156 / 269
聖女と巡礼
聖女巡礼メンバーと別行動です。(アイ)
しおりを挟む
私は暁月 愛。この世界で言うと、アイ•アカツキで、みんなには『アイ』と呼んでもらっている。
向こうでの友人達も『愛』って名前で呼ばれていたからね。だから一緒。
私立の女子高校生で十六歳。高校一年生だ。
趣味はゲームと読書特にマンガ。ラノベも以外と好きだった。
転生モノとか転移モノなんて、大好物だよ。
中間試験の真っ最中で、ちょうど昼までだったから、電車で最寄りの駅まで帰り、自宅近くのコンビニ昼食を買って自宅に帰る予定だった。
試験は今日までだったから、帰って試験勉強で我慢していたゲームをやり込むつもりだった。
明日は学校休みだし、休日は部活動も無いからね。
運動部なら有るんだろうけれど、私は運動部ではない。なので、遅くまでゲームをやりこんでも大丈夫なんだ。
両親は、父は出張で海外に行っていて、お土産よろしくしていたし、母は夜勤だと言っていた。
夜勤の場合は、仕事に出かける前まで寝ていて、夕方近くで出勤。帰ってくるのは翌日の午前中だ。
兄は大学生で有るから家には居ない。一人暮らしだ。
そんな事を考えながらの帰り道。
急に周りにいつもの雑音が消えた。
生活している人々の姿が消え、音が消え、足元にはテレビのアニメで見る光り輝くサークル。
「えっ、ええ~~~~~」
足元が沈んだと思ったら、一瞬不思議な声と気配が纏わり付いた。
『み~っけた。ふふふふっ…』
纏わり付いた気配が自分の中に入り込んでくる感じがして…
そこで意識が飛んだ。
「おおおおおおおっ~~~~~~!!」
「成功だ!!神に感謝を~~!!」
「聖女様だ!!これで国は救われる!!」
大きく響く歓声で目が覚めたら、見たこともない場所に自分がいる事に気がついた。
ゲームやアニメの展開が、まさかのまさかで自分に??
足元に見えるのは魔法陣跡で、浮かび上がっている自分はゆっくりと地に足をつける事ができた。
ぐるっと見回すと、周りは白の壁に白い柱と白尽くし。
中世ヨーロッパに建てられた建物内にも見えた。
周りを囲っている人たちも、現代では見慣れない漫画やアニメで描かれた感じの服装だった。
まぁ、一部はテレビで見たことのある教会関係の服装だったけどね。
騎士っぽい格好の人も見えるし、貴族風。凄ききらびやかな格好の人は王様だったりして…
そんな感じで見渡した。
夢だと思ったんだよ。本当にこの時は。
だって、ゲームの登場人物そっくりの人がちらほら見えたんだもの。
この前全クリしたゲーム。題名は何だったっけ?
でも、登場人物はしっかりと覚えていた。
私の推しは竜人族の王弟殿下。
夢ならセリフを言わないとね。
「何これ?!ここ何処ですか??」
そして、そう、緊張気味に驚いてっと。
肩ぐらいの長さの髪を少し揺らして動揺して見せる主人公だったはずだ。
夢で主人公になれるって、どれだけ好きなのよね。
あのゲームの制服が高校での制服をモデルにしてるっぽくて、よく似ていて選んだんだ。
髪型も何となく似せる様にカットしてもらっていた。
顔は描かれていなかったからね。だってプレイヤーが主人公なんだから。そう、ヒロインの聖女様よ。
自分が聖女で有るヒロインとしてゲームをクリアしていくのだからね。そう言うのが結構流行っていたのも有る。
早速、皇太子と神職の者達が側に行き説明しに来た。
内容は一緒で、ここで素がでた。
「夢?夢だと言って………あり得ないんだけど~~~!!」
「嘘だよね…夢だよね…」
セリフでない素で叫んでしまったけど、直ぐに修正した。
うん、少し興奮したよ。
「ようこそおいでくださいました。聖女様。お名前を教えていただいてもよろしいでしょうか?私は……」
「あの、ここは何処ですか?私、どうして?」
「あぁ、失礼いたしました。ここでは何ですので、場所を変えて説明させて頂いてもよろしいでしょうか?」
ゲーム通りに動いてくれる。よしよしと内心思いながらついて行った。
向こうでの友人達も『愛』って名前で呼ばれていたからね。だから一緒。
私立の女子高校生で十六歳。高校一年生だ。
趣味はゲームと読書特にマンガ。ラノベも以外と好きだった。
転生モノとか転移モノなんて、大好物だよ。
