竜の国のご都合主義？

聖女と巡礼

聖女巡礼メンバーと別行動です。

「あの神の影響でしょうね…」

さっき戻ってきたディアブロがボソッとつぶやいた。

「あの神とは？」

気になるから聞いてみる。僕の知らない存在が関与しているのか？
ゲームでは設定していない…
もしくは、僕が死んだ後に設定変更されていたとか、2ndストーリーみたいな感じで作られていた？

「前回の聖女であるサヤカが戻ってきた後に皆さんに少しだけお伝えしたい事がございます。その時までお待ちいただきたいと思います。」

ディアブロがあえてそう言うなら、待った方がいい気がする。
ディを見つめて伺い、頷き返答を得て了承した。

「もう少しすれば他の方々も戻られるかと。」

そう言ってお茶の準備をしながら、僕とディに先に入れてくれた。
ディアも手伝っている様だ。

あれ？ディアが少し大きくなったみたいな気がするのは気のせい？？

「あぁ、子供の成長は早いですね。ディアも少し大きくなったみたいですよ。使える力も増えたみたいで、今後も楽しみです。」
「マスター。僕頑張ってもっと大きくなるね。マスターのお役に立つんだ。」

うん、スキップしそうなぐらい大きくなった事を喜んでいる様だ。
それはそれでよかった。

「只今戻りました。おや？ディア、少し大きくなりましたか？」

次にアルストが戻ってきて、ディアの頭を撫でていた。
可愛い孫でも可愛がる感じだ。

「マスター、戻りました。」

次々と戻ってきては、ディアの頭を撫でていく。
うん、みんなの癒し系マスコットですか？
確かに可愛いけどね…


そうこうして、最後にサヤカが戻ってきたのだった。