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聖女と巡礼
聖女巡礼メンバーにされてしまったみたいです。(スレイン)
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私は、スレイン•オリハルト。皆んなからは『スレイン』と呼ばれている。
妖精国のオリクサ王国の王族であり、兼ねてから興味があった竜人の国、アステード王国のアカデミーに留学生と言う形で滞在している。
そう、アカデミーの学生だ。
オリクサ王国の王族で多いエルフ族であり、その羽は特別なモノであるから、あえて魔法を用いて隠しているから見えない。
まぁ、見せるつもりもない。
後、妖精の国のエルフ族は種族がら中性的もしくは女性的な容姿をしており、他国ではよく女性扱いする者がいた。
無論、自分は男であり、そう言う趣味もないので容赦しない。
そんな自分に、アカデミーで親友とも言える友人達が出来た。
アカデミーでの友人。
『ヒト族』カルロス・セイクリオン(カル)
この国の公爵家の子供であり、兄達も国の為に勤めている。
かなりの有名人であるらしいが、本人は気さくで可愛らしい。
何かしら手助けしたくなる。
もし、運命の番である竜人族の婚約者がいなければ…そう思う事もかつてはあった。
大切な友だ。
『ヒト族』シルビヌクス•ルゥイーズ(シルビィ)。
アステード王国の貴族。子爵家の次男。
子爵家であるけれど、大きな商会も運営しているらしい。
運営の中心は兄だと言っていた。自分はあくまでお手伝い。
茶髪茶色の瞳の可愛らしい少年で、僕よりも小柄だ。
カルと背丈はほぼ一緒だ。
『竜人族』カルバン•エグラード(カルバン)。
アステード王国の貴族であり、シルビィの『番』でもある。
確か伯爵だったか?辺境伯とか言っていたような…
紅髪に蒼瞳の細マッチョ風の男性。
筋肉バカだ。良いやつなんだけどな。
『獣人族』グレイス•エステバン。(グレイス)
黄金色の髪にエメラルド色の瞳。
『獅子族』でもあり、あえてしなやかな筋肉をつけている。
こちらも筋肉バカではあるが、カルバンとはまた違った感じだ。
獣人の国、エステバン王国、王族の留学生だ。
この、僕を入れての五人でいつも楽しくアカデミー生活を送っていた。
卒業まで何事も起こらず、卒業後もお互いやり取りして楽しい友人関係をって考えていたんだ。
なのに、このご時世。残念ながら前回の聖女様方が浄化巡礼を行なってくださって数百年か?また魔素が各地で溜まり出し、魔獣被害が勃発。今回も聖女召喚となったようだ。
自分達は学生だから、関係ないだろうと思っていたが、どうも友人のカルが多いに関係しているのかアカデミーからも魔力提供及び見学という事で呼び出され、そのメンバーに自分達が選ばれた。
更に、聖女召喚の儀式に参加した事は、名誉な事であろうが、巡礼メンバーに選ばれてしまった。
くっきりと刻まれた神からの刻印。
友人のカルにも刻まれたみたいで、何とも言えない表情をしていた。
何と言っても、彼はこの前、あの殿下、そう、カルの運命の番であり、婚約者だった殿下に婚姻の初夜で贈られるモノを身体に刻み込まれたのだから。はっきり言って学生であるけれど、新婚夫婦だ。
そんな彼を旅に出すなんて、神は鬼畜かと思った。
妖精国のオリクサ王国の王族であり、兼ねてから興味があった竜人の国、アステード王国のアカデミーに留学生と言う形で滞在している。
そう、アカデミーの学生だ。
オリクサ王国の王族で多いエルフ族であり、その羽は特別なモノであるから、あえて魔法を用いて隠しているから見えない。
まぁ、見せるつもりもない。
後、妖精の国のエルフ族は種族がら中性的もしくは女性的な容姿をしており、他国ではよく女性扱いする者がいた。
無論、自分は男であり、そう言う趣味もないので容赦しない。
そんな自分に、アカデミーで親友とも言える友人達が出来た。
アカデミーでの友人。
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この国の公爵家の子供であり、兄達も国の為に勤めている。
かなりの有名人であるらしいが、本人は気さくで可愛らしい。
何かしら手助けしたくなる。
もし、運命の番である竜人族の婚約者がいなければ…そう思う事もかつてはあった。
大切な友だ。
『ヒト族』シルビヌクス•ルゥイーズ(シルビィ)。
アステード王国の貴族。子爵家の次男。
子爵家であるけれど、大きな商会も運営しているらしい。
運営の中心は兄だと言っていた。自分はあくまでお手伝い。
茶髪茶色の瞳の可愛らしい少年で、僕よりも小柄だ。
カルと背丈はほぼ一緒だ。
『竜人族』カルバン•エグラード(カルバン)。
アステード王国の貴族であり、シルビィの『番』でもある。
確か伯爵だったか?辺境伯とか言っていたような…
紅髪に蒼瞳の細マッチョ風の男性。
筋肉バカだ。良いやつなんだけどな。
『獣人族』グレイス•エステバン。(グレイス)
黄金色の髪にエメラルド色の瞳。
『獅子族』でもあり、あえてしなやかな筋肉をつけている。
こちらも筋肉バカではあるが、カルバンとはまた違った感じだ。
獣人の国、エステバン王国、王族の留学生だ。
この、僕を入れての五人でいつも楽しくアカデミー生活を送っていた。
卒業まで何事も起こらず、卒業後もお互いやり取りして楽しい友人関係をって考えていたんだ。
なのに、このご時世。残念ながら前回の聖女様方が浄化巡礼を行なってくださって数百年か?また魔素が各地で溜まり出し、魔獣被害が勃発。今回も聖女召喚となったようだ。
自分達は学生だから、関係ないだろうと思っていたが、どうも友人のカルが多いに関係しているのかアカデミーからも魔力提供及び見学という事で呼び出され、そのメンバーに自分達が選ばれた。
更に、聖女召喚の儀式に参加した事は、名誉な事であろうが、巡礼メンバーに選ばれてしまった。
くっきりと刻まれた神からの刻印。
友人のカルにも刻まれたみたいで、何とも言えない表情をしていた。
何と言っても、彼はこの前、あの殿下、そう、カルの運命の番であり、婚約者だった殿下に婚姻の初夜で贈られるモノを身体に刻み込まれたのだから。はっきり言って学生であるけれど、新婚夫婦だ。
そんな彼を旅に出すなんて、神は鬼畜かと思った。
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