竜の国のご都合主義？

扉

反撃？

それから、反撃ではないけれど、とにかくストーリーのようには進まず、しかも最善策で扉を閉めての世界の安定を目指すことにした。

見せられたものの分岐点は多種やようにある。
その先もだ。
死亡のルートもあれば、負傷を負うルート。国外にも勿論あった。
その中で気になるのが…

「そうそう、従兄弟や従姉殿がお助けするために手筈を整えているようですよ。ここに…」

そう言って渡されたのは、二つの封筒。
一つは、魔人の国、ディール帝国の女帝と騎士団団長。魔党の長からの連盟の手紙。
かなり分厚い。この三人があの沙也加の子供。そう、僕にとっては強力な従姉で従兄弟だ。
三人ともが魔人族であり、本来は魔人族が継ぐ必要性があっても三人が魔人族であれば長兄が継ぐと思っていた。が、長兄ケインズ•ディールは騎士として国を守りたいと拒否。次男ダミアン•ディールは魔法研究が楽しいからと長女であるセレスティン•ディールに押し付けた。
まぁ、彼女には大いなる才能が多岐にわたってあったから、適任だったのだろうけれど…

もう一つは…叔父であり、彼の国の元皇帝陛下であるエドワード・ディールからだった。


扉や各国の現状が記載され、今の僕に状況を心配してくれていることと、信じていると言うこと、あと、協力内容なども書かれていた。

特に、叔父上と、従姉殿の今後の内容は…うん凄い。
この予定で取り敢えず頑張ってみたら良いか…


ものすごく良い作戦内容がいくつも書かれていた。
この場合はこの事を注意する。そして…
そんな感じで書かれていたのには驚きだ。
勿論、読んだら綺麗に燃えて消えてしまったけれど…

そう言う魔法を刻んでおいたのだろう。
もう、僕の頭の中で計画が構築されたけれど…

「ディアブロ、ディア。手紙を書きたいんだ。出来れば伝達ができるもので、読んだらさっきの手紙みたいに燃えて証拠が無くなるもので…」

「既に準備させていただいております。あちらのテーブルに。」

差し示られたテーブルには数枚の用紙とペンが置かれていた。

直ぐ様ペンを握り、書いていく。
書き終われば、ディアがお茶を出してくれて、ディアブロが直ぐぬ転送してくれた。
さすがだ。
さて、次は…

ディアブロ達の協力のもと、たくさんの指示を出していった。
そして…

「我らをお忘れかあ。マスター」

そう言って、少し呆れ顔で姿を見せたのは、僕の大切な英霊達だった。