中間試験の真っ最中で、ちょうど昼までだったから、電車で最寄りの駅まで帰り、自宅近くのコンビニ昼食を買って自宅に帰る予定だった。
試験は今日までだったから、帰って試験勉強で我慢していたゲームをやり込むつもりだった。
明日は学校休みだし、休日は部活動も無いからね。
運動部なら有るんだろうけれど、私は運動部ではない。なので、遅くまでゲームをやりこんでも大丈夫なんだ。
両親は、父は出張で海外に行っていて、お土産よろしくしていたし、母は夜勤だと言っていた。
夜勤の場合は、仕事に出かける前まで寝ていて、夕方近くで出勤。帰ってくるのは翌日の午前中だ。
兄は大学生で有るから家には居ない。一人暮らしだ。
そんな事を考えながらの帰り道。
急に周りにいつもの雑音が消えた。
生活している人々の姿が消え、音が消え、足元にはテレビのアニメで見る光り輝くサークル。
「えっ、ええ~~~~~」
足元が沈んだと思ったら、一瞬不思議な声と気配が纏わり付いた。
『み~っけた。ふふふふっ…』
纏わり付いた気配が自分の中に入り込んでくる感じがして…
そこで意識が飛んだ。
「おおおおおおおっ~~~~~~!!」
「成功だ!!神に感謝を~~!!」
「聖女様だ!!これで国は救われる!!」
大きく響く歓声で目が覚めたら、見たこともない場所に自分がいる事に気がついた。
ゲームやアニメの展開が、まさかのまさかで自分に??
足元に見えるのは魔法陣跡で、浮かび上がっている自分はゆっくりと地に足をつける事ができた。
ぐるっと見回すと、周りは白の壁に白い柱と白尽くし。
中世ヨーロッパに建てられた建物内にも見えた。
周りを囲っている人たちも、現代では見慣れない漫画やアニメで描かれた感じの服装だった。
まぁ、一部はテレビで見たことのある教会関係の服装だったけどね。
騎士っぽい格好の人も見えるし、貴族風。凄ききらびやかな格好の人は王様だったりして…
そんな感じで見渡した。
夢だと思ったんだよ。本当にこの時は。
だって、ゲームの登場人物そっくりの人がちらほら見えたんだもの。
この前全クリしたゲーム。題名は何だったっけ?
でも、登場人物はしっかりと覚えていた。
私の推しは竜人族の王弟殿下。
夢ならセリフを言わないとね。
「何これ?!ここ何処ですか??」
そして、そう、緊張気味に驚いてっと。
肩ぐらいの長さの髪を少し揺らして動揺して見せる主人公だったはずだ。
夢で主人公になれるって、どれだけ好きなのよね。
あのゲームの制服が高校での制服をモデルにしてるっぽくて、よく似ていて選んだんだ。
髪型も何となく似せる様にカットしてもらっていた。
顔は描かれていなかったからね。だってプレイヤーが主人公なんだから。そう、ヒロインの聖女様よ。
自分が聖女で有るヒロインとしてゲームをクリアしていくのだからね。そう言うのが結構流行っていたのも有る。
早速、皇太子と神職の者達が側に行き説明しに来た。
内容は一緒で、ここで素がでた。
「夢?夢だと言って………あり得ないんだけど~~~!!」
「嘘だよね…夢だよね…」
セリフでない素で叫んでしまったけど、直ぐに修正した。
うん、少し興奮したよ。
「ようこそおいでくださいました。聖女様。お名前を教えていただいてもよろしいでしょうか?私は……」
「あの、ここは何処ですか?私、どうして?」
「あぁ、失礼いたしました。ここでは何ですので、場所を変えて説明させて頂いてもよろしいでしょうか?」
ゲーム通りに動いてくれる。よしよしと内心思いながらついて行った。
31
お気に入りに追加
136
あなたにおすすめの小説
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
R18禁BLゲームの主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成りました⁉
あおい夜
BL
昨日、自分の部屋で眠ったあと目を覚ましたらR18禁BLゲーム“極道は、非情で温かく”の主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成っていた!
弟は兄に溺愛されている為、嫉妬の対象に成るはずが?
