僕たちの事もあるし、極め付けが兄だった。
僕は余り詳しくは知らなかったんだけれども、王太子である殿下とヒト族である兄がどうも番だったようだ。
ヒト族は鈍いから、本人的には受け入れ難かったらしく、逃げ回っていたとか?
王太子が各国に留学中に兄が生まれ、兄がアカデミー卒業間際に帰国したとか?
文官として城勤めするにあたり、王太子付きにされてしまっていたらしい。
仕事中は勤勉な殿下であるから、兄としては充実としたお仕事ライフがおくれていたらしい。
殿下もお忙しいからね…
ただ、何処に行くのも極力兄を引率しようとしていたらしいんだけれども、兄はまだまだ仕事に慣れていないからと、上司にお願いして同行は避けていたらしい。
まぁ、どの世界でもやっかみとかあるんだろうと思うしね。あくまで僕の想像だけれども…
まぁ、結果的には番契約させられて、大掛かりな婚姻式典は来年、年が明けて早々に予定されている。
身内だけの式は殿下の希望でこの前したんだけどね。
あくまで、兄を逃さないためだと思うんだけど…竜人族、恐るべしだと思うよ…
人のことは言えないけれどね…
まぁそれは横に置いておいて、アカデミーが始まる前に全ての手続きを終えて、彼女は昨日寮に入った。
そして、今日からアカデミーの生徒として一緒に勉強するんだ。
スレインと婚約している事も配慮して、クラスは僕たちと一緒。
もう聖女ではなく、一人の学生扱いにとりあえずなるらしく、護衛は付いていないのも理由の一つらしい。
本当に付いていないかは、国家機密に相当するらしく、詳しくはわからないけれどもね…
母の時は、アカデミーに入らなかったから、わからないと言っていた。
英霊であるアカリも知らないらしい。
彼女の時は、ロザリアン神聖国で生涯を過ごしていたかららしい。
神聖国に置いて、ほぼ神殿と神聖国王城の行き来で過ごしていたんだって。
ガラガラと教室の扉が開き、講師と共に制服姿の愛が入って来た。
向こうの世界の制服と軍服を併せ持った感じの我が校の制服。
うん、似合ってると思う。
クラスメイトの一部が騒ついているけれど、うん、可愛いから仕方ないよね。
このクラスは貴族が多く、しかも成績優秀者のクラスだ。
向こうの高校で言うなら特進科?
他のクラスにもし彼女が入っていたら、もっと騒つかせていたと思うけどね。
ヒト族は、極端に言えば、どの種族からも相手として欲しがられるからね…
『運命の番』がいない場合は…
だから、先に講師から既に婚約者がいる事も周知された。
これで彼女に手を出す者は、余程でいない限りいないだろう。
このクラスには、まずいないと思うんだけどなぁ~~
講師に支持されて、スレインの横の席に着く。
うん、そうなるよね。
スレインの良い笑顔で、皆んなは誰が婚約者であるのかよ~く理解したと思うよ。
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