竜の国のご都合主義?

文字の大きさ
上 下
193 / 269
聖女と巡礼

闇の先(アイ)

しおりを挟む
浄化巡礼メンバーであるルディを筆頭に、馬車で目的地近くまで行く。
今回の場所は、『過去の記録からも、今までとは違う場所に発見された』とされている。
そう、今までは上空に現れたのだ。
前回は海上に出現して、そこから階段が出来上がっていたとされていた。

実際にその現場で活躍していたもの達の一部は現在もご存命だ。

例えば竜人族の者や魔人族と言った長寿の種族達だ。
純粋のヒト族は、そこまで長寿でないため、過去の記録を辿るしかなかった。

だから、各国に要請をかけたのだろうけれど…

あのゲームでは、私の最推しであるジャディール•アステードが巡礼メンバーであり過去の扉出現に関しての一部関係者であり経験者でもあった。

そう、彼は、アステード王国の現国王の弟。王弟殿下なのだ。
で、過去には王弟殿下として各国と協力しての活躍だったんだ。

今回のような扉出現に驚き、過去の事と実勢に経験した事で、討伐や浄化。扉への対処をみんなに伝え、みんなの案をまとめ上げてくれていた。

ルディウス•ロザリアンがロザリアン神聖国の第二皇子。そう、聖女召喚を行なった国であるからと、リーダー格に推薦し、補助していた。自身が年長者であり、王弟という上位であってもだ。
そんな素晴らしい魅力ある男性で…


「なんでいないんだろう。本当納得いかない。」
「どうしましたか?」

馬車の窓から外を眺め、ぶつぶつ言っていたのであろう。そう声をかけられた。

「ん?何でもないよ。それよりもすごいね。向こうの山々の…もう、何とも言えない雰囲気だ。」
ー目的地であるアルングスト山脈には黒い雲や霧がかかっているように思われた。
可愛い鳥の鳴き声などは聞こえず…

「もの凄い、物騒な事が今すぐにでも起こりそうな雰囲気だね…」

ついついそう呟きながらげんなりした。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

新しい道を歩み始めた貴方へ

mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。 そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。 その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。 あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。 あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?

【完結】婚約破棄したのに幼馴染の執着がちょっと尋常じゃなかった。

天城
BL
子供の頃、天使のように可愛かった第三王子のハロルド。しかし今は令嬢達に熱い視線を向けられる美青年に成長していた。 成績優秀、眉目秀麗、騎士団の演習では負けなしの完璧な王子の姿が今のハロルドの現実だった。 まだ少女のように可愛かったころに求婚され、婚約した幼馴染のギルバートに申し訳なくなったハロルドは、婚約破棄を決意する。 黒髪黒目の無口な幼馴染(攻め)×金髪青瞳美形第三王子(受け)。前後編の2話完結。番外編を不定期更新中。

【本編完結】断罪される度に強くなる男は、いい加減転生を仕舞いたい

雷尾
BL
目の前には金髪碧眼の美形王太子と、隣には桃色の髪に水色の目を持つ美少年が生まれたてのバンビのように震えている。 延々と繰り返される婚約破棄。主人公は何回ループさせられたら気が済むのだろうか。一応完結ですが気が向いたら番外編追加予定です。

運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…

こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』  ある日、教室中に響いた声だ。  ……この言い方には語弊があった。  正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。  テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。  問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。 *当作品はカクヨム様でも掲載しております。

転生したら同性の婚約者に毛嫌いされていた俺の話

鳴海
BL
前世を思い出した俺には、驚くことに同性の婚約者がいた。 この世界では同性同士での恋愛や結婚は普通に認められていて、なんと出産だってできるという。 俺は婚約者に毛嫌いされているけれど、それは前世を思い出す前の俺の性格が最悪だったからだ。 我儘で傲慢な俺は、学園でも嫌われ者。 そんな主人公が前世を思い出したことで自分の行動を反省し、行動を改め、友達を作り、婚約者とも仲直りして愛されて幸せになるまでの話。

婚約破棄署名したらどうでも良くなった僕の話

黄金 
BL
婚約破棄を言い渡され、署名をしたら前世を思い出した。 恋も恋愛もどうでもいい。 そう考えたノジュエール・セディエルトは、騎士団で魔法使いとして生きていくことにする。 二万字程度の短い話です。 6話完結。+おまけフィーリオルのを1話追加します。

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

【完結済み】準ヒロインに転生したビッチだけど出番終わったから好きにします。

mamaマリナ
BL
【完結済み、番外編投稿予定】  別れ話の途中で転生したこと思い出した。でも、シナリオの最後のシーンだからこれから好きにしていいよね。ビッチの本領発揮します。

処理中です...