【R18】異世界で傭兵仲間に調教された件
がくん
BL
あらすじ
その背中は──英雄であり、悪党だった。
物分かりのいい人間を演じてきた学生、イズミケントは現実で爆発事故に巻き込まれた。
異世界で放浪していたケントを魔獣から助けたのは悪党面の傭兵マラークだった。
行き場のなかったケントはマラークについていき、新人傭兵として生きていく事を選んだがケントには魔力がなかった。
だがケントにはユニークスキルというものを持っていた。精変換──それは男の精液を取り入れた分だけ魔力に変換するという歪なスキルだった。
憧れた男のように強くなりたいと願ったケントはある日、心を殺してマラークの精液を求めた。
最初は魔力が欲しかっただけなのに──
仲間と性行為を繰り返し、歪んだ支援魔法師として生きるケント。
戦闘の天才と言われる傲慢な男マラーク。
駄犬みたいな後輩だが弓は凄腕のハーヴェイ。
3人の傭兵が日常と性行為を経て、ひとつの小隊へとなっていく物語。
初投稿、BLエロ重視にスポット置いた小説です。耐性のない方は戻って頂ければ。
趣味丸出しですが好みの合う方にはハマるかと思います。
SODOM7日間─異世界性奴隷快楽調教─
槇木 五泉(Maki Izumi)
BL
冴えないサラリーマンが、異世界最高の愛玩奴隷として幸せを掴む話。
第11回BL小説大賞51位を頂きました!!
お礼の「番外編」スタートいたしました。今しばらくお付き合いくださいませ。(本編シナリオは完結済みです)
上司に無視され、後輩たちにいじめられながら、毎日終電までのブラック労働に明け暮れる気弱な会社員・真治32歳。とある寒い夜、思い余ってプラットホームから回送電車に飛び込んだ真治は、大昔に人間界から切り離された堕落と退廃の街、ソドムへと転送されてしまう。
魔族が支配し、全ての人間は魔族に管理される奴隷であるというソドムの街で偶然にも真治を拾ったのは、絶世の美貌を持つ淫魔の青年・ザラキアだった。
異世界からの貴重な迷い人(ワンダラー)である真治は、最高位性奴隷調教師のザラキアに淫乱の素質を見出され、ソドム最高の『最高級愛玩奴隷・シンジ』になるため、調教されることになる。
7日間で性感帯の全てを開発され、立派な性奴隷(セクシズ)として生まれ変わることになった冴えないサラリーマンは、果たしてこの退廃した異世界で、最高の地位と愛と幸福を掴めるのか…?
美貌攻め×平凡受け。調教・異種姦・前立腺責め・尿道責め・ドライオーガズム多イキ等で最後は溺愛イチャラブ含むハピエン。(ラストにほんの軽度の流血描写あり。)
【キャラ設定】
●シンジ 165/56/32
人間。お人好しで出世コースから外れ、童顔と気弱な性格から、後輩からも「新人さん」と陰口を叩かれている。押し付けられた仕事を断れないせいで社畜労働に明け暮れ、思い余って回送電車に身を投げたところソドムに異世界転移した。彼女ナシ童貞。
●ザラキア 195/80/外見年齢25才程度
淫魔。褐色肌で、横に突き出た15センチ位の長い耳と、山羊のようゆるくにカーブした象牙色の角を持ち、藍色の眼に藍色の長髪を後ろで一つに縛っている。絶世の美貌の持ち主。ソドムの街で一番の奴隷調教師。飴と鞭を使い分ける、陽気な性格。
【R18】奴隷に堕ちた騎士
蒼い月
BL
気持ちはR25くらい。妖精族の騎士の美青年が①野盗に捕らえられて調教され②闇オークションにかけられて輪姦され③落札したご主人様に毎日めちゃくちゃに犯され④奴隷品評会で他の奴隷たちの特殊プレイを尻目に乱交し⑤縁あって一緒に自由の身になった両性具有の奴隷少年とよしよし百合セックスをしながらそっと暮らす話。9割は愛のないスケベですが、1割は救済用ラブ。サブヒロインは主人公とくっ付くまで大分可哀想な感じなので、地雷の気配を感じた方は読み飛ばしてください。
※主人公は9割突っ込まれてアンアン言わされる側ですが、終盤1割は突っ込む側なので、攻守逆転が苦手な方はご注意ください。
誤字報告は近況ボードにお願いします。無理やり何となくハピエンですが、不幸な方が抜けたり萌えたりする方は3章くらいまでをおススメします。
※無事に完結しました!
僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした
なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。
「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」
高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。
そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに…
その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。
ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。
かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで…
ハッピーエンドです。
R18の場面には※をつけます。
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる