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聖女と巡礼
聖女巡礼メンバーと別行動です。
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「さて、そろそろ出ようか。」
そう言って、テーブルの上を片付ける。
残ったお茶をクイっと飲んで立ち上がった。
支払いをしようと思ったら、既に済まされていた。
ディアが払いに行っていたみたいだ。
うん、さすがだね。
『えらいえらい』と頭を撫でると、ものすごく嬉しそうにしていた。
うん、小さな子供のお手伝いがよく出来たって褒めた事に対して喜んでいる感じかな。
ディアブロが少し複雑な顔をしたけれど、気にしないことにした。
店から出た時、横の店先にいた客の会話が耳に入った。
「聖女様方、今はロザリアン神聖国に戻ったって本当か?」
「あぁ。何でも少し体調を壊したから、一旦戻ったらしいぜ。」
「今までの聖女様達にもそんな事ってあったか?」
「いや、聴いたことないけど、まぁ異世界から来られたとはいえ、瘴気にあたったんじゃないか?何せ結構やばい所とか行ってたんだろ?」
「まぁ、神の加護があっても、所詮ヒト族って事か?」
「そう言えば、教会関係者かギルド関係者かしんないけどさ、あちこちで瘴気減ってきてるらしいな。まぁ、そっちが頑張ってくれてるんだったら、聖女様も少しは休めるだろう。早く良くなってもらって、どうにかしてもらわんとな。」
「あぁ、魔獣被害で、商売あがったりだと困るからな…」
えっと、聖女が体調崩した?ロザリアン神聖国に戻ったって?大事じゃないんだろうか?
もしかして、ディの忙しさはそのせい!??
スレインは大丈夫なんだろうか…
気になることが多々で、急ぎ街から宿に戻ることにした。
そう言って、テーブルの上を片付ける。
残ったお茶をクイっと飲んで立ち上がった。
支払いをしようと思ったら、既に済まされていた。
ディアが払いに行っていたみたいだ。
うん、さすがだね。
『えらいえらい』と頭を撫でると、ものすごく嬉しそうにしていた。
うん、小さな子供のお手伝いがよく出来たって褒めた事に対して喜んでいる感じかな。
ディアブロが少し複雑な顔をしたけれど、気にしないことにした。
店から出た時、横の店先にいた客の会話が耳に入った。
「聖女様方、今はロザリアン神聖国に戻ったって本当か?」
「あぁ。何でも少し体調を壊したから、一旦戻ったらしいぜ。」
「今までの聖女様達にもそんな事ってあったか?」
「いや、聴いたことないけど、まぁ異世界から来られたとはいえ、瘴気にあたったんじゃないか?何せ結構やばい所とか行ってたんだろ?」
「まぁ、神の加護があっても、所詮ヒト族って事か?」
「そう言えば、教会関係者かギルド関係者かしんないけどさ、あちこちで瘴気減ってきてるらしいな。まぁ、そっちが頑張ってくれてるんだったら、聖女様も少しは休めるだろう。早く良くなってもらって、どうにかしてもらわんとな。」
「あぁ、魔獣被害で、商売あがったりだと困るからな…」
えっと、聖女が体調崩した?ロザリアン神聖国に戻ったって?大事じゃないんだろうか?
もしかして、ディの忙しさはそのせい!??
スレインは大丈夫なんだろうか…
気になることが多々で、急ぎ街から宿に戻ることにした。
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