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聖女と巡礼
聖女巡礼メンバーにされてしまったみたいです。
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今回の、聖女のやらかしは、相当問題視されたと思った。
だが、後に続いた話には、何とも言えない気持ちにもなった。
ディが話してくれた人達は、十分理解が得れたが、実際にその場にいた者達はと言うと、なんとも言えない理不尽な回答をしてきたらしい。
そう、『聖女、アイは悪くない!』と言うふざけた回答だ。
『アイから媒体にしていただいたのは、名誉である。』『自分達が代わりになりたかった。それを抗議するとは、あつかましい!』『大した役にも立たない者を、役立たさせていただいたんだ。感謝すべき』
そんな感じで、あり得ない。
しかも、そう反論して来た筆頭が、ロザリアン神聖国の第二皇子であるルディウス•ロザリアンだった。
光魔法保持者で聖職者として国に貢献している彼が、聖女であるアイを庇いだてし、スレイン以外がそれを擁護している。
これには、王宮及び教会側もどうしたらいいのか、一時期多いに悩んでいたようだった。
が、それも次第に聖女に媚を売るようになってきているとか。
皇太子や教会トップがその状態を危険視し、もしやと対策を練っている状態だとか。
あくまで極秘にだ。
スレインがあの時言っていた…そう、『魅了』の力を懸念してだ。
それ以外にもあるかも知れないと、要注意。
今、僕とスレイン以外のメンバーが、城から近い場所から、聖女と共に浄化巡礼の旅に出ているらしい。
僕は魔力枯渇で戦力外の状態であったから仕方ないとして、なぜスレインも?と思ったら、スレイン自身が体調不良を訴えて、一時離脱したと言っていた。
ディ曰く、本当に体調不良かどうかは…怪しいものだとも付け加えられた。
聖女アイは、かなり引き留めていたらしい。
絶対に一緒でないと、ルートがどうのとか…
自分の癒しの力で治せるから、一緒にと…
後は、僕の事は放って置いて、代わりにディが巡礼メンバーとして来てくれたら良いとも…
何と言うか、どう答えるのが正解か??
スレインは、自分の為に聖女の力を使うのは良くないと、強く説得し、落ち着けばまた合流すると強く訴えて、ルディウスも『早く治して戻って来てください。それまでは、我々が聖女であるアイをしっかりお守りして浄化巡礼の旅を遂行していきます。待っていますよ。』と言ってくれたから、聖女もウルウルと目を潤ませて納得したとか。
ディに関しては、神からの刻印が無いからと突っぱねたらしい。
番の側から離れる事はできないとか言って。
その後の舌打ちや、『思った通りと違う!』とか呟いていたなと言って、ディは鼻で笑っていた。
何とも言えない情景が目に浮かんでしまった。
僕に関しては、『思ったより魔力少ないんじゃない?まぁ、ごゆっくり。』だそうだ。
何なんだ?
ゲームとかなり変わって来てしまったからの誤作動か?
いゃ、この世界は類似しているだけだ。
コレが現実なのだから…と、過った考えを打ち消した。
だが、後に続いた話には、何とも言えない気持ちにもなった。
ディが話してくれた人達は、十分理解が得れたが、実際にその場にいた者達はと言うと、なんとも言えない理不尽な回答をしてきたらしい。
そう、『聖女、アイは悪くない!』と言うふざけた回答だ。
『アイから媒体にしていただいたのは、名誉である。』『自分達が代わりになりたかった。それを抗議するとは、あつかましい!』『大した役にも立たない者を、役立たさせていただいたんだ。感謝すべき』
そんな感じで、あり得ない。
しかも、そう反論して来た筆頭が、ロザリアン神聖国の第二皇子であるルディウス•ロザリアンだった。
光魔法保持者で聖職者として国に貢献している彼が、聖女であるアイを庇いだてし、スレイン以外がそれを擁護している。
これには、王宮及び教会側もどうしたらいいのか、一時期多いに悩んでいたようだった。
が、それも次第に聖女に媚を売るようになってきているとか。
皇太子や教会トップがその状態を危険視し、もしやと対策を練っている状態だとか。
あくまで極秘にだ。
スレインがあの時言っていた…そう、『魅了』の力を懸念してだ。
それ以外にもあるかも知れないと、要注意。
今、僕とスレイン以外のメンバーが、城から近い場所から、聖女と共に浄化巡礼の旅に出ているらしい。
僕は魔力枯渇で戦力外の状態であったから仕方ないとして、なぜスレインも?と思ったら、スレイン自身が体調不良を訴えて、一時離脱したと言っていた。
ディ曰く、本当に体調不良かどうかは…怪しいものだとも付け加えられた。
聖女アイは、かなり引き留めていたらしい。
絶対に一緒でないと、ルートがどうのとか…
自分の癒しの力で治せるから、一緒にと…
後は、僕の事は放って置いて、代わりにディが巡礼メンバーとして来てくれたら良いとも…
何と言うか、どう答えるのが正解か??
スレインは、自分の為に聖女の力を使うのは良くないと、強く説得し、落ち着けばまた合流すると強く訴えて、ルディウスも『早く治して戻って来てください。それまでは、我々が聖女であるアイをしっかりお守りして浄化巡礼の旅を遂行していきます。待っていますよ。』と言ってくれたから、聖女もウルウルと目を潤ませて納得したとか。
ディに関しては、神からの刻印が無いからと突っぱねたらしい。
番の側から離れる事はできないとか言って。
その後の舌打ちや、『思った通りと違う!』とか呟いていたなと言って、ディは鼻で笑っていた。
何とも言えない情景が目に浮かんでしまった。
僕に関しては、『思ったより魔力少ないんじゃない?まぁ、ごゆっくり。』だそうだ。
何なんだ?
ゲームとかなり変わって来てしまったからの誤作動か?
いゃ、この世界は類似しているだけだ。
コレが現実なのだから…と、過った考えを打ち消した。
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