竜の国のご都合主義?

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聖女と巡礼

聖女巡礼メンバーと別行動です。

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「マスター、俺が調べてこよう。」
「私も行ってくるね。」
「じゃあ、私も!」

乗り合い馬車乗り場近くで少し考え事をしながら待とうと考えていたら、頼もしい仲間達が自分が行くと手を上げてきた。
ちょうど建物や木陰とかで他の者達に見られなかったから良かったけれど、一瞬ヒャットしたよ。

「そうですね。皆さんにお願いした方がはかどるかと。いかがですか?マスター。」

ディアブロがそう口添えしてきた。本人は調べに行かないようだ。

「私ですか?私はマスターのためにいる戦闘執事ですからね。しっかりお世話しながら護衛をさせていただきます。ディアはどうしますか?」
「僕は、ディアブロ師匠の弟子だから、マスターの側にいて、しっかりと学ばせていただきま~す。」
「そうですね。後々大切になってきますからね。力量を磨くのに。」

うん、二人は僕の側にいるようだ。

「アルストと私は『扉』の方を確認に行ってきます。今後の対応に必要ですから。」

アルストとシェリルは例の『扉』の方に行くのか。
うん、ありがたい…

「じゃあ、俺はロザリアン神聖国の国防その他、聖女関連を。行ってくる。」
「私は神殿関係から聖女関連ね。行ってきま~す。」
「ロザリアン神聖国は二人に任せておいて、私はディール帝国側から聖女関連を調べてくる。確かディール帝国に入ってからロザリアンに戻ったんだものね。行ってきま~す。」

みんなバラバラに飛んで行ったり、駆けて行ったり…うん、特別な『道』を通っていくんだね。

「頼んだよ。」

そう言って手を振っておいた。
注目されるわけには行かないから、あくまで小声で小さく手を振ってだ。
魔力で繋がっているらしいから、僕の言葉は十分届いていると思う。

「さて、もうそろそろ、馬車が来る頃合いかと。」

ディアブロがチラッと確認して、そう声をかけてきた。
来た時とよく似た馬車だ。

「じゃあ、戻ろうか。」

そう言って三人で馬車に乗り込み、宿泊場所に戻って行った。
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